「さぁ本日最後の3回戦の組み合わせ発表!!
本校の青文字ひはつ!!VSアークティック校のアーネスト・カーマン!!
ノース校のルーク・バレンタイン!!VSサウス校の寝無 子垂!!
ウェスト校のニナ・フォルトナー!!VSイースト校の印南!!」
マリンの発表と共にデュエルリングに入って来るひはつとカーマン。
ぶーぶーとブーイングされるカーマン。
「嫌われたもんだなぁ」
ケラケラと笑うカーマン。
「しかし機械の次は赤制服か
俺、 知ってるぞ、 赤い制服は劣等生が着る制服だってな」
「カーマンさん、 貴方パンツしか履いてないじゃ無いですか」
「俺は元々格闘技やっててなぁ・・・まぁそんな事は良いか」
「じゃあ行きますよ」
「「デュエル!!」」
「先行はやる」
「僕のターン!! ドロー!!」
ひはつ手札:5→6
「キラートマトを召喚、 カードを2枚セットしてターンエンド」
ひはつ手札:6→3
「俺のターン、 ドロー」
カーマン手札:5→6
「アマゾネスの剣士を召喚してキラートマトに攻撃」
「スピリットバリアを発動して戦闘ダメージを無効にします
キラートマトが破壊された事によりデッキから
KA-2 デス・シザースを特殊召喚します」
「スピリットバリアァ? 面倒な・・・
カードを2枚セットしてターンエンド」
カーマン手札:6→3
「今回もひはつはスピリットバリアを使っているみたいね
相変わらず好きねぇ・・・」
メグが控え室でぽつりと呟いた。
「そう言えばアマゾネスの剣士は
戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける効果だったな」
「それが?」
「それならばスピリットバリアを防げるな」
「おぉ!! それは凄いな!!」
亮の指摘に感激する十代。
「今回のひはつのデッキはどんな感じだか知らないけど
カーマンのデッキも怪しい感じね・・・」
「ひはつなら大丈夫だろ」
「そうだと良いけど・・・」
「僕のターン、 ドロー!!」
ひはつ手札:3→4
「ライトロード・マジシャン ライラを召喚して効果発動!!
自分フィールドの表側攻撃表示のこのカードを守備表示にし
相手のカード魔法罠ゾーンにあるカード1枚を破壊する!!
左のカードを破壊!!」
「っち、 ミラーフォースが・・・」
「そして手札から脆刃の剣をデス・シザースに装備!!」
「脆刃の剣?」
「攻撃力が2000上がる代わりに
装備モンスターの戦闘で発生する戦闘ダメージは
お互いのプレイヤーが受ける装備魔法です」
「スピリットバリアでダメージは0になる訳か、 小賢しい」
「そしてデス・シザースでアマゾネスの剣士に攻撃!!」
「おっと、 魔法の筒だ」
「手札からチャウチャウちゃんを捨てて効果発動」
「は? チャウチャウちゃん?」
「相手モンスターと戦闘を行う自分のモンスターの攻撃宣言時に
相手が通常罠カードを発動した時
このカードを手札から捨てて発動できる
その発動を無効にし破壊する」
「・・・・・面倒な
だがアマゾネスの剣士の効果で俺は戦闘ダメージは受けない!!」
「デス・シザースの効果でアマゾネスの剣士のレベル×500ポイントダメージ
2000のダメージは受けて貰います」
カーマンLP:4000→2000
わああああああああああああああああああああああと歓声が挙がる。
「嫌われてるなぁ、 畜生め」
「これでターンエンド、 ライトロード・マジシャン ライラの効果で
デッキからカード3枚が墓地に送られます」
ひはつ手札:4→1
墓地に送られたカード
スキル・サクセサー
エネルギー吸収板
カードガンナー
「俺のターン、 ドロー」
カーマン手札:3→4
「魔鏡導士リフレクト・バウンダーを召喚してライラに攻撃」
「また面倒なモンスターを・・・」
「褒めてくれてありがとう
カードを1枚セットしてターンエンド」
カーマン手札:4→2
「リフレクト・バウンダーですか」
「攻撃された時にダメージ計算前に攻撃モンスターの
攻撃力分のダメージを相手ライフに与え
そのダメージ計算後に自壊するモンスター
場持ちは悪いがダメージを与えるのには役に立つ」
宮迫が嫌そうに解説をする。
「地味に嫌な相手ですよ、 最低でも1700はダメージを受ける」
「でも自壊するんだったら
次のターンにはひはつ君はダイレクトアタックできるのでは?」
「それはカーマンも分かって居る筈・・・一体如何するのか・・・」
「僕のターン、 ドロー!!」
ひはつ手札:1→2
「ヴァンパイア・ベビーを召喚してリフレクト・バウンダーに攻撃」
「攻撃宣言時に永続罠リフレクト・バウンダーを対象として
ディメンション・ガーディアンを発動
このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り
対象モンスターは戦闘・効果では破壊されない
忌々しいスピリットバリアの効果で戦闘ダメージは無いが
ヴァンパイア・ベビーの攻撃力分のダメージを受けて貰うぞ」
ひはつLP:4000→3300
「そしてヴァンパイア・ベビーは戦闘破壊・・・
しくったかな・・・ターンエンド」
ひはつ手札:2→1
「うん? 何で攻撃しなかったのかしら」
ウェスト校の控え室でニナが疑問を漏らす。
「何で攻撃しなかった?
