気儘に生きた転生馬物語   作:イナダ大根

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いつも多くの感想と誤字報告ありがとうございます。
今回は少し時間をおいて再び群馬、世界の時間進めないといつまでたっても進まん。5月ですがあとで天皇賞春はやります。
いろいろ手を伸ばしてる群馬競馬ですが基本なんも考えてない、取れたらいいなでやらかしてる。






第25話

2006年ドバイミーティング、日本出走馬が芝・ダートの両GⅠレースを制覇。

地方公営競馬初の海外GⅠタイトル獲得にしてドバイワールドカップ日本馬初優勝。

日本中央競馬から数々の日本タイトルを背に出走してきたカネヒキリが6着、その後の審査で失格馬が出たことによる繰り上がり5着入着に滑り込む中ですべてを抜き去ったツバキプリンセスが各国の有力出走馬を見事に下した大勝利。

それもかつての伝説を彷彿とさせる文句なしの大外一閃、日本競馬の伝説を世界の目の前で再現してみせた。

同じく芝のGⅠドバイシーマクラシックにてハーツクライもまた大きく取り上げられた。

日本馬初のドバイシーマクラシック制覇でありながら国内GⅠ未勝利、そこから勝ち取った海外でのGⅠ初勝利。

昨年のステイゴールドを彷彿とさせるその物語は日本中を沸かせ、世界に日本競馬とは何ぞやと興味を抱かせた。

その大ニュースが日本中、そして世界中の競馬ファンに知れ渡るのはすぐであった。

結果は言うまでもない、国内国外問わず大荒れである。日本中の競馬メディアのみならず大手メディアがこぞって取り上げるのは当然、さらに世界中の競馬メディアも群馬地方競馬と日本中央競馬シリーズを取り上げた。

結果、世界は日本中央競馬と日本地方競馬の歴史と実力格差を知り、そして05年で群馬地方競馬・秋の中央戦線での異様な大暴れを知った。

ツバキプリンセスとほぼ同格と言える同競馬所属牝馬3頭、主役となる馬たちの血統と歴史、小さな島国で繰り広げられていた競馬を世界が興味を持つのは当然だった。

ジャイアントキリングを国内のみならず国外でさえ成し遂げた群馬地方競馬は、日本だけでなく世界各国からのメディア取材が殺到して地獄絵図になっていた。

この世の春を謳歌できたのは僅か勝利の数時間、勝利の美酒で口を湿らせた後は群馬県議会も巻き込んだ全世界メディア及び競馬ファンVS群馬地方競馬および群馬地方行政の第2バトルである。

群馬地方競馬、ツバキプリンセスの担当厩舎、そして群馬地方競走馬トレーニングセンター、そこかしこで日本語外国語の大攻勢だ。

いやはやこんなド田舎まで皆さんご苦労様ですわ、群馬の青空の下、5月初めの陽気に満たされた瀬名酒造第2放牧地でキョロキョロ右往左往するツバキプリンセスを見ながら瀬名茂三は、隣で放牧地の柵にぐでっと身を預ける親友の桜葉翼を見てかかと笑った。

 

「何笑ってやがんだよ」

 

「いやはや、我が瀬名酒造としては主力商品その他もろもろがよく売れてうれしい所だよ。

しっかしまぁ驚いたぜ、急にうちの馬房開けてくれって言ってきたときにゃぁなんかあったかと思ったが…」

 

「しょうがねぇよ、ツバキん所の敷浪爺さんにゃありゃ酷ってもんだ」

 

ツバキプリンセスが普段寝床にしている厩舎は群馬地方競馬の競走馬を代々預かってきた家族経営の歴史ある零細厩舎である。

手数料はほどほどだが多くて3頭ほどしか預からず、その分手厚く大事にしてくれる小さくも信頼されているところで、空きが出ればすぐに馬主が聞きつけるくらいには人気である。

しかし所詮は地方競馬向けのこじんまりとした厩舎であり観光施設でも何でもない上に、大手厩舎のような見学設備もほとんど用意してない群馬トレセンから徒歩十分の競争馬のお家なのだ。

旅行でどういうわけかやってきた家族相手にお茶を出しながら、従業員ともども馬とのんびりする程度である。

地方競馬を取り扱う記者を相手にした経験は彼らもあるが、それだって預かっている馬が勝った時の地方記事やちょっとした季節特集などであるし担当記者も一流記者のトップレベルとは程遠いのほほんとした連中ばかりで互いに理解のあるやりとりしかしない。

