遊戯王GX 転生者、都市伝説に挑む   作:Mr.後困る

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Q:前回の強制転移でランニングマンは
サイバー・ツイン・ドラゴンじゃなくて
サイバー・ドラゴンを渡せば良かったんじゃね?

A:全く持ってその通り、私のミスです
ランニングマンが効果あやふやだったと素直に渡しちゃったと
言う事にしておいてください


廃寮での闇のデュエル(´◡◝)

「「「「「「「「デュエル!!」」」」」」」」

 

第三サイバー流デュエル部。

部員数32名、 部室として部員専用のデュエルリングが有り

4組のデュエリストが同時にデュエル出来る。

顧問は才眠 述、 部長は尾西・アルファ(三年オベリスク・ブルー)。

翔は以前勧誘されていたので入部したのだったが・・・

 

「これってデュエリストのする事っスか?」

 

他のデュエリスト達のデュエル譜を取っているのだった。

 

「ほら手を止めない」

「うぇー・・・」

 

地味目な少女、 三栖 雀(三年オベリスク・ブルー女子)に注意される翔。

 

「でも、 こんな事をして強くなれるんスか?」

「そうねぇ・・・やらないと何にもならないわよ?

デュエル譜として残す事は観戦するよりも深く理解出来るわ」

「そんなもんスかねぇ・・・」

 

不満を幹事ながら翔はデュエル譜取りを続けた。

 

 

 

 

 

「ん、 ここは・・・」

 

月一テストが終わりそろそろ廃寮探検に入るのかなぁ

と考えていたメグであったが、 唐突に精神世界みたいな所に来ていた。

 

「あー・・・呼び出しとか有るのかぁ・・・」

「嫌そうな顔をするなよ」

 

神様みたいな奴が現れた。

 

「敵が来る、 備えよ」

「敵? 敵って何だよ」

「ではな」

「ちょっと!? 言いたい事だけ言って去って行くなー!!」

 

 

 

 

 

 

精神世界的な場所でメグが押し問答をしている時

灯台ではクロノスが誰かを待っていた。

 

「お前が、 依頼者か」

「ん? 来たノーネ・・・貴方が闇のデュエリストナノーネ?」

「その通り、 我が名は闇のデュエリスト、 タイタン」

 

怪訝そうな目でタイタンを見るクロノス。

服装は黒く威圧感を与える服だが所々ほつれており

みすぼらしさを感じる。

 

「早速だが仕事の話をしよう、 私には時間が無い」

「時間が無い?」

「こっちの話だ

こちらの要求は海馬瀬戸との直接対談だ」

「!?」

 

要求に驚くクロノス。

 

「あ、 貴方の仕事の相場は給料3ヶ月分と聞いて居ましターガ・・・」

「こちらにも事情が有る、 さっきも言ったが時間が無い

私の要求に答えられるか否か、 返答は?」

「・・・・・良いでショウ、 何とか捻じ込んでミマース

ターゲットは遊戯十代、 必要な資料は此方に・・・」

 

ファイルを手渡すクロノス、 タイタンはそれを受取り目を通す。

 

「では行動に移そう」

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ? 一緒に特待生寮に行って欲しい?」

 

精神世界みたいな所から戻って

部屋に居るとやって来た明日香に唐突に頼まれたメグ。

 

「何でまた?」

「私には行方不明になった兄が居てね・・・

色々情報収集しているのよ」

「なるほどなぁ・・・何で私なの?」

「暗い所でも貴女物怖じしなさそうじゃない」

「・・・・・」

 

メグは考えた、 恐らくこれはタイタンとのイベントだろう。

ここで断るのは容易だが神様みたいな奴が言っていた【敵】が気になる。

 

「まぁ良いでしょ、 行くわ」

「ありがとう」

 

 

 

 

 

 

一方その頃、 オシリス・レッド寮では

 

「ひはつー、 廃寮探検に行かないかー?」

 

十代がひはつを廃寮探検に誘っていた。

 

「ん-・・・9時までに終われば良いけど?」

「ちょっと行って見て来るだけだし、 大丈夫だろ、 じゃあ行くか!!」

 

