やはり御飯を食べた方が良いですね。
デュエルリングにソファーを担いで入場して来るニナ。
「何だいそりゃあ・・・」
印南が困惑しながらニナに尋ねる。
「貴方は体調が良くないそうだからこのソファーに
ねっころがってデュエルすると良いわ
その代わりこのデュエルはライフ4000でやらせて貰う、 良いわね?」
「まぁ・・・その条件なら・・・」
ソファーに座る印南。
「良いソファーだな」
「ここの先生に頼んで持って来て貰ったの」
「それは良い先生だな」
「ソファーを運んで疲れたから先行は貰うわよ」
「疲れているんだったら先に先行を貰うから
ゆっくり休んでくれ」
「・・・・・じゃんけんで決めましょう」
「分かった」
「「デュエル!!」」
じゃんけんの結果、 ニナが先行になった。
「私のターン、 ドロー」
ニナ手札:5→6
「モンスターをセット
カードを1枚セットしてターンエンド」
ニナ手札:6→4
「俺のターン、 ドロー」
印南手札:5→6
「手始めにサイクロンを発動、 セットカードを破壊」
「セットはカードは王宮のお触れよ」
「お触れ? ふーん、 じゃあホルスの黒炎竜 LV4を召喚
そしてレベルアップ!を発動してホルスの黒炎竜 LV4を墓地に送り
ホルスの黒炎竜 LV6をデッキから特殊召喚
そしてホルスの黒炎竜 LV6でセットモンスターに攻撃」
「セットモンスターはシャインエンジェル
破壊された事によりデッキから
攻撃力1500以下の光属性モンスター1体を
表側攻撃表示で特殊召喚できる、 私は異次元の女戦士を召喚するわ」
「じゃあ地砕きで破壊するぞ」
「なっ・・・」
「これでターンエンド
エンドフェイズにホルスの黒炎竜 LV6を墓地に送って
デッキからホルスの黒炎竜 LV8を特殊召喚するぞ」
印南手札:6→2
「ホルスの黒炎竜 LV8を1ターンで出すとは中々出来る、 正直に驚いた」
解説席で宮迫が感心している。
「確か魔法の発動を無効に出来るモンスターでしたっけ?
制圧力が半端じゃないですね」
「モンスター効果で何とかしなければならない、 と言う所ですかね・・・
厳しそうな感じもしますが・・・」
「うーん如何でしょう、 見て見ましょうか・・・」
「私のターン、 ドロー!!」
ニナ手札:4→5
「良し!! 死霊騎士デスカリバー・ナイトを召喚!!」
「ちぃ、 魔法無効効果発動したらホルスが逆に死ぬな・・・
だがこの状況を打開できる魔法が有るのか?」
「あるよ!! 月の書を発動!!」
「・・・・・」
ホルスの効果で月の書を無効にすればデスカリバー・ナイトの効果で破壊される
かと言って月の書を通せば裏守備になったホルスがデスカリバー・ナイトに
倒されてしまう。
「ホルスの効果を発動して月の書を無効にする」
「デスカリバー・ナイトを生贄にして無効効果を無効にしてホルスを破壊!!」
「まだまだこれからだ」
「そうまだまだこれからよ
自分フィールドにモンスターが存在しない場合
フォトン・スラッシャーを特殊召喚出来る!!
