少年はそこで英雄と出会う。 作:やってやる!やぁ~ってやるぜ!
そう言うと5人は一斉にトリガーを起動し、トリオン体に換装した。
三雲とは大分格好も違うな、隊服に銀髪の方はA07黒髪の方はA08と書いていることから、おそらくA級の二隊合同といったところか。
「で、ネイバーはどいつだ?」
「今、トリガーを使っていたのはそっちの女だ。」
「初の人型が女の子が ちょっとやる気そがれるな」
「リサ、油断しないで どんな姿だろうとネイバーは人類の敵よ」
「待ってくださいこいつは......」
「違う違う、俺だよネイバーは。な、兄さん?」
「ああそうだな」
すると黒髪は至って冷静に、それに続く形で青髪も
「お前がネイバーだと......?」
「間違いないのでしょうね」
「間違いないよ」
と答えた瞬間、間髪入れずに黒髪は銃のトリガーで遊真を乱射し、青髪は銀髪と連携して、俺に斬りかかってきた。
青髪が先に上段から斬りかかってきて、それをわずかに横に動いてかわすと銀髪が居合のような形で横に切りはらってきた。が、しゃがんでかわす。
「空閑!比企谷さん!」
「おいおい、 俺がうっかり一般人だったらどうする気だ」
「お前ら、2人がかりで斬りかかってきやがって......それも生身相手によ。中学生にスプラッター見せるつもりか?」
「マジか この距離で防いだ!」
「友希那と紗夜の連携をかわし切った!」
本当にあぶねえなこいつら。有吾さんが俺に生身でモールモッド倒すっていう無茶な特訓させてなかったらこの小説にR18タグつけなきゃいけないところだぞ。
「おい、ボーダーに迅さんっているだろ? 俺らのこと聞いてみてくれないか? 知り合いなんだ。」
「そ......そうです! 迅さんに聞いてもらえばわかるはずです。この2人がほかのネイバーと違うって」
「迅...... やっぱり1枚噛んでたわね 裏切り者の玉狛支部が」
裏切り者......? まあこいつらの目を見ればネイバーのことを深く憎んでいるのがよくわかる、だからネイバーと友好関係を築く迅さん敵視しているといったところか?
「退け三雲、俺たちは城戸司令の特命で動いている。これ以上邪魔をするようなら実力で排除するぞ」
「退きません、僕は......」
「下がってろ、三雲。こちらが用があるのは俺たちだ。こいつらとは、俺ら2人でやる」
サイド三人称
『レプリカ、遊真との 秘匿回線を繋いでくれ』
『承知した』
「うひょー強そうじゃん!なあ、秀次こいつらどっちか俺に一対一でやらせてくれよ。」
「ふざけるな遊びじゃない、 こいつらは 5人がかりで確実に始末する」
突然だが、ここで八幡の
彼はその膨大なトリオン量から
効果は その名の通りトリオンを感知することができるという
彼は集中すれば 半径 3km以内のすべてのトリオンを持つ物体を感知することができる。
だがこれをやると非常に疲れるため普段は半径20m以内にとどめている。
もう一つ彼が、マックスコーヒーにドハマリする理由となった
つまり彼にとって、戦場はすべて将棋の盤面のようにはっきりと見えており、 人数のブラフなど簡単に見抜くことができるのだ。
「おまえ、おもしろい嘘つくね」
そして空閑遊真、 彼は空閑有吾からブラックトリガーとともに受け継いだ
よって、この2人は対人戦において戦術という観点で見れば無敵に等しい。
現在、ハチマン が感知しているのは3人の狙撃手、狙撃手ランクの3位白金燐子、2位奈良坂透、そして古寺章平である。
「感づかれた......!?ウソだ、この距離で......!?」
『落ち着け章平』
『古寺、さん...まだあの人たちは一度もこっちを見てません。』
『ああ、 ハッタリでカマをかけているだけだ』
「へ~、やっぱただもんじゃないな、ここはひとつ全員でじっくりかかるか」
そう言い放つと、米屋陽介は 不意打ちでユーマめがけて槍を突いた。
ユーマは僅かに動いてかわそうとしたが、ハチマンが少し遠くに蹴り飛ばした。
「何すんだよ兄さん」
「遊真、悪い。これしか方法がなかった
「なんで初見でこれに気づくんだよ」
ヨースケの槍のトリガーには、幻踏というオプショントリガーがついている。
それはブレード部分を自由自在に曲げたり伸ばしたりできるというオプショントリガーだ
ならばなぜ、ハチマンは見抜けたのか。
この説明をするためには、さらに深い彼の
彼は集中すればトリオンがどこにあるかだけではなく、トリオンの流れまで見えるようになる。ここに彼の戦闘経験も合わせればどこにどうトリオンが流れたからどのような攻撃が来るという、疑似的な未来予知も可能になるのだ。
『安心してみてなよ、三輪隊も湊隊も腕の立つ連中だけど、あいつらには勝てないよ。八幡もいるんだろ?あいつの底は俺にも読めない』
三雲修は、この状況をどうにかしてもらおうと迅悠一に電話をかけていた。
そして、言われたのがこの言葉。
迅悠一の
『一発を警戒しろ大方ネイバーをバラバラにした相手だ』
『そんなでかいの食わないって』
『気をつけて紗夜、リサ。このネイバーの情報はまだ何もないわ』
『氷川、 了解』
『今井、 了解』
ボーダー組では2人を分断して4対1、4対1で戦う算段が進められていた。そしてまたハチマンたちも、
『俺に男のほうやらしてよ 兄さん』
『...... わかった』
同じ算段を進めていた。
まず、ヨースケが2人の間を槍で突き、シュージはユーマを、ユキナはハチマンを攻撃した。これで分断を成功することになる。
「ブレードか、なら“断罪”」
彼は
これは西洋のノーマルソード のようなブレードを生み出すことができる。
彼は生み出したブレードを手に取りユキナに応戦した。
ユキナとサヨは十字切りやスイッチなどを駆使して、ハチマンを切り続けるが彼は涼しい顔をしてすべてをさばききった。
そして 最後にサヨが、上段からの縦切りをしたところで2人は飛び下がって離れた。
『リサ!』
「いっくよー!
