一ヶ月も失踪してしまい本当にすいませんm(_ _)m
課題やらバイトやら新作ゲームやらやっていたら、いつの間にか一ヶ月も更新引き延ばしていました
一応不定期更新としていますが、次はもう少し早く更新できるように頑張ります(~_~;)
そして、お気に入り100人突破ありがとうございます!
これからも精進してがんばります!
それではだらだら書くのもあれなんで、本編をどうぞ!
望がライブ会場に戻ってきたとき、そこはまさに阿鼻叫喚の地獄だった。人々が泣き叫びながらノイズから必死に逃げ、前にいる相手を押しのけながら自分を優先して助かろうともがき、ノイズに呑み込まれ炭になりながら助けを乞い、命乞いをする。
今もなお、ライブを楽しみに来た一人の少女にノイズの魔の手がすぐそこまで迫り、その手が少女に触れ、炭に変えようとする直前だった。
だが、その手が少女に触れる前に、ノイズが吹き飛ばされ炭素へと還元していく。
「はやく逃げろ・・・」
何が起きたのかわかっていない少女は呆然とするが、ノイズを吹き飛ばした望-仮面ライダーアークワンは逃げるように短く伝え、ノイズへと向かっていく。
アークワンは自らの予測演算能力をフルに使い、適切な行動パターンを検出、殺されそうな人間を最優先にノイズを倒していく。自分の周囲に武器を瞬間創造し、ノイズ達に向けて射出する。
剣の雨と弾丸の雨がノイズ達に降り注ぎ、アークワン自身も紫の弓であるカバンウェポン『アタッシュアロー』を使って観客達に誤射しないように的確にノイズだけを狙撃し、両端の刃で切り裂いていく。
だが、どれだけ予測をしても助けられない人間も出てくる。
「ギャアアアアアアアアア!!?」
「いやああああああああ!!!」
「死にたくない!死にたくないよぉ!」
どれだけ倒しても無限に湧いて出てくるノイズの群れに、アークワンだけでは対処しきれない。武器を創造し、事象を予測しても、人を優先して襲うノイズから10万人の観客を全て守り切ることなど出来ない。
どれだけ予測しても被害者が0という予測はできない。
だから効率よくより多くの人間の命を救うことしかできない
そして今もノイズに掴まれた男がいた。男はノイズに触れたことで絶望の顔を浮かべる。
これから自分は炭になって死ぬんだと恐怖に支配され・・・
そんな男の腕が切り飛ばされた
「・・・え・・・?」
男は呆然と腕があった場所を、血が噴き出す己のなくなった手を見る
オレノウデガ・・・ナイ・・・・・・?
「ッグギャアアアアアアアア!!!!!」
一瞬何が起こったのかわからない男は呆然とするも、襲ってきた激痛に悲鳴を挙げる
そんな悲鳴を男の腕を切り飛ばしたアークワンは全く気にせず、次の獲物を倒すために向かっていく。そのままノイズを倒しながら、観客達の人体の一部を切断し、矢で撃ち弾く。
手が、腕が、足が、刃で切断され、矢で抉って弾き飛んでいく
それが目の前で、炭にされるよりもさらに生々しく恐ろしい凶行を見せられた観客達は泣き叫ぶ声と怒声が混じった悲鳴を挙げ、ノイズだけでなくアークワンからも逃げようとする
ノイズに一度でも触れてしまえばその接触面から身体全てが炭素へと変換され死んでいく。
だから、身体が炭素に変換されてしまう前に接触した人体を切り離すことでその人間を生かす。
医療でも傷口が感染し壊死した人体の一部から病気が誘発されたりするのを防ぐために切除することはあるため、同じ理論のようなものだ。
しかし、例えそれが命を救うためであったとしても、なんの躊躇いもなく切り落とすことができるだろうか?
普段の彼なら、
だが変身中の彼は、
効率よく命を多く救うためには一瞬も無駄にできず、自らの動きを阻害し力に変えることすらできない悪意以外の感情など邪魔でしかない
今必要なのは多くの命を救うための最適な行動であり、邪魔な感情は鎮静化する
(恨むなら好きに恨め・・・)
救えなかった命への後悔も、救うために傷つけるという忌避感も、残虐な行動に対する罪悪感もなくなりはしない。
しかし、必要なことだと割り切れるぐらいに薄れていく
そして鎮静化した感情に代わりに悪意が強まっていく
(クソが・・・!ふざけんななんでこんなことどれだけ人を殺せば気が済むふざけやがって何が目的だなんでこんなことができる心は痛まないのか外道人でなし殺すだけの畜生が苛つく一体誰がやってやがる二課の連中もなにこんな実験してやがる舐めてんのか絶対に危険がないだなんてことあるはずないだろ何しても許されると思ってんのか力のためっていう大義名分があればいいとでも思ってんのか殺すぞってか誰だ裏で糸引いてやがるのは色んな人犠牲にして俺に面倒かけて迷惑かけて苦しめやがるクソ野郎が殺す殺す殺す絶対にぶっ殺してやる・・・!)
