少年はそこで英雄と出会う。 作:やってやる!やぁ~ってやるぜ!
「なんで、あなたたちまでついてきてるんですか⁉」
「なんでってそりゃオサムについていくためだよ」
「俺は遊真の保護者だからな。」
「もう勝手にしてください。」
こいつは木虎藍というらしく、あの後帰ろうとすると校門に待ち構えていた。
三雲をボーダー本部まで連行するらしい。
「いい?私はA級隊員。エリートなのよ。」
「エリー...ト?」
「なんで疑問形なのよ!いい、ボーダーの中で上位5%しか居ないのがA隊員! だから私はすごいのよ!!」
へえ、こいつそこまで強い隊員なのか。見たところトリオンはそこまで多くなさそうだが。
技巧派なのか? まあトリオン量が少なくとも強い奴は山ほどいるからな。
「へーでも俺はオサムの方がすごいと思うけどな。」
「な⁉ いい?三雲君はC級隊員、まだ正隊員ですらないのよ! そんな人がA級の私より凄いですって⁉ 訂正して!!」
「あんたじゃオサムに勝つの無理だよ。あんたとオサムじゃ見てる所が違う。」
「な、なんですって⁉」
(な、何なのこいつの目?吸い込まれてしまいそう。)
「もういい空閑!僕が木虎に劣っているのは まぎれもない事実だ。」
ま、三雲が戦闘能力で木虎に劣っているのは否めないが、それが全てというわけでもないしな......!?
「レプリカ」
『ああ、ユーマ、ハチマン。来るぞ』
その時に、上空にゲートが開きバムスターとは違う珍しい大型のトリオン兵が現れた。
「あれは、イルガーかな、兄さん」
「ああ、珍しいな。」
「な、何なの⁉あれ!?見たことない!!」
イルガー、 珍しいからな。アフトクラトルかキオンぐらいでしか見たことがない。
『『トリガー起動(オン)!!』』
三雲と木虎が同時にトリガーを起動する。
「三雲君、あなたにできることなんてないわ!大人しくしてなさい!」
「僕は僕にできることをやるだけだ!!」
そう言って三雲は武器を出そうとするが、トリオンが足りないのか出てこなかった。
「やはりC級ね。あなたはそこで黙ってみてなさい。今ならまだ見逃してあげるわ。」
そう言い残して木虎はイルガーに向かって飛び上がっていった。
「オサム、やめないのか?今ならまだ間に合うらしいし、武器がなかったら何もできないだろ。」
「それでも、今この瞬間助けを求める人がいるかもしれない。僕は1人でも多く助けたいんだ!」
な、なんだこいつ......弱いくせにかっこいいじゃねーか。
「空閑、お前の力を貸してくれ。木虎も初めて見るネイバーでいくらA級とはいえ苦戦すると思う。それを助けてやってくれ。」
「おい、あいつはオサムに暴言はいたやつだろ。助ける価値なんてあるのか?」
「それでも、あいつがやられると周りに被害が出てしまう。それじゃダメなんだ。」
「......分かった。」
『私も全力でサポートしよう』
はぁ、三雲はあきれるほどお人好しだな。だが、
「......俺のトリガーでイルガーの爆撃はある程度防いでやる。あとは知らん。」
嫌いじゃない。
「結構多いな。まあ、”拒絶”」
ボーダー以外が、トリガーを使っているのがばれると面倒らしいからな。
幸い俺のトリガーはトリオン反応を全く残さない。
だが、痕跡が残るとばれてしまう。 さっきのモールモッドを倒せなかったのはこれだ。
ボーダーのトリオン反応がないのに倒してあったら調べられるかもしれないしな。
なので、今回はシールドを張りイルガー一回の爆撃で丁度壊れるようにする。するとどうでしょう!まるで弾が消えたように!
......まあ、要するに痕跡が残らないんだよな」
『一人でやってて虚しくないのか?』
「れ、レプリカ⁉」
『声に出てたぞ』
マジか......気をつけないとな。
「と、イルガー堕ちたな。木虎中々やるじゃないか。」
『だが、これではまずいな。』
「ああ、イルガーが、自爆モードに入る、市街地に堕ちるぞ。」
『兄さん、川があるよな。』
「......?ああ、なるほどな。なら俺が引きずり落した後にシールドで囲む。」
『助かるよ、兄さん。』
「あ、あと三雲に、木虎に離脱するように、伝えさせろ。」
『心得た。オサムには私から伝えておこう』
「頼んだぞ、レプリカ」
さて、詰めだ。
俺の面積の広いシールドを使うか。
「”完全拒絶“」
遊真が“
するとイルガーは、その中で爆発して焼失した。
「任務完了っと」
さて、遊真たちのところに戻るか。
木虎said
何なのさっきの? ネイバーが川に引きずり墜とされた?
あのままいけば間違いなく街に墜ちていたはず
誰かに助けられたの......? A級の私が......
『あのまま生き埋めかと思った 君のおかげで助かったよ』
『ありがとうございます!』
成程、結局自分の評価が優先ってわけね。いい度胸じゃない。
私だって...頑張ったのに...
「いえ、ぼくは当たり前のことをしただけでそんな大したことは...... あ 、彼女です、皆さん。彼女がネイバーを倒してくれたんです!」
『そうなのか⁉』
『あっあれ嵐山隊の木虎じゃん!』
『ありがとうさすがA級隊員だ!』
『命の恩人だな!』
...な、なんで?
すると三雲君に空閑と呼ばれていた少年が近づいてきた
「言ったろ?おまえとオサムじゃ勝負になんないって。 あいつはおまえとは見てるもんが違うよ」
「けどおまえも結構すごいな あのサカナ1人で倒したもんな」
「違う 私はあのネイバーを止められなかった誰かが手をかしてくれたのよ
私は自分がやってないことまで自分の手柄にする気はないわ」
『馬鹿言うな!! 何が「助かった」だうちの店は壊されちまったんだぞ』
『俺の家もだ』
『うちのマンションも』
「そ、それは」
『ボーダーは何をやっている⁉』
『なんで町にネイバーが出るんだ⁉』
まあでも、場慣れしてないC級隊員。 まだ三雲君にこの場を収めるのは無理ね。
「ネイバーによる新たな攻撃です。
詳しくは近々ボーダーから発表があると思います。
損害の補償に関する話はその時に。」
だから......今は私に任せなさい。
「街がこんなに壊されるなんて こんな光景を見るのは4年半ぶりだ。」
『イレギュラーの
まだこの事態は終わったわけじゃない、むしろここからが始まりだ。いかに市民を不安にさせずにそしてボーダーの威信も落とさずに対応するか。ここにかかってるな、まあここで死者をだせなかったのはのちの交渉に役立つか?
「あんまり考え込むなよ、オサム。」
「空閑」
「イレギュラーはボーダーがどうにかするだろ。 オサムたちはやれるだけのことはやったよ。
まあここから先は ボーダーのお手並み拝見だな。
「はい、もしもし?」
『俺だ。片付いたか?』
「こっちは終わりました」
「向こうのチームも、もう終わるでしょ。」
『よしお前は本部に直行しろ 城戸さんが呼んでる』
「ほう、本部司令直々に この実力エリートをおよびとは」
『次回、迅悠一①に、トリガー、