遊戯王GX 転生者、都市伝説に挑む   作:Mr.後困る

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アカデミア対抗戦:太陽VSトミー・カービン(((ꎤ’ω’)و三ꎤ’ω’)-o≡シュッシュ  明日香VSツァンディレ

デュエルアカデミア本校の代表者が待機している控え室まで

倫理委員会の警護の付き添いで戻る亮。

 

「全く・・・酷いなこりゃあ」

 

倫理委員会がサイバー流の生徒達を捕縛しながら言う。

 

「倫理委員会なのにリスペクトデュエルに反する奴を注意しなくて良いのか!?」

「いやいや生徒を守るのが倫理委員会だから

君達、 何? たかがカウンターとかカード使っただけで襲い掛かるとか無いから」

「ぐうううう!!」

 

そんな事をしている生徒達の脇を通りながら控え室に入る亮。

 

「カイザー!! 凄いデュエルだったな!!」

 

十代がキラキラした眼で言う。

控え室にもモニターが有り観戦は出来るのだ。

 

「だが負けた」

「いや、 相手の手の内が読めた、 あの青虫には次は勝てる」

 

メグが断言する。

 

「心強いよ」

「お兄さん!!」

 

控え室に入って来る翔。

倫理委員会が間に入るが亮が制する。

 

「何で・・・何であんなリスペクト精神の無いデュエルを!?」

「強くなりたいからだ!!」

「っ!?」

 

即答する亮にビクッとする翔。

 

「世界には俺よりも強いデュエリストが居る!!

俺は井の中の蛙だった!!

だからカードの使用を制限するリスペクトデュエルの枷を壊し

俺はもっと強くなる!! 強くならなければならない!!」

「よう言ったカイザー亮!!」

 

控え室に入って来る色彩と万丈目。

 

「万丈目・・・と誰だ?」

「ノース校最強の女子、 クイーンの七色 色彩よ」

「なないろ?・・・もしかして第一サイバー流デュエル部顧問の・・・」

「そう、 奴の妹よ」

 

どかっと椅子に座る色彩。

 

「さっきのデュエルを見て、 もしかしたら奴の薫陶を受けたかもと来てみれば

そんな事は無かった様ね」

「顧問とは仲悪いのか?」

 

亮の問いにとんでもない形相で睨む色彩。

 

「奴と関係を断ち切りたいと思っている・・・何時か奴を降さなければ・・・」

 

目から血が溢れ始める色彩。

 

「お、 おい落ち着けよ色彩・・・それよりもほら

太陽のデュエルが始まるぞ」

「ん・・・」

 

万丈目がモニターを指差すと確かにデュエルが始まっていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、 次のデュエルが始まります

次の相手はノース校の取巻太陽VSアークティック校のトミー・カービン

このカード、 如何思いますか宮迫さん」

 

実況席のマリンが宮迫に尋ねる。

 

「手元の資料によると取巻太陽はノース校の強者『ナイト』

そしてトミー・カービンはプロデュエリストだが一時的に生徒として

代表になっているというインチキ一歩手前ですね」

「こちらとしては面白いデュエルが見られればプロでも宇宙人でも良いですが

実際トミー・カービンと言うプロは聞いた事無いですが強いんですか?」

「元ヘビー級のボクサーでしたがヤクザに半殺しにされて

プロデュエリストに転向した異色のデュエリストですね」

「ふむふむ、 それで実力は?」

「中々に堅実な戦いぶりで海外のデュエルとボクシングを同時に行う

デュエルボクシングではヘビー級のチャンピオンだそうです」

「・・・・・イマイチ強さが分かりませんね」

「プロですから生徒に負けるわけにはいきません

それではデュエルが始まりますよ」

 

 

 

 

 

 

「「デュエル!!」」

 

「俺は大人だから先行は譲るぜ」

「ありがたく貰おう、 ドロー!!」

 

太陽手札:5→6

 

トミーから先行を譲られた太陽。

 

「モンスターをセットしてターンエンド」

 

太陽手札:6→5

 

「おいおい、 そんな消極的じゃあ勝てないぜ?

