「さぁ、 次の試合は
アークティック校のフリオ・ゼール・ケバスVSノース校の取巻太陽!!
アークティックは例の如くプロ起用ですが宮迫さん
ケバスさんは一体どんなデュエリストでしょうか?」
マリンが宮迫に尋ねる。
「海外のプロデュエリストですがトミーさんよりも格上のデュエリストです
通称『花崗岩の拳を持つ男』と呼ばれており堅実な戦い方をします
一時期は連勝記録が止まらない事態にもなった事があるそうです」
「なるほど・・・先の雪辱をアークティックが果たせるか、 注目ですね」
デュエルリングで対峙するケバスと太陽。
「しゃあ!! 来いやぁ!!」
気合十分のケバス。
「行くぞ」
太陽は自信を持って呟いた。
「「デュエル!!」」
先行は太陽になった。
「俺のターン、 ドロー!!」
太陽手札:5→6
「モンスターをセット、 カードを2枚セットしてターンエンド!!」
太陽手札:6→3
「俺のターン!! ドロー!!」
ケバス手札:5→6
「フィールド魔法、 岩投げエリアを発動!!
このカードがフィールドゾーンに存在する限り
自分のモンスターが戦闘で破壊される場合
代わりに自分のデッキから岩石族モンスター1体を墓地へ送る事ができる!!
続いてコアキメイル・ガーディアンを召喚して
セットモンスターに攻撃!!」
「セットモンスターはピラミッド・タートル
戦闘破壊されたのでデッキからモンスターを特殊召喚したいのですが・・・」
「それは駄目だ、 コアキメイル・ガーディアンを生贄にして
効果モンスターの効果発動を無効にし破壊する!!」
「ならば伏せていた終焉の焔を発動、 トークン2体を守備表示で召喚」
「む・・・メインフェイズ2、 魔救の息吹を発動
コアキメイル・ガーディアンを墓地から守備表示で特殊召喚
カードを1枚セットしてターンエンド
エンドフェイズにコアキメイル・ガーディアンの維持コストとして
手札のコアキメイル・オーバードーズを見せる」
ケバス手札:6→2
「対策していたけど対策し切れなかったか・・・」
トミーがアークティック校の控え室で観戦していた。
「ガーディアンでダブルコストンの召喚を抑えたが
トークンを残しちまったのは不味かったなぁ・・・」
アーネストがやれやれと呆れている。
「しかし岩投げエリアは厄介だ
出されたら割らなければモンスターが倒せん」
「だな、 最上級モンスターを出せても攻撃は1回だし
蘇生させたガーディアンで防御は出来る」
「ケバスも上げたテンションを落ち着けて来たし
なんとかなる・・・か?」
「俺のターン、 ドロー!!」
太陽手札:3→4
「トークン2体を生贄にダークネス・デストロイヤーを召喚!!」
「貫通持ちの2回攻撃の最上級モンスターか!!
使い難いのに使われると鬱陶しい奴!!」
「この状況では役立つ!!
ダークネス・デストロイヤーでガーディアンに2回攻撃!!」
「させるかよ!! 俺は伏せていた岩投げアタックを発動!!
デッキから岩石族モンスター1体を捨てて相手に500のダメージ!!」
太陽LP:4000→3500
「俺がデッキから捨てるのはタックルセイダー
こいつは墓地へ送られた場合に2つの効果の内、 1つを発動できる
俺が発動するのは月の書効果だ!!
ダークネス・デストロイヤーを裏守備にする!!」
「カウンター罠!! 闇の幻影!!
