IS インフィニットストラトス 〜The beginning of the end〜   作:クローサー

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さーて、駄文なりに戦闘描写頑張りますよー。




第十八話

それは、唐突に訪れた。

 

 

 

ドガァァァァァァァァァァァン!!!!!

 

 

 

「「!!!!?」」

 

突如試合中のアリーナに響いた、シールドの破壊音。そして同時にシールドを貫通した青色のレーザーが地面に着弾、着弾地点に煙を巻き上げた。突然の出来事に全員の目がそちらに向く。

 

「な、何だ⁉︎」

 

試合を行っていた真也と鈴も、構えを解いてそちらに向いた。着弾地点の周囲は煙に覆われており、ハイパーセンサーを用いてもその地点の状況が把握出来ない。

 

「真也、試合は中止よ‼︎あんたはすぐにピットにーーー」

 

逃げなさい。その言葉を鈴は発する事は出来なかった。それは何故か。

 

 

突如着弾地点付近から、何かが蒸発する様な音と共に青色のレーザーが飛来。レーザーは真也にも、鈴にも向かう事なく……

 

 

 

 

 

 

”観客席のシールド”を貫いた。

 

 

 

 

 

 

「「なっ……⁉︎」」

 

2人は、その光景に戦慄する。観客席から聞こえる悲鳴。そして誰もが観客席の出口に向かって駆け出す。

 

パニックに陥る者、生存本能に従う者、泣き叫ぶ者、押し倒され、逃げる人々の下敷きになる者ーーー

 

その光景を見て、恐怖を感じない者はいないだろう。

 

 

『織斑くん、鳳さん、聞こえますか⁉︎今すぐアリーナから逃げて下さい‼︎すぐに教師達がISで制圧します‼︎』

 

焦りに満ちた声で2人にアリーナから脱出を指示する真耶。だが…

 

 

「…いえ、山田先生。先生達が来るまで煙の向こうにいる奴を食い止めます」

 

『お、織斑くん⁉︎駄目です‼︎もし生徒達に何かあったら…』

 

「奴は観客席に向かって、シールドを貫通出来る出力のレーザーを放ったんですよ⁉︎先生達が来るまで放っておいたら、間違いなく死人が出ます‼︎」

 

「真也の言う通りです、山田先生。無茶しない範囲で私達が奴を止めます」

 

『け、けど………………………。…分かりました。2人共、5分耐えて下さい。出来るだけ早くします‼︎』

 

通信が切れた直後、乱入者の姿が見え始め、2人は再度構える。

 

 

「…何だ、あれは」

 

 

 

まず特徴的に見えたのは、赤色のカメラアイ。

 

 

 

次に、背中から生えた機械的な翼。

 

 

 

そしてISと変わりない程の大きさの黒色の全身装甲(フルスキン)に身を包んでいる。

 

 

 

-警告 未確認高エネルギー反応を確認。該当データ無し -

 

白式と甲龍に表示される警告。

 

「…該当データ無し?まさか、あれISじゃないの⁉︎」

 

驚愕の表情を浮かべる鈴。

 

 

 

そしてーーー

 

 

 

 

 

『織斑真也』

 

「「!!!」」

 

突如、黒の全身装甲…《unknown》の外部スピーカーからマシンボイスが響く。

 

そして、unknownはゆっくりと左手の大型マシンガンを構え。

 

 

 

 

 

 

 

『ーーー手合わせ、願おうか』

 

 

 

 

 

 

 

そして、unknownが”消えた”。

 

 

 

「「…え?」」

 

いや、正確には一瞬で真也の目の前まで接近していた。

 

「っ!!!!!?」

 

真也が気付いた時には、もう遅い。

 

unknownは右腕のレーザーブレードを起動。青色の刃が白式を斬りつける。

 

「うわっ!!!!?」

 

もちろん回避も出来る訳も無く、一気に残存エネルギーの半分を持っていかれ、バランスを崩して落ちていく。

 

「真也っ!!」

 

真也の隣にいた鈴は、すぐさま衝撃砲をunknownに向け発射。

 

衝撃砲はいわば不可視の砲弾。初見で、尚且つ至近距離から放たれたら、普通なら必中だろう。

 

 

普通ならば、だが。

 

 

「喰らいなさいっ‼︎」

 

そして、鈴は衝撃砲をーーー

 

 

ドヒュン‼︎

 

 

ーーー発射する直前に、再度unknownが消えた。

 

「ゔっ‼︎」

 

そして次の瞬間、腹部に強烈な衝撃を感じ、吹き飛ばされる。

 

しかし、ほぼ反射的に体勢を立て直し、unknownを睨みつける。unknownは鈴を蹴りつけた右脚を下ろし、鈴を赤いカメラアイで見つめる。

 

「鈴‼︎」

 

そして、真也も鈴の近くに寄る。

 

「大丈夫か?」

 

「ええ…にしても何なのよ、あの動き。ハイパーセンサーでも見失うって…チート過ぎでしょ」

 

 

2人の前にいるunknownは、自然体で2人の様子を伺っている。2人が行動を起こしたら、unknownも同時に動き出すだろう。

 

 

「…マズイな。さっきの攻撃で、零落白夜が3〜4回位しか使えない」

 

「じゃ、私が奴の注意を引きつけるわ。あんたは背中を突きなさい!!!」

 

「ああ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(真也…)

 

突如現れたunknownを真也と鈴が抑える為に、全力を尽くして戦っているアリーナの観客席の出入り口から避難…せずに、出入り口に立って戦いを見ている者がいた。

 

 

その名は、篠ノ之 箒。

 

 

(…押されている。このままだと…)

 

 

そう、現在unknownに真也と鈴は押されている。このままだと、2人は落とされてしまうのは確実になってしまうだろう。

 

 

 

(…させるものか、絶対に。もう2度と、あんな事にはさせない)

 

 

 

そう思った時は、既に身体が動いていた。




後編をお楽しみに。
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