名前が変わっている理由はまた後程
コメントが少なくて悲しい、コメントを下さい(切実)
デュエルアカデミアの授業中。
デッキ構築論についての講義が行われていた。
デッキ構築講義担当の最愛 機会が講義をしていた。
彼女はサイバー流の教士だがサイバー流に関してのあれこれを
講義する事は無く、 つつがなく講義は進んだ。
「と、 この様に40枚デッキから初手手札6枚をドローする場合
手札にカードが来る確率は40/1~34/1の確率で1枚ずつ
この初期手札にバランス良くカードが来る様に調節するのが
デッキ構築の初歩の初歩である」
座椅子に座りながら指示棒で分かり易く図を指し示す最愛。
地味目な女性だが声はハッキリとしていて聞き取り易い。
「カードの種類は大まかに分けて3種類
ではそこの丸藤君、 その3種類を答えたまえ」
「は、 はいっス!!
え、 えぇとモンスター、 魔法、 罠の3種類ッス!!」
「ふむ上出来だな、 ではその魔法カードは更に何種類に分けられる?」
「え、 えぇっと・・・
通常魔法、速攻魔法、装備魔法、永続魔法と・・・」
「フィールド魔法と」
後ろから杏子が翔に耳打ちする。
「フィールド魔法の5つッス!!」
「儀式を忘れている、 不勉強だね」
「先走んな」
軽く杏子に小突かれる翔。
「うぅぅう・・・」
「まぁ良い、 儀式よりも融合の方がメジャーだし使いやすい
上位互換と言っても良いだろう」
「先生、 それは言い過ぎでは? 儀式でも厄介なカードは有りますよ」
メグが口を挟む。
「ふむ、 確かに、 しかしメジャーなのは融合だ
私の講義では融合をメインに授業をして行く
儀式に関しては各自自習する様に
授業では少ししかやらないが儀式は儀式でテストに出るからな」
「えぇー、 そんなぁー・・・」
絶望の淵に突き落とされる翔。
「心配すんなよ翔!! 実技と筆記は別だ、 何せ俺でもクロノス先生に勝てたしな!!」
十代が励ます。
「それでは本日の授業はここまで」
スタスタと教室を去る最愛。
途中でクロノスで出会う。
「シニョーラ最愛、 授業お疲れ様ナノーネ」
「いえいえ、 我が子と接するよりは楽ですよ」
「子・・・例のアレでスーカ? 私としてはあんまりいい気分はしませんーガ」
「まぁ異様でしょうね、 でも私としてはクロノス先生の方が心配ですが」
「私が心配? それな何ででスーノ?」
「オシリスレッドの生徒に入学試験で二連敗もしたとか
十代とか言う生徒が授業中に自慢してましたよ? 大丈夫ですか?」
「うぐ!! ぎぎぎぎぎ・・・」
ショックを受け歯軋りをしながら凄い悔しがっているクロノス
「では私はこれで」
最愛はスタスタと去って行った。
「・・・・・オ・ノーレ!! ドロップアウトボーイィィィ・・・
ぐぬぬ・・・目に物見せてあげるノーネ!!」
その日の夜、 明日香はジュンコとももえと共に入浴をしていた。
メグと杏子もそこにやって来る。
「はぁ~生き返るわぁ」
「年取っているみたいな言葉ね・・・ってメグ、 頭如何したの?」
メグの髪の毛に盛られている部分が無くなっている。
「あぁ、 盛っているのはエクステよ」
「エクステ?」
「付け髪の毛の事よ」
「何でそんな物を付けているの?」
「御洒落よ、 お風呂の時に外すと貴女とキャラ被るわね」
「知るかよ・・・あ、 ちょっと皆上がって」
話を振られた杏子が上がる様に促す。
「如何したの?」
「誰か外にいる、 ちょっととっちめて来よう」
数分後、 レッド寮。
ひはつはデュエルモンスターズオンラインで対戦後のチャットをしていた。
ペッパー(ひはつのアカウント名):R2650
流石にレート3200クラスは強いなぁ。
クラスタ:R2011
相手がバーンしてこなかったら勝ててた惜しい
五行:R2209
惜しいなんかデュエルにねぇよ
効果ダメージ対策してなかったのか?
ペッパー:R2650
ピケル入れてたけど引けなかった。
五行:R2209
ライフ・コーディネイターとか如何だ?
