乾いたターフを湿らせる   作:やわらかスマホ

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第十六話

 その日は、日本中が熱狂の渦に包まれていた。

 

 日本全国、ありとあらゆる場所で。

 老若男女を問わず、皆がある一つのことに夢中になっていた。

 

 これからこの東京レース場で行われる一大レース、“日本ダービー”に。

 

 日本ダービー。

 

 その正式名称は「東京優駿」であるが、一般的には副称であるこちらの呼び方の方がよく知られている。

 

 クラシック・ディスタンス――芝2400メートルで行われるこのレースは、スピードと同時にスタミナも必要となる。

 皐月賞に続くクラシック三冠レースの第2弾であり、その規模は名実ともに日本最大級。

 

 ダービーはトゥインクル・シリーズの中でも最高峰のビッグレースだ。

 最も歴史と伝統、そして栄誉があるこのレースで勝利することは、全てのウマ娘やトレーナーにとって憧れである。

 

 一年間のレースを振り返るに当たって、しばしばこのダービーの優勝バが話題の代表として挙げられることも多い。

 日本ダービーとはそういうものだ。最高の栄誉の一つであり、最大級の目標。

 

 俺自身、かつてはこのダービーを制覇することを目標としていた。ダービーを制したウマ娘を育て上げた者は、ダービートレーナーの称号を得られる。

 それは最も誉れのある称号の一つだ、わかりやすくそいつの実力を証明してくれる。獲得するまで10年、あるいは20年……もしかしたら、生涯得られないかもしれない。

 

 URAから直々に表彰されるような偉大なトレーナーでさえ、運に恵まれずにその称号を手に出来なかったということもある。

 どれだけの苦難が待ち受けているか予想もつかなかったし、勝ち取れた時の喜びもまた想像できなかった。

 

 だからこそ、ダービートレーナーになることは俺の目標だった――。

 

 ……筈なのに。俺は、それをあろうことか今の今まで忘れていた。

 

『これで二冠目だね。ダービーでもパパっと勝って、“ダービーウマ娘”になって帰ってくるから! ついでに、キミも“ダービートレーナー”にしてあげるからいっぱいボクに感謝してよ?』

 

 つい先程、テイオーが控え室で何気なく言ったその言葉。それを聞くまで、俺は自分が以前ダービーを目標にしていたことを忘れていた。

 もちろん夢などと言えるほどに大仰なものではなかった、ただの目指すべき場所の一つだ。

 

 別にダービーに対して、何かこだわりや思い入れがあったわけではない。ただその格式の高さに惹かれただけ。

 言うならば、灯りに群がる蛾のようなもの。名声さえ得られれば、俺は何でも良かったから。

 

 ……だとしても、ダービートレーナーになるという野心は強く根付いていた筈なのに。

 

 いつからか、俺は日本ダービーという名誉あるレースを夢の通過点だと考えるようになってしまった。

 『無敗の三冠』という夢に立ちはだかる障害の一つ程度でしかない、と。

 

 トウカイテイオーがこの日本ダービーの覇者となれば、俺は念願のダービートレーナーになることが出来る。

 しかし、そんなことはもうどうでもよかった。そんな称号に価値を感じなくなってしまった。

 

 ――あいつが夢を叶えてくれれば、それだけで構わない。

 

 このような生温いことを考え始めてしまっている。あいつとずっと一緒にいたせいか、随分情に絆されてしまった。

 まるであいつの大好きなはちみつドリンクのような甘ったるい思考、奴には本当に振り回されている。

 

 それこそ最初から――現在に至るまで、ずっとトウカイテイオーに俺の心は乱されている。

 

 入場規制が行われる程に観客が押し寄せ、異様な熱気に包まれた東京レース場。

 20万にも及ぶ大観衆が今か今かとレースの開始を待つ光景を横目に、俺は初めてテイオーに出会ったときのことを思い返す。

 

 

 

 トウカイテイオーに対して、最初に抱いた感情は“驚愕”だった。

 

 選抜レースであいつの走りを初めて見たとき、俺は心底驚いた。

 こんな風に走るウマ娘がいるのかと、思わず目を疑ったほどだった。

 

 まるで大空を自在に舞う鳥のように軽やかで。

 最高級のエンジンを積んだスポーツカーのように力強い。

 

 はっきり言ってしまえば、一目惚れだった。

 惚れたんだ、俺は――あいつの、その走りに。

 

 そのとき感じた胸の高鳴りには、我ながら呆れたものだ。好みの女を見つけた初心な学生と何も変わらない……いや、実質似たようなものだ。

 あいつが欲しかった、どう口説けばあれを自分のものに出来るか……そればかり考えた。

 

 けれど、どう行動したところであいつをスカウトできるわけがないのは明らかだった。

 実績もない新人が有望なウマ娘に選ばれるはずがない。少なくとも、俺があいつと同じ立場なら絶対にそんな無謀な選択はしない。

 

