アインクラッドany%攻略RTA 【暗黒剣】チャート 作:塩なめこ
区切りが悪かったのでこのpartでRTAは終わりません!
とうとう第74層に突入です。ここからが原作一巻目ってマジ?
つまり、そろそろキリトくんがS級食材ラグーラビットをダシにしてアスナさんと仲良くなる頃ということですね。
このイベントには干渉しません。よってクラディールも殺してません。キリトにはアスナとくっついてもらうとステータスボーナスが発生するのでそれを取って欲しいんですよね。
キリトくんに殺人を強要させることになっちゃうんですが……記録が取れるので問題はありません。エンディングパートのことなんか気にしてられっかよ! それよりはやく茅場殺そうぜ!!
とはいえた74層は特にやることがないんですよねー。迷宮区を見つけて攻略組を導き終えたらあとは《軍》一部の抜け駆け行為が発生するまでなんもできません。
理由はキリトくんに【二刀流】を解放してもらって迷宮区ボスを倒させるためです。
こうすることでキリトくんとヒースクリフの決闘フラグが立ちます。ここにガイくんが少しだけ介入することで75層でラスボスと戦うための全てのイベントが完了するわけです。下準備に労力がかかりすぎるな?
本来ならヒースクリフとの決闘で違和感に気づけば75層ボス戦のフラグが折れることはないのですが、プレイヤーがオレンジの時に限ってはキリトくんに戦ってもらわねばならないんですよね〜。
ガイくんが感じた違和感とキリトくんが感じた違和感。それをお互いに示し合わせることでようやくヒースクリフとのタイマンに挑めるようになるのです。
オレンジの時に限ってこうなるのは、オリ主くんが、間違っていた時攻略組との確執を埋められなくなると思っているからのようです。確信がないまま下手に手を出せば、それまでの経歴から攻略組の目の敵にされること間違いなしですからね。
あとはヒースクリフに不意打ちできないのも理由の一つです。ボスと共に戦ったとは言えオレンジに警戒しない攻略メンバーがいるわけが無いんだよなぁ……。
だからキリトくんにはヒースクリフに一太刀浴びせる役も担って貰わなくてはなりません。素早さが低いとたまーに失敗しますが、彼のステータス関連にはノータッチなので原作通りの動きをしてくれるでしょう。
そんなわけで彼の準備が整うまではなーんもありません!
S級食材調理RTAを開始します。
え? なんで今更料理なんかやってんだって? そんなことより稼ぎはしなくていいのか?
いやー実はこの料理がこのゲームにおいて一番時間を潰せる要素なんですね。どのようなレベルのものを作るかによりますが、1つの料理を作る間にゲーム内では大体2〜3時間程度経過します。
料理は簡単なミニゲームのようになっていて操作は簡単! 実プレイ時間だと15分程度なので走者にもとても優しい! 茅場晶彦はRTAを想定していた……???
幸いガイくんの【料理】スキルは1000なので不味いものを作る心配はありません。美味しいものを食べれば色々なボーナスが付きますし、たまーにキャライベントが発生したりします。まぁオレンジにとっては後者はあんまり見れないですけどね、初見さん。
正直74層で100レベ近いガイくんにとってはこっちの方がうまあじだったりするんです。だから稼ぎをするよりも、これまでのサバイバル生活で手に入れたS級食材の数々をふんだんに使って料理した方がいいんです。飯テロしたい訳ではありません。
ということで早速始めていきましょう。まずはキリトくんも捕獲しているラグーラビットのお肉から。五層くらい前に手に入れたコイツですがまだまだ新鮮です。ちゃんと耐久値さえあれば賞味期限とかないのだ。
野草に果物、モンスタードロップのお野菜等を使って丸焼きにしていきます。ハーブの匂いが堪らなさそう。
付け合せはお魚系モンスターを使ったあら汁です。お味噌はSAO用に調合した特殊なものを使います。なんと材料に生の牛のモンスターのペ〇スが使われているんですねー。意外と臭くない。
これまでのサバイバル生活の結晶のような料理が出来上がりそうです。あとはじっくりコトコト煮込むだけ───おや??
「……アンタ、こんなところで何してるんダ」
*おおっと*
アルゴの登場です。こんな最前線で会うとは珍しい。そういえば彼女、ガイくんがこうやって圏外で料理しながら生活してる場面に遭遇した時ないんでした。どおりで驚いてるわけですね。
「料理って……意外な才能がアンタにもあったんダナ」
このままだとキャライベントが始まってしまいますね。ガバじゃないよ? 終盤はこんな感じのイベント結構起こるからガバじゃないよ?
