転生したら最高最善の魔王だった件   作:競馬好き

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会議 ドライアドとの会合

「20万のオーク、その本隊が大河に沿って北上している。そして、本隊と別動隊の動きから予測できる合流地点は、ここより東の湿地帯」

「つまり、蜥蜴人の支配領域、ということですな?」

 

ソウエイの分身体からの情報を聞いている俺達。どうやら、既に湿地帯の近くにまで来ているらしい。本格的に、戦争の準備をしなくてはならないようだ。オークロードがいた場合の対処法を皆に話しておこう。ハザードアーマーの危険性についても。

 

「20万か、実感がわかないほどの馬鹿げた数だな。うーん・・・オークの目的ってなんなんだろうなぁ?」

「資源が目的じゃないかな?」

「それはそうだと思うけど、それなら交易とかすればいいし」

「それに、オークはそもそもあまり知能の高い魔物じゃねぇ」

「そうなんだ」

「この侵攻に本能以外の目的があるとするなら、何かしらのバックの存在を疑うべきだろうな」

「バックの存在だべか」

「例えば、魔王、とかか?」

 

その言葉に、皆が顔を引き締める。

 

「お前達の村に来た、ゲルミュッドとかいう魔族が絡んでいるんだとしたら・・・まっ、今のところなんの根拠もないが」

 

(それがシズさんを苦しめた、レオンだとは限らないしな)

(レオン?なにその人)

(聞かれてたか)

 

リムルがなにやらレオンとかいう魔王について考えていた。しかも、シズさんとなにやら関係があるらしい。

 

(魔王レオンは、シズさんを召喚して、イフリートを与えた奴だ。そのせいで何度もシズさんは苦しんでいたんだ。お前が居ないときに、シズさんから聞いてね。会えたら一発殴ってほしいって)

(へー)

 

シズさん、魔王に召喚されたんだ。もしかしたら、そのレオンが今回のオーク侵攻に絡んでいるかもしれないんだな。

 

「魔王が絡んでいるかどうかはわからん。だが」

 

どうやらベニマルがなにやら懸念点があるらしい。

 

「だが?」

「オークロードが出現した可能性は強まったと思う」

「数百年に一度現れる、ユニークモンスターだっけ?」

「はい、20万もの軍勢を、普通のオークが統率できるとは思いませんから」

「いないと楽観視するよりも、警戒するべきだと思います」

「そうだな」

「なら、俺が偵察してこようか?ソウエイがいる場所よりももっと近くから」

「どうやって?20万もオークがいるんだぞ?しかもここからじゃ急いでも相当な時間がかかるぞ?」

「そこで、アーマータイムだ」

「他のライダーの力を使うんですね」

「その通り、使うのは、カブトとクロノスだ」

「そうか、カブトのクロックアップでしたっけ?その力を使えばすぐにオークがいる場所にいけるんですね。それはわかりましたけど、クロノスってライダーは何ですか?」

「クロノスは、ゲームエリアの時間を止めることが出来るんだ、俺は、アーマーの力でゲームエリアから隔離された状態になるからその影響は受けない。そいつを使えば、偵察なんて楽勝だ!でも戦闘には使いたくない。ポーズ使って相手を殺してしまえば、死という瞬間のまま永遠に止まり続けることになってしまうからね。いくら敵だとしても、永遠に苦しみ続けるのはかわいそう過ぎる」

「それは残酷すぎるな」

「まぁダークライダーだからねクロノスは。とりあえず、行ってくるよ!」

 

ジクウドライバーを身につけ、ジオウライドウォッチとカブトライドウォッチを生成し、起動する。

 

『ジクウドライバー!!ジオウ!カブト!』

 

「変身!」

 

『ライダーターイム!カメンライダァー!ジオーウ!アーマーターイム!!チェンジビートル!カブトォ~!』

 

「クロックアップ!」

 

クロックアップを発動し、オークのもとへ行こうとしたその時。

 

「っ!?」

「おっとと!!」

「どうした?」

「偵察中の分身体に、接触してきたものがいます」

「接触?」

「リムル様に取り次いでもらいたいとのこと、それと、時の王者、ソウゴ様もその場にいてほしいと。いかがいたしましょう」

「わかった。何で俺のことしってんだろう?というか、俺がオークのところ行こうとしたことわかってたのかよ」

 

俺は変身を解除し、席に座り直す。

 

「誰だぁー?ガビルでもうお腹一杯だし、変な奴だったら会いたくないんだけど・・・」

「変、ではありませんが、大変珍しい相手でして。その、ドライアドでして」

「ど、ドライアド!?」

 

なんかリムルが変なこと考えているのが回廊越しに伝わってくるけど、ドライアドってそんなに珍しいのか?

 

「ドライアドが最後に姿を見せたのは、数十年以上前ではないか?」

 

あ、そんなに珍しいんだ。

 

「構わん!お呼びして!」

「ハッ!」

 

リムルはそんなにドライアドに会いたいんだ。リムルの想像通りの姿なのかね?

 

すると、机の上に緑色の光の柱が現れ、そこに花が咲く。そして、蔦が絡み合い、中から、女性が姿を現した。

 

「おー!」

 

リムルの想像した姿ではなかったね。そんな露出の高い服着てたら風邪引くわ。

 

「魔物を統べるものよ、別世界の戦士達の力を持つ時の王者よ。及びその従者たる皆様、突然の訪問相すみません。私は、ドライアドのトレイニーと申します。どうぞお見知りおきください」

「はじめまして、俺はソウゴ、よろしくお願いします!!」

 

俺は手を差し出し、握手を求める。前世では、これでたくさんの友達を作ってきた。ドライアドに通じるかわからないけど。

トレイニーさんの顔を見ると、呆気に取られた顔をしていた。

 

「えっと・・・」

「あ、すみません、これまでそのように歓迎をされたことがありませんでしたので、よろしくお願いいたします。ソウゴ様」

 

笑顔で握手に対応してくれた。大丈夫だったみたい。

 

「肝が据わってんなぁソウゴ。お、俺はリムル・テンペスト。トレイニーさん、今回はなんのご用向きで?」

「本日は、お願いがあって罷り越しました」

「お願い?」

「リムル・テンペスト、魔物を統べるもの。ソウゴ、時の王者。あなた達に、オークロードの討伐を依頼したいのです」

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