 大抵のウマ娘にとって、夢を叶える機会は一度きりしかない。

 クラシック三冠やトリプルティアラに挑めるのは生涯で一度だけ、それでなくともウマ娘という種族の全盛期は短い。

 

 そんな一生における最も貴重な時間を、何の信頼も置けない新人に任せるウマ娘など多くない。

 トレーナーはウマ娘を導く杖となる重要な存在、だからこそ彼女たちも慎重に選ぶ相手を見極める。

 

 ましてや今回の場合、その対象はトウカイテイオーだ。

 同世代でも頂点と言えるほどの天賦の才の持ち主、引く手あまたでベテランだろうが何だろうが選び放題。

 

 それでどうして、ただの新人に過ぎない俺がスカウトできる道理がある?

 もはや行動する前から結果などわかりきっている、スカウトなんてするだけ無駄だ。

 

 俺は無駄なことが嫌いだ、合理的じゃない。わざわざ失敗がわかりきっていることを行うなど、バカのすることだ。

 それでも、結局スカウトに向かったのは――俺がただのバカで、どうしても諦めたくなかったから。

 

 ……まぁ、周知の通り案の定スカウトは失敗に終わったわけだが。

 

 勧誘に出向いたとき――トウカイテイオーはにこやかな顔こそしていたが、周りを至極興味のない目で見ていた。

 多くのベテランや中堅、新人トレーナー達がこれでもかと集まっていたが、まるで気が引かれないという様子。

 

 そして、俺に至ってはその視界にすら入っていなかった。

 

 俺の熱は一瞬で冷めた、これは万に一つの可能性もないと悟ったからだ。

 それでも一縷の望みをかけて……人混みを掻き分けあいつに必死に声を掛けるが、ただ流される。

 

 俺は無敵の帝王、トウカイテイオー様には相手にされることさえなかった。

 所詮こんなものだ、自分がいくら求めたところで相手もそうであるとは限らない。

 

 夢見がちな乙女じゃないんだ、あれだけ盛大に振られれば嫌でも現実に気付く。

 それであいつとの縁は全て終わったのだと思った、いくら同じ場所にいようがもう住む世界が違うのだと。

 

 そうやってすっぱりと諦め、自分の気持ちに折り合いをつけた――そう思っていた。

 だが一人で自主練をしているあいつを見掛けた時、よせばいいのに声を掛けたのは未練だったのかもしれない。

 

 今にして思えば、決してただの興味本位だけではなかった。

 あの走りの持ち主と少しでも接点を持ちたかったという、浅ましい下心があったのだろう。

 

 自分が欲していた存在が、思ったよりもずっと普通の少女だったのには笑ってしまったが。

 むしろ、同じ年頃の少女と比べても子供らしいウマ娘だった。

 

 それに俺のことなどまるで記憶になかったのも傑作だ、こっちはお前を忘れた日はないというのに。

 スカウトした相手に初めましてなんて滑稽な挨拶をする羽目になるのは、後にも先にもお前だけだろうな。

 

 だが、それでこそトウカイテイオーだなと妙に納得する思いがあった。ここまで眼中にないと逆にいっそ清々しい。

 それにレースとはたった一人の勝者を決める争いだ、これくらい傲岸不遜な方が頼もしいというものだ。

 

 自己紹介の後、いくらかの雑談を挟んでから――夢を駆けるあいつの想いを知った。

 ひたむきに、まっすぐに。何処までも一途に懸命に夢を追い掛けるあいつの瞳は、本当に輝いて見えた。

 

 そのとき、俺は痛感した。

 ――ああ、これでは届かないのも当然だな。

 

 どれだけ太陽に焦がれたとしても、その手に掴むことなど出来やしない。ただ自分の身を滅ぼすだけだ、俺が欲するにはあまりにも分不相応。

 生まれ持った才覚も、抱いている大望も、その全てが俺の身には余るもの。

 

 だから、聞きたいことを聞いた後はすぐに立ち去ろうと思った。手に入らないものにいつまでも固執したところで何の意味もない。

 どういうわけか妙に懐かれたのは解せなかったが、どうせただの暇潰しに使われているだけだろうから。

 

 しかし、そう考えていたのに毎日寄ってくるあいつを振り払うことは出来なかった。

 あいつにとっては気まぐれ程度だろうが、無碍に扱うのは気が引けたし……何よりも、惜しくなったんだ。

 

 トウカイテイオーがまだ担当を決めていないことは知っていた。だから、あわよくばという気持ちがあったことは否定できない。

 本当に女々しいことだ。俺にこのような考えがあったなんて、生涯あいつにだけは知られるわけにはいかない。

 

