遊戯王GX 転生者、都市伝説に挑む   作:Mr.後困る

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万丈目と太陽の地獄巡り後編( ・д・;( ・д・;)

怨念集合体のカードの道を歩いて行く万丈目。

 

『怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨怨』

『憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い』

『殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺すすすすすすすすすすすすすすすすす』

 

次第にうめき声が聞こえる。

 

『あ、 アニキィ・・・』

「ふん、 恨みつらみなんて俺には何の意味も無い

ぐだぐだ言わずに何か文句あるなら出て来たら如何だ?」

 

ずわあああああああああああああああと怨念集合体のカードが寄り集まり

人型となった、 腕にはデュエルディスクを構えている。

 

「デュエルか、 面白い」

 

万丈目もデュエルディスクを構える。

 

「『デュエル!!』」

 

 

「喧嘩を売られたんだから先行は貰うぞ、 ドロー!!」

 

万丈目手札:5→6

 

「X-ヘッド・キャノンを召喚してカードを2枚セットしてターンエンド」

 

万丈目手札:6→3

 

『ドロー』

 

怨念集合体手札:5→6

 

『怨念集合体を召喚して、 暗黒の扉を発動して

カードを2枚セットしてターンエンド』

 

怨念集合体手札:6→2

 

「・・・・・俺のターン、 ドロー」

 

万丈目手札:3→4

 

「・・・・・」

 

思案する万丈目、 攻撃力900の怨念集合体とセットカード。

明らかに罠である、 更に暗黒の扉で1ターンに1度しか攻撃が出来ない。

 

「・・・X-ヘッド・キャノンで怨念集合体に攻撃」

『セット発動、 ミラーフォース』

「・・・X-ヘッド・キャノンは破壊される

モンスターをセットしてターンエンドだ」

 

万丈目手札:4→3

 

『ドロー』

 

怨念集合体手札:2→3

 

『D・ナポレオンを召喚、 カードセットしてターンエンド』

 

怨念集合体手札:3→1

 

「俺のターン、 ドロー」

 

万丈目手札:3→4

 

「喧嘩を売って来た割に何もして来ない、 か

ならばこちらも何もしないぞ、 モンスターをセットしてターンエンド」

 

万丈目手札:4→3

 

『ドロー、 ターンエンド』

 

怨念集合体手札:1→2

 

「俺のターン、 ドロー

モンスターをセットしてターンエンド」

 

万丈目手札:3→4→3

 

『ドロー』

 

怨念集合体手札:1→2

 

『波動キャノンを発動してターンエンド』

 

怨念集合体手札:2→1

 

「俺のターン、 ドロー」

 

万丈目手札:3→4

 

「なるほどな、 雑魚モンスターと罠で露骨に足止めして

波動キャノンでトドメか、 分かり易い戦術だが

俺には通じない、 セットしてある

おジャマグリーン、 ブラック、 イエローを反転召喚!!」

『『『しゃあ!! 出番~!!』』』

「そして手札からおジャマ・デルタハリケーン!!を発動!!

おジャマ三兄弟が居る時に相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する!!」

『うわあああああああああああああああああああああああ!!』

『『『おジャマ・デルタハリケーン!!』』』

 

おジャマ三兄弟の活躍により怨念集合体のフィールドのカードは全て破壊された。

 

「そして右手に盾を左手に剣をを発動

これでおジャマ達は攻撃力1000のモンスターになる!!

そしてY-ドラゴン・ヘッドを召喚して

全てのモンスターでダイレクトアタック!!」

 

怨念集合体LP:4000→2500→1500→500→0

 

 

 

 

怨念集合体は掻き消えた。

 

『い、 一体なんだったんだろうね、 アニキぃ・・・』

「分からん、 分からんがあんな雑魚に構っている暇は無い

さっさと先に進むぞ」

『ひぃ!!?』

 

おジャマ・ブラックが叫ぶ。

 

「如何した?」

『あ、 あれ・・・』

「・・・・・」

 

おジャマ・ブラックが指し示した方向には手が転がっていた。

くいくいと人差し指で手招きをしてぺたぺたと奥に進んで行った。

 

「来い・・・と言っているのか」

『えぇ~、 止めましょうよ~』

「仕方ないだろう、 行くぞ」

 

前に進む万丈目だった。

 

 

 

 

 

