て、ことでできるだけ頑張って最低でも3日に一回は投稿できるようにします。
遂にこの時が来た。気持ちが昂っていくのを感じる。だが、闘志ましましな俺とは逆に大半が困惑していた。
「期間は今から1週間。8月7日の正午に終了となる。君たちはこれからの1週間、この無人島で集団生活を行い過ごすことが試験となる。なお、この特別試験は実在する企業研修を参考にして作られた実践的、かつ現実的なものであることを最初に言っておく」
「無人島で生活って…船じゃなくて、この島で寝泊まりするってことですか?」
Cクラスにいる生徒が質問をする。
そうだよ。でも君たちはすぐに船に戻れるから安心して。………羨ましいっ!!
「そうだ。試験中の乗船は正当な理由無く認められていない。この島での生活は眠る場所から食事の用意まで、その全てを君たち自身で考える必要がある。スタート時点で、クラス毎にテントを2つ。懐中電灯を2つ。マッチを1箱支給する。それから日焼け止めは制限なく、歯ブラシに関しては各自1つずつ配布することとする。特例として女子の場合に限り生理用品は無制限で許可している。各自担任の先生に願い出るように。以上だ」
この後、池が喚き散らかし、真嶋先生と茶柱先生が2人掛かりで大人気なく池を追い詰めたり、他のモブが試験を批判して、また真嶋先生が反論したり、試験の詳細の説明をされたり、等々があった。
ルールを要約するとこんな感じだ。
・試験用のポイントが300ポイント与えられる
・そのポイントを使って生活に必要な物質を購入
・残ったポイントがクラスポイントとしてそのまま加算される
真嶋先生が解散を宣言すると、クラスメイトの殆どが一之瀬の元に集まる。
「どうしよう?帆波ちゃん……」
「とりあえず我慢しまくればいいんだよな!一之瀬!」
「帆波ちゃん、好きです」
「み、みんな落ち着いて……!!」
「「「帆波ちゃん、一之瀬!一之瀬さん!」」」
おいおい、一之瀬は聖徳太子じゃねえんだぞ。取り敢えず喚くだけじゃなくて多少は自分で考えてから人に聞け。
だが、次の瞬間、一之瀬が手をパンッ!、と叩く。
「皆、落ち着いて!!なんだか大変なことになっちゃったけど、私たちBクラスなら絶対に乗り越えられるよ!!皆で力を合わせて頑張ろうーーー!!」
聴衆は黙って一之瀬の言葉聞き、一之瀬が言葉を終えると……
「「オォーーーーーーーーーー!!!」」
最高潮のテンションでモブどもは叫ぶ。流石一之瀬。イヨッ!善のヒトラー!
一之瀬がクラスをまとめたこのタイミングで話を切り出す人がいた。星乃宮先生だ。
「いやー。皆張り切ってくれて何より!そして盛り上がってるとこ、悪いけど追加ルールとペナルティと皆の体調管理、それからトイレについて説明するね」
そう言って星乃宮先生は腕時計をクラス全員に配布した。これで体温やら脈拍やら位置情報やらを学校側は把握するらしい。取り外し出来ないようにされてるから、安易に悪いことは出来ない。トイレは簡易トイレで無制限支給なこと以外、特に大事なことはないので割愛。
追加ルールについては正当な読者は原作を読んでるだろうから問題ないだろうけど、一応簡単に説明しておく。
・必ずクラスに1人リーダーを用意しなければならない
・そのリーダーはリーダーの名前が刻まれたキーカードを使って無人島内にあるスポットを占有できる(キーカードの使用が出来るのはリーダーのみ)
・スポットを占有すればその場の権利を独占できる
・スポットの占有権は8時間
・スポットを一回占有するにつき1ポイントボーナスを得る
・8月7日の午前8時の点呼のタイミングで他クラスのリーダーを指名出来る
→指名が成功すれば相手のリーダーを当てたクラスが+50ポイント
当てられたクラスが-50ポイントかつスポット占有により手に入れたボーナスポイント没収
→指名が失敗すればリーダー当てを失敗したクラスが-50ポイント
・正当な理由なくリーダーを変更出来ない
って感じだ。全然簡単じゃなかった。長い。
ペナルティについては
・体調を崩したり大怪我を負って試験の続行が難しいと判断されたら-30ポイントかつ強制リタイア
・環境汚染が見つかった場合-20ポイント
・毎日午前8時、午後8時に行われる点呼に不在の場合-5ポイント
・他クラスが占有したスポットを許可なく使用した場合-50ポイント
・他クラスへの暴力行為、略奪行為、器物破損などを行った場合、その生徒が所属するクラスは即失格かつ対象者のプライベートポイント全没収
俺たちへの説明が終わった所で星乃宮先生がどっかに行った。多分茶柱先生の所だ。
誰もそのことにに気付かず、Bクラスの面々は試験について話し合っていた。
「リーダー誰にする?」
「そりゃあ、一之瀬さんでしょ」
アホなこと言うな。もう少し考えてから発言しろ。
「でも、私だったら他クラスから狙われちゃうリスクがあるかも」
「そっか!でもだとしたら他に誰か任せられる人は……」
「まずはリーダーが誰かよりスポットを見つけた方がいいんじゃないかなぁ?」
そう言ったのは浜口。俺も賛成。というか暑いし日陰行こうぜ。なんでこのまま浜辺で話てんのよ。
「私も同意見かな!服部君はこの試験どう思う?」
皆の目が一斉にこっちを向く。過去問の件でクラスメイトからは割と信頼されてる。一部(白波)を除いて。その白波さんはというと俺をめっちゃ睨んでくる。こっわ笑
それにしてもこの試験、か。随分スケールがでかいことを聞くな。多分わざとだろう。まぁ、信頼されてる証拠なんだろうけど。
「まずは日陰にでも行こう。それと日陰に着いたら何人か指名するからその人たちは俺についてきて」
俺の発言でまずは日陰に向かう。その途中で神崎が俺に話しかけてきた。
「スポットをとるつもりだな?」
「ああ。一直線で取りに行く」
「一直線、となると」
「おう、お前の思う通りだ。
行くぜ!原作崩壊!
