転生したら最高最善の魔王だった件   作:競馬好き

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祝え!

「ジオウフェーズ1、完了」

 

エボルが初めて変身したときに言った言葉を模倣し、イフリートに放った。その後、エボル特有の赤いオーラを纏った高速移動で、イフリートに支配されたシズさんに近づこうとしたとき、ウォズが急に俺の前に出てきた。あ、あれが来る。

 

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え、過去と未来を知ろしめす時の王者。その名も仮面ライダージオウエボルアーマー。一つ、ライダーの歴史が紡がれた瞬間である」

 

(お、おいソウゴ、あれなに?)

(ウォズが俺や本物のソウゴさんがジオウへ変身したときやアーマーやフォームを変えた時に必ずやるやつ。聞き流しといて)

(りょ、了解だ)

 

俺はリムルにウォズの行動を説明し、改めて高速移動でイフリートに迫る。イフリートは炎の魔法でこちらを攻撃してくるが、それは残像に当たるのみで俺を捕らえることができていない。

 

「ふむ、あの早さの魔法、今の状態では、私は近づくこともできないか。では、これを使うとしよう」

 

後ろでは冷静に状況を分析し、フォームチェンジに入るウォズの姿があった。

 

『シノビ!アクション!』

 

『投影!フューチャータイム!誰じゃ?俺じゃ?忍者!フューチャリングシノビ!シノビ!!』

 

『ジカンデスピア!カマシスギ!』

 

「フッ!」

 

ポンッ!

 

ポポンッ!

 

煙と共にウォズが現れ、俺の動きについて来る。片手にジカンデスピアカマシスギモードを持っている。その後散開し、ウォズはイフリートが召喚した魔物の相手をし始めた。俺はもちろん、イフリートの相手だ!

 

「ハァッ!フッ!」

 

紅に星のような輝きを放つエネルギーを纏った拳打やローキックなどを繰り出す。エボルのEVOゼノベイダグローブとEVOゼノベイダシューズには物質を分解し再構築するという能力がある。その能力を使えば、イフリートや精霊を二度とその身に宿せなくなるけど、精霊を拒絶する体質へと変化させることもできる。さらに、老化してしまっている体をまだ若い頃の体に構築し直すことも可能だ。これを同時にやるには、まず、イフリートとの結合を弱めなければいけない。じゃないとこちらが危険だし、何より、結合を弱めずにやると、再構築のした時にシズさんの体が拒絶反応を起こし、死んでしまうかもしれない。とにかく、攻撃あるのみだ!

 

「フッ!ハァッ!オリャッ!」

 

俺はイフリートの攻撃を防ぎながら、隙を見てイフリートを攻撃する。攻撃が当たった箇所は、イフリートの屈強な肉体から、シズさんの綺麗な白い体へと戻っている。その後も、戻った部分を気を付けながら少しずつイフリートととの結合を弱めていく。だが、イフリートもやられまいと、炎で剣を作り出し斬りかかってきた。

 

「やば!」

 

『ジカンギレード!ケン!』

 

ギリギリのところでジカンギレード、ケンモードで防ぐ。だが、イフリートの剛力に、腕が持ちそうにない。そんなとき。

 

 

「アイシクルショット!」

 

後ろから氷の矢が飛来し、イフリートを牽制した。

 

「ソウゴさん!大丈夫ですか!!」

 

後ろを見ると、杖をイフリートに向けるエレンの姿があった。

 

「エレンさん!ナイスアシスト!テヤァアッ!」

 

イフリートの力が弱まったところで剣を弾き、タックルで押し返した。

 

「これで少しは大人しくなってね!」

 

俺はベルトからエボルライドウォッチを取り外し、ジカンギレードにセット。

 

『フィニッシュターイム!!』

 

セットと同時に音声が流れ、待機音が流れ始める。

俺は剣を振り上げ、イフリートへ走り出す。危険を感じたのか、イフリートは炎球を大量に飛ばしてくる。だが、俺には熱変動耐性がある。そんなの効かないぜ!

炎球を真っ正面から受けながら、イフリートにどんどん近づいていき、眼前までに迫る。そこでジカンギレードの刃を腹に押し当て、トリガーを引いた。

 

『エボル!ギリギリスラッシュ!!』

 

星座早見盤を模したエネルギーが現れ、刀身に吸収されていく。完全に吸収されたのを確認し、思い切り振り抜き、イフリートとすれ違う。

すると、イフリートの体に、赤い電撃が走る。さらに、融合が弱くなり始めたのか、イフリートは身動き一つとれなくなっている。見ると、シズさんの顔がうっすらと現れている。綺麗な顔だ。相当モテたんじゃないか?まぁそんなことは置いておいて、俺はエボルウォッチをベルトに戻し、ジオウ→エボルの順にセットしてあるウォッチのスターターを押し込む。

 

『フィニッシュターイム!!エボル!』

 

音声を確認し、ライドオンリューザーを押し込み180度ベルトを回転させ、飛び上がる。

 

『エボルティック!ターイムブレーク!!』

 

「ハァァァアアアァァアア!!!

 

キックの文字がイフリートの周りに現れ、くるくると回り始める。俺は右足を付きだし、典型的なライダーキックのフォームになるとぐんぐんとイフリートに迫る。それと同時にキックの文字は合体していき、俺の足裏に張り付く。そして、イフリートに直撃。先程のジカンギレードと同様に星座早見盤を模したエネルギーが現れ、右足に吸収されていく。

そのエネルギーにより、足にあるEVOエボゼノベイダシューズの物理分解、再構築能力が底上げされ、その範囲はイフリートのもといシズさんの体全体に及ぶ。

 

「グァァアアアァァ!!!」

 

イフリートは苦しみの声をあげ、爆破。その中からシズさんが飛び出してくる。それをウォズが受け止め、問題がないか確認すると、こちらに頷いてくる。俺はそれに頷き返し、変身を解除する。どうやらうまくいったようだ。

 

「ぐっ、貴様ぁああぁぁあ!」

 

弱ったイフリートは怒号を上げて俺に襲い掛かってきた。だが、その攻撃は、俺に届く前に、リムルのスキル、捕食者によって喰われてしまい。意味がなくなる。同時にイフリートも喰らい、胃袋に封印される。

 

「これで、一見落着だな」

「だなっ!」

 

俺達は、笑いあい、気絶しているシズさんをテントへと連れていった。

 

 

 

 

 

 

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