【完結】俺の英雄譚が景品表示法に違反している   作:佐遊樹

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邂逅、覚醒める日(1/2)

 王都中央には、大英雄である『白焔の騎士(フレアホワイト)』ことトーラスの銅像が建てられている。

 

 実家から仕事のため王都へやって来た青年カイムは、その像を見て、特に何も感じることなく、明日に備えて宿に入っていった。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 そしたら一晩中発熱し、汗だくで朝目覚めたときに、トーラスが前世の(カイム)であることを思い出していた!!

 

 馬鹿!! 何で今思い出す!?

 

 早朝に宿で水を浴び、着替えてから外に飛び出す。宿から出て走る。

 足を止めた俺の眼前には、昨日一瞥だけした、大英雄トーラスの像があった。

 

「クソッ舐めやがって……!」

 

 改めて見ると、銅像のトーラスは実際の俺より遙かにイケメンだった。台座を何度か蹴った。事実を歪曲する愚かな民衆どもめ、と唇を噛むしかない。

 落書きをしていいか? したい。めっちゃしたい。でも流石に……俺だしな……

 前世を思い出し、記憶の混濁に耐えながらも、俺は涙を呑んで宿に帰るしかなかった。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 トーラスは約80年前、人類の領土へ侵略してきた魔王との戦いを終わらせた英雄である。

 魔王が人類の領土へ侵略を始めたのが300年前。

 人間も魔物もバッチバチに死にまくったし世界全体がどんどん疲弊していった。

 その戦争を英雄トーラス、すなわち前世の俺が終わらせた。

 ちなみに終わらせるタイミングで死んだ。仲間の援護とか全部投入した果てに、ギリッギリで相討ちに持ち込めたのだ。

 

「割と平和になってんじゃん」

 

 街並みを歩きながら、他人事のようにつぶやく。

 完全に他人事である。

 というか自分がトーラスの生まれ変わりであるということに、未だ実感が湧いていないというのが本音だ。

 

 もう既にかつての大戦を語り継げる人類がいなくなりつつある、平和の時代。

 記録でしか戦争を知ることはできない。人間を襲う魔物や、魔物を虐殺する人間こそいるが、それは日常からはみ出てしまった切れ端に過ぎない。

 

 今世の俺の人生は……ちょっとうまく思い出せない。他人との関係を排除した人生だったというのは分かる。思い出せる光景に、あまりに他人がいない。親も俺を気味悪がってとりあえず王都に出したっぽいし。

 俺の転生、意図したものだろうなと予想できる。一つの戦乱の時代を終わらせた人間が都合よく転生できるはずがない。誰かが仕組んでいるんだろうなあ。

 

「こんにちは! 冒険者ギルドです」

 

 そんなことを考えながら、ギルドの、()()()()()にたどり着いた。

 カンタベリー家は貴族ではないが、商売で繁盛してる、ユーラシア共同体の中でもそこそこの名家だからな。服装も平民っぽくはない、ラフめではあるがジャケットを羽織ったビジネススタイルを着て来た。

 

「初めまして。カイム・カンタベリーです」

 

 俺は今日から実家の王都における窓口として仕事をしていく。

 手始めに、カンタベリー家とつながりのある、とある貴族の領土内に発生した魔物の討伐を依頼しに来たのである。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 ギルドへの募集だが、父母の言うとおりに初級者募集とした。

 俺の実家がなんか言ってた、領土内での魔物出現報告である。

 

「内容、確認しました。カンタベリー家は仲介役で、マスフィールド家の方からの依頼ですね」

「ええ。僕が王都に来るから、それならついでにと」

「マスフィールドの方は実験用の材料採取しか依頼を出したことがありませんからね……」

 

 文書と口頭で依頼内容を説明すると、紺色の制服を着た受付嬢さんがビラをささっと作ってくれた。

 魔力で動く印刷機みたいなもので、依頼内容やら家の名前やらを打ち込むと自動で形にしてくれているようだ。80年前にはなかったなアレ。

 

「カンタベリー家の三男様、ですね。事前にご連絡いただければ、宿などこちらで用意出来ましたのに」

「いやあ、流石にそこまでは悪いです」

 

 まあ昨日までの俺がどんな感じだったのかあんま覚えてないんだけどな。

 受付嬢さんの心遣いにお礼を言い、俺はできあがったビラをもらうと、依頼募集掲示板の前に立ち、ピンでビラを留める。

 

「あの、こちらでやりますよ……?」

「いえ。他の依頼がどんな感じなのかとかも見ておきたいんで」

 

