個性【超人化】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

36 / 36
ヒーロー本免試験5 VSヴィラン連合特殊作戦隊

 早朝私は要塞化された会場から早々と出た

 

 ヴィラン連合の目的は私の殺害……これ以上周りを巻き込むわけにはいかない

 

 これもファミールに悪評が立たないようにと判断した結果でもある

 

 どこまでいってもファミール第一主義は変わらない

 

 変わらないが……ヒーローとして何かを犠牲にして守るって言うのは今回の襲撃で多いに学ばせて貰った

 

 今回は自身の安全を犠牲にして住民や他のヒーローを守る

 

 今までよりもヒーローっぽくなってきたかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 場所を移動し、雪崩で使えなくなった港に来た

 

 まだ雪で足場が固まっており、周辺には物が存在しない

 

 ただだだっ広いだけの場所になっていた

 

「やっぱり貴方が首謀者だよね……インパクト」

 

「わかっているのなら何も語ることは有りませんね率」

 

 私がそこを歩いているとインパクトが姿を現した

 

 インパクトだけでないエレクトロキューショニストとプロミネンスもいる

 

「サイレンスって人はやっぱり居ないか……重傷なのは本当っぽいね……マッスルフォルム」

 

「偽オールマイト……それが後継者の証ですか」

 

「さぁどうだろうね……まぁ貴様らをここで仕留める」

 

「ビッグインパクト!!」

 

「150倍! メガトンパンチ!」

 

 衝撃と拳がぶつかる

 

「ディープインパクト!!」

 

「150倍! インパクト!!」

 

 衝撃と衝撃がぶつかる

 

「成長著しいですね!」

 

 私が完全に勝っている

 

 衝撃を打ち消し有利に進めようとするがプロミネンスとエレクトロキューショニストが邪魔をする

 

「100アンペア!」

 

「ナパーム!!」

 

「なんの!! 150倍エアスラッシュ!!」

 

 デコピンの指弾による空気砲で攻撃を弾き飛ばす

 

「ツインインパクト!!」

 

 両拳から放たれる衝撃を私は

 

「スマッシュ!!」

 

 ただの拳で粉砕する

 

「電気網!」

 

「25倍ショットガン!」

 

「火炎放射!!」

 

「150倍エアスラッシュ!!」

 

「スノーフォールからのディープインパクト!! 雪崩!!」

 

「150倍……三重の極み!!」

 

 質量攻撃である雪崩を三重の極みによる衝撃波で吹き飛ばした

 

「アイスランス!!」

 

「インパクト!!」

 

 雪を固めて作ったランスを投げてきたが問題なく粉砕する

 

「このまま遠距離でチマチマやられてもお互い効果的でない」

 

「来るぞ構えろ!!」

 

「ニューフォルム……化身千手観音菩薩!!」

 

 生やした腕を観音様の形にし、巨大な観音様を作り出す

 

 私は左手のひらにちょこんと座る

 

「化身に養分が吸われて縮むか」

 

 私の姿は幼い感じになり、筋肉マッチョなマッスルフォルムも強制解除された

 

「本体を狙え!!」

 

「チャージビーム」

 

「アイスボール!!」

 

「熱線!!」

 

「観音菩薩の前では無力なり!! 1の形!! なぎ払い」

 

 私が右腕を振るうと菩薩が連動し、右腕で攻撃を払う

 

「2の形! 指潰し」

 

 私が指を差すと菩薩が指で対象を差す

 

「インパクト!!」

 

「ぐおおおお!! ツインビッグインパクト!!」

 

 指で押し潰す形だったがインパクトはギリギリ攻撃が間に合い技を跳ね返す

 

「3の形! 平手打ち」

 

 ズガガガと雪を削り取りながら高速で巨大な平手打ちが飛んで来る

 

「五指爆炎弾!!」

 

 プロミネンスが五本指から巨大な火球を出し何とか切り抜ける

 

「4の形! 手合わせ」

 

 背中に生えた別の手同士で押し潰そうとする

 

「左頼んだ! キングインパクト!!」

 

「任された!! 雷槍!!」

 

「それじゃあ足りねぇ! 火遁大噴射!!」

 

