少年はそこで英雄と出会う。 作:やってやる!やぁ~ってやるぜ!
遊真は修の援護に向かうため、全速力でボーダー本部へと向かっていた。
『戦闘体を失った。トリオンも残りわずかだ』
「残りは全部“印”にする!
そして、基地近くで三輪と戦っていたハイレインにもヴィザの敗北の知らせが届いた。
『ミラ、“金の雛鳥”はどうなった?』
するとワープのブラックトリガー使いであるミラが答える。
『申し訳ありません。玄界のラービットに気を取られました。マーカーは外されましたが動きは補足しています。護衛の自律トリオン兵は始末しました。』
『“金の雛鳥“の運び手は片足が死んでる。この邪魔者を先にやるぞ』
『承知しました』
そして本部の民家では修が潜伏していた。
『ユーマは今こちらに向かっている。ハチマンはおそらくもう間に合わない、 位置が悪すぎた。10㎞ほど先だ。もう1つ布石を打っているが、それもまだ時間がかかるだろう。
すると修は、深呼吸をして
「わかってる、千佳を守るためだ。覚悟は決まった」
三輪とハイレインの間にやられたラービットが降ってくる。そしてその時に合わせレプリカが出したラービットの影に隠れながら修が本部へと走り出した。
『運び手が出ました』
『運び手を狙ったまま待て』
そしてハイレインは自らのブラックトリガー[[rb:“卵の冠” >アレクトール]]の性能である、卵型のトリガーから出した数々の動物たちで修を狙う。しかしレプリカが出したラービットに阻まれる。このままいけるかに思われたが、そのラービットは動物に触れるとトリオンキューブとなってしまった。
『ラービットは仕留めた。ミラ、捕まえろ』
するとミラのブラックトリガーの性能である門から数々の針が出てくる。それはすべて修のトリオン体を貫いた。そして修は身動きが取れなくなる。そこに、ハイレインの出した動物たちが迫る。
「(ここからが勝負だ!)トリガー、
すると修は自ら生身に戻り走り出した! そこにハイレインが出した動物たちが直撃するが、 これはトリオンでできた物体にしか効果がない。よって支障はない。修はそのまま走り出した。
「チッ......!ミラ!やつを......」
「おまえらの相手は、俺だ!!」
そこへ三輪が修から気をそらす。
「煩いぞ」
その三輪の後ろから、ミラのワープを使ったハイレインの動物が迫る......!しかし、
「来たな馬鹿が![[rb:変化弾 >バイパー ]]!!」
それを読んでいた三輪はそのワープゲートの中に変化弾を打ち込む。そしてワープ
「“金の雛鳥”を...」
そしてミラは修を追撃しようとするがトリオン切れで、できない
するとハイレインが修に向かい突撃した。
(やつは砦までおよそ20秒、だが相手は生身、すぐに追いつく)
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少し時は遡り、基地南部
モネたちを撃退したものの、ミラに回収された友希那たちは本部へと向かっていた。
すると、レプリカの子機が飛んできた。
「トリオン兵!?」
「待て湊、私はユーマとハチマンのお目付け役であるレプリカだ。」
そういうと友希那以外は警戒を解いたが、友希那は警戒して睨みつけたままだった。
「どういうつもり......?」
『修を基地まで辿り着かせるための最後の一手のために
「......」
三雲修を基地まで辿り着かせるのが、今回の大規模侵攻の分岐点になると全隊員が聞かされている。
よってボーダーとしては力を貸すのが正解だ。しかし、親をネイバーに殺されている友希那にとっては、ネイバーに力を貸すことには抵抗がある その葛藤の後、友希那は口を開いた。
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基地北部
何とかあいつは撃退できたが、回収された。
あのワープトリガーは厄介だ。あいつを倒した後、
そんで
『できるのかハチマン?』
「当然だ。こんな時のために、今まで力を蓄えてきたんだよ」
もう、あんな思いをするのは......
