少年はそこで英雄と出会う。 作:やってやる!やぁ~ってやるぜ!
『さあ、今回のB級ランク戦第2ラウンド!!実況は私、武富桜子が務めさせていただきます!!そして解説には先日の大規模侵攻で一級戦功をあげられた東隊の東隊長と草壁隊緑川君、そして七人抜きで見事A級に昇格した比企谷隊長にお越しいただいております!』
「どうぞよろしく」
「どもっす」
「よろしくお願いします」
『今回の注目は何と言っても前回完全試合で八点をあげた玉狛第二!さらに完全試合で11点を挙げた玉狛第四! 注目度の高さから会場にも、ちらほらと非番のA級の姿が見られます...... さあステージが決定されました!玉狛第二が選んだステージは市街地C坂道と高低差のある住宅地ですね!これはスナイパー3人編成の荒船隊有利に思われるのですが? どう戦うのか玉狛第二!さあステージにランダムで転送され......試合開始!!』
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諏訪隊、笹森が必死に頂上を目指す。だが、階段を登り切り、塀から顔を出そうとした時 誰かに服の背中を引っ張られ引き戻された。そしてその前に荒船隊、穂刈の牽制が 来る。
「諏訪さん!」
その誰かは諏訪隊、隊長の諏訪だった。そしてトレードマークのタバコを咥えたままニヒルな笑みで言う。
「飛び出すな、 壁に貼り付いてねーと、死ぬぞ」
『笹森隊員、間一髪!』
「穂刈の牽制ですね」
「これで荒船さんとかが登るサポートになりました。いい仕事だと思います。」
『この隙に荒船隊長も脇を好きすり抜けて登っていく!荒船隊が完全に上を取った!』
「くそったれ、めんどくせー展開だぜ」
そして荒船も登り切り、荒船隊は全員ステージの上に陣取った形となった。
「ここまでは100点だな」
すると荒船のすぐ横の建物が下からの狙撃で吹き飛ぶ。
「撃ってきた!?」
「素人が......位置がバレバレだぜ!」
しかし、狙撃戦においては住宅地もある市街地は、下からでは射線がまったく通らない、逆に上からでは下の様子が手に取るようにわかるので、下上の狙撃戦では、完全に荒船隊有利である。そして荒船隊三人によるカウンタースナイプが遊真たちに襲い掛かる。
シールドで何とか防ぎ、修は次の指示を出す。
「......もう一発だ千佳!今光ったところを狙え!」
「うん!」
そして、また荒船の近くを千佳のアイビスがかすめる。
『この威力!もはや砲撃!玉狛第二意外にも打ち合いを挑んだ!東隊長!比企谷隊長!この展開はどう思われますか!?』
「玉狛第二の分が悪いですね。威力はあっても下からでは荒船隊の動きが見えない。そのうちたびに自分の場所がばれる。逆に上に居る荒船隊からは的が良く見えるシールドを何枚張ってもカードが崩れるのは時間の問題です。」
そしてまたカウンタースナイプにより今度は修の左腕が持っていかれる。
『東隊長の解説通り、玉狛第二が一方的にダメージを受けていく! 本職相手に狙撃手勝負は無謀だったか!?』
「......いや、はじめから勝つ気など無いようです」
そして一気に決めようとした荒船を無数の弾丸が襲う。
「はっはぁ!よォ荒船!!」
「チッ......“二対一対一”か......!!」
何とか躱したものの少し足を削られている。
『ああっと!砲撃の陰で諏訪隊が登ってきていた!』
「さっきの砲撃は諏訪隊の援護ですね、長期戦で荒船隊に勝てないのは織り込み済み。ステージ選択からのあえて状況を荒船隊有利に偏らせることで、諏訪隊と玉狛第二の利害を一致させた。玉狛第二は地形線を良く練ってますね」
『比企谷隊長はどうでしょうか!?』
「......あの、[[rb:戸山隊長 > めだちたがりや]]がここまで出て来ないのが気になりますね」
『 確かに!ここまで何の動きも見せない玉狛第四!どんな作戦があるのか!?』
そして遊真たちは階段を駆け上がり、修が作戦のおさらいをする。
「荒船隊を捕まえた!このまま乱戦に持ち込むぞ!」
「OK、こっからは俺の仕事だな」
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そして......
「今日の解説ハチ師だって」
「早く戦いたいよ有咲!!!」
「ちょっと待て香澄!!後もうちょいだから!!!りみ、そっちは大丈夫か?」
「うん、ちゃんと狙撃ポイントについて隠れてるよ」
『私がサポートするから安心してね!!』
「良し、遊真が出たら作戦開始だ」