十代、 翔、 ひはつの3人で廃寮に向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

と、 こんな感じで特待生寮に向かう事になった

オベリスク・ブルー女子2人とオシリス・レッド男子3人

特にドラマも無く、 幽霊も出ずに鉢合わせする事になった。

 

「怖い話を聞いたからこの廃寮に来たって・・・馬鹿じゃないの?」

「な、 何だよ、 そっちだって来てるじゃないか」

 

わちゃわちゃやっている明日香と十代。

 

「何だか大変だね」

「そうねー」

 

我関せずという立ち位置のメグとひはつ。

 

「うー・・・そろそろ帰ろうッスよー・・・」

 

不安になっている翔。

 

「もうそろそろ帰る?」

「そうだねぇ・・・」

「うわあああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

若本規夫ボイスが廃寮に響く。

 

「な、 何だ、 今の声は!?」

「行って見よう!!」

 

声のした方に走る十代達。

走った先に居たのはボロボロになっているタイタンだった。

 

「う!! 遊戯十代!!」

「誰だこのオッサン!?」

「ってそんな事をしている場合じゃない!! うわっ!!」

 

タイタンが倒れる、 如何やら何者かに押し倒された様だ。

 

「な、 何だコイツ!?」

「「!?」」

「ひっ!?」

「・・・っ!?」

 

押し倒したのは体に巨大な口腔が付いている

まさに化け物と言うにふさわしい存在だった。

 

「はなせええええええええええ!!」

『大人しくしろ』

「・・・・・」

 

ひはつがそこら辺にあった角材を持ってスタスタと近付いて

口の化け物を思い切り殴りつけた。

 

『ってぇなぁ!!』

「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

 

タイタンはその場から逃げ出した。

 

『あーあ、 逃げちまったじゃねぇかよ、 如何してくれるんだよ』

「いや、 普通化け物から襲われている人間を見つけたら助けるでしょ」

「って、 何だよお前!!」

『俺? 俺は・・・そうだな・・・スマイルルームとでも呼んで貰おうか』

「スマイルルーム? あの都市伝説の?」

「知っているのメグ?」

「都市伝説のモンスターよ、 現実に居るとは思わなかったけど」

『まぁ実際に俺もスマイルルームそのものと言う訳じゃない

俺は地下デュエリスト組織【裏面】のメンバーだ』

「地下デュエリスト組織!?」

『そう、 賭博などの非合法な地下デュエルを行う

裏プロって言う所だな』

「化け物にしか見えないけど・・・」

『これは仕事用の恰好だ』

「仕事?」

『そう、 俺の仕事はさっき逃げたタイタンって野郎を捕まえる事だ

奴は俺達に収める上納金をちょろまかしたからな

見せしめにしなければならない』

「良く分からないよ・・・」

 

混乱するひはつ。

 

『理解出来なくても良い、 これから全員ぶっ殺すからな』

「ちょ、 何でよ!!」

『見られたからには死んで貰うのがルールだ

まぁ俺達の恐怖を知って貰う為に一人半殺しで済ませてやっても良い』

「ふふん、 馬鹿だな、 君は」

『何?』

「こっちは5人、 囲んで棒で叩けば君なんてボコボコに出来るよ」

「それは無理だ・・・」

 

とぼとぼとタイタンが帰って来た。

 

「え? 何で帰って来たの?」

『この場所は闇のデュエルの空間になっている』

「闇のデュエル?」

『外を見て見な』

 

窓から外を見ると黒い靄の様な物が周囲を覆っている。

 

『この寮全体を闇のデュエルフィールドが覆っている

俺を闇のデュエルで倒さない限り外には出られない』

「闇のデュエル・・・噂で聞いた事があるわ」

「私もよ・・・魂を削るって言う噂のアレね」

「どどどどどどどど如何するッスか!? アニキ!?」

「闇のデュエルだが何だか知らないがやってやるぜ!!」

『良い心意気だ、 じゃあまず最初はお前からだ!!』

 

びしっ!! とひはつを指差す。

 

「僕? 何で?」

『さっき角材で殴っただろうが!!』

「あぁ、 そうか・・・」

 

