新年早々ですが年末年始予想以上に多忙だった為
2月まで更新を停止します。
申し訳有りません。
「3人のトライアングルデュエル?」
「そうだ」
VIP席で観戦している校長達の中でイースト校校長のノーマンが提案した。
「もう残りは5人、 ならば3人と2人でデュエルをして
勝者達でデュエルを行えば3回で済むじゃないか」
「人数決めは如何するつもりです?」
市ノ瀬が尋ねる。
「くじで良いんじゃねぇの?」
「適当だなぁ・・・ウォーリーさんは如何思います?」
ちらとサウス校校長のウォーリーを見る。
こくりと頷く。
「・・・いやウォーリーさん、 言っちゃ悪いかもですが
貴方の所の代表のデッキはハメ技に近い、 もしも3人側に組み込まれたら
負ける確率は高くなりますよ? 良いんですか?」
ウォーリーは動かない。
「本人が良いって言ってるんだから良いだろ」
「良いのかなぁ・・・」
「むむ!? ここでお知らせです!!」
解説席のマリンが叫ぶ。
「次の試合は何と3人によるトライアングルデュエルです!!
本校の遊戯十代!! イースト校のスウィーニー・トッド!!
ウェスト校の東堂葵!! この三人で行われます!!」
デュエルリングで対峙する三人。
「一つ言って良いか?」
十代が言い難そうに言う。
「何だ?」
「スウィーニーさん? だったか? アンタ、 如何見ても大人じゃねぇの?」
「社会人学生だ」
「有りかよそんなの・・・」
「君達よりも年齢は二倍以上だ、 まぁ丁度つり合いが取れてるだろ」
「つり合い?」
「・・・おい、 オッサン」
東堂が前に出る。
「三つ巴じゃなく2対1をご希望なのか?」
「それ位じゃないとハンデにならないだろう?
君達が一人ずつなら間違いなく俺には勝てん」
「何だと!?」
「可笑しな事を言うな、 こっちもそのつもりだが?」
東堂も煽り返す。
「・・・東堂だったか? アンタの事は知って居るぞ」
東堂を睨む十代。
「ほぅ、 本校でも俺の事を知って居る奴が居るのか」
「京都の強豪HEROデッキ使いだって聞いた事が有る
アマプロ5人、 プロ1人含む、 百人規模の大会で優勝したとか・・・
・・・アンタ、 融合使わないんだってな?」
「あぁ、 それはガセだ、 プロ相手には使ったぞ?」
「プロ以外の連中には使わなかったのか・・・」
ごくり、 と唾を飲む十代。
「まぁ良い、 始める前にお前達に尋ねておこう」
「?」
「何だ?」
「好みの女のタイプは何だ!?」
「え、 えーっと」
「金持ちだな」
迷う十代に対してトッドは即答した。
「金持ちって・・・アリかよ・・・」
「アリだろ、 金さえ有れば女を買って女を抱く事も可能だ」
「・・・俺はそうだな・・・ワンダー・ウーマンかな」
「ワンダー・ウーマン? 誰だ?」
「まぁ知らないか・・・海外の女ヒーローだ
ヒーロー全般好きだけどな」
「ふむ、 如何言う奴か知らないから否定は出来ないからお前はほっとこう
だがしかしだ」
トッドを睨む東堂。
「お前はつまらん」
「女の尻を追いかけているお前の方こそつまらん」
「・・・・・」
「・・・・・」
「やるか」
「来いよ、 餓鬼、 大人の力を見せつけてやる
ハンデだ年下のお前から始めろ」
「ふん、 その理屈だと俺は3年だ
1年の十代から始めて貰おうか」
「俺から? まぁ良いけど・・・」
「「「デュエル!!」」」
「俺のターン、 ドロー!!」
十代手札:5→6
「ヒーロー・キッズを召喚!! カードを2枚セットしてターンエンド!!」
十代手札:6→3
「ヒーロー・キッズだぁ? 罠がバレバレじゃねぇか」
「そう来たか、 考えているな」
トッドは馬鹿にして、 東堂は見直している。
「何言ってんだお前?」
「解説してやる気はない、 解説席の宮迫さんに解説は任せよう」
話を振られた解説席。
「宮迫さん、 一体どういう事ですか?」
「トライアングルデュエルでは第1ターンには攻撃出来ない
ならばモンスターは低攻撃力でも問題は無い、 と言う事ですね」
「なるほど」