フォトン・スラッシャーでダイレクトアタック!!」
印南LP:4000→1900
「ぐぅぅぅぅ・・・やるなぁ・・・」
「これでターンエンド!!」
ニナ手札:5→2
「俺のターン、 ドロー」
印南手札:2→3
「サイレント・マジシャン LV4を召喚して
一時休戦を発動
お互いにそれぞれデッキから1枚ドローして
次の相手ターン終了時までお互いが受ける全てのダメージは0になる
ドローした事によりサイレント・マジシャンに魔力カウンターが乗って
攻撃力500上がる」
「むっ・・・」
印南手札:1→2
ニナ手札:2→3
「おっと、 今引いたレベル調整を発動
墓地のホルスの黒炎竜 LV8を特殊召喚するぞ
代償として相手は2枚ドローする
そして魔力カウンターがサイレント・マジシャンに乗るぞ」
「・・・・・」
ニナ手札:3→5
「これでターンエンド」
印南手札:2→1
「攻撃力2000、 いや次のターンに
ドローすれば攻撃力2500のサイレント・マジシャンと
攻撃力3000で魔法無効効果を持つホルス、 これは追い詰められましたかね?」
「いやマリンさん、 強ちそうとも言えませんよ」
「そうですか宮迫さん?」
「まずニナさんは次のターンに手札が6枚になります
ここまで大量に手札が有れば対応策は容易に引けるでしょう
何よりもさっきからニナさんのモンスターは光属性モンスターが多い
それならばオネストを引ければもう勝ったも同然です」
「そう上手く行きますかね?」
「私のターン、 ドロー!!」
ニナ手札:5→6
「召喚僧サモンプリーストを召喚!!
効果で守備表示になります!!
そして1ターンに1度手札から魔法カード1枚を捨てて
デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する!!
私は手札から封印の黄金櫃を捨ててデッキからオネストを召喚!!
そしてオネストの効果でオネストを手札に戻します!!
カードをセットしてターンエンド!!
一時休戦の効果も消える!!」
ニナ手札:6→4
「俺のターン、 ドロー」
印南手札:1→2
「手札抹殺を発動、 互いに手札を全て捨てて捨てた枚数だけドロー」
「そう来たか・・・」
印南が捨てたカード
アルティメット・インセクト LV5
ニナが捨てたカード
オネスト
沈黙の剣
クリッター
サイレント・ソードマン LV5
「サイレント・ソードマンかぁ・・・また中々レアな物を・・・」
「サイレント・マジシャン使っている人に言われたく無いわね
で、 どうする? 攻撃する?」
「いやするだろ普通に」
「オネストあるかもよ?」
「有っても次のターンに攻撃されたら終わりだろうが」
「いや守備表示にすれば」
「そこまでしつこく言うって事はオネスト無いだろ
ホルスでフォトン・スラッシャーに攻撃」
ニナLP:4000→3100
「やっぱりねぇじゃねぇか」
「っ・・・」
「次はサイレント・マジシャンでサモンプリーストに攻撃」
「破壊されるわ」
「カードをセットしてターンエンド」
「エンドフェイズにセットカードを発動
手札を1枚捨ててブービートラップEを発動
墓地の王宮のお触れをセットしてこのターンに発動出来るから発動」
「またお触れか・・・」
ニナが手札から捨てたカード
おろかな副葬
ニナ手札:4→3
印南手札:2→0
「サイレント・ソードマンデッキと・・・レベルモンスターデッキかな?
ミラーっぽい戦いになったわね」
メグが控え室で呟いた。
「サイレントはソードマンもマジシャンもレアカードなんだよね・・・
韓国語版でも高値が付くカードだし」
「売ったの?」
「うーん、 一応持っているけども・・・買う?
500万で売るよ?」
「高いぃ・・・」
ひはつの提示額が高過ぎてしょげるメグ。
「いや、 韓国語版でも500万はそれなりに納得のいく額だぞメグ」
「亮、 貴方、 まさか買うの?」
「ひはつ、 出世払いで如何だろうか?」
「何処かでお金借りて即金で払って」
亮の提案を一蹴するひはつ。
「シングルカードか・・・」
「十代はシングルカード文化に何か思う所が有るの?」
「そりゃあシングルカード買うよりも
パックで買った方がカード沢山手に入るだろ?」
「それもそうね・・・でも欲しいカードが手に入らないと
結構イライラするよ?」
「それこそトレードだろ」
「それもそうね・・・」
「私のターン、 ドロー!!」
ニナ手札:3→4
「鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリードを召喚!!
