ひぐらしのなく頃に 目明し編 もし詩音が助かったら(ハッピーエンドになるとは言ってない) 作:パルチザン
原作:ひぐらしのなく頃に
タグ:R-15 残酷な描写 アンチ・ヘイト 目明し編 ご都合主義 処女作 ひぐらしのなく頃に解
だが、そこに颯爽と助けに現れたのは……レナだった!?
詩音vsレナの闘いが、今ここに!!
7割本当の事です()
卒楽しみですね!…前置きは置いといて、今回は目明し編のIFストーリーを書いてみました。最後の圭一監禁シーンから始まりますが、ご都合主義と感じる所があるかもしれません。処女作ですが、どうか皆さん暖かい目で見てやってください。m(_ _)m
あ、ちなみに圭一視点から始まります。あと、
・実際に話してるのは詩音→詩音「」
になるのですが、圭一は気づいていないため、圭一の思考とラストは魅音と詩音の名前、立場が入れ替わってるのでご了承下さい。
では、本編スタートです。
…目が覚めると、拷問部屋のような所に連れてこられていた。何かの道具に貼り付けにされた状態で。
「み、魅音…ここは?」
詩音「地下祭具殿だよ。梨花ちゃまも沙都子も……ここで殺したんだ。そしてここに連れてこられたという事は……分かるよね?」
「な、何がだよ………。」
いや、もう頭の中では分かっているのだろう。次の一言が何を発するか。しかし、ここまでされても残っている魅音への、誇り高き我が部の部長への想いがその思考を邪魔する。
詩音「次は圭ちゃん……そして次は詩音を…」
「な、何をするんだよぉッッッ!?」
やめろ!やめてくれ!その一言は…頼むから言わないでくれぇッッ!!
詩音「殺す。」
……宣言されてしまった。遂に。俺が、俺達部活メンバーが一番聞きたくない言葉が。部長、園崎魅音の口から発せられてしまった。その瞬間………
ドゴォオオォォオッッッ!!!
この鉄の牢獄のような静寂の場には似つかわしくない音が部屋全体に響き、俺は…いや、魅音さえも扉の方を向いてしまう。
レナ「魅いちゃん、今の話……本当なのかな?かな?」
なんと、そこには部屋で待っているはずのレナ。竜宮レナが立っていた。右手に光る鉈を持ちながら…。凶器である鉈を持っている事には、普通は恐怖を抱くだろう。だが、今の俺にはこれ以上ない希望へと見えた。
詩音「レ、レナ!?どうしてここに…」
レナ「レナね、おかしいと思ってたんだ。魅いちゃんが圭一くんを連れて行った時、妙な胸騒ぎがしたの。そしてついていったら…あらビックリ。
魅いちゃんが圭一くんにスタンガンを使って気絶させちゃったじゃない。あ、でももちろん話し合いだけで終わればレナも引き返したんだよ?」
詩音「で、でも!ここまでには鉄の扉の方から来たはず!どうしてそこの扉の方から…!!……はっ!まさか!!」
レナ「魅いちゃん…いくら自分がいるからって、玄関の鍵は閉めた方が良いと思うかな。かな?」
詩音「けっけっけ……あっはははははははははははは!!!!レナ、あんた、警察に就職した方がいいんじゃない?あの大石とかいう警官よりよっぽど役に立つよ!!」
レナ「残念だけど遠慮しておくかな。警察官になっちゃうと、堂々とかぁいいものを持って帰れないからね♪?」
レナは……笑ってはいるが、目が全く笑ってない。よほど魅音に裏切られたのが許せないのだろう…。
レナ「うーん…それもあるけど…」
「あれ?また俺口に出てた?」
これにはレナ、魅音ともにスルー。魅音はともかくレナにも無視されるのは中々辛い。
レナ「一番許せないのは……魅いちゃんを信じた圭一君を殺そうとしたことかな。そしてもう……誰も犠牲者は出させない。」
そう言い、レナは右手に持っていた鉈を構える。
「レナ………」
詩音「くっくっく…っく…ははははははははははっっ!!上等だぁ!ぶちまけられる覚悟はできてんだろうなぁ!!?」
対して魅音は、右の棚に保管してある鞭のような物に、釣り針がたくさん結んであるような物を構える。
こうして、レナと魅音の戦い……いや、殺し合いが始まった。本当は「誰も望んでない」殺し合いが。……始まってしまった。
詩音「あはははは!レナ、よくそのリーチの短い鉈で持ちこたえられてるねぇ!もしかして使い慣れてるの……かなッ!!」
レナ「!!」
魅音はそう言い、レナに向かって勢いよく鞭を振り回す。それに対してレナはすんでの所で回避する。…戦いは互角に見えるが、若干魅音の方が押しているようだ。このままじゃジリ貧だぞ!どうするんだ…レナ!