「それでもヒーロー・キッズを召喚するのは意味が分かりませんが」
「ですよねぇ・・・」
「俺のターン、 ドロー!!」
東堂手札:5→6
「E・HERO フェザーマンを召喚」
「攻撃力1000の雑魚等何の意味も無い」
嘲るトッド。
「侮るなよ、 おろかな埋葬を発動、 ネクロ・ガードナーを墓地に送り
永続魔法、 一族の結束、 連合軍を発動
一族の結束の効果でネクロ・ガードナーと同じ種族の戦士族の攻撃力800アップ
そして連合軍の効果で俺のフィールド上の戦士族モンスターの攻撃力は
俺のフィールド上の戦士族・魔法使い族モンスターの数×200ポイントアップ
つまり合計で1000ポイントアップする」
「デーモンの斧で良いだろ」
「ふん、 今に見てろ、 カードを1枚セットしてターンエンド」
東堂手札:6→1
「さてと、 俺のターンだ」
トッド手札:5→6
「こっちもおろかな埋葬を発動
デッキから墓地にスカル・フレイムを送る
そして生者の書-禁断の呪術-を発動
自分の墓地のアンデット族モンスターを1体を特殊召喚し
相手の墓地のモンスターを1体を除外する
俺はスカル・フレイムを墓地から引きずり出し
そこのデカイのの墓地からネクロ・ガードナーを除外する
これで一族の結束の効果も発動しない」
「く・・・」
「次にスカル・フレイムの効果発動
1ターンに1度
手札からバーニング・スカルヘッド1体を特殊召喚する事ができる
そして特殊召喚されたバーニング・スカルヘッドの効果発動
このカードが手札から特殊召喚に成功した時
相手ライフに1000ポイントダメージを与える
そうだな、 そっちの小さい奴にしようか」
「っ・・・」
十代LP:4000→3000
「スカル・フレイムは効果を発動したらバトルフェイズを行えないが
まぁこの別に良いだろ、 カードを2枚セットしてターンエンド」
トッド手札:6→1
「アンデッドデッキ、 か
ルーク、 如何思う?」
控え室で太陽がルークに問う。
「ダメージを与えるから俺のアンデッドデッキとは毛色が違うな
しかしバーンデッキだと二人相手はやや辛いか
まぁこれからの展開に期待だな」
「俺のターン、 ドロー!!」
十代手札:3→4
「来た!! 俺は手札から融合を発動!!
E・HERO フェザーマンとE・HERO バーストレディを融合して
俺のフェイバリットカード!!
E・HERO フレイム・ウィングマンを融合召喚!!」
「手札3枚使って攻撃力2100かよ
スカル・フレイムにも勝てんぞ」
「ヒーローにはヒーローの戦う舞台が有るんだ!!
俺はフィールド魔法、 摩天楼 -スカイスクレイパー-を発動!!」
「E・HEROモンスターの攻撃力は
その攻撃力より高い攻撃力を持つモンスターに
攻撃するダメージ計算時のみ1000アップするカード、 だったか?
これではスカル・フレイムがあっさり倒されるではないか
困るなぁ、 しょうがない、 お前には退場して貰おうか
伏せカード、 停戦協定、 色々効果は有るが
とりあえずフィールドの効果モンスターの数×500ダメージを相手に与える
対象はヒーロー小僧だ」
「効果モンスターは4体だから2000ダメージか・・・」
十代LP:3000→1000
「次に火霊術-「紅」だ、 バーニング・スカルヘッドを生贄に
バーニング・スカルヘッドの攻撃力1000のダメージをチビに与える!!
これでお前は一抜けだ!!」
「なっ・・・」
「二人だけでデュエルするなよ
カウンター罠、 フェザー・ウィンド
自分フィールド上にフェザーマンが
表側表示で存在する場合に発動する事ができる
魔法・罠の発動を無効にし、そのカードを破壊する
火霊術を無効化」
「何だと!?」
東堂のフェザー・ウィンドで窮地を脱した十代。
「あっぶねー、 サンキュ!! 助かったぜ!!」
「ふん、 ただ単にあのオッサンが鬱陶しいだけだ、 さっさと仕留めろ」
「あぁ!! フレイム・ウィングマンでスカル・フレイムに攻撃!!
スカイスクレイパーで攻撃力が上昇!!
