転生したら最高最善の魔王だった件   作:競馬好き

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オークロード

「お、起きたのか」

 

翌日、スッキリとした見た目に変わった鬼達、もとい、鬼人達に囲まれて目覚めたリムルの元へ来た。うん、異常はないみたいだ。

 

「よし、それじゃ、ベニマル、少し話が聞きたいんだけど、いいかな?それと、ハクロウ、なんかゴブタが剣術を習いたいとか言ってたよ」

「ほう、それはそれは、言うてくれますなぁ~」

 

あ、アイツ死んだな。

 

「まそれはさておき、ベニマル!ハクロウの剣術修行でも見ながらでいい?」

「いいですが、何を聞くのでしょうか?」

「思い出したくないと思うけど、里を襲ったオークの主領についてだ」

「わかりました」

 

 

 

 

小高い丘の上でゴブタとその仲間達がハクロウにシゴかれているのを見ながら、オークの主領について、ベニマルから詳しい情報を聞く。そこで、興味深いことを聞いた。

 

「オークロード?なんだそりゃ?」

「まぁ、簡単に言うと、化け物です」

「本当に簡単だな」

 

シンプルだなぁ~。でも実際、格上のオーガを倒せるほどになるんだ、そりゃ化け物だろう。

 

「数百年に一度産まれるといわれているユニークモンスターです」

「ユニークって言うと、確かスキルにもあったよな。すごく強力なんだっけ?そのモンスターバージョンってところか。めんどくさそうだな」

「めんどくさそうで済まされるモンスターじゃありません。何でも、味方の恐怖感情すらも喰うため、異常に高い統率能力を持つんだとか」

 

喰う、か。とすると、スキルは喰うことに関するものか。しかもユニークモンスターだ。必ずユニークスキルを所持しているだろう。

俺が使えるスキルは、まだまだ少ない。グランドジオウライドウォッチは作れるけど、変身しようとすると弾かれちゃうしな。どう戦おうか。

 

「里を襲ったオーク共は、仲間の死にまるで怯むことがなかった。あるいは、と思いまして」

「なるほど~」

「ま、可能性でいやぁ、非常に低い話です」

「それはどうかな?」

「どういうことですか?」

「イレギュラーがもうすでに、目の前に二人いる」

 

スライムのリムルと、新たな種族、チートライダーの俺。イレギュラーが二つ現れた。世界がこれを見過ごすとは思えない。ユニークモンスターであるオークロードはこの世界の法則に違反してはいない。

 

「もしかしたら、俺達を殺すために、世界が作り出したのかもな」

「どういうことだ?」

「自浄作用って言葉、知ってる?意味は外部からの力によって、自らの力で異常を浄化する、だ。イレギュラーが突如現れたことで、この世界がその異常を修正するために、自浄作用として、オークロードを産み出したのかも。だとしたら、君達の仲間が死んじゃったのも、俺たちのせいかもしれない」

 

そうなれば、俺達が負けることは免れない可能性がある。だが、俺達のスキルとしてこの世界にある。裏でオークの主領を操って、人工的に産み出した可能性もある。どちらにせよ、戦い、勝ってみないとわからない。

 

「いや、俺達が負けたのは、俺達が弱かったからだ。魔物の力関係は弱肉強食。弱いものが負け、強いものが勝ち、弱いものから全てを奪う。そういう風にできてるんです。ソウゴ様達のせいではありません。ソウゴ様達が産まれたことに罪なんてありませんからね」

 

いいこと言うねぇ~ベニマル。これだからイケメン君は。

 

「それで、里が襲われた心当たりはないか?」

「そうですね・・・。関係あるかわかりませんが、ある魔人がやってきて、『名をやろう』そう言ってきたんてすが、あまりにも胡散臭いんで、追い返しましたところ、悪態をつきながら帰っていきました」

「魔人ねぇー、そいつから恨みを買っているかもしれないってことか」

「魔人って言うと、ゲルミュッドが居たよな。そいつと何か関わりがあるかもしれないぞ。その魔人の名前とかわかる?」

「はい、そのゲルミュッドです」

「そう来たか」

 

ゲルミュッド。この魔人が魔王と繋がっている可能性が高いのか。ん、そういやリグル君の話では、ゲルミュッドは魔王軍の魔人なんだっけ。

 

「お二方は、ゲルミュッドとと知り合いなのですか?」

「いや、昔、この村の一人のゴブリンがそいつに名をもらっているんだ」

「そうでしたか」

「はー、ゲルミュッドって魔人は、至るところで名を着けてまわっているのかもな」

 

さて、魔王が関わってくるとなると、ことが大きくなってくる。どんな魔王だか知らないけど、もし戦うことになれば、俺は、最低最悪の魔王にも・・・。

 

「ソウゴ」

 

リムルが声をかけてくる、見ると、体を左右に揺らしてこちらをみている。

 

「そうだな、仲間を頼らなきゃな」

「そうだぞ、お前を最低最悪の魔王になんかさせないさ!」

 

すると、ベニマルとリムルを頭に乗せているランガが木陰に何かの気配を感じる。

その時、木陰の中から紺の髪の鬼人、ソウエイが現れた。

 

「リムル様、ソウゴ様、リザードマンの一行を目撃しました」

「リザードマン?オークじゃなくて?」

「はい、湿地帯を拠点とする彼らがここまで出向くのは異常ですので、取り急ぎ、ご報告をと」

「ふーん」

「なにやら近くのゴブリン村で、交渉に及んでいるようでした。ここにも、いずれ来るかもしれません」

「そうか、リザードマンが・・・」

「ねぇねぇ、ベニマル、リザードマンって?」

「リザードマンは、蜥蜴の魔物です。足には水掻きがついており、湿地帯での戦闘では、この森では群を抜いての力をもっています」

「へー」

 

蜥蜴の魔物かー。どんな力を持っているのだろうか?やっぱり、湿地帯に住んでいるってことは、水を使った能力やスキルを所持しているのだろうな。仮面ライダーでも、水の力をつかったライダー居たなぁ。ジオウでは仮面ライダーアクアがレジェンドライダーとして出てくれてたっけ、死んじゃったけど。

 

もし、いや、必ずであろう。オークロードと戦かうことになるはず。みんなを守るためにも、リザードマンと手を組むのもありなのかもな・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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