聖剣達と過ごしていくハイスクールDxD   作:エース(ただの社畜)

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前回の出来事
・神様との再会
・英霊召喚で前前世の3人の相棒とも再会
・解析魔術と投影魔術もついでに習得

[残りライフ×284]
作者「な、なんだったんだ、前回なんで急に心肺停止したんだ……」
光刃「知るかよ、それよりもタイトルの後半の意味はなんだ?」
作者「今回の話を見てくれれば分かる、そしてその事もあとがきにも書くから。それよりもそれよりも!この作品のお気に入り登録300人突破しましたァァァ!!!」
光刃「な、なんだって!?お前の作品で300だと!?」
作者「ありがとうございます…皆さんのおかげで私がここまでかけているようなものです……ゔぅ…」
光刃「コイツ……ガチ泣きしてやがる…」
作者「グスッ…それよりもエックス特有の呼び方のやつですが、よーく考えた結果途中から読者も私も混乱すると判断し、廃止することにしました」
光刃「唐突にサイテーだなテメェ!」
作者「誠に申し訳ありません、それによりエックスには全員名前呼びしてもらうことにしました」
光刃「こんな作者でマジですまねぇな」
作者「それと、お偽名募集の方も決定させて頂きました」
光刃「普通こっちの方を先に言わないか?」
作者「あ、確かに。まぁいいや、そんで送られてきた3つの名前どれも素敵で、めっちゃ迷った結果またルーレットを回しました」
光刃「お前いい加減にしろよ!?」
作者「それは自覚の上だ!」
光刃「うわぁ、開き直ったよこいつ……」
作者「それで、ルーレットの結果今回は『魚と本』さんの『剣星 王風』と『剣殺 迷』になりました!ご協力ありがとうございました!」
光刃「こんな作者だけれどもこれからもよろしく頼む」
作者「さぁそれでは第1章最終話、ス…」
〈必殺リード!ファンガイア!〉
〈暗闇必殺撃!習得一閃〉
作者「うっ(ライフエナジー吸い取られ)ぐふっ」
〈GAME OVER〉
光刃「スタート!」


第12話 〜新たな部員、別世界からのSOS。〜

朝の4時、光刃は目を覚ました

 

光刃「うーん、ねっむい…でもやんなきゃな」

 

そう言って光刃は布団から出ようとするが、エックスとアルががっちりと体を掴んで寝ていて出れなかった

 

光刃「ありゃ、どうしようかな…」

 

そう考えていると

 

エックス「んぅぅ……ぅあ?あ、おはようございます……マスターくぅん……」

 

アル「んむぅ……んぁ?おはようございます……マスター……」

 

先程の起きようとする動きで2人が起きてしまった

 

光刃「ありゃりゃ、起こしちゃったか?ゴメンな2人とも」

 

そう言って光刃は2人の頭を撫でる

 

エックス「んふふー大丈夫ですよぉー」

 

アル「むふぅー、気にしないでください、マスター…」

 

2人は『パァァァ…』という幸せオーラを放ちながらそう答えた

 

光刃「そうか?なら俺起きるから離れてくれるか?」

 

そう言って起き上がろうとすると

 

エックス「ふわぁー、なら私も起きます……」

 

アル「私も起きますよ……」

 

そう言って2人は光刃から離れてから起き上がった

 

光刃「4時だけど、寝なくていいのか?」

 

アル「マスターが起きるなら私も起きます……」

 

エックス「私もですよぉ……」

 

そう言って眠そうながらも目を擦る2人

 

光刃「そっか、じゃあ洗面所に行ってきな」

 

エックス「はぁーい…」

 

アル「わかりました…」

 

そう言って2人は布団から出て、歩いていった

 

光刃「エミヤ、起きてるんだろう?」

 

光刃は布団から出ながら聞いた。すると

 

エミヤ「あぁ、ただ状況が状況だった為に起き上がれなかっただけだが…」

 

エミヤもそう話しながら起き上がり布団から出る

 

光刃「……ごめん」

 

そう言いながら布団を畳む光刃

 

エミヤ「……それよりもマスター、そんなに早く起きてどうするつもりだったんだ?」

 

その布団を仕舞うエミヤ

 

光刃「あー、それはね……」

 

そして光刃はリビングへと向かいながら話す。光刃は朝ごはんの献立を決めて、部室に持っていくお菓子を決めて、聖剣達のコンディション調整をする事全てを出来れば6:00までに終わらせようとしていた。

 

光刃「……って訳なんだよ」

 

エミヤ「なるほど……なら今日は私が料理の方を担当しよう。だからマスターはもう1つのことをするといい」

 

光刃「そう?ならお言葉に甘えて」

 

そう言って光刃は地下1階へと行くために階段へ向かう。

 

ユーリ《ふわぁ〜…ん?おはよう光刃、えらく早いな》

 

その道中、ユーリも目覚めた

 

光刃「おはよう、今のうちに聖剣達の調整をしようと思ってな」

 

ユーリ《確かに、今まで調整することが出来なかったからな》

 

光刃「そゆこと」

 

すると顔を洗ってきたエックスとアルがやってくる

 

エックス「マスター君……1人でブツブツ何言ってるんですか?」

 

アル「もしやマスター、頭が……」

 

2人の表情はとてつもなく心配しているのを感じられた

 

光刃「違う違う!ユーリと話してたんだ」

 

ユーリ〈そうだ、だからコイツが頭おかしい訳ではない。恋愛に関してはおかしいが〉

 

光刃「ユーリ、酷くない?」

 

2人「「確かに」」

 

光刃「2人まで!?」

 

そうこうしているうちに階段前に着く。

 

光刃「えーっと、確かここを…」

 

すると、無音で2階へ向かう階段が下がり、地下へと続く階段に早変わりする。

 

アル「凄いですね、ここの家は…」

 

