少年はそこで英雄と出会う。   作:やってやる!やぁ~ってやるぜ!

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大規模侵攻⑥

 

 

基地南部で行われていた戦闘は終結し、マナとモネは援護のためボーダー本部に向かっていたが

 

「湊隊、現着しました。人型ネイバーを確認、排除します。」

 

ついに湊隊が到着した。そして、

 

「悪いけど、もう時間がないわ。一気に決めさせてもらう」

 

そして、友希那、紗夜がモネに切りかかる。しかし、モネは平然と躱し、いなし、さばく。

だが、友希那から余裕は消えない。

 

『リサ...私も撃つわ』

 

そう言うと友希那は突撃銃を構える。

 

「[[rb:通常弾 > アステロイド]]!!」

「[[rb:鉛弾 > レットバレット]]」

 

マナはピンポイントにシールドを出して防ごうとするがシールドをすり抜けてモネの腕に命中し重石が現れる。だが、通常弾の大部分はピンポイントに張ったシールドに防がれ、少しの傷が付くに留まってしまう。

 

「......本当にしつこい」

「でも決定打がない以上、あなたたちに勝ちはない」

 

そう、鉛弾で動きは制限することはできるが、このままでは撃破は難しいだろう。このままなら、の話ではあるが。

 

『白鷲さん、作戦信じてもいいんですよね』

『ええ、今ので確信できたわ』

 

作戦は始まった。

 

 

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修たちの援護のためにレプリカを向かわせた遊真は危機に陥っていた。

アフトクラトルの国宝である“[[rb:星の杖 > オルガノン]]”。その使い手であるヴィザは 言うまでもなく強敵であった。 八幡からの前情報でトリガーの秘密はわかっているとは言え、その技量から遊真は近づけなくなっていた。接敵時に付けた重石は切られ弱体化した。時間が経つごとにヴィザも重石の重さに慣れ始め、ブレードの回転は段々と速くなる。

 

「攻撃に多彩さが失われた。 自律トリオン兵と離れたのは失敗でしたな」

 

我関せず、といった様子で遊真はレプリカの子機に聞く

 

「レプリカ、オサムとチカは?」

『無事だ、気にしなくていい』

 

すると、遊真の[[rb:副作用 > サイドエフェクト]]が反応する。

 

「......珍しくつまんないウソつくね」

『目の前の相手に集中しろということだ。この老人はおそらく敵の中でトップクラスの使い手。しかも面倒なのはこの相手が我々に対して“足止めで充分“と考えていることだ。余裕のある相手を崩すのは難しい。こちらが欲を出せばその隙をつかれるぞ』

 

レプリカの子機が言う。だがそんなことは遊真も百も承知である。

すると、ヴィザの耳の辺りに門が現れる。

 

「...... どうやら私の上官がそちらのお仲間に王手をかけたようですな。子供を攫うのはやはり気が滅入る」

『揺さぶりだ。奴の手に乗るな』

「わかってるよ」

( ブラックトリガーで剣の達人。その上俺より年季が入っている。レプリカ本体のサポートなしでやるにはきつい相手だ。)

 

遊真の中に蘇る、在りし日の父の記憶

 

『いいか遊真。自分より強い相手と戦うときは勝とうとしちゃだめだ』

「勝とうとしちゃだめって、じゃあどうすんの?」

『引いて守って時間を稼ぐ、そうすれば他の仲間が楽になる。弱い駒が強い駒の働きを止めてるってのがすでに戦果としては充分なんだ』

「“他の仲間”が いないときはどうすんの?」

『そりゃ逃げの一手に決まってんだろ。自分の能力を見極めて自分にやれることをやるんだ。戦場で自分の能力を見誤ると...死ぬぞ』

 

そして、父が死んだ後に師事してもらった、兄の記憶

 

「戦場で自分より強い相手と当たったら?」

「ああ、親父はあんまり教えてくんなかったから」

「......自分のスタイルをしっかりと理解して、相手を執拗に分析すれば何とかなると思うが、そうだな......」

 

八幡の意見に遊真はジト目を向ける。

 

「おい兄さん、それは通じるのか?」

「正々堂々正面から、卑怯で卑屈に最低に...だよ」

 

 

 

「ありがとな兄さん」

(そんで、悪いな親父、あの時とは違うんだ)

「わかってるけど......勝ち目が薄いからって......逃げるわけにはいかない」

 

 

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基地北部、戦闘はテートの圧倒的有利な状況だった。そして、テートの耳元にも門が現れる。

 

「おいおい、どうやらお前らの金の雛鳥、俺らの上官がチェックかけたぞ」

 

だが、八幡は動揺を見せない。

 

『レプリカ、お前の残存トリオンで本体クラスのサポート何秒できる?』

『約十秒、それ以上は保証しない』

 

八幡はそれを聞くと

 

「そんだけありゃ、十分だ」

 

不敵に笑った。

 

「アァ?何で笑ってんの?余裕ぶってんじゃねェよ!!!」

 

そういうとテートは八幡に[[rb:未元物質 > ダークマター]]を放つ。

 

「レプリカ」

『心得た』

 

レプリカを八幡が纏い、八幡の服が黒くなる。

そして、

 

『[[rb:”解”印 > サーチ]]』

 

[[rb:”響”印 > エコー]]が探索に優れているとすれば、これは解析に特化している。八幡とレプリカの演算リソースをフル活用すれば[[rb:未元物質 > ダークマター]]を組み込んだ[[rb:一方通行 > アクセラレータ]]の権能の再定義は、およそ

 

「”反射“」

 

二秒で完了した。

そして、

 

「悪いがここから先は......」

 

[[rb:未元物質 > ダークマター]]の防御を貫き

 

「一方通行だ」

 

テートのトリオン体をねじ切り、破壊した。

 

 

『次回、大規模侵攻⑦に、トリガー、[[rb:起動 > オン]]』

 

 

 

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