万丈目が奥に進むとそこはうすぼんやりな灯が灯る祭壇の様な場所だった。

 

「なんだこれは・・・祭壇・・・か?」

「その通り」

 

祭壇に寝っ転がっていたのはバラバラになった人であった。

しかも体のパーツがかなり足りない、 胴体が無く手足、 腕

頭、 頭に関しては右目に風穴があいていた。

 

『ひぃ!! バラバラ死体!?』

「落ち着け、 どうせお前もカードの精霊だろう?」

「・・・・・果たして即決出来る程、 俺は自分の事を知って居るだろうか?」

「いや、 知らねぇよ・・・その意味有り気な祭壇から見て

お前がここのボスか?」

「俺は誘蛾灯みたいなもんだ」

「何?」

「元々ここは要らないカードのゴミ捨て場みたいな場所だった

そのカードの中には精霊が含まれ、 その精霊達に感化されたカードも

精霊擬きになっていた、 さっきお前が戦った怨念集合体もその一人

そして精霊達のパワースポットになっていたココに俺も逃げ込んだ」

「逃げ込んだ?」

「あぁ、 俺は精霊達を狩る者達が居ると聞きつけて

精霊のカードを集め人間達に配り、 精霊狩りと戦っていたんだ

結果として俺達は敗れて俺の本体もこの様だ」

 

そう言ってカードの切れ端を見せるバラバラ野郎。

 

「こうなってしまえば俺も消滅は免れないが

最後に生き残った精霊の1体が俺を連れて逃げてこの祭壇を作り上げ

俺を奉る事でこうやって何とか辛うじて生き延びる事に成功している

そして精霊のパワーで生き残った俺のパワーで更に精霊が集まり

一種のパワースポットになった、 と言う訳だ」

「なるほどな・・・だがそんな体じゃあ俺には如何する事も出来ないぞ」

「俺は命は要らん、 元々命なんか無いんだ、 俺には、 俺達には」

 

自嘲気味に言うバラバラ。

 

「俺達?」

「俺は大勢居るんだ、 その殆どはさっき言った戦いでほぼ全滅したがな」

「良く分からないな・・・何が言いたいんだ?」

「万丈目準」

「!!」

 

名前を言い当てられて驚く万丈目。

 

「俺は俺の事を熟知していないがお前の事は熟知しているつもりだ

俺は別の多元宇宙を眺める事が出来る」

「別の・・・多元宇宙?」

「可能性世界と言い換えても良い

例えば別の世界ではデュエルアカデミアは

別次元に戦争をしかけている悪の先兵

デュエルと言えばバイクを乗って行うとか色々だ」

「バイクに乗ってデュエルって・・・事故起きるだろ」

「そんな多元宇宙の中には別のお前が居る訳だよ」

「別の俺?」

「そう、 別の宇宙のお前はクールで孤高の存在だ」

「今の俺もそうだろ」

「・・・・・うん、 まぁ・・・うん」

「おい、 何で目を逸らす」

「兎に角だ、 その世界でお前がエースカードに

使っていたカードの精霊が居るからお前にやろうと言う訳だ」

「くれるなら貰うけど・・・」

「まぁそいつはお前の事を認めてないからデュエルで勝てって話だが」

「分かり易いね、 でそいつは何処に?」

『ここだ』

 

上から舞い降りたのは白と黒の二色に別れた服を着た

竜の兜を被った美しい巫女の様な美少女だった。

 

『我が名は光と闇の竜、 長ければライダーで良い』

「おぉ・・・」

『素敵ィ・・・』

『我を扱いたくば、 私をデュエルで押し倒せ!!』

 

デュエルディスクを構えるライダー。

 

「ならば押し通る!!」

『行くぞ!!』

 

「『デュエル!!』」

 

『私を押し倒すと言うのだから先行は貰おう!!

我のターン、 ドロー!!』

 

ライダー手札:5→6

 

『モンスターとカード2枚をセットしてターンエンド!!』

 

ライダー手札:6→3

 

「俺のターン、 ドロー」

 

万丈目手札:5→6

 

「Vタイガー・ジェットを召喚!!

そして永続魔法、 前線基地を発動!!

1ターンに1度、 自分のメインフェイズ時に

手札からレベル4以下のユニオンモンスター1体を特殊召喚する事ができる!!

俺はW-ウィング・カタパルトを特殊召喚!!