エックス「カルデアにもこんな機能欲しかったです」

 

光刃「んな事出来るわけ……いや、ダヴィンチちゃんならやりそうだわ」

 

ユーリ〈これを作れる奴がそっちにいるのか!?〉

 

そうして地下へと降り始める3人

 

光刃「つーか、2人はなんで来るんだ?特に面白いもん見せる訳でもないのに」

 

アル「私は……せっかくですので見ていこうかと」

 

エックス「私はこの地下からセイバーレーダーが探知したので……」

 

光刃「セイバーレーダーがか?まぁ聖剣達があるからある意味間違いではないのか……」

 

ユーリ〈それよりもセイバーレーダーとは一体何なんだ?〉

 

そうこうと話していたら地下1階…ほぼノーザンベースの部屋にたどり着いた

 

光刃「ようこそ、地下1階へ」

 

ユーリ〈というかここに来るの久しぶりだな〉

 

そんなことを言ってるが2人はそこに立て掛けてある剣を見ている

 

アル「凄い……これが別世界の聖剣ですか…」

 

そう言って【水勢剣流水】と【雷鳴剣黄雷】等を真剣に見るアル

 

エックス「こっちは土の剣……そっちは煙の剣……ですかね?あっちは……ハッ!闇の剣!」

 

エックスは【土豪剣激土】、【煙叡剣狼煙】と三重ていくと、【闇黒剣月闇】の前に立ち止まって帽子越しのアホ毛をピョコピョコさせながらキラキラした目で見ていた。

 

ユーリ〈俺の剣の姿を見たらあんな反応してくれるのだろうか…〉

 

光刃「それは時が来るまでそれは分からないな。さて、じゃあ早速だが【烈火】来てくれ」

 

するとその声によって立てかけてあった【火炎剣烈火】が炎に包まれて消えると、光刃の手元に来ていた

 

光刃「さぁ、始めるぞ?『解析(トレース)開始(オン)!』」

 

そう言って光刃は聖剣の調整を始めていった

 


〈 界時抹消!〉

↓1〜2時間後↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……っと!これで終わり!」

 

そう言って光刃の元から消えて壁に戻る【時国剣界時】、この時間で光刃は聖剣10本を時間があまりなかったため一部調整しきれていないが、エミヤが変わってくれたおかげで予定以上に調整出来たのだった。

 

光刃「ユーリ、今何時くらい?」

 

ユーリ〈約5:50くらいじゃないか?〉

 

光刃「わかった、ならシャワー浴びにでも行くか」

 

すると数分前に部屋から居なくなっていたアルとエックスが歩いて来る

 

光刃「お、2人ともどこいってたんだ?」

 

エックス「疲れていると思ったので飲み物を取りに行ってたんですよ」

 

アル「でもエックスだけでは何かやらかすかもしれないと思ったので私は付き添った感じです」

 

エックス「や、やめてください青セイバー!そ、それよりも飲み物どうぞ!」

 

そう言ってエックスは恥ずかしさで赤くなりながらも光刃にスポーツドリンクを渡す

 

光刃「お、サンキューな」ゴクゴク

 

アル「それとシロウが『そろそろ料理が出来る』と」

 

光刃「ぷはぁっ。わかった、じゃあ俺はシャワー浴びてから行くから先にリビング行っててくれ」

 

エックス「わ、わかりました……」

 

アル「わかりました」

 

そう言って2人はリビングへ向かった

 

ユーリ〈エミヤの料理の腕はどうなんだ?光刃〉

 

光刃「カルデア最強格。さて、じゃあ汗流しに行くかぁ」

 

そうして光刃は風呂場へ向かった

 


〈 界時抹消!〉

↓シャワー浴び終り、リビングへ↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ふぅ〜、気持ちよかった〜」

 

ユーリ〈エミヤの料理が楽しみだ〉

 

光刃「俺もだよ、あー腹減った〜」

 

そう言って光刃がリビングに入ると…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロス「な、何者なんですか貴方達は!こんな朝早くから私達の家に侵入してきて!」

 

格闘ポーズを構えるクロス

 

エミヤ「その説明をするから少しは落ち着いてくれ……」

 

この場を宥めようとするエミヤ(エプロン装着)

 

エックス「それよりもなぜ貴方からセイバーレーダーの反応があるんですか!………ハッ!まさか貴方もセイバーなんですね!セイバーならばぶっ飛ばします!」カチャッ

 

アル「エックス!混乱を加速させるようなことを言わないでください!」ガッ

 

エックス「離しなさい青セイバー!」ジダバダ

 

剣を抜いて今にも襲いかかりに行きそうなエックスをアルが後ろから羽交い締めにして抑える

 

黒歌「クロスちゃんに指1本触れさせないにゃ!」

 

そう言ってクロスの前に出て構える黒歌

 

オーフィス「それに起きてから光刃を見てない……私たちの光刃を返せ!」

 

そう言ってオーフィスは『無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)』としての力を少し解放して威圧をかける

 

エックス&アル「「は?『私たちの』?」」ゴゴゴ…

 

オーフィスの言葉にエックスとアルはそんな威圧なんか知らないと言わんばかりに黒いオーラを放った。そしてアルは羽交い締めをやめて『風王結界(インビジブル・エア)』を纏った【エクスカリバー】を抜いて構え、エックスは【銀河流星剣】を構える。しかもアルに関してはもう少しでオルタ化しそうな勢いでもある

 

エミヤ「これは……一体どう収集をつければいいんだ……」

 

そうしてついにエミヤは頭を抱えた

 

 

 

 

光刃「……ナニコレ?」

 

光刃は目を点にしてそう呟いた

 

ユーリ《お前…昨日のことあの3人に言ったのか?》

 

光刃「それはお前、夜遅いから伝えられる訳……あっ」

 

ユーリ《そういう事だ》

 

光刃「……っはぁぁぁぁぁぁ。昨日眠過ぎてそこまで頭回らなかったぁーーー」

 

そう言い光刃は頭を抱えた。するとみんなが光刃に気づき一斉にこちらを見た。エミヤに関しては状況悪化でもう手が付かないと訴えかける目線だった

 

黒歌「光刃無事だったかにゃ!」

 

クロス「それよりこの人達は誰なの!?」

 

オーフィス「そしてどうして居なかったの!」

 

そう言ってまず3人が光刃に詰めかける。

 

光刃「お、落ち着けお前ら。それとアルとエックスも剣をしまえ剣を!それにアルはオルタ化しそうだなんて……落ち着いてくれ!家の中でしかも朝早くから戦われたら近所住民の迷惑になるわ!!!

