IS インフィニットストラトス 〜The beginning of the end〜   作:クローサー

37 / 66
イメージ出来てるのに、文章に出来ないという緊急事態が現在進行形で起こっております。
その為今回、描写や展開が変だったりします。あらかじめご了承ください。

9/17 追記
中途半端な所で切った為、加筆修正しました。


第三十七話(改訂版)

おかしい。

 

箒がそう思ったのは、077ANLRの発射音が聞こえた後だった。

 

確かに077ANLRの銃口を自身の頭部に向けられていた。そして、確かに発射音が聞こえた。

 

 

なのに何故、痛みもなにも感じない?

 

 

そう思った箒は、ゆっくりと目を開ける。

そして箒の目に映ったのは。

 

 

 

自身の頭部に向けられていた筈の077ANLRの銃身を、左から伸びる灰色の機械の手が、ギリギリ箒の頭部から射線上から逸らされており、更にセシリアに放たれたのであろう拳は、左手の甲にあるEB-R500によって防がれていた。

 

次の瞬間、セシリアは右にクイック・ブーストし、岩礁から飛び出す。

 

 

 

「……無事か……?」

 

 

 

そして箒の耳に響く、静かな声。その主を見る為、左を見ると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

灰色のアーマードコアが、赤いカメラアイで箒を見ていた。

 

「あ、ああ…助かった」

 

箒からしたら、突然現れた正体不明の人物ではあるものの、自分を助けてくれたのには変わらない為、一応の礼を言い、立ち上がる。

 

「……なら、いい……」

 

そう言って、赤いカメラアイがセシリアに向く。

 

「……離れろ。お前には無理だ……」

 

「っ…」

 

箒に告げられた言葉。それを否定する事は出来なかった。

確かに、セシリアに一撃を入れる事こそ出来たものの、逆に言うと一撃”しか”入れる事が出来ず、この状況に陥ったのだ。更に先程の墜落の衝撃により、PICに異常が発生し、今の状態ではどう頑張っても100km/hが関の山だろう。

その状態で高機動戦闘はどう考えても不可能だった。

 

「…分かった」

 

箒は了承の言葉を言い、そこから離れてゆく。

 

「…真改さん」

 

そして、それを静かに見ていたセシリアが問いかける。

 

「何故、貴方がここにいるのですか?」

 

「……お前等を止める為……」

 

真改のアーマードコア《スプリットムーン》のブースターが始動し、ゆっくりと上昇する。

 

「……お前等の考えを否定するつもりはない。だが……

 

 

 

 

 

 

 

……世界の運命を決める権利など、何処にも無い……‼︎」

 

その瞬間、超高出力レーザーブレード《月光》がスタンバイモードへ移行。右手の甲のレーザーブレード発射装置が紫色に輝き始める。そして、左手の03―MOTORCOBRAを構える。

 

「…そうですか」

 

そして、ブラットティアーズの12基のビットがセシリアの周囲に集結し、更に大口径レーザー砲もスタンダイ。合計16の銃口が真改に向けられる。

 

「……スプリットムーン、いざ参る……‼︎」

 

その瞬間、セシリアの砲火と同時に左方向へクイック・ブースト。通常のアーマードコアのクイック・ブーストよりも400km/hも早い、1600km/hで砲火を回避。

そして、前方にクイック・ブースト。セシリアとの距離を詰めようとするが、セシリアもそう簡単にはさせない為に、自身とビットを後退させながら次々とレーザーを放つ。

しかしその集中砲火でも、プライマル・アーマーには掠ったりはするものの、スプリットムーンには直撃しない。

 

 

 

元々、真改はお世辞にもアーマードコアの操縦技術はセレン達程ある訳では無ければ、射撃技術がある訳でも無かった。だから、真改は一つの技術を鍛え続けていた。

 

剣を。

 

真改は生まれながら剣の技術に特化されたかの様に、剣の技術はグングンと向上するのに対し、他の技術は向上速度は遅かった。

 

ならば、機体を特化させれば良い。その結果造られたのがスプリットムーン。

 