手札から出せるしおすすめ
カウントマン:R1048
魂 の リ レ ー
クラスタ:R2011
ク ソ デ カ リ ス ク
五行:R2209
月の書とコンボすれば或は・・・
ドンドンとひはつの部屋のドアがノックされる。
ペッパー:R2650
御客さんっぽいから落ちます、おやすみー
五行:R2209
おつー
クラスタ:R2011
おつー
カウントマン:R1048
おつー
PCの電源を落としてドアを開くひはつ。
ドアを開けるとそこには十代が居た。
「た、 大変だひはつ!! 翔が連れ去られた!!
ブルー女子寮に行かないと危ないみたいだ!!」
「な、 なんだってー!! ど、 どういう事!?」
「さっきメールが来て俺とひはつが行かないと危害を加えるって!!」
「た、 大変だー!! 直ぐに行かなきゃ!!
それでブルー女子寮って何処!?」
「地図を見ながら行こう!!」
また数分後。
指定された場所にひはつと十代が行くと杏子を羽交い絞めにするメグとジュンコ。
そして明日香とももこ、 縛られている翔が居た。
「来たのね」
「如何言う状況?」
「私が説明しますわ」
ももこが状況を説明する。
まず翔が偽の手紙で呼び出され、 覗きをしたのではないかと勘違いされる。
次に杏子がマジギレして翔の口内に大量に小石を入れた後に殴ろうとする。
そして現状、 流石にそれは見過ごせないとメグとジュンコに止められている。
「と、 簡単に言うとこう言う事ですわ」
「末席の末席とは言えサイバー流の同門が仕出かした事!! せめてこれ位は・・・」
「うーん、 じゃあデュエルで解決しようぜ」
「私も貴方に興味が有ったから呼び出したけどこうも興奮している状態だと・・・」
困惑する明日香。
「えぇい!! 埒が明かない!! 明日香は十代とデュエル!!
才倉は私とデュエル!! これで良いわね!!」
「あたしと遊愛がデュエル?」
「メグで良い」
「あたしに何のメリットがあるんだ?」
「意見が割れたデュエリストが物事を決めるのにデュエル以外に最良の方法が有ると?」
「・・・・・まぁ良い、 じゃあ天上院さんはそこの十代と
あたしとメグがデュエルで、 天上院さんが勝ったら今回の事は上に報告して
十代が勝ったら報告はしない、 メグが勝ったらそのまま丸藤は返す
あたしが勝ったらこのまま丸藤を打ん殴る、 って事で良いか?」
「翔を助ける為だ、 しょうがない・・・」
「まぁ乗りかかった船よ、 相手になるわ」
「・・・・・」
立ち尽くすひはつ。
「これ、 僕要らなくない!?」
十代と明日香のデュエルは遊戯王GX本編で描かれているので
このSSではメグと杏子のデュエルを描く事にします。
「「デュエル!!」」
「先行は如何する?」
「じゃあ貴女が先行で良いわ」
「じゃああたしのターン、 ドロー!!」
杏子手札:5→6
「げほげほ」
石を吐き出す翔。
「だ、 大丈夫?」
「死ぬかと思ったッス~!!」
「次からはきちんと確かめて行く事ね・・・」
「それにしてもサイバー流と言ってたけどあの杏子さんって人、 強いの?」
「サイバー流の中では錬士の実力者ッス!!」
首を傾げるももことジュンコ。
「なるほど、 錬士クラスか・・・」
「・・・アンタ分かるの?」
「一応ね、 デュエルモンスターズオンラインのレートで言うと2000位だね」
「それも良く分からない」
「サイバー流は後攻が有利の筈だけど躊躇い無く先行貰ったけど・・・どうなんだろ」
「僕もあの人のデュエルは見た事無いッス・・・」
「モンスターをセット、 カードを伏せてターンエンド」
杏子手札:6→4
「私のターン、 ドロー!!」
メグ手札:5→6
「トレードインを発動、 椿姫ティタニアルを墓地に送って2枚ドロー
薔薇恋人を召喚して超栄養太陽を発動、 超栄養太陽の効果で薔薇恋人を生贄に
デッキからローンファイア・ブロッサムを召喚
ローンファイア・ブロッサムを生贄にデッキから光の王 マルデルを攻撃表示で召喚
超栄養太陽は効果により破壊、 そしてマルデルの効果発動
デッキから植物族モンスターを1体サーチ
姫葵マリーナを手札に加える、 そして薔薇恋人を墓地から除外して
今サーチしたマリーナを攻撃表示で召喚」
「1ターンに最上級モンスターを手札消費2枚で召喚って頭がおかしいでしょう・・・」
「サイバー流の高火力モンスターに比べたら有情じゃない? ではバトル
マルデルでセットモンスターに攻撃」
「セットモンスターはシャインエンジェル!!
