シズさんが急に苦しみだし、被っている仮面にヒビが入る。そこから紫とピンク色が混ざったようなオーラが漏れだし、ふらふらと立ち上がりながら魔法の呪文かな?を、唱え出した。
「召喚魔法!?」
エレンさんが驚きの声を上げ、杖を持って警戒する。俺もジクウドライバーを腰に巻き付け、いつでも変身できる状態にする。
「おいおい、マジかよ? どのランクの召喚だ?」
「・・・、ええと、魔法陣の規模からの予想だけど、"B+"以上の魔物!」
「旦那方、悠長な事言ってないで、止めないと!!!」
すると、召喚魔法を行使している途中のシズさんを灰色のボロいマフラーが包み込み、離れた場所へ転移させた。
「ウォズ!!」
「お役にたてましたかな?我が魔王」
「もちろん!!ウォズ、変身できる?」
「もちろんでございます」
『ビヨンドライバー!』
緑色のベルトを巻き付けるウォズ。片手にはウォズミライドウォッチを持っている。
「大地よ! 彼女を束縛せよ!
「うぉおおおーーーりゃ!!!
その横では、エレンさんが足止めのための魔法を行使し、ギドが警戒体勢を入る。見事なコンビネーションでその場が戦場へと変わる。
「はぁぁあああ!爆!」
目が人間のものではないものに変わっている。すると、叫び声を上げて指を下から上へくいっと上げる。すると、シズさんの周りに小規模の爆発が起こる。 見ると、爆風で三人が吹き飛ばされていた。
「おい!大丈夫か?」
「あっしらは、大丈夫でさ!」
「ちょっとぅ、身体中が痛いんですけどぅ! 危険手当上乗せして貰わなきゃ!」
「おお痛てー・・・。お前ら・・・、リーダーの心配をしろよ!」
三人の無事をリムルが確認し、エレンが自分の見解を話す。
「シズさんって、魔法使えるとは思ってたけど、召喚まで・・・」
「てか、何を呼び出しているんだ?」
「いやいや、そんな話じゃねーでしょ。あっしの知る限り、召喚中に魔法を無詠唱で発動なんて、聞いたこと・・・」
「え・・・、まさか・・・・・・。爆炎の支配者・・・?」
爆炎の支配者?なんだそれ?物騒な名前だな。まぁ俺も大概だけど。
「ウォズ、知ってる?」
「ああ、爆炎の支配者、シズエ・イザワと呼ばれる冒険者の別名である。何でも、イフリートと呼ばれる上位精霊の力を使うみたいのようだ」
「上位精霊か・・・」
「だが、爆炎の支配者シズエ・イザワはもう何十年も前に居た冒険者、もしかしたら、精霊の力によって老化しないようにされている可能性がある」
「ってことは、イフリートをとりはずしたら、死んじゃう可能性があるってこと?」
「そういうことになる」
じゃあどうやって助ければ・・・。いる。一人いる。体の構造を変えられるダークライダーが。
俺はそのライダーのライドウォッチを作り出し、リムルに合図を送る。
「おーい三人とも!ちょっとソウゴが動けなくなるから気を付けろよ!」
「え!?何ででやんすか?」
「変身、するからさ」
「ヘンシン?」
「まぁ見てろって!おーいソウゴ!!こっちは大丈夫だぞ!!」
「わかった!!」
俺はジオウライドウォッチのウェイクベゼルを回転させ、ライドオンスターターを押し込む。
『ジオーウ!』
さらに、片方に持つライドウォッチも同じ方法で起動する。
『エボル!』
横ではウォズがミライドオンスターターを押し込み、ミライドウォッチを起動していた。
『ウォズ!』
『アクション!』
そしてマッピングスロットにセット、俺はD‘9スロットとD‘3スロットにそれぞれライドウォッチをセットしライドオンリューザーを押し込んでお馴染みのポーズをとる。すると、俺の背後に透明な時計が、ウォズの背後に電子時計のエフェクトが現れる。
「「変身!!」」
その言葉と共に、俺はベルトを全体を回転させ、ウォズはクランクインハンドルを操作する。
『カメーンライダー、ジオーウ!!アーマーターイム!エボルーション!エボールゥー!』
『投影!フューチャータイム!スゴイ!ジダイ!ミライ!仮面ライダーウォズ!ウォオズ!!』
俺の体が変化し、ジオウに、その上にエボルのボトルやそれを模したアーマーが張り付く。
横では、エフェクトから構築されたアーマーをアンダーアーマーの上から纏い、変身した未来の仮面ライダーウォズが降臨していた。
「私の名は仮面ライダーウォズ!未来の預言者である!」
逢魔降臨歴を片手に持ち、そう宣言するウォズ。白ウォズじゃないからそんな感じなのか。
まぁいい、シズさん、行きますよ!