「デミウルゴス急に呼び出だして食事しようなんて誘っちゃってごめんよ」
「何を仰いますかナイアー様、かの御方と共に食事が出来るなぞ我々からしたら光栄極まる事です……本当は御身と二人で食事をしたかったのですが」
「んふふ…ごめんよ、僕もデミウルゴスと二人で食べたかったんだけど……全く何でこんな構ってちゃんになったんだろうね」
モモンガによるナザリックの方針を伝えた後の第九階層にある食堂、貸し切られた場所にデミウルゴスは入りそこに座っているナイアーに深くお辞儀をし椅子に腰掛ける、最初は二人きりでの食事だと思い内心興奮しながら出向いたのだが実際はナイアーの両隣に彼女専属メイドであるダイアーとベアがいて内心残念がる、とはいえ専属メイドなのだからこの場にいる事も当然であると納得させる。
ナイアー自身も本当はこの二人をここに連れて行くつもりはなかったが、二人の「結局部屋に戻って来なかったし膝枕も出来なかった」と怒られたので仕方なく連れて行く事になった、しかも何処から聞いたのかナイアーが泣いた事すらバレておりずっとくっ付いて一人で行動するって言っても「泣かせた奴がいたら殴れないからヤダ」と言って離れてくれない。
「おじょーがちゃんと約束守ってればよかったんすよ!」
「そうですよご主人、もっと構ってください」
「全く…忠誠心高くて私も鼻が高いのだがね君達、ナイアー様にもお考えが」
「まぁまぁ、これは私が悪いから…さっご飯食べようか、じゃあ十六夜宜しくね」
ナイアーの言葉に足下からドロっとした粘体が現れそれが瞬く間に十六夜の形を作る、これが数多なる化身のもう一つの能力、分身体のNPC化である
「シャンパンですね分かってますよ
「なっ…!?ナイアー様!流石にこれはお戯れが過ぎます!我々造物主が至高の御方から給仕をうけるなぞ!」
十六夜咲夜がピースをしながらそんな事を言いデミウルゴスが驚きながら反論するが直ぐに電流が走る、料理はコース料理でつまり何か話したい事があるのではっと考える、わざわざこの様な場を設け給仕を畏れ多くも至高の御方自ら行う理由…恐らくナザリックの未来に対する話だろう、それもメイドにすら話を聞かれたくもない様な重大な内容。
「成る程!そういう事でしたか!このデミウルゴス感服致しました!それでしたら十六夜様がお勧めなさった物を」
「い ざ よ い」
一人で謎に納得して感服するデミウルゴスに首を傾げるナイアーと十六夜、そして本当に食前酒にビールを頼もうとするのでナイアーはジトっと十六夜を見る…その視線に「むぅ…じゃあ私と同じの持ってくる」と厨房に向かいそこでもシホウツ・トキツの叫び声が聞こえ、ナイアーはため息を吐きデミウルゴスの方を向く。
「早速だけど、各階層に兵団を配置したけど…どうかな?仲良くしてる?」
「えぇ…最初はアウラ、マーレやアルベドが距離を置いていたのですが…特にアウラとマーレは配置された
「んふふ…確かにデスガードのあの姿は子供には刺激的だったかもね、その言葉コンラッド・カーズさんが聞けば喜ぶかもね」
「ありがとうございます、彼等の卓越した拷問には私も目を惹きます時折私やシャルティア、ソリシャン、ルプスレギナ、ニューロニスらと拷問や戦術に拷問をどう取り入れるかの話をして楽しんでおります」
全員サディストじゃんか!と内心突っ込むナイアー、そんな中前菜を持って来たダイアーの頭を撫でそれを食べる…暫く無言な時間が流れようやくナイアーが口を開く。
「デミウルゴス…私はね、このギルド…アインズ・ウール・ゴウンを国にしたいんだよね」
「……!!なるほど!確かにアインズ・ウール・ゴウンを不変の伝説にするには国にした方が宜しくですね」
ナイアーの言葉に電流が走る、確かにアインズ・ウール・ゴウンを国にするそれ自体は確かに考えていた、だがその考え自体不敬なのではと考えていた、国にするという事はこの栄光あるナザリックに下等なる人間を配下にしなければならないという事だ、家畜や玩具ではなく…配下として、それ故にこの考えを表に出さなかったのだが、まさか至高の御方であるナイアーから提案があるなど…
「それで私とモモンガ君は計画の一環でリ・エスティーゼ王国のエ・ランテル内で冒険者として活動するつもりだよ」
「あれ?国を作るのとその冒険者をやる事って何か理由があるんすか?」
「あぁ…そういう事」
「ふむ……成る程…そういう事ですか!ナイアー様僭越ながらダイアーに説明しても宜しいですか?」
「んふふ…良いよ」
「ありがとうございます、良いですかダイアー…まずお二人がナザリックっという国出身の冒険者と言う事で活動します、そしてお二人が活躍し比類ない程の勇名を轟かせればすればどうなりますか?」
「…?二人ともすげー!しナザリックって国もすげーってなるっすね、でもそんだけ凄い二人がポッと出なんて可笑しくないっすか?そんだけ凄いなら国も有名すよね?」
「そう!なのでアンダーカバーを用意します、そうですね…差し詰め戦闘者達から聞いたネクロンの様に強力な存在がいた為地下深くに眠っていた…という事にしましょう」
「つまり、埋没してた国の墳墓がいきなり今になって地中から這い上がって来て国の再興の為に冒険者を送り出したって事っすか?煌びやかなお城じゃなくて墳墓を拠点にしてるってのが笑えるっすね…いたっ!?いきなり叩くなんて酷いっす先輩!」
「不敬よ後輩」
「えぇ不敬ですよ、ですがそこまで不思議じゃないですよ墳墓には権力者が眠る場所です…そして私達は復活を前提に眠っています、何も可笑しくはないでしょう……如何でしょうかナイアー様」
「んふふ…流石はナザリックの知恵者の一人だね、頭撫でてあげる」
「シモベとして当然の事をしたまでです…至高の御方と共にお食事を出来るそれだけでもこのデミウルゴス胸が張り裂けそうな程感動に打ち震えています」
それならまた今度してあげるっと言いながら、ナイアーはデミウルゴスの知恵に感嘆する、まさか自分の考えを全部言い当てるなんて…と考えながら…まぁこの忠誠心なら信用出来るだろうと考える。
「……と言う事なんだよね分かったかね?時間外労働させたブラック社長君」
「ぐっ……えぇ大体分かったんですけど…本当にこの姿でやるんですか?」
ナイアーの自室、食事が終わりゆっくりお風呂を浴び要塞院に向かったりしてからモモンガがいる執務室に行けば、夕方からやっていたスクロールの決算を今だにやっていたのだ…因みに現在時刻驚きの深夜三時、呆れと共にアンデット姿のモモンガを引っ張りナイアー自身の部屋に連れ込み、軽い軽食を食べさせながら説教と先ほどの話をする。
それを聞きながらモモンガは『凛々しい女性の声』で言う、そう今のモモンガはユグドラシル内で一時期流行った性転換するジョークアイテムで女性の姿になっている、因みにナイアーはモモンガに説教をしながら好みの外見と声に調整していた。
アルベドの様に高身長かつ出る所は出てるワガママな身体で文句なしの絶世の美女である。
モモンガは今日一番の溜息を吐く…何で息抜きの為にこんな羞恥プレイをしなきゃ…助けてギルドの皆んな……尚モモンガがシュミレーションをしたペロロンチーノ、タブラ・スマラグディナは凄い巨大な笑顔のアイコンを表示させながら親指を立てていた。