言峰綺礼(偽)は愉悦したい~Painlessness~   作:アイス&コーン

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 小説の前に少し失礼します。

僕は確か前に「誤字脱字修正とか面倒くさいのでやりません」とか言っていたと思うんですが、あれやっぱり無かったことにしてください。

 なんでかって言うと、僕あの誤字脱字報告の機能って自分で修正したりするもんだとおもってたんですよ。

 でもそれって違ったみたいで、報告した方が事前に修正してくれてそれを僕が適用するみたいな、そんな感じだったんですね!?

 どうも機械音痴でさーせんでした。気を付けます。

 
 遅れましたがRainyNightさん、誤字脱字報告ありがとうございます!



いやまさかの!?

 いやー辛いわ~、ボクの強キャラ感半端無さ過ぎて辛いわぁ⤴。

 

 愉悦は出来なかったけどあれは概ね満足、パシリで渋々行かされたモノだったのに予想外に楽しめちゃってボク感激☆

 

 リオンも中々楽しめたけど、やっぱりなんといってもルクシオンが良かった。

 

 なに? あの皮肉屋、、、かわいいかよ……。

 

 なんか多少ボクにも余計なキャラ付けしてしまって、これからどういう感じで振る舞ったらいいのか迷うけど―――それを差し引いても、ルクシオンとは関係を持ちたかったんだ!!(意味深じゃないヨ!)

 

 

 そんな訳でボクは人工知能絶対破壊するマン、という風に見られただろう。

 

 大丈夫、これも計算通りだから! 多分。

 

 でも驚いたな~。あいつら人工知能って仲間に出来たの?

 

 知ってたら壊さないでボクもああいうお供(?)的な存在にしたかったな~。

 

 あとルクシオンのような人工知能の他にも似たような奴いたけど……『アレ』はなぁ、頭悪そうだしなー。

 

 ボク的には頭悪い系のお供はいらない、だって絶対面倒くさいもん。

 

 

 でも、ボクがそれに苦労する奴を見て愉悦するのならいいけどネ!(ゲス顔)

 

 だから人工知能以外のアレは今まで通りボスキャラ的感じでいいっしょ。

 

 

 あぁ、それにしても早く人工知能見つけに行って仲間にしたいけど、神殿の仕事もあるしなー。

 

 マジ神殿無能だわ、神殿マジつっかえ!

 

 ボクに回ってくる仕事が他の奴よりも何倍も多いのはどうしてなんスか? マジ何なんスか? ぶっ殺しますよ?

 

 そんなこと言ったらキャラ崩壊するから面と向かって言わないけど、お前ら全員夢で一回以上はボク殺してるからね?

 

 殺していい大義名分があったら速攻ぶちのめしてやるから覚悟しとけよ??

 

 ボクがそんなことを考えていると、扉がノックされた。

 

「キレイよ、書類の方は終わったか?」

 

「あぁ、父上ですか……。申し訳ありません、もう少しで終わりますので椅子に腰かけていてもらえますか?」

 

「ああ、わかった。いつも私の仕事を手伝ってもらって悪いね、キレイ」

 

「これも主のため、そして日々多忙な父上を助けるためとあらば喜んで手伝わせて頂きますとも」

 

「はっはっは、お前のような孝行息子を持てて私は幸せ者だな~」

 

 はっはっは、とゴミの笑い声が部屋に響く。

 

 こいつはボクに仕事を押し付け女と遊んだり賭け事をしたりしているのだ。死ね。

 

 

 醜く肥え太った淫獣(いんじゅう)、貴様のような輩が(オレ)の親を騙るとか極刑ものだ、疾く消え失せるがいい!(妄想:ゴミ死亡)

 

 

 ふっ、今頭の中でこいつは死んだ、全然スカッとしないけどただ怒りを溜めるよりはマシだからいつもやってることだ、みみっちいとか言うな、現実はこんなものだ。

 

「それにしてもキレイよ、やはりバルトファルトからは金はまだとれ――おっと、寄付はもっと貰えたのではないか? これでは少ない、彼は信仰を疎かにする無礼な輩だったのかね?」

 

「いえ父上、彼の爵位を考えれば相応の寄付は貰えたのです、少ないというのは有り得ないでしょう。確かに彼はもっと蓄えがあったのかもしれませんが、我々にそれを確認する術はありません。割り切るのが一番だと思いますが」

 

「ふん、お前はやはり詰めが甘い。一男爵であれば神殿と対立するわけがないのだ、それを上手く利用すれば限界まで寄付を受け取れる。違うか?」

 

「おぉ、流石は父上。神殿の中でも飛びぬけた智謀の持ち主と謳われる御方、感服するほかありません」

 

「はっはっは! 私はそんなことを言われる程ではないというのにね。皆が私をそのように言うから困るじゃないか」

 

 なんだわかってんじゃないっスか。

 

 でも自己評価がまだ甘いですね、もっと鏡を見る時間を増やしたらどうですかー?

