はくのんは転移した   作:鎖佐

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奈落の封印

ハジメと白野は合流し、現階層の探索を開始した。

 白野は暗殺者をメインとして斥候を行い、ハジメがハンターで狙撃する。

 爪熊や二尾狼の肉を食ったことでハジメは技能を更に修得、特に二尾狼の纏雷はハジメの武装を大幅に強化した。

 そう、電磁加速を利用したレールガンの作成だ。

 

 新作「ドンナー」

 改良「シュラーク」

 新生「シュラーゲン」

 

 電磁加速を加えることで火力はリボルバーであるドンナーとシュラークで足りてしまった。であれば取り回しと装填数に難のあるハンターはお役御免となるのだが。

 

「あっても良いんじゃない?アイテムボックスあるんだし」

 

 そう、使わない武器であっても、使える武器であるなら捨てる必要が無い。白野のアイテムボックスに入れておけば、ドンナーやシュラークで不足となった時に使用できる。

 

 そうと決まれば改造である。完成版のドンナーとシュラークがすでに十分以上の火力を有しているなら、欲しいのは超射程だ。

 結果単発式アンチマテリアルライフルが完成してしまった。

 

「弾丸が微妙なんだがな・・・あと耐久も」

「いや、流石にそこは妥協しなよ」

「ああ、無いものねだりしても仕方ない」

 

 白野は魔物の肉を食べても新たな技能を獲得する事は無かった。

 魔物の魔力を体に取り込んだ際、ハジメは回復し続けることで順応したが、白野は自己改造の技能によって耐えられる体へと変質させた。この無毒化までのプロセスの違いによる結果だろう。

 

「もし白野が魔物の技能も手に入れたらチートというより最早バグだしな」

「現状でもかなり反則的だしね」

「自覚あったんだな」

「まあね」

 

 そう言って白野は布団を作り出して潜りこむ。確かにこの環境で布団で眠れるのはかなりありがたい、疲労の度に神水に頼るくらいならしっかり睡眠をとったほうが合理的だ。

 ・・・問題は、

 

「覗かないようにね!!お休み!」

「お、おう」

 

 白野が使う〝狐之嫁入〟の道具は、基本的に眠ると消える。例外は目の前の布団と裁縫箱の糸、そして万年筆のインクだけだ。

 ・・・白野は今、〝狐之嫁入〟で出した服を着ている。何せ腕の無い状態では服を着るのも相当な苦労だ。であれば体に直接纏うことができるソレを使うのはまあ、当然だろう。

 

 しかし、目の前の布団で眠る少女が布団の中でぜん・・・んん、まあそんな状態になるのはどうにも如何わしい雰囲気になる。

 

 ・・・いや、だが、シュレディンガーの猫、という事も考えられる。

 もしかすると布団の中では服が消えない可能性もあるということだ。

 服を着ているか着ていないかは観測するまで分からず、ハジメは観測しないので今白野は量子力学的に服を着ている状態と服を着ていない状態が重なり合った・・・

 

「何を考えてんだ、俺は」

 

 流石にこの奈落の底に居てその思考は遊びすぎだ。

 切り替えて弾薬の作成を開始する。

 ハジメは探索と同時にこの階層をブランチマインニングでもするかのように掘りまくり、鉱石をかき集めた。本来なら嵩張るそれも白野のアイテムボックスにより解決した。

 

 こうして集めた鉱石を交替で睡眠を取る時に錬成していた。白野の錬成はハジメよりも数段劣るが、道具作成のスキルによって同じものを作ることにおいてはそれなりだった。

 とは言え弾丸という超精密品は無理があるので、白野が鉱石を錬成してインゴット化。それを使って南雲が弾薬を作っていた。

 

 こうして武器装備を整えている理由は一つ、階段が下にしか無かったからだ。

 本来なら白野とハジメが落ちてきた穴があるはずだが、それも見つからなかった。

 破壊も出来ないとなれば、下に行くしかない。その階層でここと同じように材料を集める余裕があるかは未知数だ。であれば、多少過剰であっても用意は完璧以上でなくてはならない。

 すでにハジメの用のホルスターやバックパックは完成している。

 白野の右腕にはタウル鉱石製の剣を義手替わりに付けている。(勿論就寝中は外しているが)

 白野のステータスはすでにオール1000。最近使う暗殺者なら敏捷は2000近い数値だ。正直彼女が本気で蹴りを放つだけでシュラークのレールガン無しの威力を出してくる。

 

「これで、目標の1000発目」

 

 もうここを拠点として十数日が経った。武器も、神水のストックも十分。

 素材は1000発分の10倍ある。すぐさま詰むということもないだろう。

 白野が起きて、ハジメ自身も少し寝てから、次の階層に下りよう。

 

「絶対に、生きて帰るんだ」

 

 

 

 

 

 余談だが、白野が次の階層に下りるなら、ハジメもちゃんと布団で寝るべきだと主張した。

 

「・・・え?」

 

 布団を見て、白野を見て、布団を見る。

 

 さっきまで白野が寝ていた布団である。

 もしかしたらさっきまで白野が全・・・で寝ていた布団である。

 

「・・・え?」

「いや、何を躊躇ってるんだ。いつも使ってるでしょう」

 

 いや、今までは布団を一度消して、まっさらな状態でしか使ったことが無いのだ。

 いやしかし、一度消して新しいのを出してくれと言うのも、失礼では? 