 俺みたいな依頼人が直接ビラを貼ってることはあんまりないのだろう。

 おぼろげな記憶だが、親曰く、これのついでに俺を王都に送り出していろいろ勉強させたかったらしい。

 別にそんなもん……自分でやるとは言わん。普通にもう学んでる。ああ、そうだ。前日に取り戻した記憶が既に自分の血肉となっている。おかしくはないよ。

 

「いいですか」

 

 ギルドボードに募集用のビラを貼っていると、背後から声をかけられた。

 振り向いて、渋い声が出そうになるのをこらえる。

 見るからに初心者。何なら初依頼じゃねえのっていう男女四人組が、キラキラした顔でこちらを見ている。装備も市販の安物ばかりだ。

 とっさに受付嬢さんを見るが、彼女は半笑いで『断っていいですよ』とアイコンタクトをしてくる。

 

「あ、ああ……冒険者の方、ですよね」

「は、はい! 王都に昨日到着して……!」

 

 ウーン……

 ま、ああいいか。本当に大した依頼じゃないし。

 むしろ考え方を切り替えるべきだな。初依頼がちゃんとやりやすいやつなの、この子達にとって幸運だ。初陣が厄災巨竜(ジェノサイドン)だった俺と比べ、女神様に愛されていると言うほかない。

 

 まあ俺が闘争と勝利の女神に愛されてるだけなんだけどね。てへっ。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 出現した魔物はイノシシに近い四足歩行の獣だった。

 特定の形こそ持っているものの、身体は魔族が死ぬ際に残す呪詛で構成されている。

 このタイプは『カースド』と呼称され、そこから形や性質によって分類・分別される。そこは昔と変わってない。まあ分類分別は流石にいろいろと増えてそうだけども。

 

「『カースド・ビースト』2体の討伐、完了しました」

「はい、お疲れ様でした」

 

 汗と泥にまみれた初心者パーティの報告を受けて、俺は頷く。

 リーダーである少年が俺に笑顔で報告し、他の三人の女の子たちが討伐の証拠である呪詛のコアを丁寧に取り出している。

 比較的開けた丘なので動きやすかっただろう。いやしかし、よくやった。よくやれてたと思うよ。正直見くびってた。全然使えるじゃん。本当に初陣?

 

「うまいね、君たち。連携も取れてたし、みんな魔法使えるんだ」

「……? まあ俺ら、トーラス冒険者学校を卒業しましたから!」

「!?」

 

 なんで俺の名前を冠した学校ができてんの!?

 ああいや……最終決戦前、パーティでキャンプしてたとき、『この戦争が終わったら俺、冒険者を目指す子供達のための学校建てるんだ』とか言ったことがあったな……ってこれモロに死亡フラグじゃねえか俺迂闊過ぎ。

 

「じゃあ帰還したら報酬をお支払いします。いや、よくやってくれたよ。タイムも速いし変な被害も出してない。将来有望だね」

「へへっ……ありがとうございます!」

 

 鼻の下を擦りながらリーダーの少年が礼を言ってくれる。

 気持ちのいい子だな。

 

「もう、レオってば調子乗らないの」

「カンタベリーさんすみません、こいつ本当にすぐこんな感じで」

「でも……カンタベリーさんって、付き合いやすい感じですよね。現地まで来るなんて意外でした」

 

 まあ、それはな。

 いろいろと自分の目で確認しておきたかったし。

 

「俺も王都に来たばっかりだからね。自分の脚で見て回りたいんだよ」

 

 例えば彼らが倒した魔物。俺の時代と比べれば、その辺にポップしてくる魔物としては、ランクが三つ程度下がっている。どうやら魔王が死んだ影響で、全体的なレベルが下がっている感じがあるな。

 一方で、例えば彼ら自身。冒険者学校卒業したばっか、にしては洗練された立ち回りだった。恐らく学校で実践的な訓練を積んでいたのだろう。人間サイドのレベルは底上げされているようだ。

 

 あと……まあ、なんていうか。

 ヤバい状態になったら、俺が頑張るしかないよな、とも思っていて──

 

「えっ!?」

「ん?」

 

 そのとき、パーティメンバーのうち一人、錫杖のような魔法杖を抱えた女の子が空を見上げた。

 他のメンバーが首をかしげる中、俺は退避ルートを探す。

 

「フィーネ、どした?」

「索敵魔法に反応、だけど……嘘でしょ……?」

 

 刹那。

 空を影が覆った。

 レオ君がぽかんを口を開ける。俺は彼の腕をつかみ、他の三人ごとまとめて突き飛ばす。

 

 直後、撃ち下ろされた巨大な炎が大地を舐めた。

 

「カンタベリーさん!?」

「大丈夫!」

 

 突き飛ばす際に反対方向へ逃れている。ジャケットの裾が焦げたが、致し方ない。

 見上げる。鋭く光る両眼と視線が重なる。

 全身の赤銅色の鱗を呪詛で覆い、翼を広げた翼竜。

 

『グッグギャアアアオオオオオオォォオオ!!』

 

 ──カースドタイプの中でも上位に君臨する第一級危険敵性存在。

 ──『カースド・ドラグーン』!