料理しなければ起こらなかった? 再走しろ? ……ハハッ、Aボタン連打入りまーす。
◆◆◆
ジュージューと肉の焼ける音がする。ぐつぐつと鍋が鳴る。
74層、最前線のとある森の中には香ばしいハーブの香りと空腹を誘う肉の香りが充満していた。
調理人は漆黒の鎧を身にまとった剣士。普段外すことの無い兜を脇に置き、箸を器用に動かしながら大きな大きな肉の塊をジューシーに焼いていく。その動きに無駄はない。
「オマエ、結構【料理】スキル上げてるんダナ。いくつダ?」
「1000だが。それが何か」
「せん……っ!? ぷ、プハハハハハハハ!! あ、アンタが!? こりゃ明日の一面は決まりだゼアハハハハハハ!!」
「……そんなに笑うことか?」
不思議そうに言いながらも彼の手は止まらない。さも当然かのようにテキパキと仕上げていく。
食事は生きていくために必要不可欠。街を利用できない自分がこうなっていくのは自然だと、その仕事の合間に言う彼はおかしくて、なんというか……真面目に過ぎた。
そう、こいつは最初から真面目に、本気だったんだ。第1層で出会った時から何一つとして変わっていない。ガイはガイが正しいと思ってきたことを実直に取り組んできただけなのだろう。
「……できたぞ。お前も食え」
「オ、重畳重畳。ありがたく貰うとするサ」
いくつかのパンと大きな肉一枚が乗った木製の皿を受け取る。このパンも彼が作ったものだろうか。ゲーム的に言えば耐久力が高く、リアル風に言うなら日持ちのいい、特別製のパンに見える。
「味気ないパンですまないな。変わりに食材はS級だ。満足できるものになっている……と思う」
「……なんだいなんだい、他人に振る舞うのは初めてカ? 【料理】1000の奴が作ったヤツ以上に美味いモノがこの世界にあるわけないダロ」
「仕方ないだろ、初めてのことだ」
……どういうことだ。今日のガイはやけにしおらしいことを言いやがる。表情は全く変わらないが、もしかして緊張してる……のか? 一体どうして。
「……お前と食卓を共にできて、良かった」
そう言われて気づく。これがガイと私二人っきりの初めての食事ではないかと。……少し、顔赤くなってないかな。大丈夫か?
「……」
「……」
焚き火の音と食器の音だけがこの場を支配していく。先程の一言を意識してしまってこちらからは話しづらい。あまり話さないガイ相手に私が黙ってしまえば、沈黙が生まれてしまうのは必定だった。
「……これでお前がくれたメールの約束を果たすことができたな」
しかし、その沈黙も長くは続かない。
静寂を破ったのはガイのそんな一言だった。メールとはなんのことだろうとしばし考え、そして思い至った。もしや、五十層以上前に送ったあの誘いのメールのことか!?
「ほ、ほんとダヨ全く……。お、オネーサンを待たせ過ぎにも程があるゾ!」
更に顔が赤くなっていくのを感じながらも、止められない。深くフードを被ってひたすらに肉を口に入れていくことしかできない。
「……あぁ、本当に待たせすぎだ」
どうなっているんだ今日は!?
いつもならこんな挑発的な発言に彼は乗ってこない。食事だって彼ならきっとササッと片付けてしまうはずだ。なのに今日は私に付き合ってくれている。……もしや、ここ十数層ずっとつけていたのに気づいて仕返しでもしているのか……?
「ガ────っ、……イ……」
そう思いチラッと彼の顔を伺った。
最近はずっと兜越しで、あの事件の時以来見ていなかった彼の素顔。そこに映る表情を見て、何故こうも彼が私に丁寧に振る舞うのかを理解した。
コイツ、コイツは、いまここで全てを清算するつもりだ。
「……」
キッ、と睨みつけてしまうが、彼は何も答えない。あぁそうか、本当に真面目だなアンタは。きっとこれまでの自分の行いも、私にしてきたことも全てが悪だと思っているのだろう。罪悪感を感じているのだろう。それを償いたいのだろう。それで全部終わらせたいのだろう。
ふざけるな。
何も変わっていない。なんで私があの時からずっとアンタの傍に居るのか、本当に分かっていない。ふざけるな。そんなことで許すわけがないだろう。こんな程度で見放すわけがないだろう。
アンタがそのつもりなら、私も私の思いをぶつけてやるまでだ。容赦なく、思いの丈を。
「オイラは、私はアンタを絶対死なせナイ。このゲームが終わっても絶対に死なせナイ!!」
「……!」
突然の宣言に驚くガイ。知るもんか畳み掛けてやる。
「アンタは確かに人を殺しタ。その罪は償わなきゃならナイ。でもそれが死ぬ事なのカ!? 半ば強要されてここに来て、皆のために戦ったアンタが全部背負い込むのなんて間違っている」
そうだ。何故もっと早く言わなかった。間違っている。一人に全てを押し付けて、一人にずっと頼りっぱなしなんて間違っている。そんな自分がいる事に耐えられない!!