日陰に移動した後、俺は直ぐに指示を出した。
「じゃあ、俺が言うメンバーはついて来て。メンバーは神崎、柴田、南方、安藤の4人」「ああ」「分かったぜ!服部!」「えっ?私?」「オッケー♪」
分かってたとばかりの神崎や急に指名されて慌てる南方、快く引き受けてくれた柴田と安藤。
「オッケーだよ服部君。皆、足が速い人たちだね?」
一之瀬が聞いてくる。ナイス相槌。話がスムーズになる。
「ああ、そうだ。目星がついたスポットを取りに行くつもりだからな」
どよめきが起こる。まぁ、仕方ないか。時間がないから説明出来ないけど、許してね。
「適当なこと言わないで下さい!今の時点でスポットの場所なんで分かるわけないじゃないですか!」
白波。時間がないんだ。邪魔すんな。
「一之瀬」
白波を無視して、ちょいちょい、と一之瀬を手招きする。
「は?!無視s…」
網倉が隣にいたアホの白波を抑えた。ナイス。
近くに寄ってきてくれた一之瀬に誠実アピと用件を伝える。
「ごめん、一之瀬。俺のせいで」
「いや、服部君が悪いわけじゃないから気にしないで。私からも後で白波さんには言っておくから!それよりいいの?急いでたんじゃないの?」
ホント人のことよく見てるなこいつ。
「うん。だからもう行くつもりなんだけどさ、洞窟に行くから一之瀬もペースゆっくりでいいから皆と来てね。一之瀬も船の上から見てある程度の方向は分かるでしょ?」
「オッケーだよ。他クラスに取られないように気をつけて!」
「おう」
一之瀬をメンバーに加えなかったのは皆を引き連れて洞窟に着いてもらうためだ。わざわざ先行組が戻って案内するのも手間だしな。
「んじゃ、行ってくる」
「うん!行ってらっしゃい!」
そう言って元気に手を振ってくれる一之瀬。嫁になってくれないかな。
森を全速力で走り抜けながら、俺たちは洞窟へと向かう途中。おっぱいをぶるんぶるん揺らしながら安藤が話しかけて来た。全くけしからんな女だ。
「ねぇねぇ。服部君ってさぁ、姫野さんと付き合ってるの?」
「あ!それ俺も気になってた〜!」
「だよねだよね!てかさ、同じことが気になるってやっぱ私と柴田、その……気が合うよね…!」
「お、おう?」
よく分かってなさそうな柴田の反応を見て安藤がショックを受ける。
「分かってた。分かってたよ。柴田がそういう奴だってのは……」
「ドンマイ!紗代ちゃん!」
「ああ〜ん!こずえ〜〜!!」
「お前らペース落とすなよ」
走ってる南方に抱きつこうとした安藤とそれを受け入れようとしていた南方に釘を刺す。その間に、神崎に尻を叩かれた柴田と、神崎はどんどん先に進んでた。
「分かってるって〜。それよりさ、どうなの?付き合ってるの?」
「別に付き合ってねえよ」
「ええ〜。ほんとに〜?休み時間とかいつも一緒に話してるしさ〜。それに中間テストのテスト週間も2人っきりで勉強してたじゃん?」
「休み時間に話してるのはシンプルに席が隣だからだ。中間テストの時は過去問があったからな、お前らの勉強会に行かなかっただけだ。実際、期末の時はお前らに教えてやっただろ?」
「ん〜。確かにそうだけど……」
「俺のことなんか気にせず、柴田の方行けよ」
「え?!な、な、なんでそこで柴田が出てくんの!?」
「?バレてないと思ってたのか?」
「えぇー!?知ってたの?!」
「紗代ちゃん……。多分クラスの皆知ってるよ。…‥柴田君以外」
「え?!ほんと?!!」
「「ほんと」」
「はぁ……。私そんなに分かりやすいかなー?」
「「うん」」
「まぁ、あれだけアプローチしてたら、誰でも気づくよ。それより紗代ちゃんがあそこまで頑張ってるのに気づかない柴田君はさぁ……」
「だよね!酷いよね!でもそういう鈍感な所もちょっと可愛いんだよなぁ〜」
「………紗代ちゃんが幸せならそれでいっか」
「だな」
うっとりと女の顔をして自分の世界に入っている安藤を見て俺と南方は頷き合った。
10分くらい走った所でなんとか洞窟に辿り着けた。俺が何度か道を間違えそうになったけど、その度に神崎が正しい道に導いてくれた。