正確無比で冷徹な機械染みた動きとは裏腹に、内心ではこの悲劇を生み出したきっかけである二課に対する怒りとそれ以上の怒りと憎悪、殺意をこの事件の黒幕に対して滾らせ、溢れ出る呪詛を心の中で吐き散らす。
その自分の悪意と会場中に蔓延る悪意の全てを糧とし、自らの力に変換して悪意の元凶たるノイズに対して殺意、いや破壊衝動に半ば呑まれながら殲滅していく
ノイズを倒すごとに力が増し動作が荒々しくなっていき、そんな望に呼応するようにアークワンの血に染まったような左目とベルトの紅いコアが怪しく鈍い光だす
ノイズを破壊して
ノイズを操るやつを破滅させて
この実験に関与した無能共を絶望させて
悪意をまき散らすクソ共を全部滅亡してやる
全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部ゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブゼンブ
ブチコワシテホロボシテ・・・
「うぐぅ、ぅああ・・・!!!」
「スターリットさん!!?スターリットさん!!!」
「・・・あ・・・・・・?」
悲鳴と爆発音が入り交じるこの戦場で、声を押し殺した悲鳴とあいつの名前を叫ぶ声が聞こえてきて、真っ赤に染まっていた視界と憎悪に染まった思考から我に返る
声が聞こえてきた方角に顔を向け、変身した俺の視界に映ったものは
片腕がなくなり、血を流しながら倒れているスターリットの姿だった
「・・・ぇ・・・ぁ・・・ぁあ・・・・・・!」
ノイズを滅ぼすために動いていた体が、力が吸い取られたようにまるで動かない
あれだけ悪意に染まったドス黒い思考が、真っ白に染まって何も考えられない
目の前で起きていることが認識できない
しかし、自分の思考とは別にアークとしての演算能力が無慈悲に現実を突きつけてくる
スターリットが倒れている事実を、腕を失った原因を
周囲の状況、アークワンの視界が捉えたスターリットの怪我の損傷からその経緯を予測する
そして、それが自分が渡した量産型ショットライザーによる損傷であり、彼女が自分の腕を撃ったという結論
自分で腕を撃つ、腕を捨てる理由は一つ
自分もさっきまで人にやっていたように、腕を捨てなければ死ぬから・・・
自分が倒さなかった、優先対象から外したノイズによる襲撃で、彼女は腕を捨てたのだ
「・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・!!!」
呼吸が荒れ、震えが止まらず、頭が働かない真っ白な思考のなかに紛れ込む残酷な結論
つまり、これは・・・
スターリットが倒れているのは・・・
スターリットを傷つけたのは・・・
家族の、腕がなくなったのは・・・
オレの・・・・・・せい・・・なのか・・・・・・?
Gatrandis babel ziggurat edenal
救いようのない、己の愚かさを導き出した俺の耳に、
美しくも哀しい、滅びの歌が響いてきた
「うぐぅ、ぅああ・・・!!!」
「スターリットさん!!?スターリットさん!!!」
どうしようどうしようどうしようどうすればいい!?