 

「どっ、どうしようレオ! あれ第一級の……!」

「お、落ち着けっ! マイノ、狼煙は!?」

「あるわよ! あるけど……! 間に合わない! もう接敵しちゃってるじゃん!!」

「とにかくカンタベリーさんを逃がさないと!」

 

 炎の向こう側でレオ君たちが対応を必死に練っている。

 うーん、いい子たちだ。何より判断能力を失っていない。そういうカリキュラムなんだろう。

 ……実力はそこそこにしつつ現場で動ける思考力を培う。この育て方の方針、ウチの賢者か? ふん、いい仕事したじゃねえか。

 なら、俺も報いないとな。

 

「炎で分断されてるから合流できないだろう! そっちはそっちで逃げてくれ! 君たちの背後は崖じゃなくて下り道になっている! 逃げるんだ!」

『……っ!?』

「俺は大丈夫! こう見えて冒険者の経験があるからね!」

「えっ、ちょっと、カンタベリーさん!?」

 

 足下の石を拾い上げ、カースド・ドラグーンへ投げつける。頭部に直撃、100点。

 

『ギャオオオオオッ!?』

 

 釣れた。

 身を翻し、レオ君たちから遠ざかるように走る。俺を追い、ドラグーンが空を駆け抜ける。丘を反対側に駆け下り、全身に魔力を回す。

 

 ……うーん。全力起動したら10秒ぐらいで身体ズタズタになるな。

 

「十分すぎる!」

 

 全力疾走で丘から離れ、急ブレーキをかけて振り向く。

 別の山の麓まで来てしまったな。数キロ分走った感じか。

 ドラグーンは必死に追ってきている。まっすぐ飛んでいる。狙いやすい。

 右手をかざす。魔力を練り上げ──

 

 俺が撃つよりはやく。

 その刹那。

 

 

「──『黒月投転射砲(フォルティスブラエ)』」

 

 

 視線の先で。

 ドラグーンを、一筋の光条が撃ち抜いた。

 

「えっ」

 

 なんすかこれ。

 ドラグーンが一拍遅れて、貫かれた点を中心に円形に身体を吹き飛ばされた。

 

「えっ……ええ……」

 

 ちょっと待って! 人類サイドも底上げされているようだとは言ったけど!

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 唖然としている俺の目の前に、ふわりと誰かが舞い降りる。

 

 少女だった。

 空から降ってきた。

 頭の中の、自覚的に動かせない領域が勝手に計算結果をはじき出す。ドラグーンを撃ち抜いた攻撃は空中から放たれていた。攻撃を終えて、降りてきたのなら、今ここに来る。

 

 少女は地面に墜落していくドラグーンを見て、完全に戦闘力を奪ったことを確認して。

 

 それから振り向いた。ふわりと金髪がなびく。

 色素の薄いそれは、黄金というより朝の光のような色だった。

 

 

「もう大丈夫ですよ」

 

 

 きっと運命が存在するのならば。

 それはいつも、天から降ってくるのだろう。

 

 そう、思った。

 

 

 ◇◇◇

 

 

「でもカンタベリーさん。自分を囮にするのはやり過ぎですよ」

「…………」

「ドラグーン相手にこんな場所まで逃げ切れたのは驚嘆に値しますが、正直駆けつけるまで、遠視していて私の心臓が止まるかと思いましたからね! もーあんなことはしないように。いいですね!?」

「…………」

「ただ、逃げ切れたというか。魔力で脚部を強化して走っていたと思うんですが。言いにくかったらすみません、元冒険者ですよね? あのスピード……深層迷宮に潜っている『ACES』や旧魔王軍狩りに特化した『夜鷹の会』、何より私がお世話になっている『ミリオンベイビー』の面々でも簡単には出せません。あなた、一体何者ですか?」

「…………」

「あっ、違っ……ご、ごめんなさい。私なんかが踏み入ったことを聞いてしまって。その、本当に、言いたくないのなら言わなくていいですし、ていうかいいです! 言わなくていいです! さっきのも忘れてください……えっと……その……は? ちょっと、カンタベリーさん! 聞いてませんよね!?」

「うわっ」

 

 少女に声をかけられ、ハッとする。

 墜落したドラグーンのコアを回収しに向かっている途中だった、そうだそうだ。

 コアは放置しておくとまた新しい魔物を生み出してしまうので、ちゃんと拾い集めて専門機関で完全に破壊するか、完全に封印するかしないといけないんだよな。ちなみに封印されたコアは武器に転用されることもある。