 ハジメは・・・ハジメは・・・・・・・使わせてもらうことにした。

 

「(あ、やべえ。あったかい)」

 

 自分とは違う温もりを感じながら、ハジメは墜ちるように眠りについた。

 

 

 

それからハジメと白野は下へと進む。

完全な暗闇のエリアでは聖剣がいい感じの明かりとなったり、可燃物で満たされたエリアでは白野の蹴りが主力となったり、毒霧のエリアでは白野は常に治癒術師で居続ける必要があったり、密林のエリアでは虫の体液がかかる度に服をリセットし、一瞬下着姿になる白野さんが居たり。トレントが落とした林檎のようなスイカ?のために1層平らにしてしまったり・・・

 

そうしてたどり着いたのが

 

「人工物、だね」

「・・・どうすっかな~」

 

 明らかに場違いの、巨大かつ荘厳な装飾を施された扉、その両脇には巨人の彫刻が飾られている。

 この期に及んでゲームなら、といったことを言う気は無いが、この迷宮は明らかに人が造った物だ。そうでなければ魔法陣の刻まれたトラップなど存在しない。

 であればこの建物を作った人間とこの迷宮を作った人間が同一人物である可能性もある。

 そして、ここに迷宮脱出のためのキーアイテムのような物があった場合、戻ってくるのはかなり手間だ。

 

「明らかに罠、っぽいのがな」

「とは言え開けないという選択肢も無いし、迷うだけ無駄じゃない?」

「違いない。よし、」

 

ドパン!!

 

「行くか」

 

 容赦の欠片も無くハジメは両脇の石像を破壊した。お約束といえば・・・と思い付き、損をする訳でもないので予めぶっ放しておいた。実際、予想通り血を噴出しているあたり魔物だったのだろう。

 弾丸をリロードして白野に合図を送る。投影魔法でアーティファクトの脛当てを作成した白野は合図に応え、その扉を蹴り開けた。

 

 完全な暗闇の空間、夜目の技能があるハジメはともかく、白野は見え辛いだろうと緑光石を使った明かりを灯す。

 

「誰か、居るの?」

 

 掠れた女の声がした、あるいはそう言う罠かと正面を見据え、ハジメは油断無くシュラークを構える。

 そこにあるものは光沢のある立方体。その真ん中に埋め込まれるように顔を出す、金髪の少女だった。

 

「女の子だ!」

「おい喜ぶなレズビアン。如何見たって罠だろ」

「あんな可愛い子が罠のわけあるか」

「色ボケてんじゃねえ!!」

 

 明らかにテンションがバグった相棒に拳を落とす。涙目になるが無視だ。もしかすると魅了効果のあるトラップかも知れない。

 コイツは油断ならないと銃口を突きつけて接近する。ギャグのようなことを言っていたが白野も警戒はしているようで雰囲気が尖っている。

 

「ま、待って、私は敵じゃない・・・!!何でもするから・・・助けて・・・」

「今なんでもするって、ナンデモナイデス」

 

警戒・・・しているのか如何なのかわからないが、とりあえず何かあればフォローするつもりで白野の前に立つ。

 

「・・・・・・大層な建物の割りには置いてあるのはコレだけか、脱出に関わりそうなものは無さそうだな。じゃ、そう言うことで、邪魔したな」

「まって、お願い・・・」

「随分とドライだねハジメ、いや、気持ちは分かるけど」

「そらそうだろう。こんなところに封印されてる奴なんて明らか以上に厄ネタだ。間違いなく世界を滅ぼすラスボスとかだぜ」

 

 ラスボスという点はかなり近いニアミスを叩き出すハジメ。奈落に落ち、生まれ変わったハジメは冴えていた。そんな冴え渡る頭脳が導き出す結論は、触らぬ神に祟り無し。触っても居ない神に異世界召喚されたことは置いておく。

 

「違う!ケホッ、私は 待って」

 

 ハジメは未だに訴えかける女を無視して歩き出す。白野も一拍考えるそぶりを見せ、同じ結論を出した。

 

「私は・・・裏切られただけ・・・!!」

 

 バタン。とその扉は無常にも閉じられた。

 

 

聞かなければ良かった。

 