立花響は混乱の極みに達しながらも自分を庇ってくれたスターリットに声をかけつづける
しかし、肘から先がなくなった腕から溢れ出る血は止まることはなく、苦しそうな呻き声も止まらない
今まで平凡な日常を過ごし、突出した才能があるわけでもなく、こんな流血沙汰の事態に立ち会ったこともない、況してや友達と来る予定だったライブでいきなりノイズに襲われるという混沌とした状況で、ただの女子中学生の響には最適な行動などわかるはずもなく、ただ声をかけ続けることしかできなかった
だが、さらに事態は最悪へと陥っていく
倒れたスターリットにかけ続ける声に反応したのか、数体のノイズが響とスターリット目がけて迫ってきた
「ひっ!」
迫ってくるノイズに気づいた響は小さな悲鳴とともに、足がすくんでしまう
ゆるキャラっぽい間抜けな姿のノイズだが、なんの力もない非力な響にとっては恐ろしい死神に等しく、ノイズを倒したスターリットも今は動けない
迫りくる死に、響は目を瞑るが響が死ぬことはなかった
「ハァ!なろぉ!」
響の前に割り込んだ女性が、身の丈ほどの巨大な槍を振るい、ノイズをなぎ倒した
その女性は響もよく知る、先程までこのライブステージで歌っていた歌姫、天羽奏だった
「・・・ぁ、え・・・?」
スターリットもそうだが、見に来たライブのアイドルがいきなり変身して、倒すことのできないはずのノイズを倒しているこの状況に、目の前の現実というよりも遠く離れた妄想のような感覚で、自分の命が助かったという現実に響の頭は追いつけていない
「駆け出せ!」
「ッ!ぇ、あ、は、はい!」
呆然とする響は奏に早くこの場を離れるように叱咤され、はっと現実に意識を戻し、倒れたスターリットの肩を担いでその場を離れようとする
ここで一人で逃げ出さず、スターリットを連れて逃げようとする彼女は、善性に満ちた人なのだろう
ここで話が終われば心優しい少女が救ってくれた恩人と一緒に窮地を脱した美談で終わっただろう
だがここは夢物語の世界ではなく、どこまでも残酷でクソッタレな現実であり、そのクソッタレは更なる地獄を求めているようだ
普通の女子中学生である響では成人女性であるスターリットの体を担ぐのは難しく、それでも彼女を見捨てることなくゆっくりとその場を離れようとする
そして響は胸にナニカが突き刺さり、吹き飛ばされた
(・・・・・・え?)
一瞬、世界が止まったかのように周りがゆっくり見え、胸が熱くなった気がした
そんな刹那のときはすぐに過ぎさり、世界が普通の速さに戻り、気づけば響の体は壁に叩きつけられていた
何が起きたのかさっぱりわからない
目の前が急に真っ暗になって、体の感覚がなくて、頭はふわふわしている
ただ、胸が焼けそうなぐらいに熱いという感覚以外、何も感じなかった
次第に感覚だけでなく、意識も朦朧とし考えることすら出来ず暗い世界に溶けていく
「おい!死ぬな!目を開けてくれ!」
しかし、それを遮るように声が響いてくる
「生きるのを諦めるな!!!」
必死に、願うように、祈るように響の生を請う叫び声に飛びかけていた意識がつなぎ止められる
そして、弱々しく目を開け声の主を見る
虚ろで僅かに霞んだ視界に映ったのはさっきも自分を助けてくれた奏だった
でもその姿は体中が傷つき、身に纏っている鎧もひび割れ砕け、見るからにボロボロなのに
(笑ってる・・・)
自分だってボロボロなのに、まるで自分が救われたような、助けられたように嬉しそうな顔だった
視線だけを左右に移せば、スターリットが倒れているのが見えたが腕以外に怪我はなさそうだった
(・・・よかった)
未だに意識が朦朧として頭はふわふわしているような感覚だが純粋にそう思えた
そう思うと奏が笑ったのもなんだかわかるような気がした
視線を戻せば笑顔だった奏は何かを決意したような、儚い笑顔でノイズのもとに向かっていった
「一度、心と体全部からっぽにして思いっきり歌ってみたかったんだよな・・・」
まだ視界のなかにいる
まだ手を伸ばせば届きそうな距離にいる
「今日はこんなにたくさんの連中が聞いてくれるんだ・・・とっておきのをくれてやる・・・」
それなのに・・・
「・・・絶唱だ」
どうして今にも消えてしまいそうなんだろう
Gatrandis babel ziggurat edenal
「いけない奏!歌ってはだめぇ!」
誰かが制止する声が聞こえる
でもそれよりも、この胸に響いてくるのは別のものだった
Emustolronzen fine el baral zizzl
ライブのような胸躍るものでも、戦ってるときの力強いものでもない。これは・・・
Gatrandis babel ziggurat edenal
「・・・歌が聞こえる・・・・・・」
今までのどれよりも力強く、それでいて儚い歌だ
『そうさ・・・命を燃やす最後の歌・・・・・・』
歌を歌っているはずの奏の声が聞こえたような気がした
そして・・・・・・
Emustolronzen fine el zizzl
最後の歌詞が紡がれ、目の前が光に包まれた
光が晴れると、いっぱいいたノイズはいなくなってた
奏は倒れ、誰かが抱き起こしている
奏に何かを叫んでいるようだが、既に耳は聞こえなかった
次に霞んでいた視界が暗くなってきて、徐々に意識が遠のいてきた
最後に見えたのは泣き声を上げる誰かと、消えていく奏の体・・・そして
その奥で立ち尽くしている、奏と同じく今にも消えそうな白と黒の異形だった
「どうしてもっと早く来なかった!?どうして今更になって来た?!お前がもっと早く来ていればこんなことにはならなかったッ!観客も、二課も、奏も・・・!死なずに済んだ!!!答えろ仮面ライダーッ?!!」
歌が聞こえ、あれだけいたノイズが全て消し飛んだ
かつて俺に悪意を向けていた装者が倒れ、もう一人の装者が泣いて、叫んでいる
でもどうでもよかった
(どうしてこうなった・・・・・・)
さっきからそればかりが頭の中を埋め尽くす
そして同時にその答えは、自分のせい、とでてくる
俺がスターリットをここに連れてきたから
俺がスターリットの側を離れたから
俺が早くスターリットのところへ行かなかったから
俺がスターリットよりも、その他大勢の奴らを優先したから
スターリットじゃない、奴ら・・・?
