「全然が家が作れませんね」
「そうだな、専門知識もなければ、そもそも技術者がこの村にはそもそも居ないし」
俺とリムルさんは、いま困難に直面している。衣食住を完璧にすることを目標に、村の発展を目指しているが、食は狩りや俺の農業知識でカバーできた。しかし、問題なのが衣と住だ。ゼネコンに勤めていたリムルさんの指導で、家を建てはじめたが、技術不足と、リムルさんの知識だけではカバー出来ない部分が現れ、建ててもすぐに崩れてしまう。衣に関しても、機織りもなければ、裁縫ができる人がいない、そのため安定した供給が出来なくなってしまっている。
「だーめだこりゃ、今の俺たちではなす術無し!」
「ソウゴ君の言う通り、そこで、技術者を連れてこようと思う。そこで、ドワーフの国、武装国家ドワルゴンへ向かう。メンバーは、リグルドが選抜した五人とソウゴと俺だ!留守番は頼んだぞ!!」
「行ってきまーす!!」
「わかりました!!気をつけて行ってきてください!!」
リグルドとゴブリン達に見送られ、俺たちはドワルゴンへと走り出した。ゴブリン達とリムルさんは狼もとい、黒狼にまたがり、颯爽と駆け抜けていく。俺はというと、ジオウでもお馴染みのライドストライカーにまたがり、エンジンをふかせながらリムルさん達の後方から後を追う。川に沿っての移動となるため、迷うことはないとリムルさんは言っていた。ちなみに、ドワルゴンはカナート大山脈の麓にある巨大洞窟を改造した美しい都とリグルドさんが教えてくれた。洞窟を改造なんて、さすが異世界だと思ったよ。
「あんまり無理しなくていいぞ!」
リムルさんがランガと他の黒狼にそう言うと、ランガ達のスピードが早くなった。俺もさらにエンジンを吹かせ、後を追う。
「リグル君。そういえば、君のお兄さんは誰に名前を着けてもらったの?」
「は!私など呼び捨てで構いません!で、兄の名前ですが、通りすがりの魔族の男に着けてもらったそうです」
へー、リグル君お兄さん居たんだ。というか通りすがりかぁー、仮面ライダーにも居たなぁ通りすがり。通りすがりを名乗っておきながら全然通りすがっていかない仮面ライダー。ジオウにも出て、レジェンド感がすごかったのが最後の記憶だ。
「いいお兄さんだったんだね」
「はい!自慢の兄でした!その魔族、ゲルミュッド様もいずれ自分の部下にほしい!と、仰っていたほどです」
「そのときは連れていかれたりはしなかったのか?」
「はい。兄もまだだいぶ若かったですし、何年かして強くなったらまた来ると仰って旅立たれました」
「そうかそうか。今度きたら様子が変わりまくってビックリするだろうな!!」
「そうですね!!しかし今はリムル様に仕える身、栄えある魔王軍とはいえ、ゲルミュッド様についていくことはでにませんが!」
やっぱり魔王いるんだ。オーマジオウの魔王は平成ライダーの歴史の王としての魔王だけど、この世界の魔王はどんな人達なんだろう?やっぱり魔族の王なのかな?
俺が魔王について考えていると、リムルさんが俺に話しかけてきた。
「なぁソウゴ」
「何ですか?」
「いい加減その敬語やめろよ、この世界ではほぼ同年代なんだから」
「わかったよリムル、それで何のよう?」
「ソウゴの力って何なんだ?」
「俺の力?」
「ああ、名前を着けたときに、ソウゴの力を閲覧できるようになったんだけど、いろいろわからないのとが多くてさ、特に逢魔之日が特にわからなくて」
やっぱり、仮面ライダージオウに関することか。
「教えるよ、俺の力について」
俺は大前提として仮面ライダーについて話した。人類のため、世界中の笑顔のために懸命に戦ってきた戦士達の二十年しかないが、とても濃密な歴史について。
「仮面ライダーか、それで、ソウゴの力と仮面ライダーにどんな関連性があるんだ?」
「俺の力は、平成ライダー最後の集大成として作られた、仮面ライダージオウの力なんだ。仮面ライダーは、すべてのライダーと力を継承し、その力を振るうことができる仮面ライダーなんだ」
「え!?それじゃあ、今話してくれた仮面ライダーの力が全て使えるのか!?」
「うん、でもそれはアーマータイムっていう能力を使うことで一時的に対応するライダーの一部の力を使うことができるってだけなんだ。ジオウのときはね」
「へー、一部かー。ん?待てよ、今ジオウのときはねって言ったよな?どういうこと?」
「ジオウは、歴代のライダーと同じように中間フォームや最終フォームが存在するんだけど、それが強すぎるってファンの間で話題になったんだ」
「一体どんな力なんだよ」
「中間フォームはジオウトリニティとディケイドアーマーで能力値は対したことはないんだ。でも、最終フォームの一つ、グランドジオウは違ったんだ」
「グランドジオウ・・・」
「グランドジオウは20人の主人公ライダーの力が継承し終わり、そのライダー達のライドウオッチ全てが合体したことで生まれたグランドジオウライドウオッチをつかって変身するんだけど、その能力が歴代で類をみない力を持っているんだ。まず一つ目に、歴代のライダーを召喚し一緒に戦うことができる。最終フォームとか中間フォームの縛りとかなしに」
「はぁ!?なんだよそのチート能力!!」
「さらに、グランドジオウは二十人のライダーが使った全ての武器を召喚し、使用することもできる。もちろんライダー達の能力も使用することができるんだ」
「とんだチートフォームだなそのグランドジオウ!!でも、ここもまでのチート能力を持ってないと倒せなかった相手が居たってことだよな?」
「まぁね」
「すごいっすね、リグル」
「ああ、お二人の力は、兄を軽く越え、ゲルミュッド様をも越えているのかもしれないな」
さて、グランドジオウの解説は終わった、次はあの魔王についてだが、話した方がいいのかな?
「そういえば、さっきグランドジオウのことを最終フォームの一つって言ったよな?ってことはジオウにはもう一つ最終フォームがあるのか?」
「うん、あるよ、グランドジオウを軽く越えるヤバいフォームが」
「あ、あるんだ」
「うん、あるよ」
俺は息を整え、リムルに解説を始めた。
「二つ目の最終フォーム、名は、オーマジオウ」
「オーマジオウ・・・」
「オーマジオウは、常磐ソウゴ、ジオウの主人公が未来でなるといわれている究極の時の王者の名だ。その力はサブやダーク、映画などのくくりなしに、全てのライダーを使うことができる。文字通り、本当の意味でのすべてのライダーの力がね」
「エグいな」
「うん、このライダーの登場で、ファンの間で起こっていた最強仮面ライダー論争に終止符が打たれたんだ」
「そりゃ打たれるだろうよ」
「これが、たぶんリムルが聞きたかったことじゃないかな?リムル、スキルで俺のスキルを閲覧したことくらいわかってるんだぞ?」
「げっ!気づかれてたか!!まぁ、やってしまったことは仕方がない。そうだ、もうそろそろ休憩しよう!!」
リムルに流されてしまい、そのまま休憩へと入ってしまった。まぁ、俺も運転つかれたし、今回はこのくらいで許してやるかな。俺はバイクを降り、リムル達が焚き火をたき、座っている場所へ向かった。