 強烈な衝撃が左側の手を押し、雷槍と更に火炎放射よりも威力の高い炎を口から吐き出し右側の手を押す

 

「このままじゃ潰されっぞ!!」

 

「スノードーム!!」

 

 雪でかまくらを作り出し押し潰す威力を軽減する

 

「逃げるぞ!!」

 

「逃がさない九十九の形!! 九十九の手」

 

 化身千手観音菩薩から生えた無数の手が無差別に襲い掛かる

 

「蓄えた衝撃で脱出する!! スノーフォール!! 蓄積した衝撃を!! アキュミレーションインパクト!!」

 

 ドゴーンと衝撃の勢いを利用し空に逃げつつ、雪の壁で私の追撃を不可能にした

 

「逃がしたか……」

 

 このフォルムの弱点は手の届く所にしか攻撃できない

 

 動けないのだ

 

 しかも九十九の手を使用すると強制的に千手観音が解除され幼い感じに縮んだ私が残されるだけだった

 

「大幅な弱体化をしてしまうか……ふん!」

 

 力むと元の姿に戻れたが気を抜くと縮んでしまう

 

「不味いな……とにかくお腹空いた……何か食べないと」

 

 民家に取り敢えず隠れる率だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方そんな事を知らないヴィラン側はお通夜の様だった

 

「必殺技を出して相手の技を防ぐことしかできませんでした……現状の我々では彼女を殺せない」

 

「もっと戦力を集めないといけませんね」

 

「死柄木の坊主の個性なら殺れるんじゃねぇか?」

 

「いや、殺る前に殺られるだろアノ威力じゃ」

 

 サイレンスとも合流し、森の中に潜伏を選択した

 

「第二のオールマイトか……成長スピードがずば抜けている」

 

「ボスがあの時殺そうとするわけだ……死柄木の成長も考えて、ヴィラン連合という組織を拡大して殺すしかない……それよりもボスの脱獄、ハイエンド脳無の量産の方に舵を切った方か良いな」

 

「窮地がターゲットを成長させている可能性が高い……やはり我々も力を蓄えるべきだな」

 

「インパクトやエレクトロキューショニストの言う通りだ! これ以上成長されるのは不味い、撤退を進言する」

 

「迎えは明日だ……それまで隠れて耐え凌ごう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 崩れかけた民家の中で一夜を過ごすと体は元に戻っていた

 

 グッと力を入れるとマッスルフォルムにもなれたので食事と睡眠が回復の鍵かもしれない

 

 個性の不思議を考えていると足音が聞こえた

 

 警戒していると見覚えの有るコスチュームが見えた

 

「エンデヴァー!!」

 

「ファミールの率か! 重要人物生存確認!!」

 

 救援に来たエンデヴァーに保護され私のヴィラン連合との戦闘はここで終了した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最終的な被害は人的被害ヒーローの15名死亡、5名がヒーローを引退しなければならない程の重傷、ヒーロー候補生は5名が死亡、15名が重軽傷、雪崩に巻き込まれた一般人5名死亡の計25名死亡

 

 物的被害は家屋全損5棟、半壊7棟、電波塔と発電所全壊だった

 

 花火島で起こったこの事件は花火島事件として大々的に報道された

 

 被害がヒーローやヒーロー候補生に集中していたこと、ヴィラン全員の取り逃がし、私が狙われた事等々

 

 オールマイトの引退により始まったエンデヴァーの時代……これに凄まじく影を落とす事となるこの事件は後のヒーロー社会全体を崩壊間近にする程の大事件の始まりでしかなかった

 

「今狙われた八雲率さんにインタビューができました! 八雲率さん何か一言お願いします」

 

「……ヴィラン連合……今回の事件で亡くなった方の仇討ちを必ず敢行する……必ずだ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファミールに入ってくれませんかホールドさん、ラッキーさん、ミチルさん」

 

 今回の事件で仲良くなった彼女らを私はファミールにスカウトした

 

「……わかった協力しよう」

 

 後のファミール内で私の部下となる3人だった




一応次回作の予定の下書きが完成したので貼っておきます

https://syosetu.org/novel/268357/1.html
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。