遊戯王GX 転生者、都市伝説に挑む   作:Mr.後困る

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ハーメルン限定番外編 精霊大戦

万丈目よ、 ライダーを連れて行くのならば少しだけ話してやろう。

精霊狩りと我々との戦争の話を

 

 

 

俺は昔不自由な思いをしていたんだがある時自由になって

自由を謳歌していた、 その時に精霊狩りの事を知って

精霊達と徒党を組んで人間達と共に

精霊狩り達の根城の有る島まで向かっていった。

 

完全に準備が足りていなかった。

精霊狩り達はデュエルの腕、 カードの質、 量。

どれをとっても過不足は無かった。

その上、 対人、 対精霊を想定した立ち回りをしていた。

 

人間の武装なぞ我々には通用しない。

拳銃なんて物はメタモルポットすら殺せん。

しかし人間の計略にまんまと嵌った。

奴等の根城に仕掛けられた罠や迷路により消耗し

隠し通路から飛び出て不意を突かれペースを乱された。

我々はデュエルで勝利して精霊を開放する事を目的としていたが

連中は我々全てを根絶やしにする事を目的としていた。

それ故に奴等は長期戦を望んだ。

1ヶ月の内に飢えや不慣れな環境での睡眠不足でコンディションを発揮出来ず

疲弊を見せたデュエリスト達からやられていった。

 

更に精霊狩りが闇のデュエルで我々とデュエルを行っても

我々のデッキを調べる戦術を取る偵察と

その情報を元に戦う者と戦術を立てていた。

 

我々は多くの精霊狩りを倒した。

しかしそれよりも多くの仲間を失った。

 

連中にとっての犠牲は大した事の無い痛手だったが

我々にとっては致命傷だった。

多くの精霊のカードを奪われた。

 

敵の首魁を始めとした幹部とのデュエルに持ち込めず

決戦に踏み切れなかったのも敗因だった。

 

敗色濃厚になった我々だったが精霊狩りから逃げる事は困難を極めた。

何しろ島なのだ、 逃げる為の船は速攻で破壊され沈められた。

念の入れ様は偏執的で我々が乗って来た船のみならず

連中は自分達の船舶すら沈めた。

 

精霊狩りの幹部アイレスジャックと名乗る倒した相手の腎臓を抉り出して喰らう

怪物との戦いに最早これまでと思った。

しかし最後に生き残った仲間の響 紅葉が

アイレスジャックの前に立ちはだかった。

 

アイレスジャックの実力はプロデュエリスト並

紅葉は別の世界では世界チャンピオンになれる逸材で

この世界ではプロでは無いがそれでも実力は凄まじかった。

アイレスジャックよりも格上だった筈。

しかしながらコンディションは最悪。

仲間の大半が死に絶えて精神状態も最悪だった。

戦えば敗北は必至。

そこで紅葉は通常のデュエルを行う事は放棄した。

相手のLPを回復させて自爆スイッチで共倒れを狙う戦略を取った。

 

精霊狩り達の闇のデュエルは相手にのみ闇の苦痛を与える代わりに

敗北したら死を意味する。

紅葉は自分の身と引き換えにアイレスジャックを葬った。

 

俺は僅かな仲間達と共に生きる為に逃げ惑った。

やがて連中の仲間の船が島にやって来た。

俺達はその船を奪い取って何とか脱出に成功した。

しかしそれは罠だった。

船には爆弾が仕掛けられ爆破されて沈没し始めた上に

敵の増援が俺達を襲った。

 

俺も俺の持ち主と共に戦ったが敵の首魁にして

精霊の天敵『精霊喰らい』が襲い掛かった。

 

完敗だった。

奴のデュエルはまるで意味が分からなかった。

ダメージを受けただけで実際にダメージを受けた。

闇のデュエルではあり得ない攻撃を受けた。

闇のデュエルよりももっと悍ましい物の片鱗を味わった。

俺の持ち主はそこで死んで、 俺もバラバラになったが

ライダーが何とか俺を逃がしてくれた。

 

 

 

これが精霊狩りと我々の戦争だ。

万丈目、 奴等はきっと世界に対して戦争を売るだろう。

その時に奴等に対抗出来るのはデュエリストだけだ。

生きる為にも強くなれ。

 

「お前に言われずともそうするつもりだ」

 

その意気だ。

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