少年はそこで英雄と出会う。 作:やってやる!やぁ~ってやるぜ!
さて、遊真は三雲に託した。あいつならたぶんやってくれるだろう。
しかしそうなると俺は何をするかな?まあとりあえずバイトしなきゃな有吾さんの遺産がそろそろつきるかもしれん......とまではいかなくても、やはりいつかは働かなきゃいけないからな。
......ああ、働きたくない。
すると、迅さんがやってきた。
「これ最初から八幡に言おうと思ってたんだけどさ...ボーダーにはいんない?」
確かにそれはすべてを解決できる魅力的な
「それ本気で言ってます?」
「本気、本気。それに八幡はこっちの人間だったんだから、別にボーダーに入るのに何の障害もないはずだろ?それにA級に上がれば固定給も出るぞ。」
「それはそうかもしれませんけど......」
しかし 俺はもう湊隊と交戦してるしな。それがなければ二つ返事で飛びついたかもしれんが......
「湊隊のことだって、おまえは自己防衛だとも言えるわけだし何の問題もないぞ。」
うおっ!この人エスパーか!?
と、 一瞬思ったけどよく考えてみればこの人の
「遊真は大丈夫だろう。あいつは絶対ボーダーに入る。」
「......根拠は」
「俺の
そんなの......
「いえ、なら入隊したいので、よろしくお願いします」
十分すぎる。
迅さんに連れられて部屋に入ると、既に林道支部長の机には入隊手続きの紙が4枚置いてあり、遊真たちもいた。
「兄さんもボーダーに入るの?」
「ああ、迅さんに誘われてな。」
ここまで迅さんに読まれてたってことか。
「とりあえず我々玉狛支部は君たちを歓迎しよう。」
とりあえず、署名を書くんだが...遊真の保護者の所は俺がかくけど俺の分はどうしよう。
「八幡、そこまで書いてもらったら後は俺がなんとかするよ。」
「迅さん、ありがとうございます。」
「あ、あと、八幡。明日一緒に本部行くぞ」
「は、はい?」
「本部に仮入隊するためにな、仮入隊すればするそれだけ早くB級に上がれるんだ」
なるほどならした方がいいかもしれないな、 だが万が一、湊隊のやつらと会うことを考えると......
「八幡ならいざとなっても大丈夫だろ?」
「まあ、そうですね。」
結局俺は明日ボーダー本部に行くことにして遊真を連れて家に帰った。
迅は本部にある会議室に訪れていた。その要件は
「玉狛支部の新人、比企谷八幡を本部に仮入隊させたいんですが。」
すると壮年というのが正しい男性が、立ち上がり迅に向かって叫んだ。
「おい迅!!本当にその名前なのか!?」
「ああ、間違いない、あなたの息子だ。八一さん。」
その男性の名前は比企谷八一、比企谷八幡の父親にあたる人物である。
「八幡......ようやく......っ」
八一の横で泣き崩れているのは、比企谷桜、比企谷八幡の母親だ。
「良かったですね!比企谷さん!」
そう、比企谷夫婦に声をかけたのは忍田正史、比企谷夫婦よりも長くボーダーにいて比企谷夫婦、そして小町や薫、千聖のいる派閥の頂点に立つ男である。
「八幡は、俺がネイバーと一緒に居ることがバレたら家族や幼馴染に危険が及ぶ、なので俺の名前は極力伏せてもらえませんか、と言ってたので今まで言えませんでした。」
「八幡の奴、妙な気回しやがって」
八一が鼻声で呟く。
「明日になれば嫌でもわかりますよ。あいつは絶対目立ちますからね。」
彼らの再開まで、あと10時間。
『次回、比企谷八幡③に、トリガー、