異世界転生殺し チートスレイヤー アナザーミッション(VSアナザーベストナイン) 作:3S曹長
投稿が遅くなっている理由ですが、この所続いている暑さが原因です(社会じゃ通用しない言い訳)。
なるべく矛盾が起きたり後で直しが入ったりしないよう、毎回丁寧に話を作っているのですが、暑いと集中力が失われ、進みが一気に遅くなります。朝は暑くて起きてしまうので夜更かし出来る時間も限られてしまいます。
しかも暑さが収まる気配がないので本当に困り果てております。「めっちゃ寒い環境」なら上記の問題が起きず、ストーブの前で書けばOKなのに。
私としても読者の飽きが来ないよう頑張って執筆しておりますので、よろしくお願いします。
ここは一体どこなのだろう。分かることと言えば「人間が存在する世界ではないこと」くらい。謎の空間に存在する
部屋の中には老人が一人と白髪の美女が一人。
美女が老人に話しかける。
「神様、本日の転生者の魔人討伐状況です」
「うむ、ご苦労」
老人が美女から渡された資料を受け取り、目を通す。
「うむ、分かった。ご苦労じゃったな」
「…神様、失礼ながらお話ししたいことが」
「ハァ……。…何じゃ」
美女が資料に目を通し終わった老人に声をかける。老人は話をするのが心底嫌だという風な反応をするが、美女は会話を押し進める。
「人々を殺している転生者の処分について…」
「またかの。もう何十回と聞いたぞ」
「まだ9回目です」
「正確な回数などどうでも良いわ」
老人が怒りの声を上げる。声だけ聞けばさほど怒っているようには思えないが、それは老人が「神としての余裕」を持っているからであり、彼は確かに怒っていた。
「どうせ、『人を殺すような転生者は処刑すべき』、『これからはもっと慎重に転生者を選ぶべき』じゃろ?」
「その通りです」
「本当にしつこいのう」
老人は
「以前に『次は無い』と警告したんじゃがの」
老人は静かながらもハッキリと言葉を口にした。
「神様が納得して行動に移して下さるのなら、私はそれで構わないのです!」
「お主の考えなどどうでも良い」
老人は美女の訴えをはねのける。
「前にも言ったはずじゃ。転生者を選ぶために最も重要なことは『すぐに決断してくれること』じゃと。自分が死んだことや転生のシステムに対する
「ですが現に力を得て増長し、罪の無い人を平気で殺している転生者は存在します!もっと慎重に選定して下されば…」
「ワシとて転生前から人殺しを楽しんでいるような人間は選定しておらん!力を持った人間がどうなるかなど、力を持たせなければ分からんことじゃ」
「そんなことは…」
「黙れ」
老人が机を拳で叩いて怒りを
「転生者に殺される人間より転生者に命を救われる人間の方が遙かに多いのは事実。この事実が揺らがん限り、ワシの間違いでは断じてない!」
老人はきっぱりと自分の間違いを否定した。
「さ、お主はワシの警告を無視したんじゃ。覚悟は出来ているのじゃろうな」
「神様が考えを改めて下さるのなら、私はどんな目に遭おうと構いません」
「なぜワシが考えを改める前提で話をしておるのじゃ!お主の方がよほど増長しておるのではないか?」
老人が
「お主に罰を下す。お主を
「なっ…!」
美女が驚きの声を上げる。
「そんなに人間どもが心配なら下界に行けば良いのじゃ。ワシももうお主の顔を見なくて済む。万々歳じゃろう」
老人が納得したように言う。
「ワシからの最後の情けじゃ。下界へ落ちたお主は本来、『世界の
「お待ち下さいっ!私は…私はっ!!」
「……はっ!!」
魔女が目を覚ました。彼女のいる場所は、地下室の女性陣の寝室。
寝覚めの悪い朝だった。もう何度この夢を見ただろう。その回数は数えていなかった。
「おはようございます。大丈夫ですか?」
ケイルが魔女に声をかける。
「ああ…、おはようケイル。いつもの夢を見てしまってな…」
「また『下界追放』の夢ですか?お気の毒ですね。眠気覚ましのコーヒーはいかがですか?」
「ああ、ありがたく頂戴しよう」
魔女は素直にケイルの厚意を受け取った。
祝賀会の翌日。朝食後の地下室では「テンスレ」の今後について話し合うミーティングが行われた。
「さて、次のターゲットについてだがね…」