ちゃき、 とデュエルディスクを構えるひはつ。

 

「所で君のデュエルディスクは?」

『あぁ、 心配無い』

 

腕から形容しがたい音を立てながらデュエルディスクが生える。

 

『じゃあ始めようか』

「うん」

 

「『デュエル!!』」

 

 

 

 

「は、 始まっちゃったッス・・・」

「・・・なぁ、 オッサン、 アンタ逃げ回っていたけど

あの歯の化け物って強いのか?」

「お、 オッサン・・・まぁ如何でも良い

奴は・・・強い、 裏のデュエルリングでも見かける有名人だ

プロですらヘタすれば負けるレベルだ」

「ならお手並み拝見としましょうかね」

「・・・・・冷静ね

ひはつが負けたら私達もデュエルしなくちゃならないのよ?」

「だからこそこのデュエルを見て警戒しなくちゃならない」

 

 

 

 

『先手はくれてやる』

「ありがたく頂くよ、 ドロー!!」

 

ひはつ手札:5→6

 

「モンスターをセット、 機甲部隊の最前線を発動

カードを2枚伏せてターンエンド」

 

ひはつ手札:6→2

 

『俺のターン、 ドロー』

 

スマイルルーム手札:5→6

 

『モンスターをセットして

こっちもカード2枚伏せてターンエンド』

 

スマイルルーム手札:6→3

 

 

 

 

 

「最初は互いに見の様ね」

「違うわ明日香、 これはもう既にやっていると見て間違いない」

「え?」

「機甲部隊の最前線とセットモンスター、 これが意味する物は一つ・・・」

 

 

 

「僕のターン、 ドロー」

 

ひはつ手札:2→3

 

「KA-2 デス・シザースを召喚

そして団結の力を装備させる」

『面倒な事を・・・』

「そして伏せていた可変機獣 ガンナードラゴンを反転召喚

攻撃力は1400になるけども充分

デス・シザースでセットモンスターに攻撃」

『セットモンスターはジャイアントウィルス

破壊された時に効果発動、 相手ライフに500ポイントダメージを与え

さらに自分のデッキからジャイアントウィルスを任意の数だけ

表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる

ジャイアントウィルスを2体を特殊召喚』

 

ひはつLP:4000→3500

 

 

がぶり、 と噛み千切られた様にひはつの腕が抉られた。

血が滴り落ちる。

 

「な、 何だ!?」

「これが闇のデュエルだ・・・」

 

タイタンが息が上がりながら説明する。

 

「今、 あの小僧が感じているのは幻、 しかしまるで現実の様に

腕を噛み千切られた痛みや感触が有るだろう」

 

蒼褪める十代達。

 

 

 

「こっちもデス・シザースの効果発動

このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時

破壊したモンスターのレベル×500ポイントダメージを相手ライフに与える

ジャイアントウィルスのレベルは2だから1000ポイントのダメージ」

 

スマイルルームLP:4000→3000

 

『平気そうだな、 痛みは無いのか?』

「痛いよ、 でも耐えられない程じゃない」

『強いな』

「それにそっちこそまるでダメージ無いみたいだけど?」

『あぁ、 ダメージは無いよ』

「なっ!? ずっる!?」

 

翔が叫ぶ。

 

『代わりにリスクが有る』

「リスク?」

『俺が負けた場合、 死ぬ』

「・・・・・デュエルで命を賭けるのは如何かと思うよ」

『そうでも無いさ、 俺には学がねぇし金もねぇ

命を賭けてデュエルをする事で成り上がれるならば喜んで賭けよう』

「・・・・・続けるよ、 ガンナー・ドラゴンでジャイアントウィルスに攻撃」

『戦闘ダメージは受けるがお前も効果ダメージを受けろ』

「っ!!」

 

スマイルルームLP:3000→2600

ひはつLP:3500→3000

 

がぶり、 と再び噛まれた痛みが響く。

 

『おっと、 攻撃が終わったならば手札からジュラゲドを召喚

自分・相手のバトルステップにこのカードを手札から特殊召喚出来る

ついでに1000LP回復する』

 

スマイルルームLP:2600→3600

 

「・・・これでターンエンド」

 

