戦姫絶悪シンフォギア 悪意の体現者   作:爆走ボンバー人間

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どうも皆さんこんばんは!爆走ボンバーです!
前回、ほとんど話進んでなくて、今回もちょっとプロローグっぽくて、話あんま進まないですごめんなさいorz
飽きずに最後まで読んでもらえると嬉しいです!
では、第二話どうぞ!


仮面ライダーという悪

ノイズ

 

有史以来から確認されていた異形の怪物。人類共通の脅威とされており、歴史上に記された異形の類は大半がノイズ由来のものと言われ、近年、国連総会で特異災害として認定された未知の存在。

形状には個体ごとに差異があり、人型から異形型、ビルを越えるほどの大型まで数多くの形態を有しており、外見上の共通点として、どのノイズにも液晶ディスプレイのように輝く部位と意図が読めない奇声を発するのが特徴であること以外、謎が多い正体不明の生命体である。

神出鬼没であり、予兆もなく空間からにじみ出るように突如発生し、人間のみを大群で襲撃、触れた人間を自分もろとも炭素の塊に転換させ、発生から一定時間が経過すると自ら炭素化して自壊する特性を持つ。また、一定範囲以内に人間がいなければ、周囲を探索したりはせず自壊するまであまり動くことはないという不可解な行動原理。

まるで、人間を殺すためだけに存在しているような理不尽の権化。

そして、ノイズを災害たらしめる一番の特性が『位相差障壁』である。ノイズの存在を人間の世界とは異なる世界にまたがらせることで通常物理法則下のエネルギーによる干渉をコントロールする能力であり、ノイズ自身の「現世に存在する比率」を自在にコントロールすることで、物理的干渉を可能な状態にして相手に接触できる状態、相手からの物理的干渉を減衰・無効化できる状態を使い分けることができる。

如何な最新兵器であろうと、その全てが物理的な攻撃であるため、その世界に存在していないことになっているノイズには、文字通りそのまますり抜けてしまい、倒すことができない。理論上では、相手がこちらに干渉するときに、存在比率を上げる瞬間はこちらの攻撃も効果があるが、それを見極めるためにはカウンターの要領で行う必要があり、触れたら死ぬ相手に接近しなければならず、触れないようにギリギリで倒す必要がある。そんな事が実行できるはずがなく、また実行しようとしても大半が成功する前に炭素にされてしまうことから、机上の空論である。その他の方法として、効率を考えず間断なく攻撃を仕掛ける長時間の飽和攻撃によって殲滅は可能だが、その場合周囲を更地にすることでノイズよりも深刻な被害をもたらす結果となるだろう。

このことから、倒すことも捕獲することで研究することもできず、人類がノイズに対して有効的な撃退方法はなく、唯一の手段として、都市部を中心に避難警報やシェルターの設置といった政策が取られ、ノイズが自壊するまでシェルターで待つ以外に対策はない。

人ではどうすこともできない理不尽な被害、だからこその災害扱いである。

 

 

 

しかし、そこで人類の前に姿を現したのが仮面ライダーアークワンだった。

突如現れた彼、または彼女はその圧倒的な戦闘能力をもって、人類を襲撃していたノイズ達を瞬く間に殲滅し、滅ぼしていった。誰が言ったか人々は仮面ライダーと名をつけ、世界各地に現れるノイズと同じように、仮面ライダーも場所を問わずノイズが現れるところに仮面ライダーも現れる。その拳で砕き、その蹴りで吹き飛ばし、何もないところから武器を創造し、そのドス黒いオーラでノイズを一匹残らず滅ぼしていった。そしてその場のノイズを全て倒すと、彼もまた姿を消す。その繰り返しだった。

人々は仮面ライダーに感謝した。初めこそ、その不気味な姿から警戒を抱いていたが、今まで蹂躙されるしかなかった、人類の敵であるノイズを倒す仮面ライダーを崇めた。

彼こそが救世主だと。彼女こそが人類の希望だと。

あのお方がいるのなら安心だ。ノイズなど、もはや恐れることはない。

仮面ライダーが居る限り、俺たちは安泰だ!