『ハチマン、作戦は......』
それを聞いた八幡の表情は前髪に隠れて見えなかった。
「“天罰”モード」
そして八幡は“天罰“モードを起動する。
そして ブレードを集めて弓のような形にした。これは“糾弾”と同じではあるが、威力は桁違いである。矢は通常の七本から一本にまとめる。こうするとトリオンの消費は大きすぎて一度しか使えない。
『ハチマン、ユーマを頼む』
「ああ、任せろ」
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修の元へ向かっていた遊真は飛び上がった
「
そして三輪も道に降りて、基地のほうを向く
友希那も
八幡は、超長距離狙撃の為に、弓を強く引いた。
「レプリカ!!」
「豆粒!!」
「レプリカ...といったわよね」
「...レプリカ!」
そして全員の意思が重なる。
「「「「敵の位置を教えろ!!!」」」」
「
遊真は残存トリオンのすべてを使い攻撃を仕掛ける。
(トリガー
「“風迅“起動!!!」
三輪は風迅を使い攻撃する体制を万全に整える。
「私に使える、全部を......ぶつける!!!」
友希那は“天罰”モードを発動して全てのブレードを基地に向ける。
「......一撃で、仕留める」
八幡は矢が通る射線上にブレードを八枚ずつ使って三重の円を創る。
修は基地に向かい一直線で走る。そしてハイレインはそれを追う。
「(人型!?三輪先輩は...負けたのか!?)くそッ!!」
ミラは隊長であるハイレインの手助けをする為に、残った攻撃用トリオンをかき集めて修を串刺しにした。
「(追いついた...!)よくやった、ミラ」
(あと少しで......!)
串刺しにされ動きを止められた修に、レプリカが話しかける。
『投げろ、オサム!』
そして修はレプリカをアフトクラトルの遠征艇に繋がる
『......オサム、一つ提案がある。このまま基地へ向かっても入り口を開けるのに20秒かかる。今の私が20秒間修と千佳を守り切るのは難しい。だがネイバーのシステムならば 1秒もかからず解析侵入できる。』
「敵の遠征艇を狙うのか...!!」
『迅の予知から外れるためオサムの生存率を保証できないがオサムの策と合わせればチカを守り切れる確率はかなり高くなる。』
すると、修の狙いにハイレインが気付く。
(こいつの狙いは......我々の艇か!)
そこに、米屋の指示により周りの建物の屋上にあがっていたC級隊員の狙撃手たちの狙撃がきた。
(援護射撃?逃がした雛鳥か?いや、これは陽動、本命は......)
そしてハイレインは印を展開している遊真に気付く。
(...ヴィザを倒した使い手、右斜め後方か、方向さえ分かっていれば)
そしてハイレインは修を見る。
(こいつを殺すのに支障はない)
その時、無数の斬撃がハイレインを襲う...
『命中した』
それを成したのは風迅を使用した三輪である。
(斬撃......!どこから...)
そして遊真がハイレインを打ち抜く......!!
「......チッ......!だが、」
すると、ハイレインは、先ほどのラービットのキューブを取り込んだ。
「一手遅い!」
そしてハイレインはまた修に向けて加速する。
そこに、分割された幾つものブレードが殺到した。
『命中した......いや、まだだ!』
友希那のブレードの群れはすべてハイレインの動物によって阻まれた。
「なかなかの腕だが...一歩及ばないな」
「いや、防御は剥がし切った。こっちの勝ちだよ」
そう言うと八幡はハイレインに向けて矢を放った。
「必ず...探しに行くからな、レプリカ」
八幡のトリオンがすべて詰まった矢、それがハイレインに飛来する。
(......!?)
周りのトリオンキューブも破壊して、ハイレインに到達し、そのトリオン体を破壊した。
「ぁぁあああああ!!!!」
そして修の投げたレプリカがアフトクラトルの遠征艇の操作基盤に到達する。
『侵入完了』
そして、
「!!!」
生身になったハイレインは異変に気付く...
「隊長!」
三輪の
「艇を調べろ!」
するとミラは素早く艇内を調べる
「......!“帰還”の命令が実行されています!緊急発進まであと60!......命令を変更できません!!“金の雛鳥”を持って早く艇へ......!」
ハイレインは修の持っていたトリオンキューブを取った...が
「これは......違う、ただのトリオンキューブだ。替え玉か......!」
修は予めハイレインがキューブ化した、
そして遠征艇を狙ったのは本物の千佳を探す時間を与えないためである。
「時間がありません!隊長!!」
ミラが呼びかける。
「......仕方ない、“金の雛鳥”は放棄する。発進までに艇の
「はい!ヴィザ翁を回収します。」
そして、一瞬の硬直の後ミラが聞いた。
「ヒュースは......いかがいたしますか?」
「......ああ、“金の雛鳥”を逃した以上、予定通り、ヒュースはここに置いていく。」
レプリカが艇内から修に話しかける。
『お別れだ...ユーマを頼む』
そう言うと、三門市の
遊真、八幡たちの周りを飛び回っていたレプリカの子機はすべて活動を停止し、修は大量の出血で基地の前に倒れていた......