異世界転生殺し チートスレイヤー アナザーミッション(VSアナザーベストナイン) 作:3S曹長
シール一枚入り 全24種類(シークレット2種)
No.01 リュート
No.02 魔女
No.03 ポセイドラ
No.04 レースバーン
No.05 ケイル
No.06 ゴーギャン
No.07 ラーシャ
No.08 ジモー
No.09 メルクリオ
No.10 リン
No.11 マウントール=フランス
No.12 アシバロン=ボーナス
No.13 アルミダ=ザラ
No.14
No.15 スパノ=ヤナティン
No.16 ギットス=コヨワテ
No.17
No.18
No.19 ルイ=ジュクシスキー
No.20 バニーラ=チョコミクス
No.21 カセロジャ=クテンハーモン
No.22 神
No.23 シークレットその1
No.24 シークレットその2
なにジョジョ?一箱買ってもコンプリート出来ない?
ジョジョ、それは無理矢理コンプしようとするからだよ
逆に考えるんだ
「こんなの絶対ワゴン行きさ」
と考えるんだ
____
_/ ミー、
/ ノノ ノ _ミミ ノ))
`ノ (( (((rrィニ彡ノ)
(彡ノノノ_ノノノ ((ソ)
( へノィ赱>ヾソ赱>レノ
| (6ソミ  ̄ノ | ̄ ソ
ヽ|ヒミヽ r_〉 |
∧ l <ッ~~~ッ>/
_/| \\ 三テ /
ヽ \ヽ__/L
\ \__/|\_
\ /_>、ハ
V| V|
ベストナイン一行はアポビス地区から王都のギルドへと戻ってきた。
「さあ、これからカセロジャの任命式をしていくわけだが…」
マウントールが口火を切る。場所はいつものベストナイン専用会議室。ここでカセロジャ=クテンハーモンの任命式を本格的に行っていくつもりだった。
「ストップ!聞きたいことがあるんだけど」
しかしアルミダがそれを遮った。
「ふん、やはり豚は段取りを守れないらしい」
「いやいや、アレが気にならないわけないじゃない!」
そう言ってアルミダは部屋にいた
「カセロジャ!なんでアンタ、
アルミダが指していたのは魔人だった。カセロジャが、先程の戦闘で自身が仕留めた魔人を連れてきていたのである。否、正確には「仕留めた」とは言えないだろう。その魔人は
「いや、コイツを連れてきた方が俺の能力を説明しやすいんで。大丈夫っすよ?ココで暴れることは絶対無いんで」
「そっ、そもそもアンタの能力って一体何なのよ!?」
「silence」
マウントールがアルミダを制した。
「フランス語だったから分からなかったかな?『静かに』と言ったんだ。彼の能力についてはちゃんと今回説明する。さてカセロジャ、君をベストナインに任命する前に、君にいくつか約束を守ることを宣言して欲しい。今から言う約束事を守れないのならば、君を任命するわけにはいかない」
「な、何でしょう?」
マウントールの真剣な口調を聞いて、カセロジャは姿勢を正す。
「まず一つ目、他のベストナインを殺してはならない。正確には、傷つけることさえNGだ。口喧嘩程度なら私もとやかく言わないが…」
マウントールはアシバロンとアルミダをチラッと見て話を続ける。
「互いを傷つけ合うような争いは禁止する。無論、毒を盛ったりして殺すことも絶対してはならない。万が一、他のベストナインを殺した場合は…」
マウントールは一度言葉を句切り、次の言葉をハッキリと口にした。
「
「わ、分かりました。約束します」
マウントールの「
「まあ、もし他のメンバーの行動でどうしても我慢できないことがあるなら、その時は私に相談してくれ。次に二つ目だ」
マウントールの口調はいつもの親しみやすいものに戻っていた。
「ベストナインのメンバーになることの一番の魅力、それは『自由度の大幅な拡大』だ。ベストナインになれば大抵の行いは許されるようになる。例えば、アシバロンは自身の建設業を営んでいるし、私は報道に口を出したりしている。君もベストナインになったからには、やりたいことがあったりするんじゃないのかな?」
カセロジャは頷いた。彼はベストナインの立場を利用して、
「そこで二つ目の約束、他のメンバーの自由を害してはならない。例えそれが
マウントールは最後の言葉のトーンを低くして言った。カセロジャは約束を守る宣言をした。
「よろしい。その代わり君の自由も侵害されないからね。そして3つ目、自分の特殊能力については正直に話すこと。これは信頼の証だよ。ベストナインのメンバーにとって最も大切なことは、無論『戦闘能力の高さ』だが、だからと言って信頼が無くてもいい訳では無い。分かるね?」
「はい」
カセロジャは肯定する。
「もし周りにどうしてもバレたくない何かがあるのならば、その時も私に相談してくれ」
「分かりました。でも、そういうのは特に無いなぁ」
カセロジャが答えた。
「じゃあ
マウントールはアルミダを再度チラ見した後、言葉を続ける。
「それじゃあ最後、
彼は少々もったいぶった言い方をした。
「ま、端的に言うと、『ベストナインの間で機密事項となった出来事について外で話すことを固く禁ずる』ということだ。企業秘密みたいなものかな、分かるだろう?」
「は、はい…」
マウントールがまたしても真剣な口調をするので、カセロジャの表情も硬くなる。