機体の両背、両肩に追加ブースターを設置。更に機体を可能な限り軽量化し、機動力に特化。

そして、一撃必殺の火力。スプリットムーンの専用武器である超高出力レーザーブレード《月光》。

起動時にはジェネレーターの出力の8割を回して超高出力レーザーブレードを形成し、物体を切り裂く。

 

清々しいまでの、アーマードコアにしては異端ともいえる近接特化機体。しかし、真改はそれを乗りこなし、現在まで生き残って来た。

 

 

 

「っ…‼︎」

 

とはいえ、流石に直撃は避けられない。次々と飛来するレーザーの嵐を強行突破する為、プライマル・アーマーが削れ、スプリットムーンの装甲に傷が次々と生まれる。

 

「くっ…‼︎」

 

しかし、その代償を補う利点として、急速にセシリアとの距離が詰められてゆく。

だが、セシリアも真改の接近を防ぐ為、両腰部にある片方のハイレーザーキャノンを発射する。

そして0.2秒後、回避予測地点に置く様にもう片方のハイレーザーキャノンを発射。これで回避されたとしても、もう片方のハイレーザーに直撃する形になる。

そして真改は。

 

 

 

 

 

 

そのまま”直進”し、ハイレーザーの直撃を受け、爆発に包まれた。

 

「…え?」

 

まさかの真改の行動により、一瞬行動を止めてしまったセシリア。

そして爆煙の中から飛び出したスプリットムーンの前面装甲はハイレーザーの直撃によってボロボロになっていたが、右腕は守ったのか、そこだけ損傷は少なかった。

 

真改がセシリアの懐に入った瞬間、右手の甲にある月光が一際大きく輝き、2mもの巨大な紫色の刀身が生成される。

 

そして、一振り。セシリアは咄嗟にそれを避けようとしたが、遅過ぎた。

 

「きゃああああああっ!!!!!」

 

月光の直撃を受け、ブラット・ティアーズに甚大な損傷が生まれ、吹き飛ばされるが、それを利用して距離を取った後、態勢を立て直す。

 

―WARNING ブラット・ティアーズ前面装甲 致命的損壊―

 

ブラット・ティアーズに流れた警告に苦虫を潰したかの様な表情をするセシリアに、リリウムから通信が入る。

 

《セシリア》

 

「姉さん…?」

 

《あなたは、先に撤退しなさい》

 

「なっ…⁉︎私はまだ戦えるわ‼︎だから──」

 

《命令よ。撤退しなさい。こっちも、それ程長くは持たないわ》

 

「っ……………分かりました」

 

通信が途切れ、セシリアはビットを回収し、真改を見る。

 

「…真改さん。貴方は、私達の敵なんですか?」

 

「…………」

 

「…そうですか」

 

そしてセシリアは振り向き、オーバード・ブーストを起動。あっという間に光体へとなってゆき、途中で更に3つの光体が合流。水平線の向こうへと消えて行った。

 

「………」

 

それを見届ける真改。

 

「真改」

 

そして真改に声が掛かり、振り向くと、そこには軽度の被弾を負ったセレンがいた。

 

「とりあえず、助かった事の礼は言うわ。ありがとう」

 

「……気にするな……」

 

 

 

 

「で、何で貴方がここにいるのかしら?返答次第じゃ、容赦はしないわよ」

 

 

 

 

それと同時に、セレンから発せられる殺気。しかし、真改はそれには一切動じない。

 

「……彼奴らの暴走を止める為だ……」

 

「…暴走?」

 

「……彼奴らは、近々行動を起こす……それも、世界を巻き込む程の、な……」

 

「………」

 

その言葉を聞いたセレンから、殺気が消える。

 

「……とりあえず、こっちに来てる一夏と合流してからね。

 

 

 

 

 

 

 

案内するわ。私達の本拠地(シークレットアイランド)へ。話はそこでしましょう」

「……応……」




めちゃくちゃ中途半端ではありますが、ここまでとさせていただきます。こんな出来でホントすみません。
次回の更新も多分遅れます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。