 

「いえいえ、ワタシは父上を目標にしているのです。そんな父上が周りにそう評価されていることに、とても誇らしくなるのです。どうか、その在り方を変えないでください」

 

「―――うむ、息子にそんな事を言われれば私とて無下には出来んよ。私は私のまま在り続けよう」

 

 ずっとダメ男でいるという最低な発言をしてるのに、無駄にキラキラしていてうざい今日この頃。

 

 

 もうこいつと話たくないんだが、どうすればいいんだろ?

 

 誰か、ボクに殺人許可証をくれぇぇぇいッッ!!!

 

「ああそうだ! 私としたことがお前との会話が楽しくてつい要件を忘れていたよ」

 

「? ここに来た要件とは書類のことだけではないと?」

 

 なに、別件でまたどこかに行かされて仕事が増える的なやつですか?

 

 もしそうならボクはまたゴミ上を脳内でコ○スことになるんですが、それでもいいんですねわかりました。

 

「なに、これは別段仕事という訳ではないし厄介な案件でもない……いや、ある意味厄介かもしれんな」

 

「ある意味厄介、それは一体なんでしょう? 主のためになることであれば、ワタシは喜んで承りますが」

 

「いや、これは主から課された試練でも我々が要請するものでもない。ただ、王都の学園からお前を特待生として入学させて欲しい、と連絡があってな。それでお前の意思確認をしたいという訳だ」

 

「……学園、ですか。しかも特待生での入学……。いくつか疑問があるのですが、それにはお答えしてしただけますか?」

 

「無理だ。私にもなぜ学園がお前を特待生にして入学させたいのかはわからん。ただし、そこにお前を貶めるようなものはないと神殿が言っていた」

 

「――神殿側は既に了承済みなのですね。なるほど」

 

 なんでボク? 

 

 特待生って確か平民が試験を受けて優秀だった者だけを受け入れるとか、そんな感じだったよね?

 

 え、ボク試験とか一切受けてないし、なんなら今は平民でもないんだけど。

 

 

 ―――ま、考えても分かんないスね。

 

 勉強とかもうやりたくないけど、神殿が許可だしてるならボクに断ることは出来無いし。しょうがないネ。

 

「ん? やはりお前も学園は行きたくないのか? だがまぁ、気持ちは分かる。あそこは地獄だからな……」

 

 ボクが黙っているとなんか憐れまれた。

 

 どうせ()()()のことだろう。

 

 予想だけどボクそういうのとは無縁で生活できると思うわ。

 

 だって貴族じゃないし。

 

 

 ……そういえば、リオンって貴族だったよね?

 

 もしかして、学園に入るのでは?

 

 

 リオンとボク学園で再会

  

  ↓

 

 リオンがいる=ルクシオンがいる

 

  ↓

 

 ルクシオンとボクの学園生活が始まる

 

  ↓

 

 なんかワクワクッ!

 

 

 電流が流れるような閃きがボクの脳に走った。

 

 そ、そうだ。

 

 ルクシオンとのキャッキャウフフな学園生活が待ってるんだ!

 

 ならばボクの答えは、一つしかありえない。

 

「――――父上」

 

「む、そこまで真剣な顔をするとは………。いや、皆まで言わずとも良い。この件は私がなんとかしてやろう」

 

「………ワタシは、特待生として学園へ行きたいと思っております」

 

「な、なんだと!?? それは」

 

 それは本気か! とか色々言葉が続きそうだからボクは容赦なくぶった切る。

 

 だってこいつともう話したくないもん!

 

「父上、ワタシが行くことで神殿側に多少影響が出ることは承知しております。ですが……、ワタシも学園に通ってみたいのです。ワタシにとって主のために働けることは望外の喜び、ですがそれと同じぐらい『友達』というものに憧れを持っていまして。父上の息子として恥ずかしい限りですが、ワタシには同年代の友達がおりません。道理の通らない願いですが、どうかワタシに父上の慈悲を!」

 

 ゴミは茫然としたようにボクの語りを聞いていた。

 

 今までこんなことを言ったことがないから当然っちゃ当然かもだが。

 

「―――『神の人形』とすら貶されていたお前が、そこまで言うのか……」

 

 は? 神の人形?