更にフレイム・ウィングマンが戦闘でモンスターを破壊し
墓地へ送った場合
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!!」
「ちぃ!!」
トッドLP:4000→3500→900
「ヒーロー・キッズを守備表示にしてターンエンド!!」
十代手札:4→0
「危なかったわね、 十代・・・」
ウェスト校の控え室で呟く明日香。
「HERO使いと言っていたけども東堂とは違うのね」
「HEROには色んな型がありますからな・・・
問題はここからトッドを生かすか殺すか・・・」
「東堂ならトッドを倒すでしょう」
オブライエンの言葉に答える泉田。
「どうしてだ?」
「彼の口調は腹立たしい、 東堂なら倒すでしょう」
「俺のターン、 ドロー」
東堂手札:1→2
「E・HERO ブレイズマンを召喚
ブレイズマンが召喚に成功したので融合をデッキから手札に加える
そしてブレイズマン第二の効果発動
俺のメインフェイズに
デッキから「E・HERO ブレイズマン」以外の
「E・HERO」モンスター1体を墓地へ送る
このカードはターン終了時まで
この効果で墓地へ送ったモンスターと同じ属性・攻撃力・守備力になる
この効果の発動後
ターン終了時まで自分は融合モンスターしか特殊召喚できない
俺はデッキからE・HERO シャドー・ミストを墓地に送る
そして墓地に送られたシャドー・ミストの効果発動
このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキからE・HERO シャドー・ミスト以外の
「HERO」モンスター1体を手札に加える
俺はデッキからE・HERO エアーマンを手札に加える」
東堂手札:1→3
「モンスターを召喚しただけなのに手札が増えた・・・
だがこの状況、 一体如何するつもりだ?」
「何言ってんだオッサン
ブレイズマンでアンタにダイレクトアタックするに決まってるだろ」
「待て、 この状況、 あまりに十代と言う餓鬼に有利にならないか?」
「ならねぇだろ、 フレイムウィングマンは攻撃力2100
連合軍で400、 一族の結束で800攻撃力が上がって
フェザーマンでも攻撃力2200、 このターンで破壊出来る
と言うかスカイスクレイパーも有るから余裕だろ」
「伏せカードが有るだろう?」
「大人って言うのは嫌だよなぁ?」
「・・・あ?」
せせら笑うように言う東堂。
「素直に命乞い出来ねぇんだから」
「・・・・・糞餓鬼がぁ!!」
「ブレイズマンでダイレクトアタック」
トッドLP:900→0
ライフが0になった途端にずかずかと去って行くトッド。
「次にフェザーマンでフレイムウィングマンに攻撃」
「トラップ発動!! キッズ・ガード!!」
「・・・キッズ・ガード?」
「自分フィールド上に存在する「ヒーロー・キッズ」1体を生け贄に捧げ
相手モンスターの攻撃を無効にし、自分のデッキから
「E・HERO」と名のついたモンスター1体を手札に加える!!
俺はデッキからE・HERO スパークマンを手札に加える!!」
「スパークマンか・・・良いだろう、 カードを1枚伏せてターンエンド」
東堂手札:3→2
「ここでスパークマンを選択?」
「シャイニング・フレア・ウィングマンの融合召喚を狙っているのでは?」
解説席で困惑するマリンに対して
冷静に分析する宮迫。
「次のターンで都合良く融合を引く、 と?
難しいんじゃないですか?」
「さっきのキッズ・ガードでスパークマンを引いて
ドローと合わせてデッキ残り枚数は32枚
融合3枚入っていると仮定しましょう
融合以外にも融合をサーチできる沼地の魔神王が入っている可能性は高い
それも計算すると5枚、 他にもミラクル・フュージョンが入っていると
考えれば次に融合に類するカードを引ける確率は6分の1以上
融合賢者や融合回収なんかも入っていればもっと可能性は高くなる」
「なるほど・・・」
「俺のターン、 ドロー!!」
十代手札:1→2
「2枚目の融合を発動!!」
「何だと!?」
驚愕する東堂。
「フレイム・ウィングマンとスパークマンを融合して
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマンを融合召喚!!
このカードの攻撃力は自分の墓地の
「E・HERO」カードの数×300アップする!!」
「墓地に置かれているカードは融合素材に使った
フレイム・ウィングマンとスパークマン
そしてフレイム・ウィングマンの融合素材の2枚
つまり攻撃力1200ポイントアップで3700か」
「あぁついでにフレイム・ウィングマンの効果も持っている」
「そうか、 だが解せないな」
「?」
「フレイム・ウィングマンとスパークマンを融合しないで攻撃すれば
スカイスクレイパーの効果で攻撃力が上がって
俺のモンスター両方とも倒せただろう
このターンで急いでもライフを削り切れない
態々シャイニング・フレア・ウィングマンに融合させる訳は?」
「簡単だ、 スカイスクレイパーの効果はそっちにも適用される
だったらお前のターンで倒されるだろ、 だからだ」
「モンスターを倒させない為、 と言う事か、 ふっ、 中々言うじゃないか
なら来い十代!!」
「行くぜ!! シャイニング・フレア・ウィングマンでブレイズマンに攻撃!!」
東堂LP:4000→2700→1500
「連合軍と一族の結束で上手くダメージを与えられないな・・・
だけど追い詰めたぜ!! ターンエンド!!」
十代手札:2→0
「俺のターン、 ドロー」
東堂手札:2→3
「追い詰めた、 か
それを言うにはまだ早い!! エアーマンを召喚!!
