転生したら最高最善の魔王だった件   作:競馬好き

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ハザード

「ハザードの力、使ってみよう」

 

今現在作れるライドウォッチの中で、相手を殺すのに特化した力を持っているのは、ビルド、ハザードフォームライドウォッチだ。暴走する危険はあるが、相手の中枢を攻撃し、的確に弱点をつくためには、これしかない。

 

「よし、変身!!」

 

『ライダーターイム!カメンライダァー、ジオーウ!!アーマーターイム!!ヤベーイ!ハザード!!チーン・・・』

 

真っ黒なフレームが現れ、俺を挟み込む。黒い煙を出しながら、それが離れていくと、真っ黒なアーマーを着こみ、仮面の文字がハザードに変わったジオウが中から現れる。

俺は、仮面ライダージオウ、ビルドハザードフォームアーマーに変身完了だ。

 

「暴走せず、どこまで戦えるか実験だ。頼んだよ、ウォズ」

「ああ、我が魔王。だが、我が魔王だからといっても、手加減はしない。全力でいかせていただくとしよう」

 

 

『ウォズ!アクション!投影!!フューチャータイム!スゴい!ジダイ!ミライ!仮面ライダー、ウォズ!ウォオオズ!!』

 

ウォズは変身し、ジカンデスピアカマモードを構えてくる。俺はジカンギレードを構え、黒い煙を纏わせる。

ジリジリと隙をうかがう。

 

「フッ!」

「ハッ!」

 

ガキンッ!

 

ジカンギレードとジカンデスピアがぶつかり合い、火花を散らせる。すると、ギレードに纏わせた黒い煙により、スピアに傷が生じる。

それを見たウォズはすぐさま離れていき、シノビミライドウォッチを取り出した。

 

「やはり、ビルドハザードフォームの力は厄介だ。だが、この変幻自在のシノビの力を攻略することはできるかな?」

 

『シノビ!アクション!!投影!!フューチャータイム!フューチャリングシノビ!』

 

ポンッ!

 

フューチャリングシノビの能力によって白い煙と共に消えていく。

俺は周りを警戒し、ギレードを構える。

 

ポポンッ!!

 

上空からウォズが現れ、スピアを振るってくる。俺はそれを避け、背面キックを繰り出し、距離をとる。

そして、ジカンギレードにビルドライドウォッチを取り出し、スロットにはめようとした。だがその時、頭がくらくらとしてくる。

 

「き、来たか!」

 

俺はD’3スロットから、ハザードフォームライドウォッチを取り外そうと手を伸ばす。しかし、そこで、プツンと意識が途切れた。

 

 

ウォズサイド

 

私がカマモードで仕掛けようとしたその時、頭を押さえたあと、我が魔王の腕がダランと下がる。

 

「ま、まずい!」

 

『フィニッシュターイム!オーバーフロー!ヤベーイ!!』

 

ジクウドライバーを180°回転させ、オーバーフローモードへ移行した我が魔王。このまま放っておけば、被害が出る。何とか変身解除させねば!

 

私はキカイミライドウォッチを取り出し、フォームチェンジする。

 

『キカイ!!アクション!!投影!!フューチャータイム!デカイ!ハカイ!ゴーカイ!!フューチャーリングキカイ!!キカァアアアイ!!』

 

アーマーにあるネジを締め、防御力とスペックを高める。すると、ライダーキックを発動し、こちらに向かってくる我が魔王の姿が目に写る。

 

『ハザード!ターイムブレーク!!』

 

黒いオーラを纏ったキックを、何とか両腕で防ぐ。だが、オーバーフローモードにより、威力がはね上がったことで、限界に近い。早急に何とかせねばならぬ。

私は、さらにネジを締めてスペックをあげ、右腕のみでタイムブレークを抑え、残った左腕でクランクインハンドルを操作し、フルメタルブレークを発動する。

 

『ビヨンド・ザ・タイム!フルメタルブレーク!!』

 

アーマーからアームを出現させ、我が魔王を弾き飛ばす。そして、ジクウドライバーに装填されているライドウォッチを抜き取り、変身を解除させる。

 

 

 

「ああっ!グッ!」

「我が魔王!!」

「だ、大丈夫、大丈夫大丈夫」

 

大きいダメージはないようだ。だが、脳に少々影響があるだろう。私も、少しダメージがあるようだ。

はー、我が魔王が、仲間を殺めずにすんでよかった。

 

 

ソウゴサイド

 

「はー、やっぱり、使わないほうがいいよなぁ、これ。だけど、相手を倒すための攻撃の的確さを考えると、使わざる終えないのが難点だよなぁ」

 

俺は戦闘ド素人。リムルみたいに解析等ができるスキルは持ち合わせていない。だから、こういうのに頼るしかないのが、俺の弱いところだ。

ハクロウに剣術を習っていいけど。俺の戦闘スタイルは基本徒手空拳。ジカンギレード等を使うことはあるけども、戦闘の手助けみたいな部分が多いからなぁ。どこかに徒手空拳ができる人いないかなぁ。

 

「何とか自力でカバーするしかないか・・・」

「我が魔王、お言葉ですが、シズエ・イザワに教えてもらうのはどうでしょうか?」

「いや、ダメだよ、今シズさんは、人間の都市に戻ってるからね。それに、シズさんのところに行っている間に、攻めこまれたらって思うとね」

「出過ぎ真似でした、我が魔王」

「ううん、俺を考えてのことなんだから謝らない謝らない。さぁ、戻ろう」

 

俺とウォズは実験をやめ、村、いや、もうこの規模になると町だな。に戻った。そこでは、なにやら紫色した顔で倒れるゴブタと形容しがたかい色をした料理の前で説教をしているリムル、その説教を受けるシオンがいた。まさかあの見た目で料理があーなのか?でもポンコツっぽいところあったからなぁ、シオンちゃん。あんまり驚かない。

 

俺はシオンが作ったものではなく、ちゃんとした料理を頼もうと席につく。すると、とことことシュナちゃんがやってきた。

 

「ソウゴ様、私がお作りしましょうか?」

「いいのか?仕事は大丈夫?」

「はい!一段落ついたところでして、それにしても、少しケガをしているようですが、大丈夫ですか?」

「え?あ、ああ大丈夫大丈夫!リムルに回復薬もらうから」

「本当ですか?しんどくなったら言ってくださいね?」

「うん、わかったよ」

「ウォズ様はお昼どうしますか?」

「もらうとしようか」

「わかりました!」

 

にしても、シュナちゃんの料理かー。シオンちゃんみたいでは絶対無いだろうな。

 

 

しばらくすると、お盆に料理を乗せたシュナちゃんが厨房から現れた。

 

「どうぞ」

「ありがとう」

 

森で取れた魚をつかった和食だった。懐かしいなぁ、和食。まさかこの世界で食べられるとは。

 

「うん、美味しいよ!」

「本当ですか!ありがとうございます!」

「ああ、味付けもとてもいい、店を出せるレベルであろう」

「そんな、大袈裟な」

 

恥ずかしそうにするシュナちゃん。でも実際店を出してもいいくらいに美味しい。

 

 

 

 

このほのぼのとした暮らしを、町を守るためにも、俺は、ハザードを使うことにする。暴走したときは。

 

「ウォズ」

「なにかな我が魔王」

「ハザードを使って暴走したときは、俺を殺す覚悟で倒してくれ」

「それは、容認できかねます」

「わかってる。だけど、みんなを守るためだ」

「承知、いたしました」

 

俺は箸を握る手に力を込め、料理を食べ進めた。

 

 

 

 

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