すみません。
あと短いです。
燃えるような呪力を滾らせる漏瑚、それに対して息を荒くさせ全身に呪力を纏わせる牛頭。
「大方、儂を殺せとでも言われておるのだろう…ならば殺し返し貴様の主人も焼き尽す!」
漏瑚の放った言葉に対して心底バカにするような笑みを浮かべる牛頭鬼。
「貴様ァなんだその笑みは、儂をバカにしておるのか?儂には殺されないと思っているのか?ナメるなよ、式神がァ!!」
火礫蟲
漏瑚の呪力から産み出された虫によく似た、無数の小型の呪霊は一直線に牛頭鬼に向かって飛んで行く。
牛頭鬼は飛んできた火礫蟲を振り払おうと、その丸太のように太い腕を振るう。
しかし、振り払おうとした瞬間、大音量の奇声を発しその声に牛頭鬼は怯む。
そして火礫蟲は奇声を発した後一斉に大爆発を起こした。
「ふん、これ一体どれ程のダメージを受けたか……さっさと来い!どうせロクなダメージを受けておらんだろう!」
黒煙が晴れたあとにいたのは、呪力によって全身を護り殆どはダメージを受けていない牛頭鬼であった。
「ブモォォォォオォォォオ!!」
腕を振り上げながら凄まじいスピードで漏瑚に突っ込んで行く牛頭鬼。
(な?!一瞬で儂の目の前に?!避け、きれん!)
余りのスピードに避けきれず、間一髪両腕を顔と拳の間に入れることが出来たが、拳を受けた両腕はひしゃげ、そのまま顔に叩き込まれ壁まで吹き飛ばされた。
「ゴボォオォオァォアア!!」
(侮った……!所詮式神と、術式も持たぬ傀儡と侮った!!何という破壊力…!スピード!このままでは勝てぬ、相性が悪すぎる!こうなれば外に出て直接術者を叩く………!)
壁に埋もれ、血?を盛大に吐いたあと一切動かない漏瑚。
牛頭鬼は漏瑚の呪力を感じ、力尽きていないと油断せずに身構える。
突然漏瑚の呪力が増大し、超火力で一気に地上までの通り道が作り出される。
「……儂は貴様に勝てん…ならば貴様の主人を殺して、他の呪術師を鏖殺する」
牛頭鬼に対してそう放った後、少しでも時間稼ぎをしようと自分の術式で煙幕を張り、足から炎を吹き出して地上に直行した。
「ブモ」
牛頭鬼はそれを見届けた後少し憐れみを宿した眼を向けて、何事もなかったかのように他の呪霊がいる方に歩いていった。
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「追って来る気配がない?……何であろうと好都合、このまま殺すッ!」
牛頭鬼の呪力が自分から遠ざかるのを感じ、少し考えたあと問題無しと判断し武比古の方向まで猛スピードで走っていた。
そして武比古を目視出来る範囲に入っていくと、その呪力を漲らせ領域展開以外の術式の最高とも呼べる技を繰り出した。
「極の番 『隕』!」
(これで終わりだッ!死ねェェェェエエエ!)
超高層ビルにも匹敵するほどの超巨大隕石を自分の術式で顕現させ、それを武比古に目掛けて落とした。
超巨大隕石は周りにあるビルも破壊していき、もう走っても避けきれないほどの距離まで近づいていた。
「そっちが極の番を使うなら僕も使わないと不公平だよね」
マジでちょっとしか戦っていませんが、戦闘描写ってホントに難しいですね。