 紆余曲折を経て決心して二度目のスカウトをしたとき、あいつが承諾してくれたのはもう殆ど奇跡に近かった。

 勝算など欠片もなかった、ただ熱意に身を任せただけのみっともない口説き文句。

 

 何度振り返ってみても、あれでスカウト出来たことが不思議で仕方なかった。

 だが、理由はどうあれ結果としてスカウトは成功し――あいつは、俺の担当ウマ娘になった。

 

 つくづく思う、人生とは何が起こるかわからないものだと。

 初めは見るも無残に勧誘を断られた相手と、こうして共にあの日本ダービーに挑んでいるのだから――。

 

 ……そうやって感慨に耽っている俺の耳に、厳かなファンファーレの音が鳴り響いてきた。

 どうやらとうとうゲートインの時間がやってきたらしい。テイオーは今回も8枠18番なので、最後にゲートに収まることになる。

 

 前走である皐月賞のときとまったく同じ大外枠。これらは抽選で決められるため、文句を言うのもお門違いなのだがどうにも偏りが酷い。

 大外枠でダービーを制したウマ娘はまだいない。スタートしてすぐにカーブがあるこのコースは、大外枠では距離ロスがあるため大きな不利が生じるからだ。

 

 だが、テイオーならば問題なく勝つだろう。

 実況も言っているが、ゲートに向かうあいつの姿はとても悠然としている。皐月賞のときと同じだ、大外枠だろうが何だろうが関係ない。

 

 それからすぐにレースが始まり、俺の予想通りにテイオーは勝利した。

 第4コーナーから一気に先頭集団を抜け出し、最終直線でその末脚を見せつけ最速でゴール板を駆け抜ける。

 

 最高峰のレースであるダービーでも今までと変わらない。続く2番人気のリオナタールに5バ身以上の差を付ける快勝だ。

 高らかに“二冠目”を意味するピースサインを掲げたあいつを見て、俺は確信を深める。

 

 トウカイテイオーの伝説はこれからも続いていく。あいつならきっと無敗で三冠を獲れる、その夢を叶えられる。

 俺だけではなく、この会場にいる誰もがそう思っているだろう。シニア級ならばいざ知らず、このクラシック級であいつが負ける姿なんてまるで想像できない。

 

(もう残すは菊花賞のみ、それが終わればようやく――)

 

 俺は、あいつの夢を叶えることが出来る。

 この調子なら次の菊花賞でも心配はいらないだろう。初の長距離走であるためスタミナを補強するのは必須だが、課題などその程度。

 

 明確な終わりが見えてきたことに、思わず頬も綻んだ。

 全てが順調だと思っていた、思っていたんだ。

 

 

 

 ――日本ダービーから二日後、テイオーの骨折が判明するまでは。

 

 

 

 トウカイテイオーは左脚を骨折した。

 

 全治3か月、10日間の入院が必要。

 それが病院であいつが医者から告げられた診察結果だった。一緒に隣で聞いていた俺は、おそらく茫然自失という言葉を体現したような顔をしていたに違いない。

 

 ダービーから二日後、練習を再開したテイオーは急に左脚を押さえてうずくまった。

 その光景を見て、俺の頭の中は完全に真っ白になった。激しいレースの後に脚を押さえる、それが何を意味するかなんて――。

 

 考えたくなかった、何かの間違いや悪い夢であってほしかった。

 だからなるべく何も考えずに急いでテイオーを病院へと運んだ、せめてほんの少しでも軽いものであることを願って。

 

 その思いも虚しく、あいつは脚を骨折していた。

 どうしてこうなった? こんなことには絶対にしたくなかったから、脚のケアを入念に行っていた筈なのに。

 

 デビューを遅らせて身体作りに励ませた。練習ではストレッチもクールダウンも徹底させた。脚を激しく消耗させたと感じたときは、アイシングやマッサージだってしていたんだ。

 大きなレースの翌日は休養に専念させたし、出走計画だって決して無理はなかった……。何か、見落としがあったとでもいうのか。

 

 あいつのストライド走法は、基本的に脚に負担が掛かりやすい。それでもこれだけケアに気を配れば、どんなに最低でもクラシック級までは持つ計算だった。

 

 テイオーに宛がわれた病室で、俺はただ現実逃避気味に思考を巡らせる。

 眼前にいる彼女は項垂れていた。純白のベッドに腰掛けた、その左脚に巻かれたギプスが痛々しい。

 

 俺にもっと知識や経験があれば、こんなことにはならなかったのだろうか。

 あまりの無力感に胸が張り裂けそうになる。どうして――俺は、正しい答えを選べないんだ。

 

 ずっと下を向いていたテイオーが、ぽつりと言葉を発した。

 

「実はね、ダービーの後からちょっとだけ脚が痛かったんだ……」

「……なぜそれを今まで黙っていた?」

「大したことなかったし、こんなことでトレーナーに迷惑掛けたくなくて……」

「……」

 

