気儘に生きた転生馬物語   作:イナダ大根

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次は峠バトルだといったな、あれは嘘だ…すんません(土下座)

いつも多くの感想と誤字報告、ありがとうございます。





第8話

 

 

 

夜の芦名の街を抜けAE86がゆったりと芦名山の峠道に入っていく、その助手席で大竹は外の景色に目をやりながら一人考え込んでいた。

休暇を取ってきたはいい、テキや栗東トレセンの調教師たちに頼んで最新の映像機材を用意してもらったのも後悔はしていない。

しかしこうも思うのだ、本当にこんなところにあのシマカゼタービンが本気で走るコースが存在するのか?

完全にここは山の中、そして公道だ。競走馬が走るにはあまりに似ても似つかない。本当は悪戯じゃないのか?

 

「ここが芦名の峠だ、お前さんの持ってきた機材は使えそうかい?」

 

運転席でハンドルを握る茂三の問いかけに大竹は持ってきたケースのうち、助手席に持ち込んだ一つを開けて茂三に中身を見せる。

高解像度ハンディカメラ、暗視装置もついている最新機種だ。車に固定する三脚もあり、車内からの撮影もできる。

ほかにもいくつか車のトランクに固定して入れてもらっているが、今日に限ればあまり出番はないだろう。

ほかの機材は明日、今日の予定が終わった後の自由な走りができるときに使う予定だ。

 

「いいカメラだ、この道は暗いからな。暗視装置があるくらいがちょうどいい」

 

「うちの自慢ですよ、これなら真夜中の放牧にも対応できます」

 

「これからやるのはバトルだがな、手振れには気を付けなよ?」

 

分かっていますよ、大竹は頷きながら再び外に目を向けた。空気がざわついている、夜の峠だというのに人の気配が多いのだ。

異様な空気のある峠道を登りながら、大竹は少し窓に張り付くようにしてアスファルトの様子を見てみる。

 

(こんなところ、馬が走る場所じゃない)

 

アスファルトの路面は荒れていてひどい状態だ、適度な補修痕が見られることから手入れはされているのだろうが所詮は公道であって見慣れたレース用のコースとはまるでコンディションが違う。

アスファルトの破片や小砂がそこら中にあるし、木の枝や枯葉も散っている。細々としたゴミも多い、紙の切れ端から空き缶まで見れば所々にある、踏んでしまえば転倒しかねない。

街灯も少なく、競馬場のナイターのような明かりは望むべくもない。一部は完全な暗闇、夜目が利く馬でも躊躇しそうな怖さがある。

まさに車の走るコースだ、馬が走れるような場所じゃない。いや、車でさえ危険な道だ。

 

(本当にこの坂を下り切るのか?)

 

信じられない、自分の知るシマカゼタービンがここを走るのか?あの逃げ馬が?そもそもこのアスファルトの道路を走るということ自体信じられないというのに。

 

「この坂の距離は?」

 

「最短9キロ、最長10キロだ」

 

長すぎる、いくら下り坂とはいえあまりにも絶望的な距離だ。走る、というだけならばどんな馬にだってできるがこれはレースだ。

それも車を相手にしたレースだ、全速力でこの坂を最短でも9㎞をノンストップで駆け降りなければならない。

下りだから体力消費が少ない、なんてことはない。下りだからこそ、距離が長ければ長いほどに速度が乗りすぎて速くなり過ぎる体を制御するために余計に力を使うのだ。

全身の使わない筋肉まで酷使して、ある意味登り以上に体力と精神力を消耗する。

自分だって、いや、中央競馬会のどこを見てもそんな距離を走り切れる競走馬なんて見たことがない。

だがもし逃げ切れるのなら、それを持たせる体力があったなら?そりゃ、あんな馬鹿げたスタミナを持ってるだろう。

 

「あいつはずっとこの道を走ってきた、登りも降りも、毎日酒を担いで行ったり来たり、だからこの坂の事はよくわかってる。驚くぜ、あいつは一気に駆け降りるからな」

 

だから大丈夫だと?それで納得できるほど自分は競走馬に無知ではない、大竹は自分の相棒をこの道で走らせると仮定して考えてみた。

頂上から一番下まで、競争を考えないとしても、ディープインパクトではかなり厳しいと思えた。

例え路面がアスファルトではなく芝であったとしても、到底走り切れるとは思えない。

 

(本当に、走るのか?)

