IS インフィニットストラトス 〜The beginning of the end〜   作:クローサー

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ネタをやると言ったな。あれは嘘になった。


第二十話

亡国機業。

 

その組織は、第二次世界大戦の最中に生まれ、50年以上存在している。

 

裏の世界ではトップレベルの規模を誇り、世界のあらゆる場所に浸透している。政治、社会、軍隊、警察、etc。

 

そこまで大規模な存在にまで成長している亡国機業の目的は、世界の支配。

 

裏から、世界を自分達の意のままに操る。

 

その目的の為に、世界中から様々な人物を引き入れ、動いていた。

 

 

 

 

 

 

 

そう、”動いていた”。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

某所、亡国機業本部。

 

 

 

 

 

 

裏世界のトップの組織の総本山が、燃えている。

 

 

 

 

 

 

燃えている。何もかもを、全てを消去する様に。

 

 

 

 

その上空に、”ナニカ”が佇んでいた。

 

 

 

それは、人間を思わせる造形が特徴の、白い装甲を全身に身を包んでいた。

 

 

 

それは、白き翼を背中から生やしていた。

 

 

 

それは、青いカメラアイで自身の下、地上を見下ろしていた。

 

 

 

その先には、操縦者自身の血で装甲を赤く染め、原型を残さない程に大破したISが何機も、最低でも6機分は転がっている。

 

 

 

そして、カメラアイが真横に移動する。

 

 

 

「…可能性は消去する」

 

 

 

次の瞬間、背後の翼…X字型ブースターに急速にエネルギーが収縮。

 

 

そして、収縮したエネルギーが爆発。白き彗星と化して、”目標”に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、同時刻。とある海域を、一機のISが飛行していた。

 

だが、殆どの装甲は既にボロボロ。装備もスナイパーライフルも両断され、 ビットは既に全て破壊されており、残りは非常装備のハンドガン二丁のみ。

 

(スコール…オータム…)

 

そして操縦者は、先程亡国機業本部を奇襲した、あの《白い羽根つき》から自分を逃がす為、自らを囮にした仲間達を思う。

 

 

 

 

だが、彼女は知らない。

 

 

 

 

 

 

 

既に、仲間達は1人残らず死んでいるのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

(………?)

 

突如、彼女の鼓膜に響く、甲高い音。

 

その音は後方から聞こえ、徐々に大きくなっていく。

 

「…まさか⁉︎」

 

後方を振り向くと。

 

 

 

 

 

背中からX字型に、膨大なエネルギーを放出しながら急速に接近する、《白い羽根つき》。

 

 

 

 

 

「………何なんだ」

 

こちらのシールドエネルギーは残りわずか。それに対して、白い羽根つきは無傷。

 

後2、3秒で完全に追い付かれるだろう。

 

 

「何なんだ貴様はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

その咆哮と共に、両手に握るハンドガンを連射。だが、その弾丸は白い羽根つきを捉える事は無かった。

 

 

 

 

次の瞬間、白い羽根つきが、”消えた”。比喩でもなんでもなく、消えた。

 

 

 

 

それを認識した一瞬後、腹部から、強烈な衝撃と痛みを感じた。

 

 

 

「ーーーーーーーーッ!!!!?」

 

 

 

 

最早、声にも出せない。骨が折れ、内臓の破裂音が自身の身体から聞こえ、墜落していく。今の一撃でシールドエネルギーが枯渇し、唯の重い鎧となる。

 

 

 

 

 

『お前で28人目…』

 

 

 

 

そして、追撃にレーザーブレードを起動し、高速でこちらに向かってくる白い羽根つき。その声は、マシンボイスによって感情が無い様に聞こえる。

 

 

 

 

『恐れるな、死ぬ時間が来ただけだ』

 

 

 

 

そして、レーザーブレードが、振り下ろされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…C、亡国機業及び28人目の候補者を排除した。生存者は居ない』

 

『お疲れ様でした。D-75に移動し、帰還して下さい』

 

『了解。Jはどうだ?』

 

『既に完了しています。ああ、Jから貴方に伝言です。No.14621と接触した、と』

 

『…そうか』

 

『質問、よろしいでしょうか?』

 

『何だ?』

 

『いえ、Jが貴方に伝言した内容が気になりまして。No.14621と何か関係が?』

 

『…さあな。だがあいつが言うという事は…』

 

 

『…可能性のある者、ですか』

 

 

『…だろうな』

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