『いいですね』
ある2人の調教師の会話。
互いの愛馬が牡馬と牝馬、幾度となく勝ち負けを競った仲であり、好敵手であると思っていたからこその一言。
スプリントの王。
マイルの女王。
この2頭の産駒はどれほど夢のあるものだっただろうか。
だが──現実には実現しなかった。
もし。もし異なる世界線でこの2頭の産駒が実現していたら。
そしてその魂が──異なる世界でウマ娘になっていたら。
そんなもしもの夢を──見たかった。
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サクラバクシンオーにお世話になる
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ノースフライトを知る
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何でサクラバクシンオーとノースフライトの産駒が居ないんだよぉおおおおおぉぉっ!!←今ココ
こことは異なる
GIという国内最高峰のレース、そのパドックで1人の調教師が言った。
『この2頭の産駒はどうですか』
これから競う相手調教師に向けた言葉。
幾度となく互いに勝ち負けを重ね、互いの愛馬が牡馬と牝馬だということがあっての提案だった。
『いいですね』
そしてその調教師も朗らかな笑みで応える。
互いに互いの愛馬が抜きん出た能力を有しており、競う距離もほぼ同じ。
ブラッド・スポーツと呼ばれる競馬において、互いの長所をより色濃く未来へ残せるだろうという思いからだ。
片やスプリント王。
片やマイルの女王。
この2頭の配合はまさに夢のようなものだ──
──そして、夢で終わってしまった。
結局、この2頭の仔はおろか、配合すら行われないまま終わってしまったのだ。
互いに種牡馬や繁殖牝馬としての能力が劣っていたのか。
そんなことはない。
産駒では両者共にGIを勝利した直仔が居るし、母父・母母としてもその能力は次代に受け継がれいる。
ならば何故この2頭の配合が実現しなかったのか。
今となってはその理由はわからない。
だが──もしも。
もしもだ。
最強スプリント王と最強マイル女王。
この2頭の間に仔が居たらどうなっていただろうか。
かの世紀末覇王と走る機会があったかもしれない。
府中の申し子、緋色の女王らと三強を形成していたかもしれない。
後年の生まれであれば、黄金の不沈艦との交流があったかもしれない。
もしもその夢が実現していたら
その夢が、また異なる世界線で競走馬としてではなく──ウマ娘として生を受けていたら。
夢を、夢で終われない。
そんなもしもの夢が叶うならば、どうかその夢を見守りたい。
選抜レース。
まだチームに所属していないウマ娘のみがエントリーできるレースだ。
年に4回開催され、トレセン学園の一大行事となっている。
ウマ娘はこのレースで実力を示し、観戦に来ているトレーナーにスカウトされることを目指す。
トレセン学園のレース場には多くのウマ娘が緊張した面持ちで自分の出番を待ち、スタンド席には何十人かのトレーナーが彼女らの様子を見守る。
自信に満ち溢れた者。
未来に期待してる者。
不安で強張ってる者。
ウマ娘にとって今後の運命が決まると言っても過言ではない重大イベント。
これで緊張するなと言う方が無理だろう。
スタンド席に居るトレーナーらは肉眼でレース全体を万遍なく観ていたり、双眼鏡で目を付けていた1人のウマ娘にのみ注目したりなど様々。
そこには新人もベテランも関係なく、ただウマ娘が繰り広げるレースに目を光らせる。
今行われているレースを一言で表すなら──普通。
逃げを得意とするウマ娘が1人先導し、それを追うように4人ほどの先行組。