 

エミヤ「いやそういう問題かね!?

 

光刃の止める理由にエミヤがツッコんだ

 

光刃「とにかく!今から説明するからな!ユーリも含めて!」

 

ユーリ〈………えっ!?このタイミングで俺もか!?〉

 

黒歌&オーフィス「「!?」」

 

ユーリの突然の念話に黒歌とオーフィスが驚きの表情をした

 

光刃「もう面倒臭いから全部だ!」

 

そう言ってグダグダになりながらも光刃は説明を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓説明時間カット↓

〈 再界時!〉


 

光刃「……って訳なんだ」

 

黒歌「に、にわかには信じられないにゃ……」

 

オーフィス「無限を生きていた我でも、これは知らない……」

 

そう言って黒歌とオーフィスの2人はまた驚きの表情をうかべた

 

ユーリ〈まぁその反応をするのは当たり前だな〉

 

光刃「でもこれで話しやすくなったな、ユーリ」

 

ユーリ〈それは事実だが……〉

 

するとクロスがアル達の方へ行くと

 

クロス「さ、先程は失礼しました!!!」

 

そう言って土下座をした

 

アル「あ、頭をあげてください!私たちは気にしてません!」

 

クロス「でも……」

 

エックス「気にしないでください、私だって貴方を問答無用で斬ろうとしたんですからおあいこですよ」

 

黒歌「それはおあいこと言えるのかにゃ……?」

 

オーフィス「言わないと思う……」

 

アル「言いませんね」

 

エックス「酷い!」

 

エックスは涙目で訴えるが、女性陣は打ち解けたようだった

 

 

光刃「まぁとりあえず何とかなったか?」

 

ユーリ〈恐らくな〉

 

エミヤ「少しいいか?マスター」

 

そう話しているとエミヤが話に入ってきた

 

光刃「どうしたんだ?エミヤ」

 

エミヤ「時間がもう無いぞ?

 

光刃「ゑ?」

 

そう言って光刃は時計を見た。するとその時刻は7:00を過ぎていた

 

光刃「やっべ!急がなきゃ!」

 

その声にクロスも時間に気がついた

 

クロス「そうです!今日は早く集合って言われていたんでした!」

 

エミヤ「はぁ、全くマスターは……」

 


〈 界時抹消!〉

↓色々やって家を出た直後↓

〈 再界時!〉


現時刻7:30

 

光刃「それで3人も着いてくんのか?」

 

アル「はい、せっかくなので挨拶だけでもと思って……」

 

エックス「いつもマスター君がお世話になってるんですもんね!」

 

2人はそう話すが、視線は完全にお菓子に注がれている

 

光刃「エミヤは?」

 

エミヤ「何、2人が着いていくという事は何かしら起きるかもしれないと思ってな、その為だ」

 

ユーリ〈なるほどな〉

 

光刃「よし!早速出発するか!」

 

そう言って光刃は1冊のワンダーライドブックを取り出した

 

〈創刊!ディアゴスピーディー!〉

 

エックス「マスター君、何をする気ですか?」

 

光刃「こうするの」

 

そして表紙を開く

 

〈発車爆走!〉

 

光刃「絶対お前ら驚くぞ?」

 

サーヴァント達「「「?」」」

 

光刃は【ディアゴスピーディーワンダーライドブック】を投げた。すると変形をしていく

 

〈タイヤを〜ひ〜らけ〜深紅のボディが目を覚 ま〜す〉

(つるぎ)がシンボル 走る文字 毎号!特別加速!!!

〈ディアゴスピーディー!〉

 

そしてセイバーの(あまり出番に恵まれなかった)バイク【ディアゴスピーディー】となった

 

アル「こ、これは……」

 

エックス「確かに驚きました……」

 

エミヤ「だがかっこいいな!これは!」

 

アルとエックスは驚きの表情をして、エミヤは目をキラキラさせた。

 

光刃「この良さがわかるかエミヤ!」

 

エミヤ「あぁ、もちろんだとも!」

 

ユーリ〈そんなことより他のバイクも出せ〉

 

光刃「あ、了解」

 

〈ガトライクフォン!〉

 

そう言って光刃は今度は【ガトライクフォン】を2つ取り出した

 

エミヤ「今度は何を見せてくれるんだ?マスター!」

 

アル「シロウ……いつもの貴方はどこへ……」

 

普段を考えたら思えないエミヤの様子にアルは困惑する。その間に光刃は2つの【ガトライクフォン】を畳んで投げた

 

〈ライドガトライカー!〉

 

すると【ガトライクフォン】は変形巨大化して、【ライドガトライカー】になった

 

エミヤ「すごいな!別世界の戦士の乗り物は!」

 

エミヤはさらに興奮しながら話す

 

光刃「あ、【ガトライクフォン】に関してはあげる予定だから誰が持つのか決めてくれよ?じゃあ出発するからとりあえずエミヤ、後ろに乗れ」

 

エミヤ「いいのかね?」

 

光刃「あぁ、それに2人は【騎乗】があるから使いこなせるだろう…………多分」

 

ユーリ〈おいそれは大丈夫なのか?〉

 