ひはつ手札:3→1

 

「俺のターン、 ドロー」

 

スマイルルーム手札:2→3

 

『ジュラゲドとジャイアントウィルスを生贄に捧げ

グリード・クエーサーを召喚』

「っ!!」

『察したな、 グリード・クエーサーの元々の攻撃力・守備力は、

このカードのレベル×300になる

その上こいつがモンスターゾーンに存在する限り

このカードのレベルはこのカードが戦闘で破壊したモンスターの

元々のレベル分だけ上がる

ガンナー・ドラゴンは寧ろ望む所のモンスターだ

では早速グリード・クエーサーでガンナー・ドラゴンに攻撃』

「伏せていたスピリットバリアを発動!!

ダメージは0になる!!

そして機甲部隊の最前線の効果で

デッキからブローバック・ドラゴンを特殊召喚!!」

『ブローバックか・・・ニードルバンカーが来ると思ったが

まぁ如何でも良いか、 だがグリード・クエーサーの攻撃力は2100上がる

これでターンエンド』

 

スマイルルーム手札:3→2

 

「僕のターン!! ドロー!!」

 

ひはつ手札:1→2

 

「ブローバック・ドラゴンの効果発動!!

1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として

コイントスを3回行い、その内2回以上が表だった場合

その相手のカードを破壊する!!」

『表が出れば良いなぁ、 と言いたいがそんな博打に付き合う暇は無い

速攻魔法発動、 神秘の中華なべ、 グリード・クエーサーを生贄にして

ライフ4200回復だ』

 

スマイルルームLP:3600→7800

 

「くっ・・・メカ・ハンターを召喚

そしてメカ・ハンターで攻撃」

『させると思うか? バトルフェーダーを手札から特殊召喚して

バトルフェイズを終わらせる』

「・・・ターンエンド」

 

ひはつ手札:2→1

スマイルルーム手札:2→1

 

 

 

 

「互いに一進一退・・・ライフでは負けているが

フィールドは此方が優勢ね」

「スピリットバリアと機甲部隊の最前線

二つが有れば戦闘ダメージはほぼ無効に出来る、 だがしかし

この程度で済ませる奴では無い、 気を抜くな・・・」

 

タイタンが脂汗を流す。

 

 

 

「俺のターン、 ドロー」

 

スマイルルーム手札:1→2

 

『伏せていたリビングデッドの呼び声を発動

墓地のグリード・クエーサーを呼び戻す

そしてE-HERO ヘル・ゲイナーを召喚し

効果発動、 自分フィールドの悪魔族モンスター1体は

フィールドに表側表示で存在する限り1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる

このカードは2ターン後まで除外される

さて、 ここでバトルだ、 グリード・クエーサーで

メカ・ハンター、 ブローバック・ドラゴンの順に攻撃する』

「くっ・・・だけど機甲部隊の最前線の効果で

A・ジェネクス・ドゥルダークを召喚!!」

『ドゥルダークだと? 全く面倒な物を・・・ターンエンド』

 

スマイルルーム手札:2→1

 

「僕のターン、 ドロー!!」

 

ひはつ手札:1→2

 

「ドゥルダークの効果発動!!

このカードと同じ属性を持つ相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する

モンスター1体を選択して破壊する!!

このカードは闇属性だから闇属性のグリード・クエーサーを破壊!!」

『ふん・・・リビングデッドの呼び声も破壊される』

「強化支援メカ・ヘビーウェポンを召喚!!

そしてヘビーウェポンでバトルフェーダーに攻撃!!」

『バトルフェーダーは除外される』

「そしてデス・シザースで攻撃!!」

 

スマイルルームLP:7800→4400

 

『フィールドにカードが存在しない状態で

ダイレクトアタックを受けたこの瞬間

手札から冥府の使者ゴーズを特殊召喚

ついでにゴーズの効果で3400のカイエントークンも特殊召喚する

ドゥルダークは効果を使ったら攻撃出来なかったよな?』

「っ・・・その通り・・・ヘビーウェポンを効果で

デス・シザースに装備させてターンエンド」

 

ひはつ手札:2→1

スマイルルーム手札:1→0

 