ニナ、 お前ヴォルカニック・カウンターと効果を混同していないか?」
「東堂、 もうアイドルの番組は良いのか?」
「あぁ、 終わったよ・・・今回も実に良い出来だった」
満足気な東堂。
「東堂、 効果を混同って言うのは?」
「ヴォルカニック・カウンターはこちらがダメージを受けて
相手に同等のダメージを返すカードだが
リフレクト・バウンダーはダメージ計算前
つまり先に攻撃したらその分のダメージが帰って来る
鏡面なのにダメージを与える前に受けるとは意味分からんが・・・」
「なるほど・・・」
「しかしこれじゃあひはつは攻撃出来ないわね・・・」
「そうだが、 逆にカーマンは攻撃も出来ないぞ
モンスターをセットする事も難しい
デス・シザースに破壊されるからな」
「何れにせよ、 これからが見物、 って事ね」
明日香が真剣に見る。
「カーマンプロの嫌らしい戦術を見せて貰いましょう」
「俺のターン、 ドロー」
カーマン手札:2→3
「モンスターとカードを1枚ずつセットしてターンエンド」
カーマン手札:3→1
「僕のターン、 ドロー」
ひはつ手札:1→2
「おっと、 はたき落としを発動する
ドローしたカードを捨てて貰おう」
「ドローしたのはネクロ・ガードナーだ」
「却って助けちまったか? まぁ良いや、 来な」
「・・・・・阿修羅を召喚してデス・シザースでセットモンスターに攻撃!!」
「おっとセットモンスターはスフィア・ボム 球体時限爆弾だ
デス・シザースに装備カード扱いで装備されるぞ」
「やっぱりそれか・・・
リフレクト・パウンダーと並んで使われる厄介なカード」
「阿修羅で攻撃されていたらゲームセットにはならなかったが・・・
如何する? 伏せカードはサイクロンとかの魔法罠破壊カードじゃないだろ?
それだったらとっくに発動している筈だからな」
「・・・・・阿修羅でリフレクト・パウンダーに攻撃」
「はぁ? 何を考えている?
一方的にダメージ受ける上に相打ちにもならないぞ?」
「・・・・・」
ひはつLP:3300→1700
「ターンエンド」
ひはつ手札:2→0
「宮迫さん、 これは一体・・・」
「分からないですね・・・
手札0になった上にモンスター減らしてLP減らす・・・意味が分からない」
「うーむ・・・」
「まぁ次のターンには分かると思いますよ」
「俺のターン、 ドロー」
カーマン手札:1→2
カーマンがドローしたのはステルスバード。
出してもこのターンには仕留めきれない、 ならば・・・
「モンスターをセットしてリフレクト・パウンダーで攻撃」
「ネクロ・ガードナーを除外して攻撃を無効にする」
「ターンエンド」
カーマン手札:2→1
「僕のターン、 ドロー」
ひはつ手札:0→1
「ここでスフィア・ボムの効果発動
このカードを装備した次の相手スタンバイフェイズに
装備モンスターを破壊しその攻撃力分のダメージを相手に与える!!