人々は口々にそう言い、仮面ライダーをもてはやした。

 

だが、それは長くは続かなかった。

 

仮面ライダーがなぜ、ノイズを倒すのかわからなかった。

最初は自分たちを守ってくれてると信じてた。

でも、信じ続けられなかった。

そんな力があるのに、彼は何も見返りを求めなかった。

求めれば、なんでも手に入りそうな功績だ。なのに何も求めず、ただノイズを倒すだけだった。

それが怖かった。わけがわからなかった。理解出来なかった。

そもそも仮面ライダーとは何だ?

どうやってその力を手に入れた?

どこの国の、どこの組織の者だ?

仲間はいるのか?

ノイズを倒す理由はなんだ?

 

仮面ライダーの、目的はなんだ?

 

何もわからなかった。

だから怖くなった。

人類の敵であるノイズを軽々と蹂躙する彼の力が、いつか自分たちに向けられるかもしれない。

仮面ライダーの力なら、自分たちを簡単に滅ぼすことができる。

 

人々は恐れたのだ。仮面ライダーの存在が、その力が恐ろしくなったのだ。

そこで人類は気づいた。気づいてしまった。

 

仮面ライダーもまた、ノイズと同じ得体の知れない超常的な存在だということに。

 

そこからは仮面ライダーに対する見方が変わるのは早かった。

 

実は仮面ライダーには、何か野望がある。

人類には話せない、極悪な計画を立てている。

あの力は、多くの人間を人体実験して犠牲にして手に入れた力だ。

ノイズも実は仮面ライダーが作ったのではないか。

だったら仮面ライダーが倒せるのも納得だ。

仮面ライダーがノイズを倒しているのは自作自演だったんだ。

 

好き勝手な憶測と噂が飛び交い、やがてそれが人々にとっての事実となる。

自分たちが理解できないことに対して、自分たちの尺度で都合の良いように捉える。

そして、異常を理解するのではなく、自分たちの通常に当てはめるように改ざんする。

それが人間の思考パターンだ。

 

上層部の人間達も仮面ライダーの力を恐れていた。

だが同時に狂おしいほどに欲した。

仮面ライダーの力を、その技術を手に入れることそれ即ち!

世界を統べることと同義だった。

 

あの力さえあれば、国は更に発展する!

他の国を出し抜いてトップに立てる!

誰に阻まれることなく、国を、世界を思いのままに操ることができる!

一国の代表でも主でもなく、世界の頂点に君臨することができる!

 

権力者たちの欲望は止まることを知らず、更なる権威のために仮面ライダーを手に入れようと躍起になった。

だが、仮面ライダーを手に入れることはできなかった。

武力による強引な手段は、それを上回る武力によって犠牲すらだすことなく(・・・・・・・・・・)鎮圧された。

話術による交渉は、聞く耳をもたれなかった。

謀略を張り巡らすも、その悉くが失敗に終わり、仮面ライダーの情報を入手することすらできなかった。

手に入った戦闘データも、現在の技術体系では再現できず、役に立たなかった。

 

権力者たちは焦った。

このままでは、他の誰かに仮面ライダーを掠め取られてしまうかもしれない。

そうなれば、己の立場すら危ぶまれる。

そも、仮面ライダーとは誰が作ったのだ?

一体どこの国の所属、支援を受けているのだ?

なぜ、どこも仮面ライダーの所有を主張しない?

一体何が目的なんだ?