「舐めるナヨ。皆が皆、アンタに背負われるだけのヤワなヤツじゃない! アンタは生きて、生きて私たちと一緒に、私と一緒に全てを償うんダ!!」
でなければ、私は私として胸を張れない。生きていけない。ガイをこのまま独り見捨てることを許しはしない。
◆◆◆
終わりは近い。
この戦いの終わりはもうすぐそこだ。
「キリト」
多分これでそれが決定的になる。
そこで全てを出し切って、そこで俺は。
「話がある」
「……ガイ」
終わらせて、終わるだろう。
◆◆◆
キリトくんの説得イベントも無事終了し、75層の迷宮区が近づいて参りました。なんか所々でキャライベントがちょこちょこ入りましたが、それはヒースクリフとの対決フラグが決定的になった証拠です。
キリトにヒースクリフ=茅場晶彦であると疑わせることが出来た時点でエンディングが確定します。なのでオリ主ルートの物語も畳まれ始めているわけです。
だから最終盤は本チャート中一番キャライベが発生します。最終盤でもこの長さですので、【二刀流】取得のユニークスキルチャートがどれだけのロスを産むかおわかりかと思います。この密度で全編通すのヤバいって、体が言っているのが分かる(プレイ時間24時間越え)
ここからは未来へ投資する必要もありません。キリトからのあらぬ疑いを逃れるために
アスナとキリトが結婚したのを見計らい、直ぐに75層のボス部屋までガイが道を開きます。
血盟騎士団がそこに到達するのに一日。ボス戦情報集めのためのクエストをクリアするので二日。先遣隊派遣に一日と、その結果を聞いて閣議決定するのが二日と考えると……彼らの新婚旅行は丁度ユイと別れたくらいで終了を迎えることでしょう。傷心状態のままだけどまぁなんとかなるやろ(鼻ホジ)
それじゃあそこまで倍速をかけていきます。
その間にヒースクリフ戦の戦法についてお話しましょう。
一言で言えば【スキルコネクト】無双です。そのために温存してきた訳ですしね。
とはいえ初っ端でかますことはできません。いくらスキルコネクトと言えど出す技は全てソードスキル。ヒースクリフはそのモーションを完全に把握しており、システムアシストの力でその全てを受け止めてきます。
しかも厄介なことに、ソードスキルの出し終わりの一瞬、スキルの切り替え時はどんなに頑張っても1秒いくかいかないかくらいの動きの硬直があります。
本来ならそんなもの気にする必要なんてないのですが、ヒースクリフはこちらの【呪い】のことを知っているので、無理やりにでも一撃を食い込ませてくるんですよね。そうすれば間違いなくアボンです。
なので使用するのはここぞと言う時に限ります。具体的には前回やったように【呪われし】装備ボーナスをフルに使った機動戦で撹乱し、システムアシストでもギリギリ届かないくらいのスピードでスキル連打に移行します。
っと、そうこうしている間に倍速も終わり、ボス戦直前ですね。クウォーター・ポイントの75層ということもあってか、ここのボスは今作でもかなりの強さを誇りますが……こちらからしたら完全にヒースクリフの前座です。正直中ボス感がパないの。
こいつは両手の鎌がバチクソ火力なのですが、ヒースクリフとガイくんの二枚看板で完全に防げます。しかも結婚イベントを経て強くなったキリトくんとアスナさんが火力役に回れるので、本編よりもゴリゴリ体力を削れるんですね。
こちらも早回しで行きます。
余談ですが、もうラスボス戦とほぼ同義の戦闘なので攻略組の損害を気にする必要はありません。人が減るとHPが減らしづらくはなりますが、無理に助ける必要も無いので鎌を受け止めることだけを考えましょう。
いくら前座とは言え【暗黒剣】を差し込む隙を作らない程度には強敵ですので、丁寧丁寧丁寧に対処しましょう。忘れてるかもしれませんが、こちとら常にオワタ式なんですから。
「《ジ・イクリプス》ッッッ!!!」
お。キリトくんはしっかり【二刀流】をマスターしたようです。
作中最高火力の27連撃攻撃です。痺れる火力してますねぇ相変わらず。ゴリっとHPバーを減らして無事討伐です。骸骨蛇は爆発四散! サヨナラ!
キリトくんはLAボーナス貰えて万々歳!
攻略組は初めて5人もの死者を出して意気消沈中!
みんな疲労でぐったり休憩タイム!
あれれ〜? おっかしいぞ〜〜?? ヒースクリフくんだけのほほんと佇んでるなぁ。
じゃっ、そういうことだからキリトくん。合わせてくれよ。
カチコミだオラァ!!!!
《immortal object》
最終決戦です。
ヒースクリフとも戦ってないじゃないか……。
次で今度こそ記録を出すんだ!!!