 

 

 

 

「い、 いきなり手札から最上級モンスターが出て来たッス!!」

「完全にしてやられたわね

まさか残っている手札1枚がゴーズだったとは・・・」

「裏社会で生き残っているだけはある・・・と言う事か・・・」

「頑張れ!! ひはつ!!」

 

十代が叫ぶ。

 

 

 

 

『外野がうるせぇなぁ・・・ドロー』

 

スマイルルーム手札0→1

 

『ゴーズでドゥルダークに攻撃』

「ドゥルダークが破壊されて

機甲部隊の最前線の効果でニードルバンカーを召喚!!」

『じゃあカイエントークンでニードルバンカーに攻撃』

「っ・・・機甲部隊の最前線は1ターンに1度だから無理・・・か」

『モンスターをセットしてターンエンド』

 

スマイルルーム手札:1→0

 

「僕のターン、 ドロー!!」

 

ひはつ手札:1→2

 

「ヘビーウェポンの装備化を解除!!

そして2体目のデス・シザースを召喚!!

これで団結の力の効果で最初のデス・シザースの攻撃力は3400!!

ゴーズに攻撃!! 3500の効果ダメージと戦闘ダメージ!!」

『ちょ、 待!!』

 

スマイルルームLP:4400→900→200

 

『あ、 死んでないのか・・・っぶねー・・・』

「これでターンエンド!!」

 

ひはつ手札:2→1

 

 

 

「良し!! これで後もう少しで!!」

「いや、 これは不味い!!」 

 

十代の声を掻き消すかのように叫ぶメグ。

 

「な、 何でだよ」

「ライフを削り切れていないのは不味い

恐らく逆転される」

「何でそんな事が言えるんだよ?」

「相手を見なさい、 全く焦っていない

リバースモンスターが恐らく逆転の切り札になり得る物だと推測するわ」

「そうだな海千山千の裏デュエリスト

こんな所で負けるとは思えない・・・」

 

タイタンが汗を流す。

 

 

 

 

 

『そりゃそうだな

こんな所で素人に負けてちゃ裏稼業もしまいだわ

俺のターン、 ドロー』

 

スマイルルーム手札0→1

 

『このターンにヘルゲイナー君が帰って来るぞ

カードを一枚伏せてリバースモンスターを反転召喚

メタモルポッド、 互いに手札を全て捨てて5枚ドローだ』

「・・・・・」

 

スマイルルーム手札:0→5

ひはつ手札:1→5

 

ひはつが捨てたカード

ネクロ・ガードナー

 

『伏せた死者蘇生を発動

墓地のグリード・クエーサーを特殊召喚

ヘルゲイナーを除外してグリード・クエーサーに2回攻撃を付加する

そして手札からハーピィの羽根帚を発動、 お前の魔法と罠を全て破壊する

その糞忌々しいカード共を粉砕する』

「伏せていたもう一枚の永続罠を発動!!

宮廷のしきたり!! このカード以外の永続罠は破壊されない!!」

『スピリットバリアは守られた、 と言う事か

ディフェンスが固いな・・・

メタポを生贄にE-HERO マリシャス・エッジを召喚

子のモンスターは相手フィールドにモンスターが居れば

生贄が1体で済む、 それではグリード・クエーサーで

デス・シザース2体、 マリシャス・エッジでヘビーウェポンを攻撃』

「ダメージは無い・・・」

『だがデス・シザースを破壊してレベル8上がって

グリードクエーサーの攻撃力は4500だ

そしてモンスターが居なくなったカイエントークンでダイレクトアタック』

「墓地のネクロ・ガードナーを除外してダイレクトアタックを無効に!!」

『ふん、 しっつこいな・・・ガードを1枚伏せてターンエンド』

 

スマイルルーム手札:5→2

 

「僕のターン、 ドロー!!」

 

ひはつ手札:5→6

 

「大量にカードをドロー出来たのは此方も同じ!!

3体目のデス・シザースを召喚!!

そして禁じられた聖杯をグリード・クエーサーに発動!!

効果依存の攻撃力だからこれで攻撃力は0!!