そんなのどかで喧騒とは無縁な厩舎にドバイワールドカップのトロフィーと大金を咥えたツバキプリンセスが帰ってきたのだ。

元々金銭的な理由で長期滞在は論外なのでドバイミーティング終了後の翌日には日本へフライト、歴史的大偉業の余韻もくそもない定時退社で直帰である。

当然ながら現地取材などの申し込みは全てお断りであり、現地メディアもすべてシャットアウト、通訳一人では無理であるから群馬地方競馬陣営としては当然の措置のつもりであった。

祝勝会は日本でいい、その他もろもろもまずは群馬に帰って一息ついてから、そんな風に考えて帰国した群馬地方競馬勢をメディアが追跡してくるのは当然であった。

ツバキプリンセスが05年の中央GⅠレースであるエリザベス女王杯を取ったときも蜂の巣をつついたような大騒ぎであったが、今回はそれをはるかに超える取材陣が押し寄せたのだ。

当然ながら処理しきれず、メディアのあの手この手の取材攻勢に経営者である老夫婦はひどく消耗しながら桜葉に相談してきたのである。

その取材攻勢は群馬トレセン内部にも侵攻しており、件のツバキプリンセスの度重なる奇行で日本の競走馬研究者たちも巻き込み更なる混乱が予想された。

これでは群馬の3強のみならず、ディープインパクトをはじめとした中央や高知などの他の競走馬たちの調教にまで支障をきたす。

それに今はまだ取材メディアばかりだが、大荒れな群馬が落ち着けば次は正直考えたくもないゴドルフィンや巨大といった競馬界の大物連中が軒を連ねてくるだろう。

とにかく落ち着かせるしかない、一度火を消さなければ自分たちが焼身自殺してしまう。

結果、脳内に閃いたのがメディアの目標である3頭の瀬名酒造厩舎緊急避難計画であった。

 

「参っちまうぜ、こんな中年野郎まで追っかけてんだぞ?公営競馬の管理職の尻なんか見て何がおもしれーってんだ?」

 

「そりゃお偉いさんが無様に転げまわってる尻なんておもしれーもんだろ」

 

「ははは…笑えねー」

 

「そう言いたいのはこっちだよ。まったく、人の会社を騒動に巻き込みやがって」

 

「悪いな、ああいうのをシャットアウトできるのっつったらお前んとこ以外考えつかんかったのよ。

ここなら取材とか全部断ったって問題ないし、会社の経営にも支障は出ないだろ?」

 

「うちはあくまで酒造会社だからな。取材なんざ受けなくても会社は回る、当然社内は関係者以外立ち入り禁止だし一般見学もやってねぇ」

 

「ついでに馬にも知見がある、お前がいてくれて助かったよ。日本メディアもすっかり海外メディアに熱されて、オグリの件が頭から吹っ飛んだらしいしな」

 

おかげで現在、各種メディアの取材陣の横暴に群馬地方競馬のみならず群馬県全般が迷惑している、というのが警察の見方だったりする。

もし何かあれば実力行使してでもつまみ出せ、責任は自分が取る。と警備員にはお願いしているし、群馬県警芦名署にも話を通して会社の周りを狩場にしてもらった。

おかげで評価を稼げると芦名警察署の地域課の制服警官や暇な私服警官がそれとなく散歩やパトロールに来てくれるし、仕事終わりの警官たちが瀬名酒造の直売所でお酒を買っていくので瀬名酒造もウハウハである。

なおその光景を警察の怠慢だと取り上げたゴシップ記事もあったが、群馬県警が公式な事実否定声明を出したあと名誉棄損で裁判所に訴えた。

当然ながら無作法な記者は山ほどいるので、芦名警察署のみならず群馬県内の主要競馬施設近辺の警察署の拘置所は多種多様な人種が放り込まれ異例の満員御礼状態である。

 

「中央が大見得切ってた砂のディープインパクトがまさかの6着、しかも失格が出たから繰り上がり入着となりゃ顔面真っ青だったろうな」

 

「俺たちがその立場なら大喜びだが、中央の連中は泣きっ面に蜂だろうよ。長年うちらを下に見てた連中からすりゃ特にな」

 

「で、どうすんだよ?今はこれでいいが、今後ともとなるとうちでもきついぞ。ダイオーとノルンの目標だってあれだろ?」

 

「ダイオーは大阪獲ったし予定通りドイツのバーデン大賞狙うってよ。うまく行ったらフランス直行で凱旋門賞だ。

ノルンは天皇賞・春で暴れたからな、休養挟んで先にアメリカだ。ステップ踏んでうまくいけばアーリントンミリオンステークス。

ツバキもうちで何度か稼いで調子がいいならコックスプレート狙いだ、芝とダートで海外GⅠ制覇やってみるだとよ。

そんで帰ってきたらみんな有馬で一勝負して、群馬で調整しつつ引退レース、繁殖入りだな」

 