このモンスターはレベル5だけど自分フィールドにモンスターが存在しない場合
生贄無しで召喚出来る、 そして召喚に成功した時に
このカードの攻撃力以上の攻撃力を持つ
相手フィールドのモンスター1体を選んで除外する
私はホルスを除外!!」
「でも攻撃力3500のサイレント・マジシャンが残っているぞ?
如何するよ?」
「禁じられた聖杯をサイレント・マジシャンに使う!!
これで効果は無効になり攻撃力400ポイント上がって攻撃力は1400!!
ギルティギア・フリードで攻撃!!」
印南LP:1900→1450
「これでターンエンド!!」
ニナ手札:4→2
「俺のターン、 ドロー」
印南手札:0→1
「天よりの宝札を発動
フィールドのリビングデットの呼び声を除外して2枚ドロー」
印南手札:0→2
「地割れを発動してギルティギア・フリードを破壊
死者蘇生を発動
墓地のホルスの黒炎竜 LV6を特殊召喚してダイレクトアタック」
ニナLP:3100→800
「っ!!」
「これでターンエンド」
印南手札:2→0
「私のターン、 ドロー」
ニナ手札:2→3
「こちらも死者蘇生を発動
サイレント・ソードマン LV5を墓地から特殊召喚
そしてレベルアップ!を発動!!
サイレント・ソードマン LV7を召喚条件を無視してデッキから特殊召喚!!」
武藤遊戯の使ったモンスターの登場に会場も湧き上がる。
「そしてサイレント・ソードマン LV7でホルスの黒炎竜 LV6に攻撃!!」
印南LP:1450→950
「くっ・・・」
「これでターンエンド!!」
ニナ手札:3→1
「魔法カードの効果を無効にするサイレント・ソードマン LV7
そして相手はフィールドと手札にカード無し
勝ったわね」
「フラグ立てるな明日香」
控え室で安堵している明日香を叱責する東堂。
「勝つまで勝ちでは無い、 99%勝利する試合は1%負けるんだ」
「でもここからどうやって勝つと・・・」
「俺のターン、 ドロー!!」
印南手札:0→1
「ナイトメアテーベを召喚!!」
「ナイトメアテーベ?」
ナイトメアテーベ?
観客達も困惑している、 見た事が無いモンスターが現れた。
「何それ? レベルモンスターに関係するカード?」
「いや、 個人的に入れているモンスターだ
特にレベルモンスターと関係無い
効果は自分の手札と自分の魔法&罠ゾーンにカードが存在しない場合
このカードの攻撃力は1500アップする」
「え・・・じゃあ素の攻撃力は?」
「1500だ、 つまりナイトメアテーベの攻撃力は3000になる
ナイトメアテーベでサイレント・ソードマンに攻撃!!」
ニナLP:800→600
自分のエースモンスターが倒され呆然とするニナ。
「これでターンエンドだ」
印南手札:1→0
「っ!! 私のターン、 ドロー!!」
ニナ手札:1→2
「駄目・・・か・・・サレンダー」
ニナがサレンダーを宣言した事により印南が勝利した。
「まさかの伝説のカード相手に見た事も無いマイナーカードで勝利!!」
「うぅむ・・・侮れない・・・」
解説席で唸る宮迫とマリン。
「これで2日目の試合も全て終了しました!!
では明日もよろしくお願いします!!」
挨拶をして放送を終わらせたマリンだった。
ニナのデッキは【サイレント・ソードマン】
サイレント・ソードマンを中心とした光属性を中心としたデッキです。
王宮のお触れとデスカリバー・ナイトで効果全部防ぐ戦術です。
印南のデッキは【レベルモンスター】
レベルモンスターを大量に詰め込んだデッキです。
またモンスター直接破壊カードを多めに入れてあり
結果として手札が無くなり易く永続カードもあまりない為
ナイトメアテーベを使いやすくなっています。