デス・シザースでグリード・クエーサーに攻撃!!」

『おっと、 悪魔族モンスターが攻撃されたのでヘイト・バスターを発動

グリード・クエーサーとデス・シザースを破壊して

デス・シザースの攻撃力分のダメージを受けて貰おう』

 

ひはつLP:3000→2000

 

がぶしゃあ、 と顔半分が噛まれた様な傷が現れる。

 

『キツクなって来ただろう?』

「キツイのは君の方だろ」

『あん?』

「君のライフは残り200

こっちの攻撃を1度でも受け損ねたら君は死ぬ

如何考えても君の方が追い詰められている」

『御託は良い、 する事無いならターンエンドしろ』

「カードを2枚伏せてターンエンド!!」

 

ひはつ手札:6→2

 

『俺のターン、 ドロー!!』

 

スマイルルーム手札:2→3

 

『マリシャス・エッジでダイレクトアタック

通れば俺の勝ちだが・・・』

「当然通らない、 伏せていた墓地墓地の恨みを発動

君のフィールドのモンスターの攻撃力を永続的に0にする」

『的になった、 って事か

ふん、 手札から冥界流傀儡術を発動

墓地のグリード・クエーサーと同じレベルのカイエントークンを除外して

墓地のグリード・クエーサーを特殊召喚する

そしてカードを2枚伏せてターンエンド』

 

スマイルルーム手札:3→0

 

「僕のターン、 ドロー!!」

 

ひはつ手札:2→3

 

「ダーク・バーストを発動!!

墓地の闇属性で攻撃力1500のモンスター1体を手札に加える!!

僕はデス・シザースを手札に加える!!

そしてそのまま召喚!! 攻撃力が0になったマリシャス・エッジに攻撃!!」

『マリシャス・エッジを生贄に闇霊術-「欲」を発動

お前が手札の魔法カードを見せれば無効に出来るが如何する?』

「無効にするに決まってるだろ

手札の移り気な仕立屋を見せて効果を無効にする

そしてそのままターンエンド」

 

ひはつ手札:3→2

 

 

 

 

 

「お、 お互いにギリギリなのによくやるッス・・・」

「えぇ・・・見ているこっちが辛い・・・」

 

翔と明日香が弱音を吐く。

 

「ひはつが勝てなかったら次は私が出るわ」

「いや、 俺が出るぜ」

「じゃあ我は最後で・・・」

 

 

 

 

「外野!! 僕が戦っている最中に次の順番とか決めないの!!

僕が頑張ってるんだから」

『その頑張りも、 今終わる、 ドロー』

 

スマイルルーム手札:0→1

 

『ヘルゲイナーが帰って来る

そして効果発動でグリード・クエーサーは2回攻撃が出来る様になる

貪欲な壺を発動、 墓地のジャイアントウィルス3体と

マリシャス・エッジ、 メタポをデッキに戻し2枚ドロー』

 

スマイルルーム手札:0→2

 

『やぁぁぁっと来たか!! サイクロン発動!!

その糞忌々しいスピリットバリアを破壊する!!』

「っ!!」

『そしてヘルウェイ・パトロールを召喚

まずはグリード・クエーサーでデス・シザースに攻撃!!』

「罠発動!! 鎖付きブーメラン!!

グリード・クエーサーを守備表示に変更して

このカードを装備カードとしてデス・シザースに装備!!

攻撃力500アップ!!」

『だからどうした!! ヘルウェイ・パトロールの攻撃力は1600だ!!

ヘルウェイ・パトロールで攻撃!!

ついでにデス・シザースの元々のレベル×100だから400ダメージも受けて貰う!!』

 

ひはつLP:2000→1900→1500

 

「戦闘ダメージを受けたこの瞬間

手札からトラゴエディアを召喚する」

『このタイミングで出されてもなぁ怖くも何ともないぞ?

次のターンにドローしても攻撃力1200だ、 恐れるに足りん』

「それは如何かな、 次のターン、 僕がドロー加速カードを引いたら

ヘルウェイ・パトロールの攻撃力を超えて

君を倒せる攻撃力1800以上になる」

『引けてたまるかよ!!