俺のターン、 ドロー」

 

トミー手札:5→6

 

「手札からおろかな埋葬を発動

デッキから切り込み隊長を墓地に送る

そして戦士の生還を発動、 切り込み隊長を手札に戻す

そして切り込み隊長を召喚、 効果で切り込み隊長を特殊召喚

波動キャノンを発動してカードを1枚セットしてターンエンド」

 

トミー手札:6→2

 

 

 

 

 

「ふむ・・・切り込み隊長を2体並べたという事はロックされましたね」

「そして波動キャノン、 分かり易い位のウォールバーンですかね」

 

マリンと宮迫がフィールドを判断する。

 

「太陽君は手札が有りますが、 動きますかね?」

「如何でしょうか・・・」

 

 

 

 

「俺のターン、 ドロー」

 

太陽手札:5→6

 

「セットしていた執念深き老魔術師を反転召喚

切り込み隊長を破壊します」

「くっ、 ロックが崩れたか・・・」

「そしてダブルコストンを召喚、 切り込み隊長に攻撃」

 

トミーLP:4000→3500

 

「ぐぬぬ・・・」

「そして執念深き老魔術師でダイレクトアタック」

 

トミーLP:3500→3050

 

「これでターンエンド」

 

太陽手札:6→5

 

「俺のターン、ドロー」

 

トミー手札:2→3

 

「俺は手札からフォトン・スラッシャーを特殊召喚

コイツはサイバー・ドラゴンと同じ条件で特殊召喚出来る

そしてフォトン・スラッシャーを生贄にターレット・ウォリアーを特殊召喚!!

ターレット・ウォリアーは生贄にしたモンスターの元々の攻撃力分

攻撃力を上げるから攻撃力は3300になる

更に俺は2枚目の戦士の生還を発動して切り込み隊長を手札に戻す」

「手札からD.D.クロウを捨てて効果発動

その切り込み隊長を除外して効果を不発にする」

「・・・まぁ良いだろう

ターレット・ウォリアーで執念深き老魔術師に攻撃」

 

太陽LP:4000→1050

 

「攻撃を受けたこの時、 手札からトラゴエディアを特殊召喚」

「む・・・だがトラゴエディアの攻撃力・守備力は自分の手札の数×600

お前の手札は3枚だから1800、 ドローしても2400

追加ドローのカードが有っても2枚がせいぜいだから3000位だろう

ターレット・ウォリアーは超えられない

次のターンに仕留められないと波動キャノンが飛んで来るぞ?

早く何とかしないとな、 ターンエンド」

 

トミー手札:3→0

 

 

 

 

 

「なるほど、 さっきからカードを使わなかったのは

トラゴエディアの攻撃力維持の為、 と言う事ですかね?」

 

マリンが推理する。

 

「しかし使ってしまったから仕方ない

トラゴエディアには手札のモンスターを捨てる事で捨てたレベルのモンスターと

同じモンスターのコントロールを奪う効果も有りますが厳しいですね

ターレット・ウォリアーのレベルは5ですし・・・」

「仕留められないと波動キャノンが飛んできます

波動キャノンとターレット・ウォリアー両方を如何にかしないといけないですね」

 

 

 

 

 

 

 

「俺のターン、 ドロー」

 

太陽手札:3→4

 

「ダブルコストンを生贄に捧げてパンデミック・ドラゴンを召喚

そして効果発動、 ライフを1000支払い

このカード以外のフィールドの表側表示モンスターの攻撃力を

この効果を発動するために払ったライフ分下げる」

 

太陽LP:1050→50

 

「これでターレット・ウォリアーの攻撃力は2300か

しかしこのターンでは削り切れないぞ?」

「パンデミック・ドラゴンは1ターンに1度

このカードの攻撃力以下の攻撃力を持つフィールドのモンスター1体を破壊出来る

当然ターレット・ウォリアーを破壊

そしてパンデミック・ドラゴン、 トラゴエディアでダイレクトアタック」

 

