IS インフィニットストラトス 〜The beginning of the end〜   作:クローサー

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AC要素が入ります。ご注意を。
…戦闘機の戦闘描写が難し過ぎる。

P.S.
何でも良いので感想下さい。作者が喜びます。
それだけ。(おい)

再追記
加筆修正を削除しました。


第四十六話

ヨーロッパ諸国本土第2防衛戦線上空。

 

 

F-16 ファイティング・ファルコン、A-10 サンダーボルトⅡ、SU-37、F-4 ファントムⅡ、etc…

 

 

幾多の戦闘機が飛び交い、次々と被弾し、機体から炎を上げながら墜落していく中。

 

 

 

一つ、戦闘機とはあまりにも巨大な、全長約25mもの漆黒の機体が飛行していた。

 

 

 

そして、また新たに漆黒の機体はカラード所属のF-16の後ろを取る。

 

『ち、畜生!!!後ろを取られた!!』

 

『持ち堪えろ、すぐに行く!!!』

 

F-16はすぐさま振り切ろうと回避機動を取るが、機動力は漆黒の機体が圧倒的に上。喰らい付いたら、絶対に振り切る事は出来ない。

 

そして一瞬の隙を突き、機体前方に搭載されている4門のブローニングM2重機関銃を時間差を置いて斉射。

 

機体速度+発射速度+弾丸の大きさ(12.7×99mm)=威力 という、圧倒的に単純明確な方程式の元、次々と4門の銃口から吐き出される弾丸(暴力)の嵐にF-16は呑まれ、爆散した。

 

『くそっ!!また一機喰われた!!』

 

『VOB/PNに後ろを付かれるな!!!あの部隊が到着するまで奴に近付くな!!!』

 

カラード所属の航空部隊は、VOB/PN(漆黒の機体)によって大打撃を受けており、全航空部隊がVOB/PNから逃げる様に離れていく。

 

「逃がすかぁ!!!!」

 

しかし、VOB/PNの操縦者である一夏はそれを許す筈もなく、VOB/PNの機動力を用いて追撃。

 

F-4が3機固まっている所に、機体下部に搭載してあるVTFキャノンを発射。それとほぼ同時に、VFTキャノンの左右にある2門のハイレーザーキャノンを同時発射。

 

近接信管により、3機のF-4の後方12mで炸裂。弾頭の破片が容赦無く3機にめり込み、ハイレーザーが直撃。3機はハイレーザーの爆発に巻き込まれるように爆散した。

 

 

「次!!」

 

 

その瞬間、VOB/PNとリンクしているブラック・グリントのシステムにロックオン警報が鳴ると同時に急加速をしながら急上昇し、大きく宙返り。

 

(…あれか!)

 

そして、宙返りの頂点…背面飛行になった一瞬でほぼ真下にいる、機首を横に向けて退避しようとしている5機のユーロファイター タイフーンを見つける。

 

しかし、その機体は。

 

(…っ、連合軍機か!!)

 

機体に刻まれているマークとスキャンしたデータで判断し、背面飛行からロールして体勢を戻す。

 

(そりゃ攻撃してくる筈だ…俺達ORCAは───

 

 

 

 

 

 

”敵”でもなければ、”味方”でもねぇんだからな…!!!)

 

 

 

 

 

そう。一夏と真改が所属するORCAもまた、カラードと同じ反IS組織。

 

今はカラードを止める為にカラードのみを攻撃しているものの、世界からしたらORCAもカラードも同じ敵の為に、攻撃をしない理由も無い。

 

つまり、この戦争はどう足掻こうとも、世界、カラード、ORCAの三つ巴は必然的。

 

カラードは世界とORCAを容赦無く攻撃出来るが、ORCAは世界に攻撃する訳にはいかない。ORCAにとって、世界は守るべき対象なのだから。

 

 

 

そして、5機のユーロファイター タイフーンの行動を合図に、連合軍の戦闘機が一夏へと攻撃を仕掛け始める。

 

「くそっ!!!」

 

