「これは!?」
シズさんの手にのっていたのは、D‘9サイドのジオウⅡライドウォッチであった。
「これをどこで?」
「私の師匠、勇者が、あなたに渡してって。知り合いなんでしょ?」
「いいや、勇者の知り合いなんていたこともない」
「じゃあ何で?」
勇者がなぜジオウを知っていたのだろう?もしかしたら、本物のソウゴと同じく、オーマジオウになってしまった未来の俺のことを知っていたのかもしれない。
「とにかく、これをあなたに渡します。どんなものかわからないけど、大事なものなんでしょ?」
「うん、とっても大事なもの。ジオウ関わるキーアイテムだ」
俺はジオウⅡライドウォッチを握り、片割れのことを考えた。本来であれば、ジオウⅡはD‘9サイドとD‘3サイド二つのウォッチが一つとなり完成するライドウォッチだ。
もう片方は勇者がもっていなかったということは、この世界のどこかにある。探しに行きたいけど、現状、ここを離れることは出来ない。
「とにかくよかったよ、シズさんが無事で、少しこの村で休んでいってくれ!」
リムルがそういうと、シズさんは遠慮してすぐ出ていくと言っていたが、リムルがごり押して一週間ほどここに泊まることにしたシズさん一行。
一週間の間、宴をやったり、カイジンさんが作った装備を四人にあげたり、もう一度見せてほしいと言われた変身を見せたり、シズさんの体をコピーさせてもらってリムルが人型になれたりとさまざまなことがあった。
「一週間早かったなぁ」
俺達は今、村全体を見渡せる丘へと来ている。
「まさか、私が生きてるなんて。実感あまりないなぁ」
「ソウゴのとんでも技で助けたからな」
「あれは俺がエボルの歴史を知っていたから出来たことだよ」
「仮面ライダーかぁー、戦争が終わったあと、みんなの希望になるヒーローが生まれてたんだね」
「他にもいろいろと生まれてるよ。ウルトラマンやスーパー戦隊とか。あと、原爆の恐ろしさを忘れないためにゴジラが生まれたり」
ヒーローは至るところで生まれて、世代を交代していった。子供から大人までいろいろな人がそれに憧れた。
「ねぇ、弟子達に聞いたんだけど、あの火の海だった町。綺麗になったんだってね」
「ああ、なんなら、見せてやるよ!」
そう言って、なぜか俺に自分の記憶を送ってくる。
念写で写せってことね。
俺は念写を発動させて空中に映像を写し出す。
「わぁ、本当だったんだ」
「いろいろあったよ、あの後も。戦争以外の悲劇も起こった。だけど、その度に立ち上がってきた。そしてそこには、お手本となるヒーローがいた。そうやってやってきたんです。これからもおんなじようにやっていくでしょう」
「そうだったんだ」
「さて、もうそろそろお別れですね」
「もうこんな時間なのね」
もう四人がここを出立していく時間だ。シズさんは、置いてきてしまった生徒達の元に戻るのだそうだ。
「あなた達のこと、あの子達に紹介するわね。ソウゴ君に関しては、興奮する子達が多そう」
「変身!しますからね」
無駄話をしながら、村に戻ると、三人が荷物を持って待っていた。シズさんも用意していた荷物を持ち、三人に合流。しばしのお別れだ。
「ありがとうございました!」
「いろいろ世話になっちゃいましたからね」
「またここに来たいでやんす」
「そう思ってくれたのなら嬉しいよ!」
「いつかあなた達を、学園に招待するわ」
「待ってます。その頃には、この村も、町ぐらいになってないとな」
「そうだな!」
もしかしたら国とかになってたりして。そんなことはないか。ここに住んでるの、ゴブリンと俺達だけだし。
「それじゃあ、またどこかで」
「ああ」
四人は歩きだし、村を後にする。すると、エレナさんが止まり、こちらに振り向いてきた。そして。
「さよーならー!!」
そう大きな声で叫んできた。そして、先を歩いていた三人に追っていった。
『ユニークスキル、演奏者を発動します』
すると、俺のスキルが発動し、ジオウのOP、OverQuartzerのサビが流れ始めた。
「お前から音楽流れてるけど・・・」
「こういうスキル」
「変なスキルだな」
「でも、この場にあってるでしょ?」
「そうだな。さて、戻ろう」
「ああ」
俺達も、皆の元へ戻っていく。
さて、お仕事の時間だ。
皆さんに聞きたいことを活動報告で書きました。二つほどあります。時間があれば読んでください。アンケートとでやると、規約に引っ掛かる可能性があるため、活動報告でという形になります。ご了承ください。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=267470&uid=328898
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=266163&uid=328898