 

 なんだそれ聞いたことないんスけど。

 

 でもカッコいいからどうでもいっか!

 

「本当に学園へ行きたいのか? あそこはお前が思うような場所ではないと思うぞ? 私も一度通ったことがあるから分かるのだ」

 

「それでも、学園へ行きたいのです。どうか、ご許可を」

 

 願いを聞いて欲しいときはとりあえず頭を下げよう!

 

 当たり前だよネ!

 

「…………はぁ、許可もなにも。この話はお前が承諾すれば済む話だ。私から言えることは何もない。ただ私はお前が断ると思っていたから、その手伝いをしてやろうと思っていただけなのだからな。行くというのならば、是非もない」

 

「感謝します、父上」

 

「よい、もうこれは済んだ話だ。とりあえず書類の方片付けよ」

 

 はい、と神妙に頷いておく。

 

 やったね! これでボクもルクシオン(+リオン)との学園生活が始まるんだ!

 

 そしてそこで愉悦を、今まで我慢していた分の愉悦を謳歌したい!

 

 

 なんてったってあそこは、いやこの大陸は『女尊男卑』という、男が苦しむ世界!

 

 学園は特に酷いと聞いている、なんでも貴族の男は女のためにダンジョンにまで行き金を溜めるとか、馬鹿なことをしているらしい。

 

 さぞ男は悔しいだろう、苦しいだろう、辛いだろう。

 

 なのに女は「愛は奴隷と育むからお金だけちょうだい」などもう理解したくもない屑達、それでも結婚のために金を貢ぐ男子達。

 

 

 あぁ、なんだろう。この気持ちは。

 

 まるでやっと止まっていた歯車が動き出すかのような、不思議な感覚。

 

 

 ボクは神官。代行者。キレイ。中二病。

 

 人は様々な仮面を持ち合わせている。

 

 ボクにもいくつかあるけど、久しぶりに疼きだすのは―――『愉悦部員』としてのボク。

 

 男は淘汰され、女はそんな男を見て哂う。

 

 女は奴隷を愛するが、奴隷はそんな女をチョロいと嘲笑う。

 

 男は女が嫌いになり、奴隷が嫌いになり、男に走る者もいるという。

 

 

 ―――は

 

「? キレイよ、さっきから手が全く動いていないがどうした? 顔を俯かせて、何か痛むのか?」

 

 きっと今のボクは、醜悪だろう。

 

 だってわかる、今自分がどんな顔をしているのかが。

 

 

 とても今の表情は見せることは出来ない、今までのイメージが台無しになってしまう。

 

「――――父上、申し訳ありませんが少々席を外していただけませんか? 少し、一人で作業したい気分なのです」

 

「う、うむ。そうか、戻ってきたときには終わらせているのだぞ」

 

「承知しました」

 

 少しどもりながらそう言い、退出した。

 

 

 

 

 足音が段々遠くなり、周りに人の気配がないことを悟ったボクは、耐えていたものを吐き出す。

 

「くくっ、ははは、はーっはははははははは!!!」

 

 椅子から転がり落ちながらも、それでもボクは笑い続ける。

 

 目には涙が浮かび、口からは絶え間ない笑い声だけが鳴っている。

 

 

 長年、ボクは愉悦神父になるため様々な修行をしてきた。

 

 冒険もした。

 

 鏡の前でロールプレイするための表情作りなんかもやった。

 

 そんなボクだが、まだ愉悦神父として完成には至っていない。

 

 

 何が足りないのか?

 

 もうわかるでしょ?

 

 『愉悦』。これなくして愉悦神父ロールプレイとは言えない!

 

 昔から夢想するだけだったものが、やっと目の前にきたのだ。

 

 興奮しない訳がないじゃないか!

 

 

 もう全部夢じゃない、今まで妄想するだけだったもの全部現実にしてやろう!

 

 

 待ってろ愉悦、男キレイ、今アナタの元に行きま~す!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 少し良いことがあって気分が良かった時に書いたので雑かもしれませんが、それがこの小説ですよね!

 細かいこと気にしないでください!

 次から早くも学園編、、、たぶん。
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