(・・・・・・違う)
違う、そうじゃないと僅かな違和感から確信する
確かに助けられるなら助けられる範囲の奴らは助ける
でも、そこまで優先順位は高くない
その他大勢の奴らとスターリットのどちらかを助けるなら、スターリットを助ける
以前の俺なら迷ったかもしれないが、今の俺は迷わない
大切なものの優先順位を間違えるはずがない
でも実際に俺はスターリットがいるとわかっているのに、他の奴らを助けた
なぜ?どうして俺はそんなことをした?
俺が奴らを助けたのはなんでだ?
助けらなかった人間に対して思うところが全くない・・・わけではないが、顔見知りでもない奴らにそこまで感情移入するなど、そんな青臭い正義感なんかは既に捨ててる
助けることで別に見返りがもらえるわけでもなく、むしろ悪意を返されるだけ・・・
(・・・見返り?悪意?ッ!)
点と点がつながった
俺が奴らを救ったのは、見返りを求めていたからだ・・・・・・
奴らを救ったのは、悪意の声を消すため・・・
奴らを心配するでも、助けたいという善意でもない・・・・・・
かつて、愛と平和を願ったライダーはこう言った
『見返りを期待したら、それは正義とは言わねえぞ』
ああ、その通りだ。俺は正義なんかじゃない
人を救いたいわけじゃない、常に見返りを求めて、人を労るどころか鬱陶しいと思う俺が正義なわけがない
かつて、己よりも世界を救い、人を捨て神となって己の世界を去ったライダーは言った
『俺の味方かどうかなんて関係ない!守りたいものは変わらない!例え俺自身が変わり果てたとしても!犠牲なんかじゃない!俺は俺の為に戦う!俺が信じた希望の為に!俺が望んだ結末のために!』
俺も守りたいものは変わらないはずだった
俺も、俺のために戦って、俺が望んだ結果のために戦った
でも、それはどこまでも自分のためだ
自分が信じた希望なんてなく、自分のために他人を救っただけで、他人を救わなくて良い方法があるなら、俺は迷わずその方法をとるだろう
もう俺は、希望なんて確実性のないものは信じられない
もう俺は、人を救う意義もやりがいもなくした
だから俺は、他人よりも俺の味方をしてくれるスターリットや彼女たちを助ける
だから俺は、世界か己のどちらかを犠牲にし、どちらかを救うなら、己をとるだろう
なら・・・俺の味方をしてくれる彼女たちと自分、どちらかを選ぶとしたらどうする?