『私は・・・裏切られただけ・・・!!』

 

どんな過去があってこんな場所に封印されているかなど分からない。裏切られたと言うが、大江山の酒呑童子ということも考えられる。殺されておらず封印というのも厄介ごとの臭いがする。

 

「でも、しかし、って顔してるよ」

「白野・・・」

 

 自分ひとりだったなら、あるいは賭けに出ても良かったかも知れない。助けた相手くらいは手を出さない事や、迷宮から脱出するまでの共闘関係なら十分可能性はある。まあ、後者に至ってはかなり可能性は低いだろうが、戦闘力の問題で。

 

「ハジメの判断を、私は尊重する。ここ最近、私が足を引っ張る場面が多い。足手まといになる可能性があるなら放置する選択はある」

「白野なら、どうするんだ」

「腕を治してから助けに来る。かな」

 

 合理的な判断だ。この封印が1年や2年の物であるはずが無い。であれば白野の腕を何らかの方法で治し、万全の状態で助けに来ればいい。ハジメとしても、白野の腕を治すのは絶対だった。

 そしてこれは、今この場を離れることを躊躇う心情に、折り合いをつける完璧な理論武装だった。

 

「・・・」

 

 閉まった扉を見て、思う。

 あの石穴の中にはハジメが戦えるようになるための全てがあった。

 神水は勿論、タウル鉱石や燃焼石もそうだ。ハジメには、石穴から出て『戦う』という選択肢があった。

 あの壁の少女は違う。彼女には選択肢など、何も無い。

 

 ハジメは苦虫を噛み潰したような顔をしながら、もう一度扉に手を掛けた。白野はそれを、微笑みながら見ている。どうやら確かにハジメの意思を尊重してくれるらしい。

 

 油断無く銃口を突きつけながら少女の前に立つ。目の前の少女はただ目の前の男に視線を合わせていた。自身の進退を決めるのは、彼であると理解して。ここが分水嶺なのだと覚悟して。

 

「裏切られたと言ったな?だがそれは、お前が封印された理由になっていない。その話が本当だとして、裏切った奴はどうしてお前をここに封印したんだ?」

「・・・・・・・ケホ、ふぅ。・・・私、先祖返りの吸血鬼……すごい力持ってる……だから国の皆のために頑張った。でも……ある日……家臣の皆……お前はもう必要ないって……おじ様……これからは自分が王だって……私……それでもよかった……でも、私、すごい力あるから危険だって……殺せないから……封印するって……それで、ここに……」

 

 いくつかの単語から、目の前の少女がどこぞの国の王族であると理解出来る。加えて殺せないという単語、強いから殺せないのは分かるが、こんな形で封印されている以上、そうではないのだろう。

 

「ねえ、ハジメ、とりあえず可哀想だし水かなんか飲ませてあげたら」

「・・・警戒心の無さはどうにかならないのか」

「いやあ、全然脅威を感じないものでして」

 

白野はなんだか米が食べたそうな顔をして惚ける。その両腕を見て少女は息を飲む。しかし、そのことに対して口を出すことは無かった。

 こちら側の事情に首を突っ込もうとしない事に評価をやや上げて、加えて白野が脅威を感じ無いというのなら、敵にはならないのだろうと判断して水筒を差し出す。色惚けてるならどうしようもない。

 

「まだ助けると決めたわけじゃない。俺達は相当に危険な橋を渡ってこの迷宮の脱出を目指してる。足手まといは勿論、信用出来ない奴も連れて行く義理は無い」

 

 水を飲んでいるせいで返事が出来ないことを良しとして前提条件を突きつける。水筒一本分が空になったところで本題に移る。

 

「質問に答えろ」

「ん、なんでも聞いて」

「まず、さっきの話からして、お前は王族なのか」

「うん、元国王だったけど、もう随分昔。今も国が残ってるのか分からないくらい」

「・・・そういえば、歴史の本で読んだな。吸血鬼の国が数百年前に滅んだって」

「すう、ひゃく・・・ほろん・・・」

 

 目を見開いて絶望の表情を見せる少女にハジメは何も思わない。元よりこの世界の情勢だとかには興味が無い。この事実に絶望して、何もかもどうでも良くなったというのなら、介錯くらいはしてやろうと思うが。

 

「殺せない、とは如何いうことだ」

「・・・・・・勝手に治る。怪我しても直ぐ治る。首落とされてもその内に治る」

 

 それを聞いて白野は目を細め、ハジメも顎に手を当てて思考する。

 

「・・・それは、どこを中心に」

「え?」

 

 今まで沈黙していた白野の質問に、少女は聞き返す。

 

「つまり、今から君の頭を切り落とした場合、どこを中心に再生する」

 

 容赦の無い質問ではあったが、この姿勢で封印されている少女を助けるならそれが一番手っ取り早い。頭からの再生であれば。

 

