ウマ娘の世界で、機械化の進んだWW2だと、その能力から騎兵隊や輜重隊になるんでは?という、勝手な設定解釈での思い付きで、とりあえず書きなぐった代物のため、思いつかないと続きません。
 レース?そんなものないよ?

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※前作書いてた時に、他の種もいたりするのかな?というところから膨らませたものです。


Withdrawal

Over hill, over dale,We have hit the dusty trail,

丘を越え、川を越え、泥濘(ぬかるみ)(わだち)を残し

 

And those caissons go rolling along.

弾薬補給隊(ケーソン)は進んでいく

 

(Counter march! Right about!)

(行進!回れ右!)

 

Here those wagon soliders shout

ほら、輜重(しちょう)兵が叫んでいる

 

While those caissons go rolling along...

そんな間にも、弾薬補給隊(ケーソン)は進んでいく…

 

 

────────────────────────────────────

 

隊長(チーフ)、この砲撃はいつやむんですか?」

 

 

 塹壕の中、となりにいた軍曹から、そういう言葉が投げかけられたが、そんな質問にまともに返す気も起きないまま答える。

 

 

「相手さんに聞いてみてくれ。そうだろ?曹長」

「そうですね。ただ、相手さんに聞いたら、正直に答えてくれるんですかね」

「答えの代わりに鉛弾(プレゼント)が貰えるかもな。軍曹、言い出しっぺだ。ひとっ走りいってこい」

「うへぇ・・・それはご遠慮しときます」

 

 

 長い付き合いの曹長と軍曹のやり取りから、会話元へと冗談で返せば、軍曹はまずったなぁという恰好で首をすくめていた。

 

 前線、というには烏滸がましいぐらいの後方にいる位置。

 

 補給用の部隊駐留地として形成されていた場所が、相手側に位置がバレたのか、元陣地だった場所に着弾していたりしている。

 

 主だった部隊は、作戦遂行の為に引き払っているために、被害という被害が出ているわけでもないが、最後の出立とされ、引き払いの事後処理の指令をうけた輜重隊の一つともいえる自分が率いる分隊が取り残された格好になってしまっていた。

 

 

「とんだ貧乏くじを引いたもんだ。で、兵長、無線の方はどうだ?」

「ダメですね・・・さっきからみてますが、うんともすんとも」

 

 

 陣地用の無線機も、部隊が移動する際に引き払っているために、性能の良いものは一切残っていない。

 

 残っていた物といえば、分隊に支給されている背負い型の携帯無線機なのだが、それを何度もいじったり叩いたりして確認してもらってはいたが、不良品なのか故障したのか、先ほどから無線機からは雑音以外のものはなく、本体との連絡はさきほどから無しのつぶての様だった。

 

 

「運が悪いったらありゃしないね・・・」

「そうですね。隊長(チーフ)。で、どうします?」

「どうするもこうするも、当初の予定通り、尻尾巻いて逃げるだけさ。みんな、いるか?」

 

 

 そう言っては周りを見渡す。

 

 全員が全員、ヘルメットをかぶってはいるが、独特な形状のヘルメットのその隙間からは、耳が一対、人によってはひとつだけの場合もあるが・・・それぞれがこちらに耳を傾けていた。

 

 

「いいか、とりあえず当初の予定通り、尻尾巻いて逃げるぞ。あとは合流地点まで各人で移動だ」

「装備はどうします?」

「持てるだけ持っていけ。アタシらだったら小銃数本に携帯弾薬数十個だろうが軽くいけるだろ?」

「一〇五mmの弾箱より軽いですからね、いけます」

「そりゃ、しょんべん弾がぎっしり詰まった箱の方が軽いわな」

 

 軍曹からの相槌もはいってきては、周りから笑いが漏れる。

 こんな時でも、緊張を紛らわそうとする良い部下を持ったもんだと、再確認をする。

 

「なら、ついでに重機も持っていけ。軽いんだろ?ま、道中、何が起こるかわからんからな保険としてもっていけ」

「了解しました。兵長、重機はお前だ。伍長は無線とその予備品だ」

「アイマム!」

「イエスマム!」

「あとはションベン弾を飛ばす小銃(コック(Peni●))弾薬(ナッツ(金●))を担いでいこうぜ!たんまりとな!」

「軍曹・・・ハァ、まぁいい。次の砲撃が止んだら南の森まで走る。準備を開始しろ!」

「「「「「イエス!マム!」」」」

 

 

 そう伝えると、各人準備をしだす。

 

 とはいっても、塹壕内で持てる兵装は限られてはいるし、持ち出せれる装備品は粗方整理はついてもいる。

 

 その中で、破壊廃棄予定だったものは、先ほどからの砲撃で破壊されつくしている為に、作業の手間が省けたなと、幸運だったと割り切った。

 

 そうこうしていると、全員の準備が整えた頃合いに、先ほどまで鳴り響いた砲弾の雨の音が少なくなり・・・

 

「よし!いまだ!!いくぞ!!!」

「GO!GO!GO!GO!」

 

 

 軍曹の掛け声と共に、6人の姿が塹壕から一斉に飛び出しては、南の森へと走り出す。

 その速さは、人のそれとは異なる速さを出し、その背負う荷物は、身体よりも大きいサイズを持ち出して・・・

 

 案の定、北側から長銃の発砲音があちらこちらから聞こえてくるが、もう遅い。

 

 銃弾が、近くの木々に当たる音を聞きながら、木々の中を腰を低くして全速力で走り抜ける。

 ヌカルミだろうと、泥沼だろうと関係なく・・・ウマ娘の二本の脚を強く踏み込んでは、後ろに踏み抜き走り続ける。

 

 こんな木々が密集している森の中では、機械では追いつけない。

 ましてや、人の足ではなおさらである。

 

 もともと、キ兵隊として訓練もされているために、スタミナも豊富である。

 そうして、追随を振り切るために各々が森の中を数kmも移動していった。

 

 

 

 逃げに逃げに逃げ続け、ようやく新たに設けられた合流地点に到着したときは、すでに日が沈んでいる時間だった。

 

 




輜重分隊内の、元ネタ馬の種類
隊長:中間種
曹長:重種
軍曹:中間種
伍長:重種
兵長:重種
一般:(軽種)重種(中間種)

(二人は後で追加)

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