 

周りを見れば、コーナーを曲がるたびにそこに多くの人々がギャラリーを決め込んでいるのが見えた。

その彼らが待つのは今日のバトル『スカイラインGT―R・BCNR33VSシマカゼタービン』のタイムアタックバトル。

無謀な賭けだ、あり得ない賭けだ、目に見えた勝負だというのに暗闇の中で今か今かと開始を待つギャラリーたちの目には見慣れた光が灯っている。

あれは競馬場を見に来る観客たちと同じ『ワクワク』している目の光だ。

彼らは知っている、理解している、期待している、スカイラインにシマカゼタービンがどんなバトルをしに行くのかを待っている。

つまりシマカゼタービンがスカイラインと張り合えると本気で思っているのだ。

 

(みんなわかってて期待してる、つまり何度も走ったという意味、つまり本当にここを彼が走るのか)

 

頭の中でシマカゼタービンがこの道を駆け下る様子をシミュレートしてみる。結果はどうしようもない、車の快勝だ。

そんなものは目に見えているというのに、ここのギャラリーたちの期待の色はまったくもって不可解だ。

 

「もうすぐ着くぞ、みんな集まってやがるな」

 

人の耳にも聞こえるほどに、聞きなれない爆音を響かせるエンジンの音が響いてきている。

そこにすでにシマカゼタービンがいるのだ、普通の馬ならば怯え切ってストレスしか感じない場所で。

 

 

 

 

◆◆◆◆

 

 

 

 

うーむ、やはりR34も大体ヘビー、これ軽量化されてるけど重そうだし、やはり今日のバトルに勝つにはあの手しかなさそうだ。

いつも見慣れたレースのスタート地点、俺は走り屋仲間が乗ってきたR34の周りをまわりながら今日のバトルの作戦を練りながら唸っていた。

今日の相手はスカイラインGT―R・BCNR33、通称R33は目の前のR34の前型だけど油断はできねぇ。少なくともおれは32にすら勝ったことないからな。

 

「相変わらず勉強熱心だ事、感心感心」

 

あ、この34のおっちゃん。

 

「ぶるるッ」『おっちゃん、何かアドバイスねぇの?』

 

「まぁ、今日のはR33、それも首都高カスタムって話だからな…俺のじゃ参考程度にしかならんか」

 

そうなんだよな、今日のR33。何でもこの前事故ったイケメン君の兄貴が乗ってるらしい、かたき討ちかな?ひでぇとばっちり。

あのイケメン君は勝手にキレて勝手に事故っただけ、走り屋は自己責任だからね。

ん~…少し前走してるって話だし、勝つならやっぱりギャンブルかなぁ…

どんなタイヤでどんな走りしてくるかにもよるけど、首都高と峠じゃ走り方は違いすぎるからそこらへんは俺に有利か。

 

「ブルルッ」『おっちゃん、もうちょい教えて』

 

「なんだ?聞きたいのか?首都高の湾岸辺りとここじゃ必要な要素が違うからな、相手も加味してくるだろうけどねらい目はそこかもな。

例えば俺の34は峠に合わせて車体を軽量化して、エンジンも出力は落ちるけど軽いカスタムに変えてある。

タイヤはグリップ重視で、俺の腕で悪路に対応しやすいようにサスをちょっとやわらかめの奴にしてるって感じだ。

元の重さと比べたら2割軽量化してるかな、その分エンジン出力は低くなってるがそこは軽さでカバーしてる」

 

そうね、おっちゃんの34はそんな感じの走りするね。曲がるとき不思議なくらい車体傾くのに全然ラインはぶれねぇし。

ヘビー級なんだけどタイヤの垂れ具合は不思議と少なくて最後までバリバリ走り抜ける、デカくて重いって笑うやつの初見殺しだもの。

 

「でもあっちのはそうはいかない、首都高でバンバン飛ばす仕様になってたから車体は重いヤツのままだ。

リアウィングもでかめのが乗ってたぜ、車体が滑るのを防ぐためのカウンターだ。

エンジンも高出力チューンのツインターボだから出力はやばいがかなり重い、500馬力は出る。音で分かるよ、足のタイヤもそれに合わせてグリップの利くヤツを履いてたな。

峠に合わせて細々とした調整はしてるんだろうが基本は使い慣れたまんま、首都高の整備された道路をかっ飛ばす超高速巡行カスタムだな」

 

おい、詳しいなおっちゃん。何ぜそこまで知ってんだ?