そしてタイガー・ジェットとウィング・カタパルトを除外し

融合デッキからVWタイガー・カタパルトを特殊召喚!!

そして効果発動!! 手札1枚捨てて

相手フィールドのモンスター1体の表示形式を変更する!!

この時、 リバースモンスターの効果は発動しない!!」

 

手札から捨てたカード

おジャマジック

 

『セットモンスターは墓守の偵察者、 リバースは無効か・・・』

「更に捨てたおジャマジックの効果発動!!

デッキからおジャマ・グリーン、 おジャマ・イエロー

おジャマ・ブラックを1体ずつ手札に加える!!

 

万丈目手札:2→5

 

「タイガー・カタパルトで墓守の偵察者に攻撃!!」

『速攻魔法発動、 エネミーコントローラー

タイガー・カタパルトを守備表示に変更する』

「くっ・・・ターンエンドだ」

『ならば我のターン、 ドロー』

 

ライダー手札:3→4

 

『墓守の偵察者を生贄に捧げて

邪帝ガイウスを召喚、 効果発動

フィールドのカード1枚を選び除外する

我は当然タイガー・カタパルトを除外する』

「ちぃ!!」

『そしてガイウスでダイレクトアタック』

 

万丈目LP:4000→1600

 

「くっ・・・いきなり大ダメージを貰ったか・・・」

『これでターンエンド』

 

ライダー手札:4→3

 

『アニキぃ・・・大丈夫ぅ・・・?』

 

おジャマ・イエローが尋ねる。

 

「ふん、 まだまだ始まったばかり、 逆転は出来る

俺のターン、 ドロー」

 

万丈目手札:5→6

 

「打ち出の小槌を発動、 手札4枚をデッキに戻し4枚ドロー」

 

万丈目手札:6→5

 

『おジャマを戻しての手札交換か、 中々考えている』

「良し、 前線基地の効果でユニオンモンスター

Y-ドラゴン・ヘッドを特殊召喚!!

そしてドラゴン・ヘッドを生贄にアームド・ドラゴン LV5を召喚!!」

『むっ、 そのカードはこの学園のトップに与えられるカード・・・

なるほど、 実績は有る様だ』

「何様だ!! そして効果を発動!!

手札からモンスター1体を墓地へ送り

そのモンスターの攻撃力以下の攻撃力を持つ

相手フィールドのモンスター1体をを破壊する!!

俺は手札のアームド・ドラゴン LV10を捨てて

ガイウスを破壊!! そしてダイレクトアタックだ!!」

『罠発動、 ガード・ブロック

ダメージを無効にして1枚ドロー』

 

ライダー手札:3→4

 

「ダメージを与えられなかったか・・・

カードを1枚セットしてターンエンド」

 

万丈目手札:5→1

 

『私のターン、 ドロー』

 

ライダー手札:4→5

 

『神獣王バルバロスを妥協召喚

そして禁じられた聖杯を発動、 バルバロスの効果は無効化されて

攻撃力は3400になる、 バルバロスでアームド・ドラゴンに攻撃』

「伏せていたカオス・バーストを発動!!

アームド・ドラゴンを生贄に捧げてバルバロスを破壊!!

そして1000ポイントのダメージを与える!!」

『くぅ・・・』

 

ライダーLP:4000→3000

 

「これでやっとダメージが通ったな」

『・・・・・』

 

首元に手をかけてがしゃん、 と竜の兜を放り捨てるライダー。

 

『やるじゃない、 中々意気が良いわね』

「お、 おう、 そりゃどうも・・・」

『ふふ・・・ターンエンド』

 

ライダー手札:5→3

 

「俺のターン、 ドロー!!」

 

万丈目手札:1→2

 

「X-ヘッド・キャノンを召喚!!

そしてダイレクトアタック!!」

 

ライダーLP:3000→1200

 

『フィールドに何も無い状態でダイレクトアタックを受けた時

手札から冥府の使者ゴーズを特殊召喚する

効果で攻撃力1800のカイエントークンも召喚するわ・・・』

「くそっ・・・カードを1枚伏せてターンエンド」

 

万丈目手札:2→0

 

 

 

『・・・・・』

 

何故か止まるライダー。

 

「如何した? 早くドローしろよ」

『熱い』

「はぁ? いや、 何言ってるんだ?