グリード・クエーサーを攻撃表示にしてターンエンド!!』

 

スマイルルーム手札:2→0

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

物凄い緊張している翔。

無理も無い、 文字通り

次のひはつのドローでデュエルが決まると言ってもいいのだ。

 

「見ているなら・・・助けろ・・・!!」

 

神様みたいな奴に祈るメグ。

しかし何も起こらなかった。

 

 

 

 

 

「僕のターン、 ドロー!!」

 

ひはつ手札:1→2

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ひはつは黙った。

 

『如何した? 狙いのカードは引けなかった様だな?』

「そうだね、 ドローカードは引けなかった」

『・・・その口ぶり、 逆転のカードを引いたか・・・』

 

実際、 逆転は容易である。

攻撃力1800以上のモンスターを召喚すれば

容易くヘルウェイ・パトロールを上回ってスマイルルームを倒せる。

しかしスマイルルームの最後の伏せカードは虎の子の激流葬。

危険なモンスターが出て来たら激流葬で全て洗い流す。

そして次のターンに1500以上の攻撃力のモンスターを召喚して勝ち。

自分なら出来るとスマイルルームは確信している。

だがしかし

 

「手札から死者転生を発動、 移り気な仕立屋を捨てて

墓地のモンスターを手札に加える」

『ドゥルダークやブローバックとか色々居たなぁ・・・』

「僕はガンナー・ドラゴンを手札に加える」

『・・・・・あ』

 

スマイルルームから余裕が消えた。

 

「ドラゴエディアの効果発動

1ターンに1度、 手札からモンスター1体を墓地へ送り

そのモンスターと同じレベルの相手フィールドの

表側表示モンスター1体を対象として発動できる

その表側表示モンスターのコントロールを得る

墓地はレベル7のガンナー・ドラゴンを捨てて

レベル7のグリード・クエーサーのコントロールを得る

そしてグリード・クエーサーでヘルウェイ・パトロールに攻撃」

『うわ、 うああああああああ!!! 来るなああああああああああああ!!』

 

スマイルルームLP:200→0

 

 

 

 

外に張ってあった闇の障壁が消えひはつの体中の傷も霧散した。

スマイルルームの体が溶け始めた。

巨大な口腔が付いた体が溶けて内側から若い男が這い出て来た。

 

「た、 助けてくれえええええええええええええええ!!

死にたくねぇええええええええええええええええええ!!

あああああああああああああああああああああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

這い出た男は解けた化け物の肉体に飲み込まれる様に吸い込まれ。

解けた肉体も悪臭を残し粘り気のある肉塊を残して消えた。

 

 

 

「う・・・うぐ・・・」

 

翔が口の中を膨らませる、 吐く事を堪えているのだろう。

 

「な、 何て恐ろしい・・・」

 

明日香も顔面蒼白になっている。

 

「っ・・・」

 

十代が顔を伏せる。

 

「さてと、 オッサン、 色々と話を聞かせて貰おうか」

 

ガシッ、 とタイタンの腕を掴むメグ。

 

「そんなに強く掴まなくても逃げないぞ・・・

あんなに強いデュエリストが居るんだ・・・

我の様な紛い物の闇のデュエリストでは勝てんよ・・・

まさか勝つとは・・・」

 

がくり、 と膝から崩れ落ちるひはつ。

 

「!? お、 おいひはつ!! 大丈夫か!?」

「だ、 大丈夫、 少し疲れただけ・・・」

 

そのまま意識を失うひはつ。

 

「お、 おい!!」

「とりあえずオッサン、 アンタ大人の男だしひはつ運ぶの手伝え」

「良いだろう・・・」

 

タイタンはひはつを抱えてレッド寮に戻るのだった。




スマイルルームのデッキ
【悪魔族軸グリード・クエーサー】
悪魔族モンスターが中心のデッキ
割と堅実で死者蘇生、ハーピィの羽根帚、激流葬等のパワーカードが多めだが
ヘルゲイナー等、グリード・クエーサーを活かす為のカードも多数入っている
見せる機会が無かったがギブ&テイク、ザ・カリキュレーターも入っている
しかし攻撃力が高くてもひはつのスピリットバリアには無力だった
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