 

「なんだ?不思議そうな目だな。同じR乗りだ、相手の戦闘力を知りたくなるのは当然だろ。隠れて練習を眺めてただけさ」

 

ぐぬぬ、こういう時人間っていいよな。俺もできなくは無いけど見つかった時が面倒だからやらないようにしてるし。

まぁつまりだ、俺は出力じゃ相手にはならん。それは他の車でもそうなんだけど今日の奴は特別そうってことか。

 

「気を付けろよ。あいつも走り屋としては腕がいい、コーナーの多い場所でも強力なエンジンで一気にスピードを取り戻してたぜ」

 

だろな、高出力ハイパワー系の何が怖いって少しまっすぐなだけの道でも馬の俺だと抜かれやすいってことだ。タイトなコーナーでできるごまかしがきかん。

 

「来たぞ、R33だ」

 

ギャラリーの声が聞こえて顔を上げて道路のほうに目をやる。

おぅ、相変わらずずんぐりボディ。でもその分すごい迫力だ、高馬力エンジンの逞しい鼓動がここまで響いてくるぞ。

確かに随所にカスタマイズされてて重くなってそうだな、尻のリアウィングなんてここじゃデッドウェイトじゃねーのって感じだ。

でも腕は確かに良さそう、見た感じ手がかなり入ってて一般人には運転できなさそうなのにばっちりコントロールしてるし。

色は白…いやライトグレーか、ちょっと高級な感じに見えますな。いや高級車なんだけども視覚的にもリッチな感じ。

R33から降りてきたのはシビックEJ1のイケメンが少し年喰ったような顔立ちのイケメン、イケメン兄だな。

助手席からイケメン弟も降りてきたぞ…あれ?なんか顔色悪いね。あ、イケメン兄がこっちに来る。

 

「お前がうちの弟を負かした馬か」

 

「ブルッ」『おぅなんだ、やるってか?』

 

「落ち着けよ、別にお礼参りとかそういうんじゃねぇ。ただうちの弟が負けたっていう馬がどんな奴か確かめたくなっただけだ」

 

イケメン兄はくつくつ笑う、嘘を言ってる感じじゃねぇな。となるとイケメン君が黙ってるのは…あ、どうしてこうなったって顔してるわ。

悪いイケメン弟、兄貴に泣きついたとかそういうのだと思い込んでたわ。許せ、次はまたバトルしよう。

 

「弟はまだ未熟者だが腕はよかったはずだ、首都高の走りじゃなかなかいい味出してたんだぜ?

それがこうもあっさり負けて車は修理屋送りだ。気にならねぇわけがねぇ、だから勝負がしたいんだ」

 

イケメン兄は俺の前で片膝を突く、俺の足が見たいのか?いいぜ、変なことしたら蹴る。

 

「お前の足がどんなもんなのか、見て分かったぜ。普通の馬の足じゃねぇ、専門家が見たらさぞ気味の悪いバランスになってるんじゃねぇか?」

 

知らんね、そんなの聞いたこともないし。でもこいつが俺の足だ、今の俺の最高の足だ、どういわれようが構うものかよ。

 

「良い目で睨みやがる、全部言ってることわかってやがるな。なら見せてくれよ、俺のRに馬のお前がどれだけついてこれるか。楽しみだぜ」

 

「ブルン!」(なめんなよ、ぶち抜いてやら)

 

「馬だと思って甘くは見ねぇぞ、良いバトルにしようぜ」

 

そういうとイケメン兄は踵を返してR33のほうに戻っていく。気持ちのいい漢だ、むさくるしくて嫌いじゃない、むしろ気に入った。

こりゃまいったね、いままで俺のことみると侮ってくる連中ばっかだったのにがっつりマークされてるわ。

 

『あらあら、人気者ね?タービン、うれしそうじゃない』

 

『そう見えるか?厄介だぞ、付け入るスキ少なくなったし』

 

背中に何かが降りてきて止まった感触がして振り向けば、見慣れた真っ赤な目をしたカラス。レッドだ、どうやら頼んでいた情報収集が終わったらしい。

 

『で、どうよ?』

 

『いつも通り横やりは無しね、ここらの野生動物たちはみんな避難しちゃってるから。道路状態も普通、前回と大きな変化なし。

ブチの情報だと、この前に修繕工事をした箇所が少し欠けてる程度だってさ。空の天気も快晴、急激な気候変動の予兆もなし、絶好のレース日和って所かしら』

 

『カーッ…ますます不利じゃねぇかよ』

 

これで急に雨とか降ってきたら断然俺が有利になったんだがな、雨でも雪でもここらは走りまくってるから。

同じく野生動物のコース侵入も俺に有利、車より断然感知しやすいもの。でもここ最近は避難しちゃうからあんま期待してねぇわ。

近くの空いてる自販機でコーラがあることを確認して、馬着からトングを引き出してからポケットに突っ込んで小銭をつまむ。100円一枚、かしゃんと入れたらトングでボタンを押す。

取り出し口に落ちてきた250mlの細いタイプの缶コーラをトングで引っ張り出して、口でプルタブを開けてから近くの地面に置くとレッドが器用に口で缶を食わえて一回呷った。

 

『ありがと、やっぱりコーラは浴びるように飲むのが一番ね』

 