 

「ええと、それで。なんだっけ」

「ああもう……別にいいですけど」

 

 舞い降りてきた時の神秘的な雰囲気とは打って変わって、彼女は頬を膨らませてそっぽを向く。

 

「興味ないみたいでしたし。私の名前も覚えていないことでしょう」

「レミア。職業は魔法使い。上位魔物の累計討伐数第5位のパーティー『ミリオンベイビー』所属。二つ名は『未踏のレミア』だろ」

「あっ……わ、私なんかの名前を覚えてくれてたんですね……」

 

 照れ照れと頬を染めるレミア。肩口に切りそろえたセミロングの髪を指に巻き付けて口をもごもごさせている。服装は魔法使い用のバトルコートで、冒険者だなと一発で分かった。それも相当手練れだ。

 なんだ? 名前覚えるだけって、礼儀だろ相手の名前を覚えるの。

 

「そして、トーラスの後を継ぐ者、だったっけ」

「はい! 今はまだ、自称なんですけどね」

「そう……」

 

 それを聞いて意識が遠のいたのだった。

 なんて言うんだろうな。

 現代剣術やってる人が宮本武蔵の再来を名乗ってるような。

 そういう途方もない詐欺っぽさを感じて、意識が勝手に落ちそうになったのだ。

 

「……憧れるもんかね。究極的には、一番多くの殺戮をしたっていうだけだろう」

 

 口にしてから、しまったと顔をしかめた。完全に感情をコントロールできていない発言だった。

 銅像が建ってるし学校ができてるし、多分、後世に俺はメチャクチャいい存在として扱われている。それをけなすのは……

 

「分かっています。それでも、なんです」

「!」

 

 レミアの力強い言葉に、俺は足を止めて、彼女の顔をじっと見る。

 向こうも立ち止まると、真摯なまなざしを向けてきた。

 

「『白焔の騎士』トーラス……闇を祓い、世界に光をもたらした存在」

「ああ」

「恐らく孤児で、冷酷に見えて人情があって、魔王相手にも恐れを知らなかった伝説の英雄……」

「あ……?」

「初陣では巨大なドラゴンを一刀に切り伏せた、史上最強の魔法剣士」

「え……?」

「私が目指す頂です」

 

 レミアの碧眼をぼうっと見つめながら、俺は思う。

 

 

 

 は? 俺の前世めちゃくちゃ捏造されてるが?

 

 

 

 トーラスは孤児じゃない。

 両親はいた──()()()()()()()()()()()()()に。

 

 トーラスは初陣で漏らしてズボンびしゃびしゃにしてる。

 一刀に切り伏せてもいない。最後は遺跡を壊して生き埋めにしたドラゴンの頭部を半日かけて剣で割るという陰キャプレーで勝利している。

 

 

 

「湖の精霊と対話し、精霊の神酒を与えられ、それを飲むことで水の上を歩く力を得た話は有名ですね」

 

 知らない。人間は水の上を歩けない。あと俺は酒マジで弱いから一発で酔うと思う。

 

 

「本気で戦うときには腕が六本に増え、両眼から血を流し、聖剣と魔剣のどちらも自在に操ったといいます。得物を選ばないスタンス、見習いたいです……」

 

 知らない! 俺の腕は二本しかない! 目から血も流れない! どう考えてもそれは魔物の外見だろ!

 

 

「あと、一説によると全世界に三百人ぐらいの奥さんがいて、あちこちに英雄の子孫と言われる人がいますね」

「それはマジで知らない!! 誰なんだよそいつはッ!?」

 

 童貞のまま異世界召喚されて童貞のまま死んだのになんで子供がいるんだよォオオ!!

 明らかにプロパガンダじゃねーか!!

 

 

 俺はたまらず悲鳴を上げた。

 さっきから全然知らない伝説が並びまくっている。初めて高級スーパーに来た時並みに何から何まで分からねえ。

 

「はい? 『白焔の騎士』トーラス様のことですよ? 知らないんですか……これだから都会に胡坐をかいた不勉強者は。田舎の雑草根性を見習ってほしいです」

「すげえ逆張りマウントしてくるな! MLBのエグいシンカーみたいな変化したぞ今の台詞」

 

 ちょっと本当に待ってくれェ!!

 正直悩んでいたんだ。英雄の記憶がありますよって、誰かに明かすかどうか。

 別に隠す必要もないのかなとか思ってた。

 

 でも違う。

 絶対嫌だ。

 絶ッッッ対に、嫌だ!!

 

 

 『英雄(こんなの)』と思われたくねえ……っ!!

 

 

 何が何でも黙っておいて、商家の三男坊として平和に過ごそう。

 俺は固く誓うのだった。

 

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