地獄の飼い主   作:クリーム

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書きたかった。
続くかもしれない、続かないかもしれない


ハジマリ 

 

 

 

「え?呪霊が一切いない地域?そんなのあるわけないじゃん。何いってんの」

 

伊地知潔高は先日、窓から受けた奇妙な報告を自分の前に座っている目隠しをした自分の先輩に報告していた。

 

「ええ、私もそう思い二級術師と共に現地に足を運びました。しかし……窓の報告通り呪霊の存在を確認できませんでした…」

「ふーん、そこで僕の出番ってことね…」

「はい、お手数ですがお願いします」

「いいよ、面白そうだ」

 

五条悟は新しい玩具を貰った子供のような笑みを浮かべた。

 

 

 

 

 

 

■■■■

 

 

「ホントに呪霊がいないんだ」

 

伊地知から報告を受けたその日に件の場所にやってきた。

 

(成る程、この地域に住む誰かの術式が無意識に発動してるのか…しかし地域一帯を範囲にして発動し続けても無くならない呪力量…使ったそばから回復してるのか、それともあまりにも多いのか、いずれにしろ接触はしておかなくちゃね)

 

地道に歩いて探すかー、と立っていた電柱から飛び降りすれ違う通行人をその目で探る。

 

 

 

 

 

 

「見つけた」

 

小一時間ほど歩き回り何か飲み物を飲もうと自販機を求めて公園に入ったところ、目的の人物を発見した。

 

(うーん、凄まじいね。呪力量に関しては立てた予想が二つとも的中してるとは思わなかったけど…術式がかなりヤバイ、今すぐ保護しなくちゃいけないレベルだ)

 

六眼を通してまだ少年と呼べる男の子を見ると呪力量より術式の方に目が行った。

 

(さっさと制御しなくちゃ()()()()()まで溢れでるかもしれない。そうなったらこの地域どころか日本が危険だ)

 

そう考えた五条はベンチに腰掛け空を眺めていた少年に接触しようと近づいて行った。

少年は五条に気がつくと変な物を見るような目を向けてきた。それもそのはずだ、190を越える全身真っ暗な目隠し男が自分の方に向かって歩いて来るのである、変な物を見る目で見るのも仕方がない。

 

「やぁ少し時間いいかい?」

「えぇまあ」

「なら良かった。じゃあ早速本題ね君、昔変なものが見えなかった?」

「変なもの?……見えましたね。急に見えなくなりましたけど、それが何か?」

「うん、関係するの今から話すことに」

「へぇ~僕も気になってたので是非教えて貰えるとありがたいです」

「じゃあ少し長くなるけどごめんね。あ、その前に僕は五条悟、よろしく」

「あ、はい。僕は小野武比古(おののたけひこ)です。よろしくお願いします。」

 

 

 

 

 

 

 

■■■■

 

 

「別の世界の話のようです」

「まぁ日常生活ではまず聞くことなんてないからね」

 

武比古にある程度説明し終えた頃には夕日が沈む直前であった。武比古は少し目をぱちくりとさせた後、疲れた~と伸びをした。

 

「もうこんな時間か、送っていくよ家族が心配するといけないから」

「大丈夫です、直ぐそこなので」

「そう?なら後日もう一度伺うよ色々説明しなくちゃならないしねご両親にも」

「わかりました、今日は色々ありがとうございました五条さん」

「いいよ、僕も久しぶりに楽しかったし」

 

じゃあね、と公園の出口に向かって歩いていく五条。

 

(あ、そうだ最後にこれだけは伝えないと)

 

180℃方向転換して武比古の方に戻ってくると、武比古の身長に合わせるように片膝をつき、目隠しをとって目を合わせた。

 

「武比古、君の術式は誤った使い方をすれば周りの人どころか全国の人にも危険が及ぶものだ、でもね、その逆にもなり得る。

その力をどう使うかの最終判断は君ものだけど、後悔しない使い方をしてほしい」

「今度こそじゃあね、また会おう」

 

 

 

 

 

 

 

■■■■

 

 

 

「これが僕とこれから来る助っ人、武比古との出会いだよ」

「へぇ~そんなヤバイ人なのか武比古先輩って」

「そうビビらなくても大丈夫だって悠仁」

 

来るべく渋谷での決戦に向け五条は虎杖や伏黒達に助っ人の話をしていた。

 

「でもよ、でもよ、そんな凄い呪力なら宿儺が興味持っちゃうかもしれないじゃん!」

 

言葉だけではヤバさがわからなかった悠仁は全力で武比古の心配をする。

そんな反応をするのも無理はなく言葉だけではわからない。

 

 

「大丈夫、あいつ━━━━

 

 

 

 

 

 

 

━━━━宿儺より強いもん

 

 

 

 

 

 

 

 

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