戦闘破壊された事でデッキから攻撃力1500以下の光属性モンスターを召喚する!!
あたしが召喚するのはスーパースター!!」
「へ? 良いの?」
「何が?」
「・・・・・いや、 良いか」
通常リクルーターで狙ったモンスターを召喚する場合。
最後の攻撃時に召喚する事が多い。
何故なら2体目以降の攻撃で破壊されるからだ。
「スーパースター・・・確か光属性モンスターの攻撃力をあげるモンスターだったか・・・
ならばマリーナで攻撃!!」
杏子LP:4000→2200
「くっ、 必要経費だ!!」
「カードを1枚セットしてターンエンド」
メグ手札:6→3
「ここから巻き返す!! ドロー!!」
杏子手札:4→5
「いよし!! 手札からサイバー・ドラゴンを特殊召喚!!」
サイバー流の象徴たるモンスターが鎌首をもたげて現れた。
「そしてリビングデッドの呼び声!! 墓地のスーパースターを攻撃表示で特殊召喚!!
そしてその特殊召喚に対して速攻魔法、 地獄の暴走召喚を発動!!」
「あ、 そう言う事か」
「地獄の暴走召喚の効果であたしのデッキのスーパースターが2体攻撃表示で特殊召喚される!!
代わりにあんたもフィールドのモンスターを特殊召喚出来るけど
同じ最上級モンスターを複数枚デッキに入れているか?」
「読んで来た・・・って訳ね、 マルデルを選択するけど
自身の効果でフィールドには1枚しか存在できない
と言うか1枚しかデッキに入れていないから不発ね」
「これで3体のスーパースターの効果で
フィールドの光属性モンスターの攻撃力は1500ポイントアップ!!
更にまだあたしは通常召喚をしていない!! 手札の融合呪印生物-光を召喚!!
融合呪印生物-光の効果発動!! サイバー・ドラゴンと融合呪印生物-光を生贄に
サイバー・ツイン・ドラゴンを攻撃表示で特殊召喚!!
スーパースター達の効果で攻撃力は4300!!」
圧倒的に強化されたサイバー・ツイン・ドラゴンを前に狼狽する翔。
「あわわわわ・・・こ、 これじゃあ負けちゃうッスよ!!」
「心配するな、 あのセットカード、 あれによってはまだ希望が・・・」
「そんな希望なんて吹き飛ばす、 サイクロンを発動!!
セットカードを叩き割る!!」
「藪蛇だったね!! チェーンして伏せていた植物連鎖を発動!!」
「植物連鎖?」
「このカードは装備カードになって植物族モンスターに装備されるんだけど
まぁ今回はその効果は良いか、 とりあえず破壊される
そして破壊された時に効果発動、 墓地の植物族モンスター1体を選択して特殊召喚できる
トレードインで墓地に落としたティタニアルを守備表示で特殊召喚するよ」
「あ・・・」
結果論だが伏せカードを気にせずに攻撃すればサイバー・ツインの2連打と
スーパースターの攻撃で勝利出来たが
ティタニアルが出て来たおかげで攻撃が防がれる事になった。
「・・・仕方ない!! サイバーツインでマリーナ、 ティタニアルの順番で攻撃!!」
メグLP:4000→1500
「これでターンエンド!!」
杏子手札:5→1
「2ターン目でこれ? さっきの最上級モンスター2体召喚が可愛く見えるレベルね・・・」
ジュンコが呟く。
「全中ベスト16の腕前は伊達じゃない・・・って事ですわね」
ももこも漏らす。
「これじゃあ僕の歯が・・・」
翔がガクガクと震える。
「ん-、 でも巻き返しは充分出来るでしょ」
ひはつは楽観している。
「いや、 この状況は厳しいでしょ」
「そうでもないよ、 伏せカードは無しで手札はドロー含めて4枚
墓地も充分だし、 これで巻き返せない方がおかしいよ」
「えぇ・・・」
困惑するジュンコ達。
「ひやっとしたけど私のターン、 ドロー」
メグ手札:3→4
「手札抹殺を発動、 互いに手札を全て捨てて捨てた枚数分ドロー」
「手札交換か・・・」
メグが捨てたカード
炎妖蝶ウィルプス
にん人
コアキメイル・グラヴィローズ
杏子が捨てたカード
プロト・サイバー・ドラゴン
「良し、 勝った」
「勝利宣言? この状況で?」
「うん、 伏せも無いし好きにやらせて貰うよ
マルデルを生贄にヴァリュアブル・アーマーを召喚」
「虫ィ? 植物族デッキじゃなかったのか?」
「ギガプラントに使えるから入れてたんだ
そしてスーペルヴィスを装備させる
これでヴァリュアブル・アーマーは全体攻撃の能力を持った」
「それでもヴァリュアブル・アーマーの攻撃力は2350!!