ここめちゃくちゃ寒いぞ?」

『熱いよ』

 

ライダーははむ、 と手札を口に加えて

自分の服の襟を思い切り引っ張り破り捨てた。

下着が露になり素肌が眩しい。

 

「え!? は!? おま、 お前何やってるんだ!?」

『アンタみたな熱い男の前で脱ぐなと言う方が失礼じゃないの』

「は、 恥じらいと言う物は無いのか!?」

『さっきからバカスカ攻撃して置いて何を言う

もう私達の関係は結構進んでいると思うけど?』

「何の話だ!!」

「これがライダーの特徴だ」

 

割って入るバラバラ野郎。

 

「ど、 どういう事だ!?」

「普段は澄ました顔で義を重んじる奴だが

本性は戦闘狂で戦えば戦う程、 燃える変態だ」

『ここまでガードを上げた奴も久々よ

唯強いだけじゃあ、 私もここまで明け透けにならない』

「そういえばさっきから我じゃなくて私って言っているな・・・」

「女戦士(めす)の顔になっているという事か!!」

「そうか、 だが一つ良いか?」

『何よ?』

「俺には心に決めた女性が居る、 お前が割って入る隙間は無い!!」

『おっぱいでしょ?』

 

万丈目の言葉に対する即返答に面食らう万丈目。

 

「・・・は?」

『好き嫌いとか言って所詮おっぱいでしょ?』

「いや、 そういう訳じゃあ」

『じゃあその心に決めた女性は巨乳じゃないの?』

「・・・・・」

『巨乳でしょ?』

「いや・・・確かに」

『巨乳でしょ?』

「あー!! もううっせえな!! 巨乳だよ!! 悪いか!!」

『いや、 良いね、 男が巨乳を求めるのは本能に近い

本能的な奴はタイプだ』

 

舌なめずりをするライダー。

 

「こわっ!! 怖いぞお前!!」

『こんないい女捕まえて怖いとは何事だ!!

良いだろう!! 私の良さを教えてやろう!!

私のターン、 ドロー!!』

 

ライダー手札:2→3

 

『アニキィ・・・大丈夫なの?

もう1体モンスター召喚されたら・・・』

「心配するな、 策は打って有る・・・」

『私はゴースとカイエンを生贄に捧げて・・・』

「『えっ?』」

 

万丈目とおジャマ・イエローの言葉がシンクロした。

何で最上級モンスターを出すのはまぁ良いだろうが

態々召喚したゴースとカイエンを生贄にするとは如何言う事だ?

 

『私自身を召喚』

 

ライダーは光と闇の竜を召喚したのだった。

 

「これが光と闇の竜・・・何かちぐはぐなドラゴンだな」

『光の清廉さと闇の淫靡さを兼ね備えた艶めかしさを感じない?』

「いや、 感じないけども・・・

それよりも何で態々そんなモンスターを召喚したんだ?」

『言ったでしょ? 私の良さを教えると・・・

私自身でヘッド・キャノンに攻撃』

 

万丈目LP:1600→600

 

「この瞬間、 復活の墓穴を発動!!

自分フィールド上に存在するモンスターが

戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に」

『おっとぉ、 私の効果発動、 私がフィールド上に表側表示で存在する限り

効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にする

そして、 この効果でカードの発動を無効にする度に

このカードの攻撃力と守備力は500ポイントダウンする』

「なっ・・・・・だ、 ダメージステップ中の罠だぞ・・・」

『私の効果は無差別で無遠慮

如何かな? 私の良さ、 分かってくれた?

ターンエンド』

 

ライダー手札:3→2

 

「お、 俺のターン、 ドロー」

 

万丈目手札:0→1

 

「唯の変態かと思ったら効果が強いな・・・」

『あ、 アニキィ・・・』

「情けない声出すな・・・

効果を使う度に攻撃力を下げるのならばやりようはある

前線基地の効果を発動」

『・・・・・私の攻撃力を下げて効果を無効にする』

「如何やらマジで無差別の様だな、 モンスターをセットしてターンエンド」

『・・・・・』

 

万丈目手札:1→0

 

『私のターン、 ドロー』

 

ライダー手札:2→3

 

『創世の預言者を召喚!! そして創世の預言者でセットモンスターに攻撃!!』

「セットモンスターはB-バスター・ドレイクだ

残念だったな」

『む・・・確かにね・・・持っているねぇ・・・』

 