そう言って心配そうに(念話で)言うユーリ、すると

 

アル「大丈夫ですよユーリ、私はあの神様に『ついでだからあなた達にもプレゼントしとくわね』って言われてバイクの免許と運転知識貰いましたから」

 

エックス「私もですよ、マスター!」

 

エミヤ「実を言うと私もなんだ」

 

そう言って3人は免許を見せた

 

光刃「そうだったのか、じゃあ2つしか引けなかったのは失敗だったなぁ……」

 

ユーリ〈関係ないだろ、どうせ使わなくなる〉

 

光刃「やめろユーリ、それは分からないだろうが」

 

クロス(それよりも神様って誰の事だろう……)

 

再びグダグダになりながらも光刃はエミヤと【ディアゴスピーディー】、アルはクロスと【ライドガトライガーα】、エックスは1人で【ライドガトライガーβ】にそれぞれ乗り出発した。そしてその移動中にまた説明を始めた

 


〈 界時抹消!〉

↓移動カット↓

〈 再界時!〉


 

 旧校舎

朱乃「あらあら、光刃君以外揃いましたか」

 

そう言ってケーキが乗ったカートを押して部屋に入ってくる朱乃先輩

 

小猫「光刃先輩、遅いです……」

 

ポーカーフェイスながらも寂しいと雰囲気で分かる小猫

 

アーシア「うぅ、光刃さん……」

 

シュンとした表情を浮かべる制服姿のアーシア

 

祐斗「参ったな、新人の歓迎会だっていうのに」

 

頭に手を乗せて困った表情を浮かべる祐斗

 

リアス「もうこのまま始めようかしら……」

 

一誠「部長、でも…!」

 

一誠が待とうと進言しようとしたその時

 

キキィィィーーーッ!!!

 

全員「!?」

 

旧校舎の外で盛大なブレーキ音が聞こえた。するとその数秒後に再び音が響く

 

〈エンジン休刊!〉

 

一誠「きゅ、休刊?」

 

そして間もなく、扉が開かれた

 

光刃「つ、着いたぁぁぁ!!!」

 

エミヤ「風が気持ちよかったな」

 

そこへ光刃はかなり息を切らせ、エミヤが満足そうな表情で入ってきた。

 

キキィィィーーーッ!!!

 

部長達「!?!?」

 

そして再びブレーキ音が鳴り響き、また部長達は驚きの表情をした

 

光刃「ほ、ほかのみんなも来たか」

 

エミヤ「そのようだな、光刃。それよりも呼吸を整えておけ」

 

光刃「わかった。すぅー…ふぅー…」

 

光刃は乱れた息を整える為に深呼吸を繰り返していると、再び扉が開かれた

 

エックス「いやー!いい乗り物でしたよコウハ君!」

 

元気な笑顔を見せるエックス

 

アル「まさかあそこまで速度が出るとは……」

 

アルは少しやりすぎたと思ってクロスを見る

 

クロス「うぅ〜目が回る〜」

 

そしてクロスはエックスの手を掴んで何とか前へ歩けている状態だった

 

リアス「お、おはよう光刃」

 

光刃「おはようございます、リアス先輩」

 

笑顔を引きつらせるリアスに光刃は笑顔で挨拶をした

 

小猫「遅いですよ、光刃先輩」

 

光刃「朝色々とあってな、ホントごめん」

 

プクーッとほっぺを膨らませる小猫にそう言って手を合わせて謝る

 

一誠「そ、それよりも誰だよ!この可愛い2人と高身長イケメンは!」

 

そう言って急に現れた美人2人とイケメンに慌てふためく一誠

 

光刃「ん?色々とありまくって新たにうちに住むことになった3人だ」

 

アル「はじめまして、名前を『剣星(けんざき) 王風(おうか)』と言います」

 

エックス「私は『剣殺(けんさつ) (めい)』っていいます、よろしくお願いしますね!」

 

エミヤ「私は『エミヤ・シロウ』という、今後とも光刃をよろしく頼む」

 

アル…もとい王風は丁寧に、エックス…もとい迷は元気よく、エミヤは保護者のような挨拶をした。ちなみに迷には移動中に令呪を切っている。内容は「無闇にセイバーへ襲いかかることを禁ずる」というもの。とりあえずこれで祐斗に襲いかかることはないだろう

 

一誠「なんでお前に美人が集まるんだよぉぉぉ!!!」

 

光刃「さぁ?なんでだろう」

 

血の涙を浮かべて詰め寄る一誠に光刃はそう言って首を傾げて腕を組み考える

 

祐斗「それよりも2人の顔似てるけど、姉妹か何かなのかい?」

 

光刃「いや、どっちかと言うと同じ顔が世界に3人いるって方が近いかな?」

 

そう言って2人の方に視線を向ける光刃、2人はクロスと談笑している

 

朱乃「それと、さっきのブレーキの音は光刃君ですか?」

 

光刃「はい、急いでいたんでかなりかっ飛ばしてきました」

 

ちなみに途中から【ゴースト偉人録ワンダーライドブック】を使い透明化して周りに見られないようし、思い切って280km/hで爆走して来たのだが、こんな事を言える訳が無い

 

アーシア「大丈夫……ですよね?」

 

アーシアは心配そうに聞いてくる

 

光刃「大丈夫だよ、アーシア。そしてその格好……」

 

するとその場で一回転するアーシア

 

アーシア「に、似合いますか?」

 

光刃「ああ、すごく似合ってるよ」

 

アーシア「はうぅ……」

 

するとアーシアは嬉しそうに頬を染める。そしてそれを気に食わないと思う視線が5つ注がれるが、何故注がれるのかは理解出来ないのが光刃である。ちなみにエミヤはその様子に額に手を当てている

 

光刃「リアス先輩、アーシアが制服っていうことは……」

 