闇属性モンスターに対する効果モンスターの
効果・魔法・罠カードの発動を無効!!」
「ちぃ!!」
「ダークネス・デストロイヤーの攻撃は続行!!」
ケバスLP:4000→2900→1800
「だが岩投げエリアの効果発動
デッキから巌帯の美技-ゼノギタムを捨てる
巌帯の美技-ゼノギタムは墓地に送られた時に
巌帯の美技-ゼノギタム以外の岩石族モンスター1体を手札に加えて
手札を1枚デッキトップに戻す
俺はカオスポッドを手札に加える」
「くっ・・・面倒なカードを・・・ターンエンド」
太陽手札:4→3
「俺のターン、 ドロー!!」
ケバス手札:2→3
「モンスターをセットしてターンエンド!!」
ケバス手札:3→2
「カオスポッドを手札に抱えたという事は
カオスポッドを伏せたという事でしょうね」
「カオスポッドは中々に厄介
リバースすれば攻撃が防がれてしまいますから
サイバー流でもカオスポッドを超えられないという人が居ます」
解説をする宮迫。
「ここは何とかリバースさせずに破壊したい所ですが・・・」
「スナイプストーカー辺りが引ければ良いのですが・・・」
「俺のターン、 ドロー!!」
太陽手札:3→4
「ダークネス・デストロイヤーでセットしているカオスポッドに攻撃!!」
「セットモンスターはダミー・ゴーレムだ」
ケバスLP:1800→300
「ダミー・ゴーレム? って何だっけ・・・」
「リバース効果発動、 相手はコントロールしているモンスター1体を選択し
選択したモンスターとこのカードのコントロールを入れ替える」
「なっ・・・ダークネス・デストロイヤーを選択するしかない」
「では交換成立だ、 岩投げエリアで墓地に送るモンスターは
2体目の巌帯の美技-ゼノギタム
デッキからブロックドラゴンを手札に加える」
「・・・カードを1枚セットしてモンスターをセットしてターンエンド」
太陽手札:4→2
「してやられた形になったな・・・
カオスポットでは無くダミー・ゴーレムとは・・・」
ノース校の控え室で苦々しい顔をする万丈目。
「してやられたな
ブロックドラゴンは特殊召喚出来るモンスターの上に
岩石族の効果破壊を無効に出来るモンスター
セットカードが破壊系のカードだったら無意味
セットモンスターが何か知らないがリクルーターでも
魂を削る死霊でもダークネス・デストロイヤーでやられる」
「モンスターを奪われる事がこう作用するとはな・・・」
「次の順番は俺だ、 アップをしておこう」
ウィーンと駆動音が始まるビショップ。
「俺のターン、 ドロー!!」
ケバス手札:2→3
「コアキメイル・オーバードーズを召喚!!」
「してやったり」
「は?」
「罠発動、 つり天井!!
フィールド上にモンスターが4体以上存在する場合
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する!!」
「なっ・・・何でそんなカードを・・・
ダークネス・デストロイヤーが・・・」
「そのまま殴りかかられたら負けていたよ」
「と言う事はそのセットモンスターの守備力は200以下
と言う事か? 見た所、 闇属性デッキだから魂を削る死霊辺りか?
少なくともジャイアントウィルスじゃない様で安心したぞ」
「・・・・・お喋りが過ぎたな、 反省しよう」
「そうだな、 俺は墓地の地属性モンスター3体を除外しブロックドラゴンを
攻撃表示で特殊召喚!!」
除外された地属性モンスター
コアキメイル・オーバードーズ
コアキメイル・ガーディアン
ダミー・ゴーレム
「そしてブロックドラゴンでセットモンスターに攻撃!!」
「セットモンスターはマッド・リローダーだ
このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた場合
手札を2枚選んで墓地へ送り自分はデッキから2枚ドローする」
太陽が手札から捨てたカード
闇黒の魔王ディアボロス
パンデミック・ドラゴン
「ヤバいカードがぞろぞろと墓地に・・・ターンエンド!!」
ケバス手札:3→1
「ふむ生き残ったか
現在の太陽が次ターンでの勝利の確定は甘く見積もって30%強だな」
ノース校の控え室でビショップが偉そうに言う。
「さっきは負けると思ってアップしていて偉そうに・・・」
「その数字の根拠は?」
ルークが尋ねた。
「太陽のデッキにはキラー・トマト
ジャイアントウィルスが3枚済みされている