魔女が重たい口を開く。
「実はまだ決めかねているんだよ」
リュートにとって意外な言葉が魔女の口から出てきた。彼は思わず魔女に尋ねた。
「どうしてだ?誰が相手だろうと今まで通り『
「ハハハ、なるほどな。確かにお前ならば、今までの状況からそう思っても不思議ではないな。だが、現実はそう甘くないんだよ」
魔女がリュートの質問に答える。
「まずは状況を整理しようか。残りの復讐対象は、序列4の
「どういうことだ?」
「その説明をする前に、なぜ神が転生者をこの世界に送るのかを理解する必要がある。少し長くなるぞ」
魔女はリュートに、神が転生者を送る理由を説明した。
「というわけで、魔人討伐を行わない転生者は天使によって処刑される。だがすぐに殺されるわけでなく、事前に天使による警告が行われる。『
魔女が自嘲気味に言った。
「さて、本題の復讐対象三人の
「まさか、『
「その
最悪の予想が当たってしまった、とリュートは思う。
「本来、歴史に名を残すような強力な魔法使いしか使用出来ず、発動状態の維持にも
アルミダには『
「次にアシバロンだが、彼の場合は
我が生涯に一片の悔い無し、と言うやつだろうか。これではルイやスパノのように過去を言い当てても動揺させることが出来ない。
「じゃあ、戦っている間にアシバロンの心を揺るがせば…」
「そうするしかないな。だがヤツは強靱な心も持ち合わせている。憎たらしいことに
対処法はあるが厳しい。彼もまた、簡単には手を出せない相手だった。
「最後に
「は!?どういう意味だよ?」
「まぁそうなるよなー。俺もそう思ったし」
困惑するリュートにジモーが横から口を挟む。
「リュート、お前の気持ちは分かるよ。だがね、私の調べた限り、彼の情報は
リュートは息を呑む。ひたすら不気味だ。米沢本人がいるわけでも無いのに冷や汗が出てきた。
「もう一つ、彼の場合は
「メルくんの場合は襲われ方も例外的だったのですわ」
リンが補足を始める。
「
リンが悲しそうに言う。全員が包帯だらけのメルクリオを見ている。当の本人は今は眠っているようだ。
「神にも聞いたんだが、何も教えてくれなくてね。前にも話したけど、私が『転生者が魔人討伐を行っているかどうか』以外のことを気にしているのは異常なことだったからね。米沢に関して分かっていることと言えば、虫を使役して戦うことくらいだ」
「で、でも『
「確かにそうだが、何をしてくるかも分からない相手に『今まで通りの方法で大丈夫だ』と高をくくって確実な勝利を得られると思うか?」
「…俺がルイをおびき寄せる時の作戦は『お茶にでも誘ったらどうだ』なんて
「ぷっ、何だよそのテキトーな作戦は!」
ジモーが大笑いした。周りの何人かもつられて笑っている。
「言っただろう?あの時のお前は単なる実験体に過ぎなかったって」
魔女が、過去の恥ずかしい話を蒸し返された時のようにイラッとした様子で言った。
「とりあえず、しばらく作戦を考える。皆もその間は魔人討伐なり修行なりで自分の腕を磨いてくれ」
魔女が話を締めくくる。
「場合によっては『
この物語は「チートスキルを持った転生者をチートスキルで無力化してボッコボコにしてやるぜウェーイ」という単純な話では無いということです。
次回、新キャラ出します。
以下、作者の愚痴です。読む価値無し。
今月の「チースレ原作者の作品が載っている月刊漫画雑誌」を読みました。
原作者の漫画ですが、あれは作画も駄目だと思う。下手なわけでは決して無いけど、殺し合いを描いて迫力が出る作画では決して無い。少女漫画描いていた方が合ってると思う。本家や山手線バージョンや戦国時代バージョンと比べると、バトルシーンの迫力の無さは一目瞭然だと思う。
本家だけど、さっさと第6回戦を終わらせて欲しい。「あのキャラが生き残る」ことは絶対ないでしょ。第5回戦みたいな、本当の意味でどちらが勝つか分からない試合が読みたいです。あと、新キャラは良かった。でも最後の顔芸で先月からの新キャラが一気に小物臭くなったぞ、分かっとんのか?
あと新連載。アレ何なんだよ。どこかで見たような設定の
先月の新連載のメイド漫画はものすごく面白かったのにドウシテ…ドウシテ…。