というかよく浴びねぇよな、その飲み方。俺も買うか、ウーロン茶でいいや。

 

『で、勝算は?』

 

『かなりきつい状況なの分かってってそれ聞いちゃう?』

 

『もったいぶらないでよ』

 

ウーロン茶のペットボトルを口で咥えて一口飲んでから考える。勝算は…

 

『10パー、そんなところじゃねぇかな。あの車見る限り、やっぱり分の悪いギャンブルになるよ』

 

『あら、10%あるなら十分じゃない。普通の馬なら0だから』

 

『そもそもここで暢気にしてらんないだろ』

 

周囲は見慣れない人ばかり、タバコはスパスパ吸ってるし排気ガスはがっつり、エンジン音なんかバリバリだ。

酒飲んでない以外は馬に取っちゃ最悪じゃん、俺には見慣れた光景だけどもね。タバコ吸おうが大声出そうが元人間だから慣れてんよ。

敏則はレースの調整で忙しそうだ、良助もスタートの準備、イケメン兄弟も車のセッティング、俺は少し暇かな。

ん?このエンジン音は4AG…親父さんのハチロクか、ちょっと遅かったけどどこ行ってたんだろ。

 

「おぉッ!ハチロクだ!!」

 

「あれが先代の芦名筆頭、相変わらずいい音してるエンジンだぜ」

 

「隣に座ってんの誰だ?ここらじゃ見ない顔だな」

 

「え、あれ大竹じゃねぇか?ディープインパクトの主戦騎手!!」

 

え、まじで?大竹さん来てんの?うわ、マジだ。帽子被って変装してるけど大竹さんだわ。なんでいんのさ?ディープまでいねぇだろうな。

うぇーい、大竹さんこっちこっち、一緒にお茶しよーぜ…ってあら、すぐ引っ込んじゃったよ。

まぁ周りが騒いでっから気にしちゃったかな?親父さんめ、誘ってたの秘密にしてたな?まったくもう。

大竹さんにも相談したかったなぁ、なんかアドバイス貰いたかった。

 

『ん?コースの近くにハチロクを停めてるわ。親父さん、なんかする気かしら』

 

『そこにしか空きがなかっただけでしょ。それよりレッド、ほかになんかいい情報ないの?』

 

『えー?聞かないほうがいいかもよ』

 

『なんだよ?』

 

『L字カーブのところ、電灯一つ点滅してた。あんたが通った後からだから知らないでしょ』

 

ふざけんな、あそこ降りと登りが入れ代わる直角コーナーのところ一つしか生きてるライトないだろ。つまりほぼ全体真っ暗な可能性有。

ますます不利じゃないか。馬の目は夜でも見えるっていうけど俺は普通に人間のそれと同じだからな!?

L字のところが視界不良、となると俺のへなちょこライトよりもパワーがあるヘッドライトのR33が断然見えるわけだ。

いや、いっそのことそこまでに一回抜くか?あの直線のところならチャンスが…ライトを逆に利用してやりゃぁ…でもそれだと後が余計にきつくなる。

あそこの坂、俺じゃブロック利かないしな。しかも下りだと登りがクソきついからできれば余裕持っておきたいんだけど…悩ましい。

 

『まいったな、全体像はできてもすっげーキツイ。あとはもう相手まかせだよ』

 

『いつもの事じゃないの、どうあがいたってあんたじゃ車のパワーにゃ勝てないわよ』

 

んなこた百も承知だよ、俺馬だもの。でもさぁ、親父さんがいる上に大竹さんもいるんだぞ?絶対後でディープも知るじゃん。

もしかしたら録画みるかもしれないだろ、カメラ持ち込んでるかもしれないだろ、負けた姿見せんの?

 

『大竹さんに俺がR33に負けたって、そんなの言わせらんねぇよ』

 

俺のバトルを大竹さんが生で見てるのに黒星?あいつに一番最初に聞かされるのが負けたバトル?そんなの嫌だ。

あいつに負けたバトルなんざ最初に聞かせたくなんかねぇ、そんな情けない姿見せたくねぇ。

こいつは実戦だ、模擬レースじゃねぇんだ、あいつの走る中央競馬が俺にはこの峠レースなんだからな。

 

『なら、勝つしかないわね。R33、千切ってらっしゃい』

 

言われなくてもやってやらぁ。見てろ大竹さん、ディープに俺がR33を千切ったって言わせてやる。

 

 

 

 

 






あとがき
レースまで行かへん…前哨戦の口上みたいになっちまった。ただこの件でシマカゼタービンに燃料投下できました。
次こそ、次こそはR33戦に突入します。親父さんが何企んでるかなんてわかる人にはわかるよね。


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