トミーLP:3050→550→0

 

 

 

 

 

 

 

「負けか・・・まぁペイ分の仕事はしたしこれ位で良いか」

 

そう言ってスタスタと去るトミーであった。

 

「負けたというのにショックを受けていないな」

『プロだから負ける機会も多いんだろうさ』

 

至上が耳打ちする。

 

『それにしても私を使わなかったな』

「エースをいきなり使う馬鹿が何処にいる

まだまだ手の内を見せるべきじゃないんだよ」

 

至上と共に去る太陽であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「太陽の勝ちか、 まぁ当然だな」

 

本校控え室で勝ち誇る万丈目。

 

「・・・万丈目君、 一応ノース校だし自分の控え室で見たら?」

「それもそうか、 色彩、 立てるか?」

「うん、 大丈夫・・・」

 

ハンカチで流した血涙を拭って立ち上がる色彩。

 

「じゃあな、 また後で・・・」

 

去って行った二人だった。

 

「次は明日香の試合か・・・相手はイースト校のツァンディレか、 強敵だな」

「そうなの?」

 

亮の言葉につっかかるメグ。

 

「あぁ、 彼女はプロに札落ちとは言え勝った事のあるデュエリストだ」

 

札落ちとは将棋で言う所の飛車角落ち

つまりデッキの重要カードを抜いたハンデの事である。

 

「プロと札落ちデュエルをしたって事はカードショップの指導デュエル?」

「そうだな」

 

指導デュエルとはカードショップのイベントで偶に行われる

プロデュエリストが普及の為に行うデュエルの事である。

 

「それって実績になるの?

指導デュエルで札落ちでガチになるデュエリストが居るの?」

「それでもそこらの力自慢程度では勝てない相手だ、 指標にはなる」

「・・・あのさ、 それって今の明日香じゃ勝てないって事か?」

 

十代が尋ねる。

 

「如何だろうな・・・」

「今の明日香なら勝てるよ」

 

ひはつが断言する。

 

「何故わかる?」

「モニター越しからもオーラが見える」

「???」

 

 

 

 

 

 

デュエルリングで対峙する明日香とツァンディレ。

 

「・・・・・」

 

ツァンディレがまじまじと明日香を見る。

 

「何?」

「いや・・・結構良い体してるね、 って思って

肉付が有りながらも良い筋肉をしている・・・

それに何と言うか自信に溢れている、 肌艶から分かるよ」

「そう、 じゃあ始める?」

「えぇ・・・」

 

「「デュエル!!」」

 

先行はコイントスの結果、 明日香になった。

 

「私のターン、 ドロー!!」

 

明日香手札:5→6

 

「マンジュ・ゴッドを召喚

召喚成功時にデッキから機械天使の儀式を手札に加えるわ」

「儀式召喚か、 マイナーだね・・・まぁボクの敵じゃないけど」

「そう、 じゃあ手札のサイバー・エンジェル-弁天-を生贄に

サイバー・エンジェル-那沙帝弥-を守備表示で召喚

弁天を生贄にした事でサイバー・エンジェル-伊舎那-を

デッキから手札に加えるわ、 そして那沙帝弥の効果発動

1ターンに1度

自分フィールドの表側表示モンスター1体の攻撃力の半分だけ

自分のLPを回復する、 マンジュ・ゴッドを選択して

攻撃力の半分の700ポイント回復!!」

 

明日香LP:4000→4700

 

「カードを2枚セットしてターンエンド」

 

明日香手札:6→2

 

「ボクのターン、 ドロー!!」

 

ツァンディレ手札:5→6

 