権力者達は互いの何もない腹を探り合い、牽制しあった。

そこで一つの奸計が出された。

権力者達は人々の噂を利用し、操作することで一つの事実を作り出した。

 

仮面ライダーこそが我々人類の、真なる敵だという偽りの事実を。

 

根拠なんてない、ただの噂と憶測だ。

だが、それこそが人々にとっての事実となる。

その事実を使い、どの国も簡単には仮面ライダーには近づけなくなった。

人類の敵である仮面ライダーの手を取るということは、人類の裏切りとなるからだ。

そうなれば、その国は真っ先に世界の標的にされてしまう。

仮面ライダーは手に入れたいが、同時に相応のリスクを背負うことになる。

それにより、近年異端技術の独占を図ろうとしていた各国のにらみ合いは、さらに剣呑なものになっていった。

今や仮面ライダーを手に入れる手段は限られた。

秘密裏に仮面ライダーと接触し、交渉するか・・・

 

仮面ライダーを抹殺し、その身体と技術を強奪するか・・・

 

前者は他国に気づかれれば、その時点で世界の敵確定。The end。

後者であれば、人類の敵である仮面ライダーを倒したという栄誉とその技術体系、二つを同時に手に入れ、世界に対して武力と栄誉による発言力を手に入れることができる。

 

人は強欲なものだ。同時に手に入れられるなら欲しいと思うのが人間だ。

 

だからこそ、人が出したその結論は必然だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

仮面ライダーアークワン・・・飛電望は、転生者である。

前世の記憶を持っている彼は、気がつけばこの世界に居た。

望は困惑した。いつの間にか寝て起きたら、見知らぬ街中にいたのだから当然だ。

慌ててスマホを取り出し、さらに困惑した。

望が覚えてた年代は2021年。

しかしスマホに表示された時刻の年月日は自分が生きてた時代の10年以上先の未来だったのだ。

 

なんだこれ。スマホ壊れた?何かのドッキリ?

それともガチでタイムスリップして未来に時間旅行した?

それか最近流行の異世界転生とか?異世界っぽくないけど・・・

 

わけのわからない事態に対して、その割りには微妙に冷静に現状を把握しようとしている自分がいた。

人間、予想外の事態になると逆に冷静になるって本当にあるんだなって他人ごとのように考えていると、急に大きなサイレンの音が鳴り響く。

突然の大音量に小さな悲鳴と一緒に肩が大きく跳ね上がる。大学生になっても突発的なことにビビってしまい、さらに街中でそんなリアクションをしてしまい羞恥を覚える。

しかし、街の人達はそんな望のリアクションなど誰も見ていなくて、それどころか一斉に顔を青くさせ悲鳴を上げると一目散に逃げていく。

 

え、なに?これ火事かなんかのサイレンじゃないの?なんかヤバい系?

 

火事かなんかの災害のサイレンだと思っていたが、周りの反応から見るにもっとやばい何かだと思い、自分も人々の流れに乗って逃げようかなとその場を離れようとする。望の考えた通り、これは災害を知らせるサイレンだった。だが、それは自然現象とは明らかに離れた地獄を知らせるサイレンだった。

現われたのは、生物っぽいけど生き物っぽくない歪な化け物だった。

 

なんだ・・・あの、ブヨブヨした気持ち悪いの。あれから逃げてんの?

 

それが人間にとって最大の天敵であるノイズとは知らない望は、いかにも量産型の雑魚キャラっぽいやつにしか見えなかった。もっと凶悪でやばい怪物を想像したために、余計に気が削がれた。

 

ノイズが人を飲み込んで諸共に炭になるまでは・・・

 

気づけば走っていた。全力でこの場を離れるために走っていた。死にたくなくて走っていた。

 

なんだよこれ!なんだよこれ!なんだよこれ!

起きたら知らない場所にいて!

未来か異世界に来たかと思ったらバケモンがでて!

しかも触れるだけで即死ってなんだよ!

どう見ても雑魚キャラの見た目なのにおかしいだろ!