「ドイツとフランス弾丸旅行に、アメリカとオーストラリアかよ。ぎりぎりだな。大変だねぇ、どこもビッグタイトルじゃねーか」

 

「仕方ねぇだろ、うちは自由が売りのちんまい公営競馬だぞ?そこに出してるエンジョイ馬主が思いつく賞って言ったらどこも有名所だろ。

それにでかければでかいほど負けても大して痛くねーしな」

 

「チャレンジャーゆえの特権か、あいつら楽しんでんねぇ」

 

「シマカゼも出したらどうだ?まずはうちのSPⅠで叩いて、ゴールドカップでも狙ったらどうだ?」

 

「悪いな、次走は碓井に決まってる。そういうのはハルウララでも招待してやれ、この前の白蛇で2着だったろ?」

 

4月中盤に行われた高崎競馬場、距離1600メートルダートのマイルレース『白蛇記念・第一回』。シマカゼタービンはこれに出走して余裕をもって勝利。

そのレースの2着は復帰戦の一つとして出走したハルウララ、長年弱い弱いと言われてきた彼女だがその経験はやはり伊達ではなかった。

10頭立てで行われたこのレース、出走馬は群馬地方競馬と他県地方競馬中堅勢で成績はほぼ同等の団子、総合戦績はハルウララがダントツで悪い。

レースもそれを絵に描いたように、大逃げのシマカゼタービンがトップを独走しその後ろに団子となった馬たちが潰しあい、そこから少し遅れてハルウララ。

その団子の中に彼女はいつもの差しで走り恐れもせずに終盤で突っ込み、まるで分っているかのようにするりと抜け出して団子の中から首位に身をひねり出した。

結果、それよりはるか先にレースを終えたシマカゼタービンに続いた2着で着差は大差。だがそのハルウララも、3着に半馬身差で勝って十分にベテランの実力を見せつけた。

 

「優先出走権獲ったんだ、高崎サマースプリントカップに出られるじゃねぇか。そこからJBCあたりにでもねじ込むってのはどうだ?」

 

高崎サマースプリントカップは群馬地方競馬の重賞スプリントレースで区分はSPⅠ、7月に行われる距離1200メートルのダートレースである。

そこで勝利するあるいは好成績を残したならば、日本地方競馬全ての強豪が集まるJBCシリーズに出走も可能だ。

JBCシリーズと言えば地方主催重賞であり中央競走馬も多く参加する交流重賞、各地の有力競走馬たちが鎬を削る魔境である。

高知競馬のハルウララが地方重賞からJBCシリーズに突っ込むとあれば、かつてのハルウララブームの再加熱もあり面白いことになるだろう。

放牧地の中でキョロキョロ右往左往するツバキプリンセスに、猫のように後ろからじりじり迫るシャッタードスカイの左耳に揺れる表青裏白のリボンを見ながら茂三はくすくす笑う。

シマカゼタービンの馬房から持ち出したのだろう小さなカエルの帽子をちょこんと耳の間に乗せ赤色灯を咥えたシャッタードスカイは、器用にツバキプリンセスの視界に入らないようにじりじりと距離を詰めていく。

楽しそうなことになりそうなところだが、予想に反し翼は首を横に振って少し悩ましげに答えた。

 

「それがな、ちょいと変なことになっててよ。高知の連中、ハルウララを宝塚に出すつもりらしい」

 

宝塚記念、中央競馬が主催する初夏のGⅠグランプリレースだ。

距離2200メートルの芝コース、中央競馬の強豪たちが軒を連ねる上半期の総まとめである。

このレースの特徴は何といっても、特別登録を行った競走馬の中からファン投票によって選ばれた上位10頭の馬に優先出走権が与えられることだ。

つまり成績が伴わなくとも人気があれば出られるレースと言えるが、これが適用されるのは中央所属競走馬のみだ。

地方競馬所属の競走馬も出走可能ではあるが、この場合は従来通りの『通算収得賞金+過去一年間の収得賞金+過去2年間のGⅠ競争での収得賞金』の総合金額で判断される。

既に高知地方競馬と馬主の立山は連名で、ハルウララの宝塚記念出走登録を高知地方競馬公式ホームページと地方紙に大々的に告知する最終段階に入っているらしい。

 

「ほーん、随分思い切ったな。確か次はディープインパクトも出走するはずだ、なるほど…向こうは相当トラウマになってるらしいな」

 

「もう二度と忘れさせないってか、そりゃそうだろうな。気持ちはわかるよ」

 

