後、この前のセイバーの剣斬カラミティストライクはエモーショナルだったなぁ・・・。
村に到着すると、皆、歓声を上げて帰還を喜んでくれた。とりあえず、みんなにカイジンさんや三兄弟を紹介しようとしたが、なんと、リムルにお客さんが来ているという。いったいどんな人達だろうと思っていたら、周辺の村のゴブリン達がリムルの配下になるために来たというだけであった。魔物は強い者の配下になるのが常識みたい。まぁ、強い者の配下になれば、それだけ生存率が上がるってのもあるんだろうね。
あと、話では、様々な魔物がこの森の覇権を手にいれるために動き始めたらしい。そのためか、力がもとからないゴブリン達が格好の的になることが目に見えた各ゴブリン村の村長や代表者が、こぞって俺達のところへ来た、というわけだ。
リムルは、このゴブリン達を受け入れることにした。何匹来るんだろうと思っていたら、なんと全部あわせて500匹来たのだ。普通魔物は名前をつけられることはまずない。だが、それでは判別がつかないと、リムルはすべての魔物に名前をつける。だが、この数である。いくらリムルでもすべてのゴブリンに名前をつけることは難しい。なので、俺
も名付けに参加した。魔素が足りなくなるんじゃないかって?なーに、いるじゃないか、魔力が失くなっても、自身が使用した魔力をもう一度取り込み再利用するという裏技を持つライダーが。俺は、ウィザードインフィニティースタイルライドウォッチを作り出し、起動した。
『インフィニティースタイル!』
俺の体、一時的にウィザードインフィニティースタイルの力が付与される。肉体変化型ジオウである俺は、アーマータイムをしなくても能力だけは使えるのだ。だが、カイジンさんのロングソードを量産するには、ビルドジーニアスに内蔵された装置を使用するため、アーマータイムを使用せざるおえなかったのだ。だが、今回は違う、ただ能力を使用するのみ、これなら変身もアーマータイムも必要ないため、すぐに名付けを行使することができる。それじゃあ、やっていこうか。
数時間後
「そ、ソウゴ・・・お前どんだけ魔素あるんだよ」
「え?ああ、俺は魔素のリサイクルをしてるだけでちゃんと失くなってるよ?」
「ま、魔素のリサイクル?」
俺はウィザードの力を解説し、ウォッチを渡した。
「これを使えば魔素のリサイクルが可能になるのか?」
「俺は仮面ライダーに変身できるからできたけど。リムルはライダーじゃないからなぁ。やってみなきゃ俺もわからない」
「ならやってみるしかないな!」
そう言って勢いよくリムルはウォッチのライドスターターを押し込んだ。だが・・・。
「あれ?」
「やっぱり無理みたいだね」
「嘘だろ・・・。ズルいぞソウゴだけ!!」
「仕方ないだろう!!ジオウ系のライダーじゃないと使えないっぽいんだから!」
残念ながら、リムルは使えなかった。ライダーじゃないとやっぱり使えないみたい。というか、俺が許可すれば、ライドウォッチは渡せるんだな。ジクウドライバーは渡せないくせに。もしかして、ライダーベルト特有のセーフティー機能によって持てないとか?ライドウォッチにはそんな機能ついてないから渡せるのかもな。
「仕方ない、俺の魔素を分けるよ」
「サンキュー!」
俺は、リムルが俺に名前を着けてくれたときに現れた、魂の回廊を使って魔素を流し込んだ。
「!?」
「ん?どうした?」
「いや~、何でもない。それじゃあ続きといこうか」
「ああ」
俺達は必死に考え、名前を着けていった。リムルが一人でやる名付けを、俺が参加したことで本来かかる時間よりも半分の時間で名付けが終わった。さぁ、やっと俺も村の復興もとい、拡張に参加することができる。
リムルは前世の知識をいかして建築に参加するようだ。なら俺は、農業とかに参加しよう。ばあちゃんの家が農家でよくやってたからなんとなくできるんだよね。
まず、田んぼを作ろうとしたら、そもそも稲がなかった。田んぼを作るには、まず自生している稲をを探すとこらからだった。仕方ないため、別のものがないかと聞いてみたら、残念ながら、ゴブリン達が、過去になにかを植え、育てるということをしていなかったため、種がそもそもない。なので、実や果実の取り方をゴブリン達に教えた。他には、見た目から食べられないと思われていたアケビやイチイの食べ方も教えて上げた。調理方法の伝授は、女性陣に好評で、後に、度々お料理教室を行うことになった。
そんなこんなで復興が進んでいった。
ある日、リムルに呼び出され、リムルがいる家へと向かった。そこには、リグルドとリムルの配下となるためにやってきた村の元村長四人が居た。いったいなんのようだろうと思っていると、リムルがこう言った。
「お前達に位を授ける!!」
「位?ああ、ソウゴのは少し特殊だけどな」
そう言って、リグルドにゴブリン・キングに四人の元村長ゴブリンはゴブリン・ロードの位を授け、そして、俺の番になった。
「ソウゴ、ソウゴには、仮面ライダーの位を授ける。これから、みんなの笑顔を守ってくれ!」
「ああ!!もちろんだ!」
リムルが粋な計らいをしてくれて、俺はこの村の仮面ライダーに就任した。これからも、最高最善の魔王になるために頑張るぞ!!