これで3000ダメージだ!!」
「ライフを1000支払い罠発動!! 闇よりの罠!!」
「・・・闇よりの罠? 墓地の罠の効果を発動するカードだろ?
お前、 このデュエルで罠なんか使って・・・あ」
そこまで言って思い出したライラでデッキからカードを墓地に送った時に
何枚かカードが送られていた筈・・・。
「ライラの効果で墓地に置かれたエネルギー吸収板の効果発動!!
自分にダメージを与える魔法・罠・効果モンスターの効果を
相手が発動した時に発動でき
自分はダメージを受ける代わりにその数値分だけライフポイントを回復する!!
デス・シザースの攻撃力3000のライフ回復!!」
ひはつLP:1700→700→3700
「ちぃ!! だが俺にはリフレクト・パウンダーが残っている!!」
「マジック・プランターを発動!!
スピリットバリアを墓地に送り2枚ドロー!!」
「バリアを捨てただと!?」
「ここでドロー出来なかったら意味無いからね・・・っと
モンスターとカードをセットしてターンエンド」
ひはつ手札:2→0
「俺のターン、 ドロー!!」
カーマン手札:1→2
「いよっし!! エレキリンを召喚!!
そしてステルスバードを反転召喚して1000のダメージ!!」
「反転召喚にチェーンしてつり天井
ディメンション・ガーディアンがあるから
リフレクト・パウンダーは破壊されないけど
他2枚は破壊されてもらおう」
「くっそ・・・ならばリフレクト・パウンダーでセットモンスターに攻撃!!」
「セットモンスターは名工 虎鉄です
リバース効果でデッキから装備魔法レインボー・ヴェールを手札に加えます」
「モンスター効果無効装備魔法か・・・
だがリフレクト・パウンダーは罠で破壊無効だ、 倒せんぞ
ターンエンド」
カーマン手札:2→1
「見事な戦術ですね、 ひはつ君は」
「これでオシリス・レッドなのが信じられませんね・・・」
解説席で不思議がる宮迫。
「とは言えこれから一体如何するか、 になりますね」
「レインボー・ヴェールがあるとはいえ戦闘破壊出来ない状況ですからね
難しいでしょう」
「サイクロンを引いたとしても次のターンで倒すのは難しいでしょうね・・・」
「僕のターン、 ドロー!!」
ひはつ手札:1→2
「貪欲な壺を発動
墓地から5体のモンスターをデッキに戻し2枚ドロー」
墓地からデッキに戻すモンスター
キラートマト
ライトロード・マジシャン ライラ
チャウチャウちゃん
ヴァンパイア・ベビー
カードガンナー
ひはつ手札:1→3
「サイクロンを発動!! ディメンション・ガーディアンを破壊!!」
「ちぃ!! これで戦闘破壊出来る様になったか・・・
モンスターは引けているか?」
「引けていませんね」
「ならこのターンは大丈夫か?」
「ダーク・バーストを発動、 墓地のデス・シザースを手札に戻します」
「あん? 攻撃力1000じゃないか・・・」
「デス・シザースにレインボー・ヴェールを装備させて
墓地に有るスキル・サクセサーを除外してデス・シザースの攻撃力を
800ポイント上昇させます、 そしてリフレクト・パウンダーに攻撃!!」
「っ・・・リフレクト・パウンダーは効果無効になっているから
そのまま攻撃される・・・・・そして・・・」
「デス・シザースの効果で2000のダメージです」
カーマンLP:2000→1900→0
わああああああああああああああああああああああと歓声が挙がる。
「アークティック校のカーマンの敗北!!
これでアークティック校の脱落にリーチがかかりました!!」
「生徒を出さずにプロを出す様な連中はとっとと敗退してほしいですね」
辛辣な宮迫。
「普通にフルバーンとかの方がよかったかな・・・
まぁ2回勝って稼げたし、 良い頃合いだったかな
ひはつとか言ったっけ? 海外リーグには来ないでくれよ
俺が勝てなくなるから」
すっ、 と手を差し伸べるカーマン
握手をするひはつ。
「ははは・・・」
「これから手は洗わない事にするよ」
「は?」
「あ、 それからちょっと写真撮って貰って良いか?」
「あの・・・カーマンさん? それは普通ファンの方がやるから
プロの貴方がする事では無いのでは?」
「まぁまぁ・・・」