今、この状況がその答えを示している
俺は自分が苦しみたくないから、奴らを助けた
俺は自分を苦しめるノイズ達が憎くて、憎さ故に倒した
俺は憎しみのために、苦しみたくないために、自分のために戦って、彼女たちを見捨てた
俺は俺のために、スターリットを、見捨てたんだ
「ハ、ハハ、ハハハ・・・・・・」
なんだかおかしくなって、乾いた笑いが漏れた
なにがおかしいのか自分でもわからないが、おかしいんだから仕方ない
そう、俺はおかしいんだ・・・
「貴様・・・!何が可笑しい?!この状況で、この有様を見て、何を笑っている!!!何故平気でいられる!!!」
俺の笑いを別の解釈としたのか装者・・・風鳴翼は俺に非難の目を向けてくる
それでも、俺にこいつの問いや非難に応えてやる義理なんてものはない
そんなことよりもまだ息があるスターリットを助けることが優先だ
俺は風鳴翼に対して完全な無視を決め込み、奴の前を通り過ぎる
しかし・・・
「そうか・・・やはり貴様は奏やおじさまが言うような奴ではなかった。
貴様は・・・仮面ライダーは!強大な力を持ちながら人の心を介さない、人を救うために戦わない悪辣の輩!救える力を持ちながら己のためににしか力を振るわない卑劣漢だ!皆が、奏が死んだのは貴様のせいだ!!!
貴様は!!!人類の敵だ!!!」
そう叫びながら、後ろから手に持つ刀で斬りかかってくる
その凶刃が俺の背中に向けて放たれ・・・
「・・・ぐぁッ!?」
届くことはなく、刀を裏拳で粉砕し逆の手で首を掴んで絞める
首を圧迫され、苦しそうにしているこいつはじたばたもがきながらどうにか抜け出そうとするが、俺の手から逃れることはできない
(ああ、そうだ・・・こいつの言うとおり俺は人を救わない、己のためにしか戦わない悪だ。だが・・・)
「ふざけてんのかてめえ・・・?」
「な、に・・・!」
「ふざけてるのかって言ってんだよ・・・ここの奴らが死んだのが俺のせい?違うだろ。ここの奴らが死んだのは、てめえらのせいだろうが」
「な、んだ、と・・・!?」
「てめえらが裏でやっていた実験・・・ライブを利用した完全聖遺物の覚醒実験をしているのは知ってる。ああ、確かに効率的な実験だ。だが・・・なぜライブを利用した?大勢の奴らが実験に利用されているとも知らずに歌を楽しみにきたのに、てめえらはそれを利用したんだろうが。危険がないとでも思ったのか?なわけないだろ。実験が失敗する可能性は考えなかったのか?その聖遺物を狙った敵対組織が襲撃してくるとは考えなかったのか?それに無関係な観客が巻き込まれるとは考えなかったのか?そんなわけないよなぁ?現に実験は失敗して、そして観客達はノイズによって殺された。俺のせいで死んだ?違うだろ?こいつらを殺したのは、お前ら二課とノイズだ。それを吐き違えんな」
こいつらは実験の危険性があるぐらいは知っていたはずだ。それでも決行した。そして、ノイズを操るクソ野郎にまんまとしてやられ、観客は殺され二課は壊滅、完全聖遺物は奴の手に落ち、装者の片割れは死んだ。
まぁ、してやられたのは俺もだが・・・
だが、こいつは全ての責任が力がある俺にあると押しつけた
こいつは自分にはない力を持つ俺に、救えたかもしれない俺を責めることで、自分への免罪符にしている。
こいつは自分の嫉妬と罪悪感から逃れるために、無意識の悪意として、俺に罪を被せている
ふざけんな
「自分の罪から、悪意から逃げてんじゃねえよ」
卑劣漢はてめえのほうだろうが
「だま、れ・・・!きさま、の・・・ざれ、ごとなど・・・!」
それでも、こいつは自分の悪意を認めず、変わらず俺が全ての悪だと断じる
「ああ、そうかよ・・・一生そうやってろ」
もう話すことはないと、無防備な腹に膝蹴りをたたき込み意識を刈り取る
そして意識を失い、地に倒れるこいつを放置し、倒れているスターリットを優しく抱き起こし、拠点へと帰った
いかがでしたでしょうか?
正直更新に時間をかけた割りにはあまり手応えがなかったので、面白くなかったり、なんか今までと違うと思ったら遠慮なく指摘をお願いします
それと今作品はアンチ作品ではありますが、別に二課アンチや原作キャラアンチではありません。主人公がめっちゃ辛辣ですが、作者は嫌いではありません。
翼推しの方や二課好きな読者の人にはすみません!
それと今話でライブ編は終わりますが、あと一話か二話と現在までの作品設定を挟んでから原作に突入しようと思います。原作までまだ少し時間がかかると思いますが、出来れば気長に読みながらお待ちしていただけると幸いです(~_~;)
それでは今回は短いですがこのへんで
次回もお楽しみにお待ちください!
今後の作品の進行について
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今のままでいい
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はよ原作入れ
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セレナとかの加入説明話はよいれろ