リアス「えぇ、イッセーにはもう話したけれど

アーシアにもこの学園へ通ってもらう事になったのよ。あなたと同い年だから二年生ね。クラスも同じところにしたわ。来週が転校初日となっているから、彼女のフォローよろしくね」

 

光刃「了解です」

 

すると、王風と迷が光刃に詰め寄る

 

王風「コウハ、私もここに編入します!」

 

迷「私もです!」

 

光刃「落ち着け2人とも、そんな急に言われても出来るわけが……」

 

リアス「出来るわよ

 

光刃「ほら!リアス先輩も今出来るって……え!?出来る!?」

 

光刃は驚きの表情をリアス先輩に向ける。それと同時に2人はリアス先輩にキラキラした目を向ける

 

王風「本当ですか!」

 

迷「コウハ君のクラスに編入出来るんですか!」

 

リアス「え、えぇ。それくらいなら大丈夫よ」

 

光刃「ま、マジですか……」

 

リアス先輩は2人の圧にたじろぎながらも答え、光刃は驚きの表情で固まっていた

 

ユーリ《……ふむ、なるほどな》

 

すると、ユーリが何か納得したような声をする

 

光刃(ユーリ、何を調べたんだ?)

 

ユーリ《リアス・グレモリーがどうしてそんな簡単に編入出来るのかを調べた。そしたらどうやらリアス・グレモリーの兄はこの学園の理事長みたいなんだ》

 

光刃「(あぁ…そりゃそれくらい楽勝だよな……)じゃあリアス先輩、お願いしてもいいですか?」

 

リアス「いいわよ」

 

光刃「ありがとうございます」

 

光刃は頭を下げてお礼を言った。そして迷は王風に右手を前に出し、王風はそれに応えてハイタッチを交わす

 

朱乃「あらあら、それよりもどうしましょう」

 

朱乃先輩が困った表情をうかべた

 

光刃「どうしたんですか?」

 

朱乃「急に人が増えるとは思わなかったのでお皿とフォークが足りませんわ」

 

光刃「あ、それなら大丈夫ですよ」

 

そう言って光刃は両手の平を上にして前に出す

 

部員達「?」

 

光刃「『投影(トレース)開始(オン)!』」

 

すると、光刃の手のひらに皿が3枚とフォークが三本出来上がった

 

一誠「す、すげー!なんだそれ!」

 

光刃「『投影魔術』って奴だ、説明はめんどいからしないけど」

 

小猫「……本当になんでもありになり始めてますね、先輩」

 

光刃「そう?」

 

リアス「さて、じゃあ改めてささやかなパーティを始めましょうか」

 

そうして始まったパーティ、朱乃先輩が出したケーキはみんなで幸せそうに食べている。すると

 

光刃「じゃあ持ってきたお菓子を出しますか」

 

エミヤ「あぁ、そうしよう」

 

その言葉に王風と迷のアホ毛がピンッと伸び、小猫も即座に視線を光刃に向ける

 

光刃「あ、ちなみに今回作ったのは俺じゃないからね」

 

小猫「そうなんですか?」

 

光刃の言葉に首を傾げる小猫。すると王風が楽しみという感情を感じられながら話す

 

王風「今回はシロウの作ってくれたお菓子です」

 

小猫「シロウさんがですか?」

 

光刃「あぁ、エミヤの料理の腕は超高いから小猫も絶対満足できるぞ」

 

ユーリ《あぁ……朝ごはんめっちゃ美味かったなぁ……》

 

ユーリは思い出してすごくいい笑顔をする(表情は気がするだが)

 

小猫「それは……すごく楽しみです」

 

小猫は光刃の説明ですごく期待を寄せた

 

迷「さぁさぁ!早くお菓子を出してください!シロウ!」

 

目をキラキラさせながら今か今かと詰め寄る迷。ちなみにエミヤへの呼び方は前前世で奇跡的に何とか矯正する事が出来た

 

エミヤ「わかったから落ち着けエ……いや、迷。すぐに出す」

 

そう言ってエミヤは少し大きめの皿にたくさんのクッキーを出した

 

迷「ではいっただっきまーす!」

 

王風「シロウ、私もいただきます」

 

クロス「私もいただきますね、シロウさん」

 

エミヤ「あぁ、食べてくれ」

 

そう言ってエミヤは優しい笑顔を向ける

 

光刃「俺もいただくよ。さぁ、みんなも食べてくれ」

 

エミヤ「もちろん、おかわりもあるぞ」

 

すると一誠が手を伸ばす

 

一誠「いただきます、エミヤさん」

 

そして続々と部員達も手を伸ばす

 

リアス「ではいただくわね」

 

朱乃「あらあら、なら私もいただきますわね」

 

祐斗「僕も貰うよ」

 

小猫「では、いただきます」

 

アーシア「私もいただきますね、エミヤさん」

 

エミヤ「あぁ、好きなだけ食べてくれ」

 

エミヤはそれは嬉しそうにそう言った

 

一誠「━━━━━うんめー!」

 

1口食べた一誠が開口一番にそう叫ぶ

 

リアス「本当に美味しいわね」

 

祐斗「しかも甘さが絶妙なバランスで、男子にも食べやすく出来ている……」

 

光刃「さすがエミヤだな、すんげぇうまい」

 

ユーリ《美味い!光刃とはまた違う!この言葉はまた後でエミヤに伝えるとしよう!》

 

エミヤ「そう言ってくれると作る手も嬉しいよ」

 

みんなに大絶賛なエミヤのお菓子

 

朱乃「あらあら、それよりもあちらはすごい事になってますね」

 

光刃「え?」

 

その視線の先には……

 

 

 

王風「もきゅもきゅ……」

 

迷「もきゅもきゅ……」

 

クロス「もきゅもきゅ……」

 

小猫「もきゅもきゅ……」

 

4人集まってこの世の楽園と言うような表情と幸せオーラを醸し出していた

 