召喚成功時に2つある効果の内1つを発動!!
このカード以外の自分フィールドの「HERO」モンスターの数まで
フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する!!
俺はセットカードを破壊する!!」
「ならチェーン発動!!
ヒーローバリア!! 相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする」
「うん? 今発動出来るのか?」
「出来るぜ、 このカードはフリーチェーンのカードだからな」
「和睦の使者で良いとスルーしてたな・・・猛省しよう
ではこちらも融合を解禁だ!!
エアーマンとフェザーマンを融合し
E・HERO Great TORNADOを召喚!!」
「融合素材が緩い属性HEROか・・・しかも効果がきついんだよな・・・」
「その通り、 こいつは融合召喚した時に相手フィールドに存在する
モンスター全ての攻撃力・守備力を永続的に半減させる」
「く・・・」
「とは言えこのターン、 攻撃出来ないからこのままターンエンド」
東堂手札:3→1
「何とか凌いだ、 けどもこれは不味いな・・・」
亮が控え室で呟く。
「そうだね、 東堂はカードも伏せているし
攻撃力が上昇しているグレートトルネードまで居る
十代はかなりきつい筈・・・」
「そうかな?」
メグが流れをぶった切る。
「十代なら何とかなるよ」
「そうかねぇ・・・」
「俺のターン、 ドロー!!」
十代手札:0→1
「今のシャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力は1850・・・
グレートトルネードの攻撃力は上がって3800・・・
スカイスクレイパーでも駄目か・・・ここは辛抱!!
シャイニング・フレア・ウィングマンを守備表示に変更して
モンスターをセットしてターンエンド!!」
十代手札:1→0
「守勢に回ったか、 俺のターン、 ドロー」
東堂手札:1→2
「E・HERO オーシャンを召喚
オーシャンでシャイニング・フレア・ウィングマンを
グレートトルネードでセットモンスターに攻撃」
「セットモンスターはフレンドッグだ
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地から「E・HERO」と名のついたカード1枚と
「融合」魔法カード1枚を手札に加える
俺は融合と・・・そうだなバーストレディを手札に加える」
「良いだろう、 俺はこれでターンエンド」
東堂手札:2→1
「俺のターン、 ドロー!!」
十代手札:2→3
「HEROの遺産を発動!!
「HERO」モンスターを融合素材とする融合モンスター2体を
自分の墓地からエクストラデッキに戻して3枚ドローする!!
俺はシャイニング・フレア・ウィングマンとフレア・ウィングマンを戻して
3枚ドロー!!」
十代手札:2→5
「良いカードは引けたか?」
「引いたぜ!! 俺はバーストレディを召喚!!
そして手札からバースト・リターンを発動!!」
「・・・は?」
「このカードは」
「知ってる、 フィールド上のバーストレディ以外の
「E・HERO」と名のついたモンスターを全て持ち主の手札に戻すカードだろ?
だがしかし何でそんなカード入れている?
俺がHERO使いだって知って居たのか?」
「いや、 元々入れてる」
「・・・・・」
固まる東堂。
「ふ・・・なるほど
ヒーローバリアと言い、 お前のデッキはHEROのファンデッキに近いな
使い難いカードばかりだが嵌れば強い、 俺が今餌食になっているしな
良いだろう、 俺のフィールドのHEROは戻る
だが倒すにはまだ攻撃力が足りんぞ、 さぁ如何する!?」
「H-ヒートハートをバーストレディに発動する!!
これでバーストレディの攻撃力は1700だ!!
バーストレディでダイレクトアタック!!」
東堂LP:1500→0
わああああああああああと歓声が響く。
「ガッチャ!! 楽しいデュエルだったぜ!!」
「意外性のあるデュエルだったな
まさかバースト・リターンが来るとは思わなかった」
「いやぁ、 闇の量産工場も来てたから
フレイム・ウィングマンを出しても良かったんだが・・・」
「出さなくて正解だ、 俺のセットカードはサイクロン
攻撃していたらスカイスクレイパーを破壊して返り討ちだったぞ」
「それはヤバかったな・・・じゃあまたな!!」
「おう」
デュエルリングを去って行く東堂と十代だった。
東堂さんのデッキは【E・HERO】
しかし融合だけじゃなく戦士族統一のデッキで
攻撃力を上げるタイプのデッキになっています
一族の結束で攻撃力を上げる事で効果が強力だが
攻撃力が低い下級E・HEROを有効活用するタイプになっています
作中には出ませんがアイスエッジやターレット・ウォーリアーも入っています