一夏はすぐさま最高速度で回避機動。戦闘機やミサイルを置き去りにしながらカラードを追撃する。

 

 

 

こうして、航空戦はより混沌に、しかし確実に終結へとゆっくり進み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃。

 

北海に静かに佇む、ヨーロッパ戦線 カラード第11連合艦隊旗艦《クイーンズ・ランス》。

 

外見こそ白亜の豪華客船に酷似しているが、各所には対空砲、ミサイル発射管、砲台等が幾つも搭載されている。

 

 

その艦橋にて、1人の女性が手すりに片手を置き、水平線の向こう…ヨーロッパ諸国本土第2防衛戦線を見つめている。

 

「姉さ…いえ、ヨーロッパ戦線総指揮官」

 

その時、女性の後ろから声が掛かり、後ろへ振り向く。

 

「何か話かしら、セシリア。後、もう無理しなくても良いわよ。ガッチガチよ」

女性に声を掛けたのは、IS学園とオルコット家の皆を裏切り、カラードへと身を寄せていたセシリア。

 

そして女性の正体は、ヨーロッパ戦線総指揮官となったリリウム。

 

「…分かったわ。なら、姉さん…さっき出撃した部隊の事なんだけど…」

 

「ああ、彼等の事かしら?」

 

「ええ…幾ら姉さん達が見込んだとはいえ、たった4機の最新鋭戦闘機でアーマードコアを、ORCAを墜とせるなんて…」

 

「まあ、そう思うのが普通よね。けど、戦闘機に乗った彼等は強いわよ。模擬戦じゃ、私でさえ負けたんだもの」

 

「姉さんが!!?」

 

「ええ。特に、彼の強さは異常よ。

 

 

 

 

あれはまるで、何かに取り憑かれた様な…私でも恐怖を覚える程の何かが、彼にはあるわ」

 

 

 

 

 

そう言ってリリウムは言葉を途切り、再び水平線の向こうを見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、北海上空。

 

そこには、4機の青色の戦闘機が超音速飛行をしていた。

 

『各機。分かっているだろうが、今回、ヨーロッパ戦線総指揮官からの作戦指令に従い、ヨーロッパ戦線にて友軍と交戦しているORCAを撃破後、友軍の支援に回る。

 

最初のターゲットはブラック・グリントだ。いいな』

 

『『『了解』』』

 

『いよいよ俺達の出番だな。ちゃっちゃと墜としてやる』

 

『当たり前だろ。むしろ、足を引っ張らないでほしいな』

 

『おいおい、今のタイミングで喧嘩はやめろ。相手が相手だ、喧嘩の続きは帰還してからだ』

 

『しかし、まさかVOB/PNを奴等が持ってたとはね。まあ、墜とすのには変わりは無いけど』

 

『それに関しては同感だ』

 

これから戦場に向かうとは思えない雰囲気で会話を進める3人の隊員。肝心のリーダーは注意する事なく、そのまま聞き流していた。

 

『お喋りはそこまでだ。レーダー捕捉、距離7050m。全機、戦闘用意』

 

『『『了解!!』』』

 

『行くぞ───

 

 

 

 

 

 

 

対ORCA精鋭航空部隊”ヴィルコラク”の力を奴等に示せ』

 

その言葉と同時に、4機の”試作型全天候多目的攻撃戦闘機 X-02”は一斉に機体下部のウェポンベイを解放。

 

 

 

 

最強の人狼が今、戦場へ凱旋する。




-緊急解説-(機体性能等のネタバレ防止の為、一部省略)
試作型全天候多目的攻撃戦闘機 X-02
かつて構想されていた高性能次世代戦闘機のデータを元にカラードが独自に開発した、対アーマードコアを前提とした最新鋭可変翼戦闘機。

最高の攻撃力、機動力、スピードを獲得した、F-22を凌ぐ、正に最強の戦闘機。

しかし、この機体一機の生産には約250億円を必要とし、更に維持費も馬鹿にならない程のコストが掛かる為に量産は不可能。
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