何かのファンであれば、時代の流れで推しが徐々に忘れられていくのはつらいものだ。

ましてや高知地方競馬はハルウララによって救われたといっても過言ではない、彼女を良いように使った負い目はあれど彼女には感謝し愛していた。

そんなハルウララが自分たちの手を離れて無作法な馬主に振り回されているのに助けられず、日を追うごとにハルウララはファンから忘れられて、取り戻すための署名活動の成果も減っていく。

世間から自分たちの英雄が忘れ去られていく日々は身を削られていくような日々だったであろうことは想像に難くない。

 

「宝塚の運営もまさかハルウララが登録してくるとは思わんだろうな。賞金額は足りてんのかい?」

 

「運任せ、出ないやつは出ないし」

 

「おいおい、そりゃただの宣伝じゃねぇか」

 

一時引退するまでのハルウララの戦績は未勝利、それは今でも変わらないが通算出走数は116戦であり収得賞金も直近の白蛇記念2位入着により150万円を受け取って約300万円になった。

絶望的である、宝塚記念出走を考える強豪陣営にとって300万円程度は端金だ。文字通り桁が違う賞金を稼いでいる馬ばかりである。

 

「ハルウララを潰すような真似は絶対にしないだろうが、かといって大事にするにもちとはやい。

高知競馬からの恩返しってことだろうな。十分稼がせてもらったんだ、将来のためにもう一度売り込む気だよ」

 

「それで満足するような馬と騎手じゃねぇぞ?あいつら競走馬と騎手だ、勝つために走ってる」

 

「そうだ、まさか本気で出れるなんざ古海も思っちゃいねーよ。本命は予備プランのエルムステークスのほうだ、そっちも登録してる」

 

エルムステークスは中央競馬が北海道で主催するダートレースであり、GⅢに分類されるれっきとした重賞レースだ。

距離1700メートルのダートであり、今のハルウララならば十分走り切れるマイルレースである。

しかしこれも中央重賞であるからして強い馬がそれなりに出てくる、ハルウララの戦績からすれば厳しいチャレンジだ。

ツバキプリンセスにちょっかいを掛けるシャッタードスカイのように気楽な戦いにはならないだろう。

後ろから近付いてきたシャッタードスカイの気配に気づいて後ろを向いたツバキプリンセス、しかし後ろには何もいない。

振り向く向きに合わせてシャッタードスカイは後ろに回り、体も後ろを向くのに合わせてお尻の位置をキープして楽しげに赤色灯を振る。

その音に何かいることに気付いたツバキプリンセスがもっと鋭く速く振り向くが、シャッタードスカイもそれに合わせて後ろに回り儀式のようにグルグルその場で右回転。

その足音で即座にツバキプリンセスは振り向き返すがやはり誰もいない、すぐ脇を抜けてそそくさと後ろに回り込んだシャッタードスカイがフヒヒと嘶く。

 

「GⅢか、なら勝機はあるな。次は北海道か?ハルウララも大変だな、むこうはまだ結構冷えるぞ」

 

「そういやお前、北海道でいい馬見つけたとかなんとか言ってたな、どんなのなんだ?」

 

「まだ話聞いてないのか?向こうで面白そうなやつ見つけたんだ。馬主に聞いたら次走でダメなら、未勝利のまま転用だっていうからつい買っちまったぜ」

 

「その口ぶり、奥さんにこってり絞られたな?どんなもんなんだ?」

 

「滅茶苦茶鍛え上げられててでかくて筋肉ムッキムキだぜ、ちっこい重機に馬の皮を被せたのかってレベルだ。

俺の見立てじゃマイラー、50万ポンと出しちまったが惜しくないって思ってる。

酒造りも結構筋がいいぜ、今も部長がせっせと仕込んでるところだ」

 

「へぇ、そりゃよかったな。ところで…あいつらどこ行った?」

 

フェイントをかけてようやくシャッタードスカイを視界に収め、悪戯大成功とばかりに逃げ出す彼女をプンスコ追いかけ回すツバキプリンセスに微笑ましく笑いながら翼は不思議そうに周囲を見回す。

ツバキプリンセスより少し前にこの放牧地に入れられたはずのホクリクダイオーとノルンファングの姿が見えないからだ。

あぁそういえば、そこで茂三は彼女たちがシマカゼタービンについて行っていることを思い出した。

今頃はタービンが最近熱心に取り組んでいる新酒の仕込みテストを見学してる頃だろうな。

 

 

 

 




あとがき
ドバイワールドカップ後のちょっと平和な日常、次はシマカゼタービンのお仕事でお送りします。
え?世界のあーだこーだ?…ウマ娘から競馬を少し知った初心者というのもおこがましい作者には少々荷が重いですぜ、うまく書けないから更新できないのでもう少しお待ちを。


おまけ
なおシマカゼタービン(不良在庫時代)のお値段は800万円である。


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