レナ「ここいらで勝負を決めさせてもらうかなッ!」
レナが一気に魅音の懐に入る!そして魅音の鳩尾に重い鉈の一撃をお見舞いしようと…
詩音「おっと!!」
だが、あと僅かの所で避けられ、鞭に弾き飛ばされてしまう。
詩音「…フフ、今のは正直危なかったね…でも、今のが限界って所かな…?」
「?どういう事だ…、あっ!鉈が…!!」
そう、レナの手に握られている筈の鉈が…無くなっていた。俺はかろうじて首を見回すと、魅音の真後ろ、少し離れた場所に転がっていた。あれじゃ取りに行けるわけが…
詩音「チェックメイトだね。レナ。あんたの負けだ。」
魅音はそう言い、レナに鞭を向ける。
詩音「じゃあ、『ゲーム』に負けたんだし、…罰ゲーム、でしょ?」
魅音がその笑いを浮かべた時…俺は、言葉では表せない恐怖に身を包まれた。レナ!レナ!!逃げてくれぇっっ!!
詩音「レナはうーん…そうだなぁ。私と圭ちゃんのゲームを邪魔した罰として…梨花ちゃまや沙都子と同じ所に送ってやるよっ!!」
「レナぁぁああぁぁあぁあっっっ!!!」
魅音が勢いよくレナに鞭を振り下ろし、レナであったものの無残な姿ができ上がろうとする…俺は反射的に目を瞑ってしまった。…だが、いつまで経ってもそれらしき音は聞こえない。
代わりに「バチッ!」と言うような音がした。
おそるおそる目を開けると…
詩音「レ、レナ……あんたぁっ!!」
何故か魅音が膝を付いて、レナが立っている。
「ど、どういう事…だ……?何が起こって…」
その時ふと、レナの左手に目が向けられた。…スタンガンだ。魅音が持っていた…。俺を気絶させてここまで運んだあの、スタンガンが。
詩音「ふふ、そういう事か…今さっき私の懐に入ったのはあの鉈の一撃をお見舞いする訳ではなく、そのスタンガンを奪い取るためって訳かい…………ははっ、かわいい顔してえげつない事やるねぇ!!」
レナ「…その鞭が電気を通すものだった事が幸運だったよ。…それに、レナ言ったよね?『誰も殺させない』って。」
そ、そういう事か…レナの目的は魅音を殺すことじゃなく、止める事…だからあえてあの鉈を離し、油断させたってことか…
詩音「レナ、あんた…こんな事をしてタダで済むと思ってるんだろうねぇ!!」
魅音が立ち上がって側に置いてある五寸釘とトンカチを手に取り、俺の指に釘を打とうとした瞬間─
バチッ!!という乾いた音が、再び俺のすぐ側から聞こえた。
レナ「少しの間、おやすみ。『─詩いちゃん。』」
レナの最後の言葉は小さくてよく聞こえなかったが…
「終わった………のか?」
俺達の背後にあった部屋の扉が何かをぶつける音と共に勢いよく開かれる。どうやら大石さん達機動隊の皆さんが扉を打ち破って来たみたいだ。……どうして、こんな事になったのだろう。俺達は、どこで間違ってしまったのだろう。
……それを答えるのは、雛見沢の…煩くも賑やかである、ひぐらしの声だけだった……。
昭和58年 6月某日、雛見沢の園崎邸にて連続殺人事件が発生。尚、この事件については「オヤシロさまの祟り」と呼ばれる雛見沢で起こる連続怪死事件とは関係性も無いと思われる。
概要 雛見沢にある園崎家に、竜宮レナからの通報が発生、大石車と共に複数の機動隊が向かった。
通報場所で前原圭一、園崎詩音、竜宮レナ、そして加害者である園崎魅音を確保、即時保護した。
そして、保護された園崎魅音は隠し井戸の場所を供述し、その井戸の奥に園崎お魎、古手梨花、北条沙都子、公由喜一郎の死体が発見された。他何人かの死体も発見されたが、既に白骨化しており、身元は不明。そして、古手梨花が着用していた衣服から注射器が発見された。注射器は割れて粉々になっており、何の薬品が入っていたかは不明。
保護された園崎詩音は保護当時、とても酷い不安定な精神状態だったが、カウンセリング、友人等の面会を繰り返し、少しずつではあるが、順調な回復に向かって来ている。
そしてその友人、前原圭一、竜宮レナはおおまかな事件内容を認知しており、捜査を進められている。だが、当事者の園崎魅音が昏睡状態、園崎詩音が事件についての一切を語らない事から詳しい事は依然として分かっていない。
加害者の園崎魅音については、昏睡状態のため鹿骨市の病院で入院中。尚、回復の目処も未だ経っていない模様。回復次第、事件について事情を追求する。
そして、加害者宅の部屋から、日記と思われるノートが発見された。その日記の最後の一文を記載する。
『生まれてきて、ごめんなさい。』
昭和58年7月某日
大石蔵人
はい、と言う事でこの小説自体は終わりです。
最期の結末に納得してない人や、モヤモヤしっぱなしの人もいるかもしれませんが、本編の生存者は増えた筈なので……(何も解決してない)
とにかく、この駄文に最後まで付き合ってありがとうございました。またこういう物を書くかもしれませんので、書いた時にはまたお付き合いください(^^)
評価、感想など、どしどし送ってきてくださいね!
では、また機会がありましたら!