中段集団は3人ほど様子を見ながら走り、最後方の2人は静かに機会を待つ。
残り300メートルほど、といったところで流れが変わる。
最終コーナーの途中で先行・中段集団がスパートを駆け、逃げていた1人に追いつく。
最後方に位置取っていた2人もギアを上げ、縦伸びしていた場群は今は団子状態。
ゴールまで200メートル──そこで明確な差が現れた。
先行集団に居た1人が僅かに空いた1人分のスペースに間髪入れず突っ込み、急加速。
後続もそれに遅れまいと追おうとするが──半バ身が届かない。
レースとしては王道と言えるべき展開で、そのウマ娘が勝利した。
勝利したウマ娘はキザったらしく腕を広げ、スタンドに居るトレーナーにアピール。
時折高笑いも聞こえるが、それも勝利したウマ娘の個性だろう。
「何か……普通の勝ち方だったな」
「あぁ、特段スピードが優れているとか、末脚が切れている訳でもない。普通の走り方だ」
「王道と言えば王道だけど……」
だが、レースを観た若いトレーナー達の反応は芳しくない。
勝ち方があまりにも普通過ぎて、これといった印象に残らなかったのだ。
お手本のような先行。
教科書のようなスパート。
よくあるようなレース結果。
中央はおろか、地方のレースでもよく観る展開に彼らは判断をあぐねいていた。
勝ったウマ娘は強いのだろうが、あまりにも普通のレース展開だと突出した武器がないように見えてしまい、それを経験の浅い若いトレーナーらは『普通』だと切り捨てた。
現役で言えばミホノブルボンのように圧倒的な逃げ脚があるとか、ナリタタイシンのような剃刀の如く鋭い末脚がある訳でもない。
そう、新人トレーナーは判断したのだ。
「……恐ろしいウマ娘だ」
「えぇ、選抜レースの中距離2000メートルとは言え、レースが終わっても
「スタミナは別格。スパートの仕掛けどころやコース選択も最適解。レースセンスもとてもデビュー前とは思えないわね」
「覇王を自称するだけのことはあるな」
しかし中堅・ベテラントレーナーの反応は真逆。
見本とも言えるべきレース展開を終えてなお、呼吸が乱れずに余裕の表情を見せる覇王に恐怖すら覚える。
これがクラシック級やシニア級であれば常識だと切り捨てていたかもしれないが、これはデビュー前。
メイクデビューすらしていないウマ娘が基本に忠実かつ、王道──否、覇道とも言えるレース展開での堅実な勝利を収めたのだ。
中距離2000メートルで息を切らしていないとなれば、長距離にも期待がかかる。
クラシック三冠──皐月賞、日本ダービー、菊花賞も夢ではない。
かのシャドーロールの怪物、ナリタブライアンに匹敵する逸材かもしれないと、早くもその才を見抜いていた──
「だが……あの性格はなぁ…」
「気性難と言うか、オペラというか」
「相手の扱いというより、こちらの振る舞いが難しくなりそうね……」
──が、どうしても人格面で1歩引いてしまう。
レースを無事勝利で収め、トレーナーにアピールするのは良い。
多少であれば全く問題にはならない──多少であれば。
完全勝利した覇王は未だコースで高笑いと、歌劇の如くオーバーなアクションでスタンド席にアピール。
係員が近付こうとするも自分の世界に入っているのか、目もくれない。
ほとほと困り果てていたところに我らが生徒会の副会長様が現れ、『たわけっ!!』の一言と共に覇王の首根っこを掴んでズルズルとターフから去る。
おそらく女帝からお叱りを受けるのだろうと中堅以上のトレーナーは察し、叱咤が終わってからスカウトに赴こうと決めたのだった。
「トレーナーさんトレーナーさんトレーナーさんッ!! 次は''はーちゃん''のレースですよッ!! しっかりと観て下さいねッ!!」
「あー、わかったわかった。身内のレースだから興奮するのはわかるが、もう少し声量抑えてくれ。レースに集中できん」
