異世界転生殺し チートスレイヤー アナザーミッション(VSアナザーベストナイン)   作:3S曹長

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 今回はほとんど原作通りの内容です。不本意だが魔女がベラベラ喋りまくるからこうなったんだ。仕方ないんだ。

 先の楽しみを削ぐような形になってしまいますが、無用なトラブルを防ぐために最初にお伝えします。
 魔女にはリュートをだます気はありません。しかし()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
 え?原作ではどうかだったのかって?知らん、そんなことは俺の管轄外だ。

 また、私は「異世界転生を題材とした作品」や「なろう系小説」を馬鹿にするつもりでこの作品を書いていません。()()()()()()()()
 
 あしからず


第一章 「神の間違い」殺し その3 「復活」

 目覚めは突然だった。リュートは深い闇に葬られかけた意識を取り戻し、目を覚ました。

 

「ああ…良かった。やっぱり夢…」

 

言い終わる前に気付いてしまった。現実は残酷だった。当たり一面が血の海、焼け野原だった。リュートは「ヒィッ」と声を上げる。

 

「何なんだよ、これ…」

 

「おはよう、リュート」

 

 困惑するリュートは背後から声をかけられる。知らない声だった。振り向くと知らない女が立っていた。

 

「あの状態から目覚めるとは大した生命力だ」

 

「だっ誰だお前!?」

 

女に当然の疑問を投げかけるリュート。

 

「魔女。お前を助けた恩人だ。…と言っても傷を癒やしただけだがな。魔法で人を生き返らせることはできない」

 

女は答えた。「誰だ」という問いに対して「魔女」と答えるのはいかがなものかとも思うが、女の服装は魔女としか言いようのないものだった。髪は白髪だが、容姿は妖しい色気を漂わせる若い女性だった。20代とも思われるが、本当に魔女ならば実年齢など外見だけで分かるはずも無かった。

 そんなことよりもよほど重要な質問をリュートは投げかける。

 

「説明しろ!いったい何が起こったんだ!?」

 

「忘れたのか?転生者たちが村を焼き、村人を皆殺しにした。お前の幼なじみも含めてな」

 

魔女の返事は端的だった。

 では先ほど見たのは夢では無かったのだ。憧れだった転生者に村も幼なじみも奪われた。さらに転生者の一人ルイは鍛冶屋の奥さんと行為を…。あまりの絶望と嫌悪感にリュートはたまらず嘔吐する。

 

「奴らが憎いか?」

 

魔女が問いかける。

 

「ならば殺そう。」

 

魔女の驚きの提案にリュートは困惑する。

 

「こ、殺すって…」

 

「どうした?殺すほどは憎んでいないか?」

 

魔女の質問にリュートは答える。

 

「憎いよ、そりゃ憎いさ。だけど転生者を殺すなんて不可能だ。」

 

「どうして?」

 

「どうしてって…」

 

「お前が転生者の何を知っている?せいぜい英雄として脚色された姿くらいだろう?だが私は知っている。転生者たちの転生前の姿を。」

 

魔女は演説を始める。

 

「引きこもって現実逃避するゲーム廃人。能力も成果も無いのに不満を抱くのだけは達者な社畜。本当は誰よりも恋愛脳なのに二次元で己を慰める非モテ。笑えるほどにゴミ揃いだ。」

 

魔女の演説にはリュートの知らない単語が多すぎた。ゲーム廃人?社畜??恋愛脳???非モテ????ここではリントの言葉で話せ。

 

「な、なにを言ってるか分からない」

 

困惑するリュートを尻目に魔女の演説は続く。

 

「ゴミはゴミらしく社会の片隅でひっそり死ぬはずだった。だが、ゴミどもは人生最大の幸福に見舞われた。転生だ。転生者には固有のチート能力が与えられた。ゴミどもはこの力で楽々無双し、英雄になった。奴らは幸運だっただけ、そこに一切の努力や苦労は無い。すなわち…異世界転生者なんて連中はチート能力でイキってるだけの陰キャ野郎なんだよ」

 

もう何が何だかさっぱりだ。

 

「さっきから言っていることが意味不明だ!あs」

 

()()()()()。つまり、転生者も一皮むけばただの人、いやそれ以下ということだ。殺せるんだよ、なぁリュート。ワクワクしてこないか?」

 

 長々とした演説の果てに魔女はこう締めくくる。

 

「転生者を殺す(すべ)を教えてやるよ」

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 リュートと魔女は村から少し離れた一軒の小屋の中にいた。村の狩人が山で狩りをするための武器の保管庫兼休息所だった。この小屋は村から離れていたので焼き払われず済んだのだ。

 

「ターゲットはルイ=ジュクシスキー、通称『神の間違い』」

 

魔女が言う。

 

「まず、転生者にはもれなく丈夫な肉体と凄まじい身体能力、さらに膨大な魔力が与えられる。個人差は一応あるが、少なくともこの世界の一般人は楽に超えている。加えて、個人個人が異なる特殊能力を持つ」

 

魔女の説明は続く。

 

「ヤツの特殊能力は『絶対懇願(アブソリュートオーダー)』。相手に触れている間にした命令を必ず実行させる力だ。ここから導き出される結論は…正面から挑めば100%返り討ちというわけだ」

 

確かにそうだ。例えばルイがすごい瞬発力でリュートを掴み、「自害せよ、リュート」と言うだけでジ・エンドなのだ。

 

「じゃあ駄目じゃないか」

 

呆れるリュートに魔女が答える。

 

「そこでお前の出番だ。ルイはお前が生きていると知らない。そこに付け入る隙がある。ルイを私の前に連れて来い」

 

「連れて来いって、どうやって?」

 

リュートの当然の疑問に魔女はこう答えた。

 

「方法は任せる。茶にでも誘えばどうだ?」

 

なんて無責任なことだろう。関西の男性アイドルユニットもびっくりだ。

 

「適当なこと言うなよ。第一もし連れて行けたとして何をするつもりなんだ?」

 

「私は魔女だと言っただろう?魔法を使うのさ」

 

 リュートには魔女の思惑が理解出来ないでいた。

 

 

 

 

 




 本当は原作全て終える予定だったんですが、長くなってしまったのでここまで。

 原作なぞるだけじゃ面白くないんで、所々にパロディやツッコミを、ぶち込んでやるぜ!
 ちなみに語り手は登場人物の誰かじゃないので、平気で元ネタありきのツッコミかまします(もちろんリュートにとっては意味不明)。元ネタを貶める意図は全く無いので、分かったらフフッと笑う程度に留めてください。

 魔女の演説書くの本当しんどい。よくこんなの商業誌に載せたな。まあでもヘイトタグ付いた作品書いている時点で、同じ穴のなんちゃらだな。

 「魔女がなんで転生者の能力や転生前の姿を知ってるのか」「なんで転生前が陰キャだと殺せるのか」「何で魔女自ら転生者を殺しに行かないのか」などなど様々な疑問がネット上で飛び交っています。正解はもはや原作者(もしかしたら関係者も)にしか分からないことですが、一応この作品内での答えはしっかり用意してあります。

 転生者には共通チートと固有チートを用意しました。前者はバトルに必要なもの、後者はキャラ分け及びストーリーを進めるためのものです。各ベストナインメンバーの元ネタに即したものからガチの強能力まで様々です。お楽しみください。

余談ですが、初めてのコメントをいただきました。ありがとうございます、本当に嬉しいです。楽しみにしてくれている人のためにもめげずに頑張りますので、皆々様よろしくお願いいたします。
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