 おそらくダービーの走りで骨にわずかにひびが入り、その後の練習で折れたのだろう。

 異変をずっと黙っていた方がよっぽど迷惑になるだろうが。その言葉が口から出かかった。

 

 ぎり、と奥歯を強く噛み締める。激しい憤りで表情が歪んでいくのを自覚する。

 抑えるのに苦労した、ここで口を開けば間違いなく罵倒になってしまう。

 

 俺よりも落ち込んでいるであろうテイオーに、追い討ちを掛けるような真似はしたくない。そう考えたが、どうやら怒気が漏れていたらしい。

 

「ご、ごめんなさい! ボクが悪かったからそんなに怒らないで……」 

 

 テイオーの顔面は蒼白で涙目となり、俺に酷く怯えていた。

 これまで見たこともない表情だ。沈んでいるとはいえ普段快活な彼女がこうまで震えるほど、今の俺の顔は見るに堪えないようだ。

 

(……何をやっているんだ、俺は)

 

 ただでさえ気落ちしている少女を怯えさせるなんて……。深呼吸して気持ちを整える。

 だが、テイオーに対して腹を立てていたわけではなかった。みすみす骨折という事態を招き、愛バの異変にも気付けなかった無能な自分が許せなかっただけ。

 

 とにかく、まずはテイオーの精神を安定させることが先決だ。

 反省も後悔もここですべきことではない。今はただ、こいつを落ち着かせなければ。

 

「俺の方こそすまなかった、謝るからそんなに泣くな。いつもの調子はどうした」

「……べ、別に泣いてなんてないやい! ただほんのちょっと、びっくりしただけで……」

 

 屈んで目線を合わせ、俯いたその頭をそっと撫でる。

 慣れない笑顔を作ることを懸命に心掛けた。俺は上手に笑えているだろうか、それだけが気に掛かる。

  

 撫でようと手を伸ばしたとき、こいつがびくりと身体を強張らせたのが可笑しかった。

 まさか殴られるとでも思ったのだろうか、そんなことをするわけないのにな。

 

 物事が上手くいかないからと暴力を振るうなど、トレーナー云々以前にヒトとしてゴミ屑だ。

 逆境の中でこそ、その人物の真価が問われる。今までなんてただの遊びのようなもの――ここからが正念場だ。

 

「……落ち着いたか?」

「うん……で、でも、特別にもう少しだけ撫でさせてあげてもいいけど? このテイオー様の頭を撫でられるなんて、キミはすごく幸運なんだから」

「……そうだな、俺は幸運に恵まれているよ」

 

 小さな頭を優しく撫でながら、心からそう思った。俺は本当に幸運だ。

 結果こそこうなってしまったが、お前が契約してくれたことは感謝しかない。

 

 しばらくそうしていると、テイオーが決意を秘めた顔でこう言った。

 

「ボク、菊花賞に出るよ! そして勝つから! 全治3か月なんて余裕じゃん、全然間に合うよ!」

「……」

「リハビリだって頑張る! 辛くても、頑張るからさ……。トレーナーも、ついてきてくれるよね……?」

 

 強く俺を見据える瞳のその奥は、不安と恐怖で揺らいでいた。

 見捨てられることを恐れている小さな子供のような弱々しい表情に、俺は嘆息する。

 

 ――まだ、そんなくだらない心配をしているのかと。

 

「ま、骨折したからさようならってのもつまらない。こう見えて面倒見は良い方なんでね、ペットの願いくらい聞いてやるさ」

「……もうっ! 自分の愛バをペット扱いするなんて信じらんないよ! トレーナーはもう少しボクを女の子らしく扱うべきだと思うな!」

 

 文句を言いながらも、その暗い顔色が一気に晴れていったのを俺は見逃さなかった。

 先行きは険しいものになるだろう、菊花賞まで半年もないんだ。全治3か月とは言っても、そこからすぐに前と同じようには走れない。

 

 しかし、俺はもう悲観してはいなかった。この程度の困難など、障害にはなりえない。

 自分に自信が持てたからだ、何故ならあの頃とは違って今の俺には()()がある。

 

(――なにせ、俺はあのトウカイテイオーを口説き落とした男だからな)

 

 一度はまったく相手にもされなかったというのに、今では担当トレーナーだ。

 なかなかどうして、大したものだと思わないか? 自分を褒めてやりたいくらいだ。

 

 不可能だと思われたことだってこうして出来たんだ、これくらいわけないさ。

 

 テイオーだってこんなことで終わるウマ娘じゃない。信じている――あの日俺が焦がれた輝きは、そう簡単に消えはしない。

 大丈夫だ……お前もこのくらいの困難なんてどうってことない。

 

 ――トウカイテイオーなら大丈夫。お前は今でも、俺の憧れなのだから。

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