スーパースターを全て倒したとしてもサイバー・ツイン・ドラゴンの攻撃力は2800!!
遠く及ばない!!」
困った様な笑みを浮かべるメグ。
「な、 なんだよ、 その表情は」
「サイバー・ツインに攻撃する必要は無いんだよ」
「はぁ? あ・・・」
ここで簡単な算数の時間だ。
杏子のLPは2200。
スーパースターの攻撃力は500+スーパースターの数×500
つまり1体目は2000、 2体目は1500、 3体目は1000
ヴァリュアブル・アーマーの攻撃力は2350。
(2350-2000)+(2350-1500)+(2350-1000)=2550。
2200-2550
「サイバー・ツイン・ドラゴンを攻撃しなくても
スーパースターを攻撃するだけで勝てるんだよ」
「くっ・・・・・モンスターに向き直らないそんなデュエルで心痛まないのか!?」
杏子がメグに言い放つ。
「悪いけど、 ここで手を抜いて翔君に歯がボロボロになっては寝覚めが悪過ぎるからね
とは言え、 私も反省したよ
色々手を伸ばし過ぎているからデッキをちゃんとまとめる事にしよう
いい勉強になったよ」
そう言ってヴァリュアブル・アーマーは両手の鎌でスーパースター達をバラバラにしていった。
杏子LP:2200→1850→1000→0
「もう少し練り直す必要が有る様だな・・・次は負けない」
そう言って杏子は立ち去って行った。
「そっちも終わった?」
明日香と十代が歩いて来る。
「そっちは?」
「私の負け」
「俺の勝ち!! これで翔は返して貰うぜ!!」
「うん、 じゃあさっさと寮に帰った方が良いよ」
「眠くなった来た・・・」
うつらうつらするひはつ。
「そうだな、 じゃあ帰るぞ!! ひはつ!! 翔!!」
「・・・・・はいッス」
「うん・・・」
満足気な十代と複雑そうな顔をした翔と眠そうなひはつはレッド寮に帰って行ったのだった。
「ドロップアウトボーイを呼び出したつもりが別のドロップアウトボーイが来て
デュエルしたと思ったらシニョーラ明日香が負けータとは・・・」
望遠鏡で遠くから見ているクロノスが一人呟く。
「ぐぬぬ、 次こそは何とか上手い具合に何とかする方法を考えなくテーハ!!」
「はぁ・・・はぁ・・・こんな所で何をしているんだ?」
「!!」
クロノスが振り返るとそこには緑色のボディスーツにガスマスクを着けた男が立っていた。
「し、 シニョール彩速!!」
彩速・スピード、 彼もデュエルアカデミアの実技を担当している。
サイバー流の範士でもあり、 デュエルアカデミアの教師の中でも屈指の実力者である。
また自称【世界一足が速いデュエリスト】である。
少なくともデュエルアカデミアとサイバー流のデュエリストの中では最も足が速い。
人は彼をランニングマンと呼ぶ。
「俺の事はランニングマンと呼んで下さいクロノス実技担当最高責任者殿」
「そ、 それは失礼したノーネ」
「こんな所で何を?」
「そ、 そちらこそ何をしてるノーネ!!」
「夜のランニングさ、 あんたこそ望遠鏡を持って女子寮の方を見て何をしている?」
「こ、 これは・・・何でもないノーネ・・・」
「望遠鏡を持って女子寮の近くをうろついていた、 これだけでも問題行動では?」
「うぐ・・・」
追い詰められるクロノス。
「とは言え、 あんたをチクってあんたが実技担当最高責任者を降ろされても
俺が代わりに実技担当最高責任者に成れる訳でもなし
今空いている最高のポストである教頭の座な訳だよ」
「・・・・・何が言いたいノーネ」
「俺の強さを大々的に見せつけたい、 次の月一テストで強さを見せつけたい」
「分かったノーネ・・・何とかするノーネ・・・」
渋々ランニングマンの要望を受け入れるクロノスであった。
ランニングマンはメタルギアのボスキャラから取っています