舌なめずりをするライダー。

 

「まだ何か有るのか? 無差別に無効化するなら

お前も魔法や罠も使えないだろう?」

『ふふふ・・・カードを1枚伏せてターンエンド』

 

ライダー手札:3→2

 

「あの余裕、 まだ何か有るのか? ドロー」

 

万丈目手札:1→0

 

「前線基地の効果発動!!」

『私の効果で無効に!!』

「A-アサルト・コアを召喚、 そしてアサルト・コアの効果発動

バスター・ドレイクにユニオン!!」

『私の効果で無効に!!』

「バスター・ドレイクの効果でアサルト・コアにユニオン!!」

『私の効果で無効に!!』

「これで攻撃力は300だ・・・バスター・ドレイクでお前に攻撃すれば

ライフ1200のお前は負ける」

『だったら攻撃すれば良い』

「・・・・・」

 

真っ直ぐ凛とした眼でそう言い放つライダー。

 

「バスター・ドレイクで光と闇の竜に攻撃!!」

 

ライダーLP:1200→0

 

 

 

 

 

 

『うーん、 惜しかったわねぇ・・・』

 

頭を掻きながら言うライダー。

 

「と言うか何も無かったのかよ・・・」

『いやいや、 ユニオンを2ターン連続で

ドロー出来るとは思って無かったのよ、 もしもこのターンで

ユニオン以外を引いて居たら逆転出来た』

「どういう事だ?」

『私のもう一つの効果・・・

私が破壊され墓地へ送られた時、

自分の墓地に存在するモンスター1体を選択して

自分フィールド上のカードを全て破壊した後に

選択したモンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する効果がある

ゴーズを特殊召喚して切り返せば何とか勝てた』

「何れにせよ、 これで実力は分かっただろうライダー?」

 

バラバラ男が呟いた。

 

『えぇ、 私も満足、 これからよろしくね』

 

ひゅ、 とカードを投げてデュエルディスクのデッキに入るライダー。

 

「お、 おいおい、 勝手にデッキに入るなよ」

「あぁー、 待て待て俺からも渡す物がある」

 

そう言ってバラバラ男の手がとことこと近付いて2枚のカードを手渡した。

 

「このカードは・・・何だ?」

 

2枚のカードはドラゴンの絵が描いてあった。

しかし名前も効果も書いておらず、 何故かモノクロだった。

 

「それは俺が可能性世界から持って来たカードだ

まだこの世に生まれていないカードだから使えないが

何れ使えるようになるだろう」

「なんだかよく分からないが貰っておこう」

 

カードを仕舞う万丈目。

 

「さてと、 万丈目、 これで充分お前のカードプールは充実した

ここら辺で戻ると良いだろう

お前と入って来た奴共々、 外に送り返してやるよ」

「あ、 そうだ、 太陽は無事か?」

「心配するな、 あっちも中々強力な精霊を手に入れた様だよ」

「そうか、 それは良かった」

「だがな」

 

バラバラの声が冷たくなった。

 

「あらゆる多元宇宙において、 あの太陽とか言うのが

ここまで強くなる世界は無かった」

「そうなのか?」

「あぁ、 奴はお前の取り巻きとして位しか活躍しなかった

何者かが干渉していると俺は踏んでいる

他の俺じゃない何者かの干渉が・・・気を付けろよ」

「・・・バラバラ野郎、 良く聞け

奴は俺に黙って付いて来てくれた奴なんだ

俺は奴を黙って信じるだけだよ」

「・・・・・そうか」

「・・・・・一つ質問良いか?」

「何だ?」

「クイーンと名乗る奴がここに来ただろ?」

「・・・あぁ、 来たな」

「そいつ、 記憶が無いとか言っていたけど何でだ?」

「アイツは駄目だ、 一度デュエルすれば分かるが駄目なんだ」

「?」

 

首を傾げる万丈目だったが

次の瞬間、 万丈目と太陽は【絶望の縦穴】から脱出する事に成功したのだった。

【絶望の縦穴】から吐き出された二人は転がりながら

外で待っていた色彩達を見上げた。

 

「・・・・・よぉ、 久しぶり」

「カードは手に入れられた?」

「「ばっちりだ」」

 

万丈目と太陽がシンクロする。

 

「よぉし・・・これならば本校に勝てる・・・」

 

市ノ瀬の眼鏡が光った。

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