「六武衆のご隠居を特殊召喚

このカードはサイバー・ドラゴンと同じ条件で特殊召喚出来る

そして六武衆-ザンジを召喚

次に自分フィールドに六武衆モンスターが存在する場合

手札から六武衆の師範を特殊召喚出来る」

「六武衆の師範の特殊召喚に対して激流葬を発動

フィールドのモンスターを全て破壊」

「なっ・・・ザンジの効果で

破壊を六武衆のご隠居に押し付ける事で破壊を免れる・・・」

「私も墓地の機械天使の儀式を除外して那沙帝弥の破壊を無効にする」

「・・・・・」

 

少し考えるツァンディレ

 

「・・・那沙帝弥には攻撃を無効にする効果があったよね

ならば攻撃は無意味・・・カードを伏せてターンエンド」

「セットカードをサイクロンで破壊」

「六尺瓊勾玉が・・・」

 

ツァンディレ手札:6→2

 

 

 

 

「女の子同士のデュエルだけど1ターン目からバチバチにやり合ってるねぇ!!

ちょっと興奮する」

 

センシティブな発言をするマリン。

 

「これでセットカードは無し・・・キツイかもしれない」

「えー儀式だから手札コストが重いからムチャは出来ないでしょ?

ボクっ娘は貴重だからまだデュエルを見ていたい」

「如何言う理屈ですか・・・手札は3枚

下手をすればこのターンに終わるかも」

「えー」

 

 

 

 

「私のターン、 ドロー」

 

明日香手札:2→3

 

「悪いけどこのターンで終わらせるわ」

「『悪いけどこのターンで終わらせるわ』?

悪いと思っているんだったらこのターンで終わらせないで貰える?」

「私はこの対抗戦で力を見せつけて本校に戻らなければならない

その為ならば誰であろうと倒す」

「・・・・・」

 

まるで鬣をなびかせる様に気が明日香の髪の毛をなびかせる。

 

「来な!!」

「2体目のマンジュ・ゴッドを召喚!!

2枚目の機械天使の儀式をサーチして発動!!

マンジュ・ゴッドと那沙帝弥を生贄に

サイバー・エンジェル-伊舎那-を儀式召喚!!

そして那沙帝弥の効果発動!! 墓地の弁天を除外し

貴方のザンジのコントロールを奪い那沙帝弥を特殊召喚!!」

「・・・・・」

「そしてザンジと伊舎那でダイレクトアタック!!」

 

ツァンディレLP:4000→2200→0

 

 

 

 

「2ターン目で決着ぅうううううううううう!!

貴重なボクっ娘がここで敗退しましたあああああああ!!」

 

号泣しながら叫ぶマリン。

 

「一体何で叫んでいるんだ・・・」

「ぐす・・・えー・・・

それでは少し休憩挟んで二回戦の組み合わせ発表です・・・」

 

涙をハンカチで拭うマリン。

 

 

 

 

 

 

 

ウェスト校の控え室に戻る明日香。

 

「あ、 明日香、 おかえり・・・結果は如何だった?」

 

ニナが出迎える。

 

「結果は如何だったって・・・見てないの?」

「すまんな天上院、 俺の最推しアイドル山田ちゃんの旅番組が有ってな

見ていたんだ」

 

東堂がテレビにかじりついていた。

 

「録画しなさい」

「録画とリアタイ両方見るんだよ!!」

「・・・・・勝ったわ」

「よっーしならばまだ番組が見れるな・・・」

「何しに来たのよ貴方・・・」

 

 

 

 

 

 

「涙の川を越えて二回戦の組み合わせの発表です、 ぐす」

「また泣いているのか・・・」

 

マリンが涙を拭いながら組み合わせを発表するマリン。

 

「イースト校の二番手ジャッカル岬VS本校の二番手クレバー!!

アークティック校の二番手フリオ・ゼール・ケバスVSノース校の取巻太陽!!

そしてそれぞれ勝ち残りの

サウス校の腹・ペコ・青虫VSウェスト校の天上院明日香!!」

「アークティックとノースの組み合わせは先程見ましたが・・・」

「ケバスプロがどうしてもリベンジがしたいそうで頼み込んでました」

「なるほど・・・これは一波乱ありそうですね」

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