「はいッ!! レースに集中して応援しましょうッ!!」
「オレの話聞いてたバクシンオー?」
そんなトレーナー集団から少し離れたところに1組の男女。
片やウマ娘で、片やトレーナー。
無知な者であればただの騒がしいコンビだと思ったかもしれないが、先の経験豊富なトレーナーらは彼らへと意識を向ける。
栗色のポニーテールを犬の尻尾が如くブンブン振り回し、明朗快活が服を着てウマ娘耳と尻尾を生やしたような存在。
サクラバクシンオー。
名家『サクラ家』出身であり、先代には秋の天皇賞をレコード勝ち、日本ダービー制覇など国内において『メジロ家』に匹敵するほどの記録を持っている。
そのサクラ家の中でも、何十年に1人という才覚を生まれ持ったのが、この喧しいウマ娘──サクラバクシンオーだ。
本人は先代のように天皇賞や日本ダービーといった大舞台での勝利を願ったが、生憎と距離の適性は受け継がれなかった。
だが、それを差し引いて──神速と言うべき速さを、先代以上に発揮したのだ。
距離を犠牲にしてより速く、より鋭く、より研ぎ澄まされた速度は他の追随を許さず、彼女の戦績21戦11勝──内、1400メートル以下の12戦11勝という記録からも推し量れる。
特に彼女の直近のレース──GIスプリンターズステークスについては圧巻にして圧勝、圧倒的だったことも記憶に新しい。
国際競争という国内はおろか、世界的にも最速自慢のウマ娘が集ったレースにおいて、サクラバクシンオーは伝説を作った。
4バ身差の圧勝。
これが中長距離であれば儘見る光景だろう。
だが、それを2バ身差付ければ本物と言われる短距離──純粋な速度が生きる世界で、サクラバクシンオーは驀進王の名の通り、偉業を成し遂げたのだ。
さらにレコードまで付けるという、国内はおろか世界にも最速最強の名を欲しいままにしている。
閑話休題。
そんな彼女が普段と同じか、それ以上に興奮してトレーナーを振り回す様子にベテラントレーナー達は気になった。
''はーちゃん''。
おそらく愛称であろうが、彼らが気にかけるということはそれなり──いや、かなりの逸材なのだろうと推測。
手元の出バ表にその''はーちゃん''なる人物と思しき名前を探し、発見。
サクラハヤテオー。
なるほど、とベテラントレーナーの1人は即座に納得した。
同じサクラ家の者、つまり身内が出るのであればサクラバクシンオーの興奮が収まらないのも無理はない。
次のレースは彼女に注目するかと思いかけ──手元の資料に目が止まる。
サクラハヤテオーの血縁、母になるのだが、そこに一昔前に伝説を残したウマ娘の名前があったのだ。
ノースフライト。
11戦8勝、2着2回、5着1回。
生涯のレースで掲示板を
マイル5戦5勝という完璧な戦績に加え、短距離・中距離でも安定した走りを見せたウマ娘だ。
中でも安田記念・マイルチャンピオンシップと春秋GIマイルを制覇の記録はもちろんだが、このベテラントレーナーにはあるレースが真っ先に想起された。
エリザベス女王杯。
ノースフライトは生涯最長となる2400メートルのこのレースで、マイルだけでなく中距離も走れることを証明してみせた。
結果としては2着ではあったが、表彰台に上がれるほどの実力を持っているのだと世間に知らしめたのだ。
また、その2着も驚愕に満ちたもの。
トリプルティアラ確実と言われたあるウマ娘──ベガに先着しているのだ。
本戦場がマイルであるにも関わらず、かつトリプルティアラ確実と称されたウマ娘に勝つという距離適性の広さは驚愕の一言。
そして、その娘が選抜レースに出る。
国内最強最速名家、サクラ家。
マイル女王、ノースフライト。
最速と最速を兼ねた、夢のような血統。
そんな夢のようなウマ娘が出走する──これは期待するな、という方が無理だ。