一誠「うおっ、すげぇ幸せそうな空間ができてる!」

 

祐斗「小猫ちゃんもあんなになるなんてね」

 

光刃「確かにな、それにしてもその音はこのクッキーで鳴るもんなのか?」

 

エミヤ「分からない、だが美味しく食べているのならそれでいいだろう」

 

光刃「だな」

 

こうしてパーティはクロスの事についての質問や、光刃によるオーブニカの演奏、一誠から【光剛剣最光】の力を使っていた事を聞かれる前にその部分だけ消去するなどといった事があったが、終始賑やかに進んで行った。そしてその様子を1羽の鳥が見ていた

 


〈 界時抹消!〉

↓とある屋敷↓

〈 再界時!〉


 

薄暗い場所の中、一人の男が片手にグラスを持ち、周りに沢山の女性に囲まれていた

 

???「フフフ、いい最終回だった。なーんてね、フフフ…フハハハ…フハハハハハハ……」

 

そしてその部屋には、男の高笑いが響き続けた……

 


〈 界時抹消!〉

↓とある森の中↓

〈 再界時!〉


 

???「あん?」

 

森の中、とある怪物が目を覚ました

 

???「なぜ俺は生きてる?たしか俺は蓮に……ん?」

 

するとその怪物は匂いを嗅ぎ始めた

 

???「クッハハ!この世界にも剣士はいるのか!しかも面白い匂いじゃねぇか!またあの戦いができるってんなら万々歳だぜ!」

 

そう叫び歓喜を全面的に出す怪物

 

???「だがしかし……」

 

すると周りを見渡す、見渡す限り木、木、木……

 

???「ったく、一体どこなんだよこの場所は……」

 

そう言って怪物は足を進めて行った。片手には剣を、片手にはワンダーライドブックのようなものを持って……

 


〈 界時抹消!〉

↓宇宙↓

〈 再界時!〉


 

???『呼ーびー声みーみー澄まーせ、パーラーレルーの坩堝を抜ーけーてー、せかーいーにーもーどるー♪』

 

とある赤黒いスライムのような謎の生命体が歌を歌いながら宇宙を彷徨っていた

 

???『降ーりー立つー星求ーめ、生のー螺旋つなーげるEndless(エンードレース) Soul(ソーウル)♪……ん?』

 

するとその生命体は青い星を見つける

 

???『ほぅ?ここがこの宇宙の地球かぁ。まっ、せっかくだし寄って行くかぁ〜』

 

そう言ってその生命体は地球へと軌道を変えて進んで行った……

 


〈 界時抹消!〉

↓その日の夜↓

〈 再界時!〉


 

光刃「ん?」

 

再び真っ白な空間で目を覚ました光刃

 

光刃「またここか、一体今度は何が……」

 

クロス「うぅーん……」

 

すると近くにいたクロスが目を覚ました

 

光刃「クロス、お前も来たのか」

 

クロス「んぇ?お、お兄ちゃん!?ここ何処!?」

 

クロスは混乱しているようだった

 

ユーリ「謎の空間だ!」

 

光刃「お、ユーリ」

 

クロス「貴方がユーリさん!?」

 

そして突然姿が見えたユーリにクロスはさらに混乱する

 

光刃「クロス、大丈夫か?」

 

クロス「……はい、少し落ち着きました」

 

光刃「なら良かった」

 

そう言ってクロスの頭を撫でる光刃、そして表情は完全に安心した顔だったので安心する

 

アル「マスター、またここですか?」

 

光刃は声のした方を向くと、3人がいた

 

光刃「おっ、お前らも来たのか」

 

エックス「はい、ですがなぜ呼ばれたんでしょうか……」

 

エミヤ「全くもって見当もつかないな」

 

光刃「だな、そして多分また遅刻か?」

 

神様「ごめーん!お待たせしましたー!!!」

 

そう言って神様がテレポート的な感じで現れた

 

クロス「あ、貴方は?」

 

光刃「昨日ぶりです、神様」

 

クロス「え!?神様!?」

 

クロスは光刃の言葉に再び驚愕する

 

神様「はい、そしてこれからも光刃君のことをよろしくお願いしますね?刃王剣……いえ、『クロス』さん」

 

クロス「っはい!」

 

神様の言葉にクロスは力強く答えた

 

光刃「それにしても神様、今回はどんな内容ですか?」

 

すると神様は真面目な表情をした。これにみんなは姿勢を改める

 

神様「実を言いますと、別次元の世界が大変な事になっているんです。」

 

光刃「別次元の…」

 

クロス「世界?」

 

神様「はい、そしてその被害が尋常じゃなくてもしかしたら……」

 

エミヤ「この世界にも被害が発生するかもしれないと?」

 

神様「そうなんです。それにその世界を担当してる神様は今動けないという情報も神様ネットワークで貰いました。それは流石に危ないと思ったので、私の『自由に動ける特別職』という特徴を使い貴方たちをその世界に派遣しようかと思い、今回呼びました」

 

するとクロスが手を挙げて聞いてきた

 

クロス「……その神様ってお兄ちゃんの事、力だけで見ないですよね?」

 

光刃「クロス、お前まだあの事を……」

 

クロス「だって許せませんもん!『その力を我々の為に貸してくれ』なんて言っていたあんな連中なんか!」

 

実は過去に1度だけ光刃とクロスは【禍の団(カオス・ブリケード)】に勧誘されたのだが、その勧誘で話した内容が光刃の力しか見ていない事だったので完全にクロスの地雷を踏み抜き、ガチギレした事があった。そして神様はいつもの表情に戻って話す

 

神様「大丈夫よ。だってその神様、神界でも超有名人ですもの。だから本当に心配なら直接聞いてみればいいわ、そしたら分かるでしょう?」

 

クロス「……そうですね」

 