リサの
『今よ、燐子』
そしてサヨが斬り合いの際にマーカーをつけていたハチマンめがけてリンコは最速の狙撃用トリガーであるライトニングをうった。
この戦法は A級3位の隊長である 風間蒼也にも通じる湊隊の十八番の戦法だったのだが......
「そこか」
彼の
彼はライトニングを ブレードで切り、”断罪”専用のオプショントリガーを発動させた。
「“不可視の刃”」
この技はブレードにトリオンを貯めて斬撃として打ち出すことができる。
射程圏はトリオン量に比例し莫大なトリオンを持つハチマンの場合約 1km以内は射程圏になる。彼はそれを 300m先のビルの屋上にいるリンコに少し逸れるように放った。
これは牽制の意味合いが強い。
『位置が、ばれてます』
逸れるようにしたといっても威力は残る。リンコの横の貯水タンクは豆腐のように切れていた。リンコはここにいてはまずいと移動を開始した。
『......リサ、あれを使って』
『オッケー』
戦法が破られても怯む気配はなくすぐに別のプランに変える。複数のプランを持ち臨機応変に使い分けるのは、さすがはA級というところだろう。
そして、湊隊は特に多対一での立ち回りがうまい。調子が良い時には個人総合1位、ボーダー個人戦最強の男太刀川慶でさえ2,3人で落とすという湊隊の連携はA級の中でも特に優れているとされている。
だが、湊隊の戦法は基本的に死角を作り出し、ピンポイントでそこをつくというものだった。
つまり、 悪すぎたのだ相性が。
比企谷八幡の
またサヨとユキナが、ハチマンに斬りかかる。
2人で前と後ろを挟んで切りつける。ハチマンは そのすべてをブレードではじき、受け流し、 捌いている。
『リサ!』
「[
また2人が 離れる。
ハチマンも飛んでかわす、 また先ほどのように土煙が巻き起こる。
だが 狙撃はない
すると、
「トリオン全消費!20×20×20=8000
膨大な量の トリオンの弾がハチマンに向かって飛んできた
それに続くようにサヨとユキナもハチマンへ 両側から斬りかかる。
そして、リンコも移動先からアイビスをうつ。
全方位攻撃に囲まれた状態、即死は免れないだろう
ハチマンが、普通の戦場にいたら、だが
ネイバーの戦争は、全てのことが起こりうる。ブラックトリガーがあるからだ。
どれだけ戦争を優位に進めていても ブラックトリガーが1本生まれるだけで 大国が小国に負けるなんてことはざらにあった。
常に 変化をする戦場であればこの程度の状況、危機のうちに入らない。
ハチマンはまずアイビスを“不可視の刃”で相殺し、その場で回転して
そして、サヨとユキナを抑え込んだ。
(日向は木の葉にて最強)
本人は、バカなことを考えている余裕まであるようだ。
『ここよ!あこ!!』
『はい!!』
ハチマンに 後ろから
先程のリサの
さらにその
だがそれでも......
「切替、“拒絶“」
比企谷八幡には届かない。
今一度言おう。
彼の
サヨとユキナと鍔迫り合っていたところの力を抜き、 2人の体勢が崩れたところで 2人の手を掴み投げる。
そして、自分の近距離から破られる可能性をなくしたところで
「切替、“拒絶“」
能力を切り替える。
これが[[rb:殺戮の天使 > キラーエンジェル]]の弱点、1種類ずつしか能力が使えない。厳密に言えばトリオンの消費が激しすぎる。
実質そのほんの少しの隙のせいでリサの
だが、すぐにトリオンの漏れも収まり元通りになった。
ただ1つ1つの性能は彼が使えばかなりのものとなる。
つまり......
「これで終わりか?」
負けはしない。