引けばジャイアントウィルスの自爆特攻での効果ダメージ
そして死者蘇生等の蘇生カード、 枚数は分からないが2枚としておこう
更に闇属性モンスターを生贄をすればディアボロスが出て来る
エネミーコントローラ位は入れているだろう、 引けば勝利確定カードが9枚
残りデッキ枚数が30枚だからほぼ3分の1の確率で勝てる」
「面白い計算だ、 しかしその計算通りに行かないのがデュエルだ」
万丈目が冷や汗を流す。
「引ければ勝ちだ、 引け!!」
祈りながら言葉を絞り出した。
「俺のターン、 ドロー!!」
太陽手札:2→3
「自分のメインフェイズ時に
自分の墓地の闇属性モンスターが3体以上の場合、
その内2体をゲームから除外する事で
ダーク・ネフティスを手札から墓地へ送る」
除外するモンスター
マッド・リローダー
ダークネス・デストロイヤー
「モンスターをセットしてターンエンド」
太陽手札:3→1
「ここで引けないのは致命的だったな」
ケバスが煽る。
「致命的なのはそっちだろう、 ライフは風前の灯
しかもこっちは学生でそっちはプロ
それなのに負けそうって事自体があり得ないだろ」
「言うね、 餓鬼が・・・ドロー」
ケバス手札:1→2
「ブロックドラゴンで攻撃」
「セットモンスターは執念深き老魔術師」
「ブロックドラゴンで破壊は無効だ」
「良いだろう、 だが手札から異界の棘紫竜を攻撃表示で特殊召喚
このカードは自分フィールド上のモンスターが
戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合
手札から特殊召喚できる」
「くっ・・・モンスターをセットしてターンエンド」
ケバス手札:2→1
「ダーク・ネフティスと異界の棘紫竜が有りますから生贄には困らない・・・
しかし次のターンに最上級モンスターを引けるかが問題ですね」
宮迫が解説をする。
「いや、 もう入っていないんじゃないんですか?
最上級モンスターは見えているだけで3枚
これ以上入っていると辛いかと・・・」
「いやダブルコストンが入っているので
最上級モンスターの召喚に特化したデッキの可能性も有ります」
「何方にせよ次のターンのドローですね・・・」
「俺の・・・ターン!!」
太陽手札:0→1
「ダーク・ネフティスが墓地から蘇生させる!!
そして効果によりフィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する!!
俺が破壊するのは岩投げエリア!!」
「まぁそれしかないからな・・・」
「そして2体のモンスターを生贄に捧げて
The supremacy SUNを召喚!!」
「The supremacy SUN?
聞いた事無いモンスターだが・・・」
「効果は兎も角攻撃力は3000だ、 ブロックドラゴンに攻撃」
ケバスLP:300→0
「ノース校の取巻太陽!! プロ相手にまさかの二人抜きぃ!!」
うわあああああああああああああああああ!!
と歓声が鳴り響く。
「まさかまさかの二連勝!! 一番手でこれ程までに強いとは・・・
ノース校って実力者なんですかね!?」
「そう言う話は聞いた事は無いですが・・・しかしこれ程迄とは・・・」
宮迫も吃驚している。
「最後のモンスター、 見た事有ります?」
「いや、 無いな、 何だろうか? 海外のレアカードか?」
「まぁ、 後で資料を確認しましょうか!! では次の試合の準備に入ります!!」
「The supremacy SUN・・・」
本校の控え室で呟くメグ。
「知って居るのか? メグ?」
「結構なレアカードの筈だけど・・・良く持って居たなぁ・・・」
ひはつが呟いた。
「(如何やらこの世界では知って居ても可笑しくないカードみたいね)
いや、 ちょっと驚いただけ・・・でも太陽ってこんなに強かったっけ・・・」
「鍛えている、 と言う事だろう」
亮がぽつりと呟いた。
「万丈目のオマケと思っていたら、 俺達でもやられるかもしれない
皆、 気を付けろ」
「おう!!」
「うん」
「分かった」
気合いを入れ直した一同だった。
デュエルアカデミアの地下の地下。
第一サイバー流デュエル部顧問がソファーから立ち上がっていた。
「プラネットシリーズの一番レアなカードか・・・収集に欲しい、 が
アレは精霊のカードね・・・譲って貰うのは無理めかなぁ・・・」
ソファーに座り直してぽりぽりとばかうけを食べる。
「しかし精霊のカードを持って来るとは面白いなぁ・・・」