神様の言葉に納得したのか、クロスは引き下がった

 

光刃「それじゃあ俺から、そっちに行ったらここの世界はどうなるんですか?」

 

今度は光刃が手を挙げて聞いた

 

神様「あぁ、それも大丈夫よ。私の宝具を使ってから送るのだから」

 

全員「宝具!?」

 

その言葉に全員が驚く

 

神様「言ったでしょ?『自由に動ける特別職』って。そのせいか、神生(じんせい)で1回だけ奇跡的にサーヴァントとして呼ばれたのよ。その時の私は雑魚だったからすぐにやられたけれど、神界に戻ってきたらその宝具がアホみたいな性能になっちゃったのよ」

 

光刃「は、はぁ……」

 

光刃は苦笑いを浮かべながら相槌をする

 

アル「では、あちらの世界に行っても影響は出ないと」

 

神様「えぇ、問題ないわよ。どうする?」

 

光刃「……やります!この世界を守るためにも!」

 

そう光刃は覚悟を決めた目をして言った

 

クロス「私も行きます!この世界で出来た友達の為にも!」

 

クロスもやる気満々の顔をする

 

ユーリ「光刃が行くのなら俺も行こう。なんせ俺…いや、俺『たち』は世界を守る剣だもんな」

 

光刃「あぁ!」

 

そう言って拳を合わせる光刃とユーリ

 

アル「世界を守る戦い、懐かしいですね」

 

エミヤ「正直もうそんな戦いなどないと思っていたのだがね」

 

エックス「ですがその戦いがあるのなら、マスターが行って私達が行かないなんて選択肢はありませんよ!」

 

その言葉に2人も深く頷く

 

神様「みんな出発でいいってことよね?」

 

光刃「はい、全員出発です」

 

神様「わかったわ、じゃあ宝具を使うわね!」

 

すると神様にとてつもないエネルギーが集められていく

 

神様「詠唱?そんなのめんどくさいから作る気も無いし言う気もないわ!それじゃあ行くわよ!神様の逆転の秘策(ゴッド・オブ・レボリューション)』!

 

そう言って神様が腕を振り下ろす。すると、辺り一体が強烈な光に包まれた。あまりにも強烈なその光に光刃達全員は目をつぶった。そして目を開けると

 

光刃「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光刃2「え?」

 

なんと2人になっていた

 

クロス「わ、私も2人に……」

 

クロス2「これは一体……」

 

クロス2人も互いに驚いている

 

ユーリ「お前も【光剛剣最光】の力はあるのか?」

 

ユーリ2「あぁ、これは凄いな」

 

ユーリ達は驚き半分、感心していた

 

エックス「ひぃぃぃぃ!!!悪夢が現実にぃぃぃぃ!!!」

 

エックス2「セイバー顔が100人……セイバー顔が200人……セイバー顔が……」

 

エックス達は恐怖のあまりに涙目になった

 

アル「……エックスの恐怖、改めて理解しました」

 

アル2「そうですね、これはさすがに怖い……」

 

アル達はエックスの気持ちを改めて理解し、苦笑いを浮かべた

 

エミヤ「ふむ、このような宝具があるとはな」

 

エミヤ2「世界は広いものだな」

 

そう言ってエミヤ達は頷きあった

 

神様「ふぅ、やっぱりこれを使うのは疲れるわね」

 

そう神様は首を回した

 

光刃「神様マジやべぇ……」

 

光刃2「それは同感だが、送られるのは俺だろうから聞くけれども俺の使う聖剣たちはどうなるんだ?」

 

光刃は規格外の力にビビり、光刃2はその世界でどう戦えばいいのか聞いた

 

神様「あ、それなら大丈夫ですよ」

 

そう言って神様が手を出すと、7本の聖剣…【光剛剣最光】と【煙叡剣狼煙】、【時国剣界時】と【無銘剣虚無】以外の聖剣と現段階で光刃が使えるすべての【ワンダーライドブック】が現れた

 

神様「あの宝具でこれらも増やしておきました」

 

光刃2「神様超マジやべぇ……」

 

神様は笑顔で親指を立て、光刃2もビビった

 

神様「でも、さすがに【地球の本棚】はあっちの世界に送ろうにも出来なそうだからそれを増やさなかったわ。ごめんなさいね」

 

ユーリ2「いや、これでも十分に凄いぞ神様。凄く助かる」

 

神様はそう謝るが、ユーリは感謝をする

 

神様「それと、さすがに5人と聖剣達とあの大量のワンダーライドブックを増やすのはとてつもなく大変だったから【煙叡剣狼煙】と【時国剣界時】は間に合わなかったわ」

 

クロス2「大丈夫です!私がお兄ちゃんと一緒に戦えばいいんですから!」

 

アル2「それに私たちもついています」

 

エミヤ2「だから特に心配することは無いだろう」

 

神様「そうですね、じゃあゲートを作るのでちょっと離れてくださいね」

 

そう言って神様から離れる一同。離れたことを確認した神様は右腕を大きく振りかぶると腕を振り下ろして地面に手をパーにして叩いた。すると、そこに別世界へと続くゲートが現れた

 

エミヤ2「では行ってくる」

 

アル2「そちらでも頑張ってくださいね」

 

エックス2「うぉぉぉ!!!その原因に八つ当たり半分でぶっ潰してやるー!」

 

ユーリ2「連携第一にしろよ?エックス」

 

クロス2「別次元の神様……絶対に見極める……」

 

そう言って次々と扉に入っていった

 

光刃「待てよ俺」

 

光刃2「なんだ?ってうぉ!?」ガシッ

 

光刃2は急に投げられたものをしっかりと受け取め、それを見た。それは、あの後ブランク体にまでなってしまった【キングオブアーサーワンダーライドブック】と、少し大きめの【ブランクワンダーライドブック】の2つだった

 