「あ、頭」

 

 それはつまり、態々こんな迷宮の深層に、ご大層な神殿まで作って封印されていた少女は、ご親切にも封印を解く方法まで用意されていたということだ。

 

 急激に胡散臭くなる。

 その雰囲気の変化は少女も感じ取った。

 

「ま、待って」

「白野、行こう。罠だ。恐らくこの少女は敵でも罠でも無いだろう。けど、明らかに詰められてない封印なんざ、封印が解かれることを前提とした罠としか思えない」

「まって、お願い!!一人にしないで」

 

 今度こそ振り切るべきだと決心し、ハジメは部屋の外へ向かう。もうここに来る事はないだろう。いつか全てが解決し、白野が助けに行こうと言ったとしても、きっと反対する。態々敵の罠に嵌る必要なんて・・・

 

 

「ハジメ。私は君の決断を尊重する。

 

 

 その握り締めた拳はどこに振り下ろすんだ?」

 

 

 自覚すらしていなかった、血が滲むほど硬く握り締められた拳。

 どうやら自分はこの短い間で随分と少女に絆されたらしい。しかし、物事には優先順位がある。こんなところで渡る必要の無い危険な橋を渡るなんて、馬鹿げている。

 

「私がハジメを始めて見かけたのは中2の時。公園で何故か堂々と土下座をかます君だったよ。」

「ぶふぉっ!!げほ!!げほっげほ!!」

 

 ハジメは思い切り咽た。まさか、まさかあの場面を白崎だけでなく白野にまで見られているとは、まして、その話がこのタイミングで飛んでくるとは思わなかった。

 

「随分と不器用な生き方をする人だなぁと思ったよ。普通に警察呼べばよかったのに」

「ふ、ふつうそんなことすぐに思いつかんやん?」

「困ってる人のために金を差し出して土下座するほうが思いつかないよ」

 

 ハジメは遂に崩れ落ちた。何故だ。何故あんな碌でもないシーンを知り合いの女子ばかりに知られているんだ。最早泣きそうである。

 

「・・・ハジメはさ、理不尽を許せない人間なんだよ。だからあの時、わたしはハジメとツーマンセルを組んだ。・・・未だに握り締めてるその拳は、自分の無力に振り下ろす物じゃない」

 

 もしかして、焚き付けているのだろうか、いや、だとしたらあの土下座の件は要らないだろう。扱き下ろしたいのかどっちなのか。

 

「君のその拳は、理不尽へ叩きつける挑戦状だよ」

 

 ・・・・・・随分と情け無い所を見せてしまったと思う。昔の話もそうだが、今現在もだ。

 こうまで持ち上げられては痛い目を見たハジメとて、格好を付けたくなる。

  南雲ハジメも、男の子なのだから。

 

「そうまで言うなら付き合ってもらうぞ白野!!何が起きても、どんな罠でぶっ潰す!!」

「任せて、相棒」

 

 向き直り、視線を合わせた少女は呆然としていた。その目はまるで余りの渇きに流す涙すら枯れたようで、痛ましい。

 決意を込めて拳を、金髪の少女を縛める謎の鉱物へと叩きつける。

 凄まじい反発を鍛え上げた錬成の錬度と魔力。そして神水の回復を使ってぶつける。

 ここまで格好を付けて出来ませんでしたは許されない。

 

「おお、おおおおおお!!!」

 

 最早扱ったことの無い9節分の魔力をぶつけ、猶も目の前の鉱物は壊れない。

 『上等だ、これが終わったらコレも武器にしてやる』と獰猛に笑う南雲はさらに魔力を込める。全身全霊、まさしく錬成師としての集大成を、ぶつけた。

 

 そして、遂に、少女の周りの立方体が、その形を失い、溶けるように流れ落ちた。

 少女の自由を阻むものは、無くなった。

 

 最早余力など無いハジメは地面に倒れる。最後の意地で開放した少女の手を引き、抱きかかえるように手を回す。

 少女もまた、震える手でハジメの服を掴む。出来れば回復して、恐らく起きるであろう罠への警戒をしたいのだが・・・それも出来なかった。

 

 そして、ただ少女がすすり泣く声だけが聞こえた空間に第三者の気配が現れた。

 その位置は、少女とハジメの真上。

 

「限界突破」

 

 ドッッ!!ゴオオオオォォォン!!

 

 少女に向かって落ちて来た魔物は、真横からの飛び蹴りによって大きく軌道を変え、吹き跳んだ。

 

「ヒーローとヒロインはしばらくお色直しの時間だ。その間は、是非とも私と踊って欲しいな」

 




やっとヒロインが出てきたよ・・・。次回サソリモドキ編

原作知識について、(ありふれ読了、EXTRA、CCCクリア)

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