「どんなに親しい人間だったとしても話してはいけない。酒に酔ってつい、なんて言い訳も通用しない。機密事項について話すのは、ベストナインの会合の時だけだ。もしも誰かに話した場合は…」
マウントールはハッキリと言った。
「やっぱり
この言葉はカセロジャだけでなく、他のメンバーに向けての警告でもあった。
「わ、分かりました。断じて言いません」
カセロジャは最後の約束も守ることを宣言した。
「よし、約束事は以上だ。ふう、堅苦しくなってしまったな。でも内容上、どうしてもね。なに、心配はいらないよ。世界征服や大量殺戮の計画をしている訳じゃないんだから。ハッハッハ」
マウントールは口調を再び戻して笑った。
「は、はい」
「笑い所だよ?それに丁寧語もいらないからね」
「ああそうだった」
「じゃあ、私が長く話したから今度は君が話す番だね。君の能力を発表してくれ」
マウントールはリラックスした様子で、聞く側に回った。
「じゃあ、俺の能力を説明しようか」
カセロジャも敬語を捨てて話し始める。
「まず、この中に
沈黙。
「あ~、いないとなると話が面倒くさいんだけど…」
「そう言えば聞いたことがある」
そう言ったのは
「知っているのか米沢!?」
「う、うんアシバロン。たしか転生前の、元の世界のナントカって所に生息する蜂で…」
「情報量0」
米沢はアルミダの横槍を無視して話す。
「その蜂はゴキブリを使って子孫を増やすんだ。まずその蜂はゴキブリに自分の針を刺して毒を注入する。するとゴキブリは
「ああ、それそれ。合ってる合ってる」
カセロジャが頷いた。
「体は生きているのに思考は完全に蜂の思うがまま。このことからエメラルドゴキブリバチは
「よく知っていたな、そんなこと」
アシバロンが珍しく感心した様子で、米沢に言葉をかける。米沢も嬉しそうな口調で答えた。
「む、昔読んでた漫画に出てたんだ。題名は思い出せないんだけど…」
「ああ、そこまでの情報はいらん。漫画など読まないからな」
「と、とにかく助かったよ米沢。だいぶ説明が楽になった」
カセロジャはそう言って説明を続けた。
「俺の能力はエメラルドゴキブリバチと似たようなモンで、『毒を流し込んだ魔族の思考を完全に奪い、俺の言う通りにしか動かないゾンビにする能力』だ。名前は『
彼は右手の人差し指の爪を皆に見せつける。爪が鋭く伸びたかと思うと、段々黒く変色していく。完全に黒になったかと思うと、爪から黒い液体が
「こうして、自分の爪から毒を流し込むことで能力が発動する仕組みなわけだ。弱点としては、頭に流し込まないとゾンビ化出来ないことかな。最初は相手を半殺しにしてから毒を注入してたんだけど、今は相手が全快の状態でも頭を狙って毒を流し込めるようになった」
そう言ってカセロジャは、例のゾンビ化した魔人の横に立つ。
「試してみよう。三回回って土下座しろ」
魔族は彼の言う通り、その場で三回回って土下座した。
「何か試してみたいこととかある人?」
カセロジャが尋ねると、意外なことにギットスが答えた。
「バク宙は?」
「バク宙かぁ…。コイツに出来るかな?
そう言うカセロジャだったが、彼がバク宙を命令すると魔人は綺麗にバク宙して見せた。元々奇襲部隊だったので、運動神経は良かったのだろう。
「もっと複雑なことも出来るぞ。例えば、『皆の昼飯を厨房から運んでこい』とか…」
その命令に従って会議室を出ようとした魔人を、彼は慌てて止めた。
「オイオイオイオイ、やらんでいいのよ!知らない人が見たら混乱招くだろうが!馬鹿が」
彼はそう吐き捨て、他の人のリクエストも聞く。皆のリクエストを魔人に一通りやらせ終えた彼は、
「最後に、こんな残酷なことだってできるんだぞって事で…『そのナイフで首切って自殺しろ』」
魔人は彼の命令に従い、自らの命を絶った。
この様子を見たアルミダが口を開く。
「怖いわねぇ~。その能力を使えば私も思い通りってこと?止めて!乱暴する気でしょ?」
「するわけねぇだろ。勝手に舞い上がってんじゃねぇよ」
こうしてカセロジャは初めてアルミダを怒らせた。
「そもそも俺の毒は魔族にしか効かないし。でもその代わり、どんな命令だろうと聞かせることが出来る。これが俺の能力『
ドヤ顔をするカセロジャに対し、マウントールは拍手をする。
「どうだ皆。面白い能力だろう。彼をスカウトしたのはこの能力と基礎戦闘力の高さからだよ。ところで…」
彼は床に横たわる魔人の死体を見て言った。
「今度からこの会議室を汚すようなことは避けて貰いたいね、カセロジャ=クテンハーモン」
もともとボツ転生者だったカセロジャのボツ理由は「作中世界では死者の生き返りが無い以上、ゾンビも存在しないから」でした。彼の能力をどうするか。悩む私に声が聞こえてきました。
「なに3S?ゾンビが存在しないから能力が作れない?3S、それは無理矢理生き返らせようとするからだよ。逆に考えるんだ。『生きたままゾンビ化させればいいさ』と考えるんだ。ボクみたいにね~」
「ありがとう。でもスパノの能力の時に君の仲間から能力をパクった以上、カセロジャでもパクったら読者から呆れられちゃうよ」
「え~?そんじゃあ知~らない。バイバイ!」
「ええ…」
私がカセロジャの能力を思いついたのはそれから1分ほど後のことでした。