光刃「俺の勘だが、それは持っていけ。きっと助けになるはずだからな。だからそっちは頼んだぞ?」

 

アル「コウハ、ここの世界は私達に任せてください」

 

エックス「ですからそっちに行った私たちを頼みますよ!コウハ君!」

 

エミヤ「そっちの世界での戦場と台所を頼んだぞ」

 

ユーリ「くれぐれも無理はするなよ?」

 

クロス「安心して行ってきてください!」

 

5人からの激励を受け取った光刃2

 

光刃2「……あぁ!行ってくる!」

 

そう元気に言って扉に入り、そして扉は消えた

 

神様「……頼みましたよ、仮面ライダーと英霊達よ…」

 

そしてその言葉が静かにこの部屋に響いたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

ユーリ「だが、なんとなくだが俺がキャラ崩壊する気がするのだが……」

 

光刃「奇遇だな、俺もすんげぇ恥ずかしい事をする予感がする……」

 

神様「……あっ、そーいえば数箇所のコピーを間違えた気が……」

 

光刃「……ナニモキカナカッタコトニシヨウ。それじゃあ神様、俺たちはそろそろ…」

 

神様「はい、それではおやすみなさい」

 

そう言ってこの世界に残った光刃達は光となってその空間から消えた

 


〈 界時抹消!〉

↓超えた先の世界↓

〈 再界時!〉


(2はここから外します)

 

光刃「ここが別世界か……」

 

そう言って地に足を踏む光刃、周りに一般人はいないようだ

 

クロス「遅いですよ」

 

光刃「悪かったって」

 

少しプクーっと膨らませるクロスを何とか宥めた

 

ユーリ「……ふむ、体があるのは便利だな」

 

光刃「え!?ユーリ!?なんで!?」

 

ユーリ「どうやら今の俺の体はどちらかと言うとイマジンに近い感じのようだ」

 

光刃「マジか……」

 

光刃は驚きの表情を浮かべる

 

アル「それよりも、この世界の神様の名前はなんて言うんでしょうか……」

 

光刃「それに関してはここへの移動中に頭に入ってきた。『如月(きさらぎ) 戦兎(せんと)』さんって言って、………(脳内情報整理中…)……とにかくヤベーイ神様って事がわかった(思考放棄)」

 

エミヤ「どうやばいのか全く分からないのだが……」

 

エックス「それは会えばわかりますよシロウ!『百聞は一見にしかず』です!」

 

するのその時、遠くから戦闘音が聞こえた

 

光刃「っと、早速だ……行くぞ!」

 

クロス「はい!」

 

ユーリ「おう!」

 

アル「ええ!」

 

エックス「とりあえずセイバーぶっ飛ばぁす!」

 

エミヤ「了解した!」

 

光刃「それと、真名を明かすかどうかは各自に任せる!」

 

3サーヴァント「了解!」

 

そうして、5人は戦闘現場へと向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セーラーギャラクシアさんとコラボ!

IS魔法ビルド さぁ実験を始めようか

第326話 『新たな戦士たち』へ続く……




[残りライフ×283]
という事で、ハーメルンの大先輩、『セーラーギャラクシア』さんとコラボしていただくこととなりました!
エボルト「すげぇな、まさかお前がコラボしてもらえるなんてよ」
本当に感謝だよ、正直断られる覚悟で聞いてみたらOK貰えて、あん時はビビったなぁ……
エボルト「だろうな」
それとキャラ崩壊してもいいと言ったのでどうなっているのかは見て見てください
エボルト「それで、体を増やしたってことは……」
コラボ中でこの作品続きませんーなんて事にならないようにしたの、俺の更新速度がコラボ終了まで間に合うのかは微妙だけれども
エボルト「本当だな。それとあの神が使っていた宝具の効果は何なんだ?」
色々と都合のいい展開にする。以上
エボルト「うわっひでぇチート」
だって神様だもん
エボルト「……何故か納得できる俺がいる。それと今回もアンケート取るのか?」
あぁ、今回のアンケートは『次回する戦闘、どの聖剣で挑む?』というものです
エボルト「次回は確か使い魔回か?」
そ、それでどれを使うのか聞いておこうと思って。まぁ選択肢は1度でも変身に使ったやつだけどね
エボルト「その理由は?」
なんとなく!
エボルト「えぇ…」
という事で、皆様お願い致します!それでは今回はこの辺で!
エボルト「その前にまた読者からだ、ホレ」
うぉーー!すげー!ガンダムだー!
エボルト「ウイングガンダムEW版のフル装備、圧巻だねぇ」
うぉーー!コクピット初めて乗ったー!ガンダムあまり知らなくてもこれは興奮するわー!
エボルト「飛んできたらどうだ?」
そうするわ!うぉーー!すげー!もう3000mだ!
エボルト『(ピピーッ)突然聞くが…』
なんだよエボルト、今感動してるってのに通信してきて
エボルト『『NARUTO』のデイダラにとって芸術とは?』
それは爆発だろ?……って、え?
エボルト『正解だ、正解した景品はお前が花火になることだぁ』
嘘だろ!……なっ!運転出来ないしハッチも開かない!
エボルト「当たり前だよなぁ」
出してぇぇぇ!!!ここから出してぇぇぇ!!!
エボルト「じゃあ逝ってこい、ほいっとな」ポチッ
出してぇぇぇ!!!『ドガァァァン』あぁぁぁぁ!!!
〈GAME OVER〉
エボルト「ヤムチャしやがって……てな訳で、俺ァあんまりガンダム知らないからこんな使い方でよかったのかは微妙な所だが、今回はこれで終わりだ。それでは読者の方々、チャオ!」

次回使う聖剣は?

  • 火炎剣烈火
  • 水勢剣流水
  • 雷鳴剣黄雷
  • 土豪剣激土
  • 風双剣翠風
  • 音銃剣錫音
  • 闇黒剣月闇

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