 

知らない場所、知らない時間、謎の化け物、目の前で直視した人の死、望はこれまで感じたことのない身近に迫る死の恐怖と、どうして自分がという理不尽な怒りを感じていた。

 

無我夢中で逃げていると躓いて転んでしまう。慌てて起き上がり、気づいてしまった。

周りにはもう逃げている人がいなくて、代わりに人だった炭が舞っており、化け物に囲まれているのに。

無機質そうにゆっくりと、しかし確実に近づいてくる化け物。

 

飛電望は転生者である。

しかし、彼は特別な人間じゃなかった。

頭脳明晰な天才でもなければ、超人的な身体能力もない。

誰もが羨むほどのイケメンでもなければ、金持ちのエリートでもない。

死んだ記憶もなく強靱な精神力もなければ、特別な能力や異能もない。

どこにでもいる普通のオタク趣味をもった大学生でしかない。

そんな彼が持っているものは、この理不尽な現状に対する悪意しかなかった。

 

なんで俺がこんな目に!俺が何したってんだ!俺は無関係のはずだ!理不尽だ!ふざけんな!いやだ!死にたくない!

いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!

 

「死にたくないッ!!!」

 

もっと生きていたい。

まだ死にたくない。

生に対する渇望の叫びを上げる。

そんな叫びに呼応するように、周囲の炭の山からドス黒いオーラ・・・『スパイトネガ』が溢れ出す。四方から溢れ出したスパイトネガは、望の前に集まっていきスパイトネガの中から一つのキーが出てくる。

 

そのキーを望は知っていた。

そのキーの絶大な力を、あり方を、恐ろしさを。

ありえるはずがない。だって、それはフィクションで、物語の中にしかないものだ。

でも、もしもそれが・・・自分の知っているとおりの力あるのなら・・・!

 

その危険性を知りながら、同時に力があるのを知っているから、望は一抹の望みをかけてそのキーを手に取る。

ただ、純粋に死にたくないから。

 

Malice learning ability

 

そして、世界の悪意に飲み込まれた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、現在

 

自身の前に存在する害悪(ノイズ)を殲滅し、残骸()が舞い散る無人の街に立っている。

あの日、自分が生きるための力を手に入れ、ノイズを倒す力を身に纏い、人を護ることができてしまってから、戦い続ける日々となった。

それが俺にできることで、やらなければならないことで、望まれたことだから・・・

 

シネ

シネシネ

シネシネシネ

シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死

 

そして、これも俺が望まれたことの一つ。

 

Croitzal ronzell Gungnir zizzl(人と死しても、戦士と生きる)

 

後方からバイクの駆動音とともに歌声が響き渡る。悪意が込められた歌声とともに、歌声の主はその手に持つ無双の一振りをアークワンに叩きつける。が、既に予測を終えていたアークワンは振り向きもせずに、その槍を掴み取り、そのまま槍の持ち主ごと投げ飛ばし、瓦礫に叩きつけられる。

叩きつけられた奏者は、痛みを感じながらもそんな些細なことよりも優先することのために、立ち上がる。

 

「やっと見つけたぜ・・・仮面ライダー・・・!」

 

復讐に身をやつす奏者は、その目に憎悪と怒り、嫉妬が混ざり混ざった悪意が宿る瞳で、アークワンを睨む。

 

「ノイズと同じ人類の敵・・・!パパとママを、琴を見捨てたクズ野郎!殺す!絶対にぶっ殺してやる!」

 

シンフォギア奏者・・・天羽奏はその身に纏う復讐のための力、ガングニールでアークワンに戦いを挑む。

己の悪意がその身体を促すままに。

 




奏ちゃんってご両親のことパパママ呼びか父さん母さん呼びとか、どんな呼び方かわかんなかったからパパママ呼びにしました。間違ってたらごめんなさい!
ちなみに琴は亡くなった奏ちゃんの妹の名前がなかったから、勝手につくりました。
次回はバトルシーンをがんばって書きます。楽しみにお待ちください!
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