マジ神崎グッジョブ。
そして肝心の既に人がいるかどうか、については勿論、1番乗り。予想通りとはいえちょっと安心した。
急いで小屋と塔と洞窟本体のスポットを監視させ、俺は洞窟の入り口で一之瀬達が来るのを待った。
そんな時、ガサゴソ、と音を立て2人の男が草むらから現れた。
「やりましたよ、葛城さん!洞窟です!……て、あれ?なんだ!お前は!ここで何をしている!」
は?なんだこいつ。別にここで何してようが俺の勝手だろ。ルール違反してる訳でもないし。
「よせ、弥彦。………すまない。こいつも悪気があったわけじゃないんだ。許してくれ」
「はっ。気にすんなよ、葛城。大したことじゃねえ」
「感謝する。それにしても、俺の名前を知っているんだな」
「 Aクラスの派閥争いは聞いてるからな。葛城派のリーダーさん?」
「そうか。初めてまして、だな。知っているみたいだが、一応。葛城公平、 Aクラスだ。君の名前は?」
「服部晴秋。Bクラスだ」
「そうか、君があの服部か。なるほど噂通りやる男だ。今回に関しては俺の方が少し遅かったみたいだな」
「まぁ、まだスポットは取ってねえよ。ただスポット装置の目の前に人を配置してるだけだ。
スポットが欲しけりゃ、取っても構わねえよ」
「ふっ。みすみす自クラスのリーダーを教えては折角スポットをとっても意味ないだろう。弥彦。ここは引くぞ」
「はいっす!葛城さん!」
そう言って、葛城たちは去っていった。
1時間くらいして一之瀬たちが来た。スポットの見張りを適当な志願者に交代してもらって神崎たちを洞窟内に呼び戻した。
念のため洞窟の外に見張りをつけて更に念を入れて洞窟の奥の方に行き、これからのこと話し合う。
「じゃあ、まずは誰がリーダーになるか、だね!移動中、私なりに考えたんだけど、他クラスにあまり知られてなくて、かつ責任感がある子がリーダーに相応しいかな、って思ってるんだよね」
「うーん。なら一之瀬は無し、として……」
「神崎君は?」
「いいと思うよ!」
「俺としては服部にやってもらいたいぜ」
「俺も服部がリーダーに賛成だな」
「うーん。そもそも他クラスから服部君と神崎君ってどれくらいマークされてるんだろ?」
話的には俺か神崎かのどっちかがリーダーになることだろう。だが、ここで動き出そうとしている人物がいた。俺はずっとその少女を注視していた。だからこそ、このタイミングで俺も動ける。
「あ、あの………私」
「お前ら!!」
白波の声をかき消すように。全体に俺の発言を響かせる。
「お前たちの意見はよく分かった。その上で言わせてくれ。リーダーは俺がやる」
俺の宣言にクラスが少しシーンとなる。一瞬後、沈黙を破ったのは姫野だった。勿論、俺の指示通りだ。
「まぁ、いいんじゃない?服部なら責任感もあるだろうし、簡単に敵にバレるようなヘマはしないでしょ」
「ああ、勿論だ。バレるヘマなんでしねえよ。
それどころかむしろ他クラスが誤指摘するよう誘導くらいしてやるよ」
そして
「てことで、リーダーは俺に任せろ。お前ら!!この試験絶対勝つぞーー!!!」
「おぉーーーーー!!!」
「え……あ……ま、待って…………」
クラスの雄叫びによって1人の少女のか細く切ない声は掻き消された。
ああーーー!!
黄色バーになってしまった……!!
これじゃ、赤バーなんて遠すぎる……!!
てことで、高評価と感想お願いします!!!(涙)
良い評価くれたり、感想くれたりしたら自分の励みになります。
哀れなわたくしを助けてください(泣)
服部君のラブコメルート2
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皆と付き合う(R18なし)
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皆と付き合う(R18は番外編で)
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皆と付き合う(R18は本編で)