ベテラントレーナーはすぐさま双眼鏡を取り出してゲートに目を向ける。
皆一様にそわそわと落ち着きがない様子の中、ただ1人平常──否、余裕を持った表情のウマ娘が1人。
栗色のセミロングをハーフアップでまとめ、どこか高貴さを感じさせる顔立ち。
好体とも言うべき体はデビュー前とは思えぬほど鍛え上げられており、プロポーションもサクラバクシンオーに匹敵するほど。
その眼差しはターフに向けられ、迷いなく真っ直ぐを見据えている。
彼女がサクラハヤテオーかと、ベテラントレーナーが一目で理解したと同時に──
──ガコン、とゲートが開く。
つい彼女に夢中になっていたがために虚を突かれた形だが、選抜レースが始まった。
9人ウマ娘達は各々が得意な脚質で競うべく、好位に付けようとする。
先頭が1人に、それを追う先行集団。
そこからやや離れて中段に、最後方。
ベテラントレーナーが目を付けたサクラハヤテオーは先行集団の先頭、前から2番手の位置だ。
抜群のスタートを切った彼女は悠々と内側に付け、他者を先導するかのように走る。
その表情は余裕のあるそれだが、決して不真面目なものではない。
周囲の声援を受けつつも、淡々とレースは進む。
途中で先行集団、中段集団に多少の順位の入れ替わりこそあったが、それ以外は特段変化はない。
今回は1600メートルというマイルレース。
澱みなく進行するレースだが──ふとベテラントレーナーが違和感に気付く。
半分の800メートルを過ぎた辺りで、注目のサクラハヤテオーが徐々に速度を上げていた。
先行集団を引っ張っていた彼女は半バ身ほどあった差を1バ身、2バ身と段々と広げていく。
残り600メートル付近で先行集団が離されていくことに気付き──否、焦る。
このまま離されてなるものかと、眼前のサクラハヤテオーとの距離を逆に縮めていき、残り400メートル付近で何人かが彼女を交わした。
(罠だ……!!)
だが、そのレース展開を観ているベテラントレーナーは一目で理解した。
終盤のスパートの前にあえて加速することで周囲を焦らさせ、強引に
いつの間にか先行集団はおろか、中段集団、最後方のウマ娘でさえもサクラハヤテオーに迫る──どころか、追い越していた。
自ずとサクラハヤテオーは最後方に位置し、前方に全てのウマ娘を見据えると──柔和だった表情が鋭利になる。
先行く集団最終コーナーに差し掛かり、あとは直線目がけて一直線。
少し前に無理な加速をかけた所為で集団は体勢を整えられず、普段よりも外へ膨らんでしまうが、この残り距離なら関係ない。
あとはスパートをかけるだけだと各々が思い、脚に一層の力を込めた瞬間──
ゾワリ、と彼女らに悪寒が走った。
一体何が、と疑問をぶつける間もなく。
──疾風が吹いた。
外へ膨らみ、内側に風の通り道を作った。
いや、作ってしまったからこそ発生した疾風。
その疾風は並ぶ間もなく他を置き去りにし、文字通り風のように吹き荒ぶ。
中段集団、先行集団は瞬く間に抜き去られ、他より5バ身ほど先を走っていた逃げウマ娘も置いていかれる。
残り200メートルの直線。
コーナー入口では最後方だったウマ娘──サクラハヤテオーが、その名の通り疾風となって先陣を駆けていた。
その速度はデビュー前とは思えぬほどに鮮烈にして苛烈。
他者が少しでも追いつこうとギアを上げるが──届かない。
それどころかよりその差が離される。
2番手との差を5バ身、6バ身と徐々に広げていくサクラハヤテオーの姿は悠々1人旅。
末脚の強さはかのサクラバクシンオーやノースフライトに勝るとも劣らない。
圧巻にして圧倒、圧倒的。
まさに''疾風王''の名に相応しい速さ。
誰よりも早くゴール版を駆け抜け、サクラハヤテオーはスタンド席に向けて控え目に手を振る。
