少年はそこで英雄と出会う。 作:やってやる!やぁ~ってやるぜ!
『さあ、 B級ランク戦第3戦 昼の部が間もなく始まります。 実況担当は風間隊の三上、解説はナンバー1攻撃手の太刀川さんと「ぼんち揚げ食う?」でお馴染みの迅さんです。』
「「どうぞよろしく」」
『さて那須隊が選んだステージは‘河川敷A’これはどういう狙いがあると思いますか?はい、じゃあ太刀川さん』
「......マジメに?」
『マジメにお願いします。』
「まあ普通に攻撃手封じですよね川を挟んで橋を落とせば射撃メインの那須隊はやられにくくなる......とは言え鈴鳴も玉狛も弦巻隊もそれはわかってるはずなんで、地形だけで勝負が決まるってことはないでしょう。分断されても川は腰ぐらいの深さだから援護があれば無理やり渡れないこともない。空閑と瀬田はグラスホッパーもってるし、援護がなくてもギリ渡れる可能性もあるしな」
「さあどうかな~」
「何、お前なんか見えてんの?」
「どうかな~」
『間もなく開始されます......全部隊転送!』
修たちはステージへと転送された。そこで修が見たものは......
「......これは...!!」
『“河川敷A”天候、暴風雨!!』
荒れ狂う川と、吹き付ける嵐だった。
「おっとマジか、こりゃ川を渡るのは難しくなったぞ。落ちたらやばい」
「マップ選択には天気や昼夜の設定も含まれますが、ここまでハードの設定は見たことないですね~。那須隊の本気度が感じられます」
『さあ、すべての隊が川によって分断された!各隊まずは合流を目指す様子!悪天候仕掛けた側の強みで那須隊の動き出しがやや早いか!』
那須は熊谷と志岐、日浦に指示を出す。
「みんな、作戦開始よ」
「了解!」
「了解です!」
「了解っ!!」
『川の西岸に転送されたのは空閑隊員、村上隊員、瀬田隊員、北沢隊員、そして熊谷隊員と日浦隊員です! お互いおぼろげにお互いを認識したか6人ともまっすぐに橋を目指す! 橋に一番近いのは熊谷隊員!ついで日浦隊員に村上隊員が同じくらい、空閑隊員と北沢隊員はやや遠め1番遠いのが瀬田隊員です!全員、射線お構いなしの最短ルートを選択しています!』
「なんせ視界が超悪い長距離スナイプはまず無いと踏んだんでしょう」
『なるほど、一方で東岸の隊員は橋には向かわない。玉狛第二、鈴鳴第一ははっきりと合流を優先、西岸からチームメイトが渡って来るのを待つ構えか!那須隊長も橋を取りに行くと言うよりは、まっすぐ川岸を押さえに行くと言う動き』
「千佳ちゃ......じゃない雨取隊員の大砲を警戒してますね。橋を取っても渡るとこを砲撃されると危ないので、射撃で玉狛第二を牽制する役です。」
西岸に転送されたはぐみは全力で走っていた。
『はぐみ!!コレ橋、那須隊に取られたら終わるから!全力で橋に向かって!!!』
『最短ルートはこれだよ!薫さんが来るまで頑張って!!』
「うん!頑張る!!!......!(これってログで見た!)」
だが、次の瞬間、宙に弾き飛ばされた。そう、
「遊真くん!!!やばっ!!!!」
「悪いけど......」
遊真のグラスホッパーである。はぐみも何とか体制を整えようとするが強風によりさらに崩してしまう。そして......
『戦闘体活動限界、
「かおる先輩に勝つにはなるべくショウニンズウの方がいい。」
「ごめんね、かおるくん、みーくん、こころん」
グラスホッパーで突撃してきた遊真にはぐみの体は真っ二つに切り裂かれてしまった。
『ここでいきなり北沢隊員が
「(転送位置が良かった!誰か一人だけでも!って思ってたけど空閑くんと村上先輩、瀬田の全員を切り離せれば最高の展開!)橋は抑えた!!早く来い!茜!!!」
玉狛支部
「良しっ!まず一人!!」
「だが、転送位置が那須隊有利だな。何も手を打たなければこのまま那須隊が勝つぞ。」
俺たちは玉狛支部でランク戦の観戦をしていた。べ、別に出番がないからこんな最後に突っ込まれた訳じゃないんだからねっ!!
っと、冗談はここまでにして......
「陽太郎、お前の右隣は......」
「ああ......」
俺の隣には玉狛支部のおこさま、林藤陽太郎が座っている。こいつ、どうも妙にオーラを感じるんだよな。そして、その隣にはカピバラ?らしきものが寝そべっているのだが......こいつもこいつで内蔵トリオンが半端ない......気がする。
そんでその横が空いているので聞いてみたわけだ......まあ、もう副作用で大体わかってるんだが......
「すぺしゃるげすとだ。」
すると、扉が開いてそいつが来た。
「な、あんたは!!!!!!」