『はーちゃん凄かったですよぉおおおおおぉぉッ!!』と、某ダービーウマ娘と同じかそれ以上に感涙に咽び泣くサクラバクシンオー。
そんなサクラバクシンオーの涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった顔をハンカチで拭い、お鼻チーンして世話を焼くトレーナーの姿に周囲は苦笑。
だが、それと同時に彼女、サクラハヤテオーの圧勝劇に胸が熱くなった。
掲示板には堂々と1着の表示。
そして──9バ身という、2着との圧倒的な差がその結果を物語っている。
こうしてはいられない、とベテラントレーナーはおろか、新人トレーナー達は我先にとサクラハヤテオーの下へ向かう。
デビュー前にしての圧勝劇。
レースを支配する強かな作戦。
驚異的かつ圧倒的な末脚。
まさに喉から手が出るほどに欲しいウマ娘だ。
今回のマイル戦はもちろん、短距離はおろか、先代らの血統を鑑みれば中距離も走れる可能性はある。
春秋スプリント、春秋マイル──そしてトリプルティアラ。
彼女であれば多くのGI舞台で活躍し、勝利を得ることは想像に難くないだろう。
そんなことを考えながら、ベテラントレーナーの1人が彼女の下へ向かうと、そこにはやはり──というか、当然の光景が広がっていた。
「是非君をスカウトさせて欲しい!!」
「私と一緒に春秋マイルを!!」
「いや君ならスプリントでも活躍できる!! オレと一緒に多くのGIを獲ろう!!」
駆けた先に居た彼女を囲うのは多くの老若男女のトレーナー。
当然と言えば当然。あれほどのレースを見せたのだから、是非我がチームにと誘わないハズがない。
「ありがとうございます。多くの方々に求められることは光栄なことではありますが、失礼ながらわたくしは皆様のことを深く存じ上げません。後日、個別に話し合いの場を設け、そこでご理解と納得がいくまで語り合いたいと思いますので、よろしくお願い致します」
そんな当人、サクラハヤテオーは多くのスカウトに顔を綻ばせつつも、1人1人と握手を交わして連絡先を交換。
この対応も当然だろう。何せ名家サクラ家の後継者の1人にして、血縁的にも最高峰。
さらには今回の選抜レースでの圧勝──本人からすれば、今後のトゥインクルシリーズと長いようで短い期間。
その期間で苦楽と共にするパートナーを選ぶのだ。
一生に1度のことなので、それは慎重にもなる。
「後日、またよろしくお願い致します」
自分の番になった時、彼女は他のトレーナーと変わらない笑みを向けて、手を差し出した。
ウマ娘特有の整った顔立ち──所謂美少女の笑みは優しく、人懐っこそうな印象を受ける。
それでいて気立てが良いのだから、いくらウマ娘との触れ合いに慣れたトレーナーと言えど、頬が熱を帯びてしまう。
「あ、あぁ……よろしく」
はにかみながらもトレーナーは差し出された手を固く握った。
少女特有の柔らかい手の感触に戸惑いつつも、トレーナーは真っ直ぐにサクラハヤテオーの瞳を見る。
人間とは違う、桜色の花弁とも言うべき虹彩。
その名の通り、薄紅色の瞳は美しくも儚く、どこか吸い込まれるような魅力があった。
ノースフライトのここが凄い&可愛い!
・サクラバクシンオーをマイルで勝たせなかった
・体が弱く4歳デビュー。そこで9馬身差の圧勝、2戦目は8馬身差
・11戦8勝2着2回5着1回という安定した成績、マイル戦無敗
・エリザベス女王杯2着で、3着はアドマイヤベガの母馬のベガ
・ベガは牝馬三冠確実と言われ、その主騎手の武豊から「ノースフライトはベガのライバルに成り得る」と言わしめるほど
・ナリタブライアンの年度代表馬満票選出を阻止
・愛称はフーちゃん。カワイイ
・フーちゃん呼びされると近づいてくる。カワイイ
・平成名馬100選で35位
強くて可愛いノースフライトのウマ娘化はよ