イナズマイレブンGORTA 雷門ルート   作:nrnr

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 心なしかネタの割合が淫夢というよりケツピンに偏りかけているのを軌道修正したいので初投稿です。
 


パート5 入部初日

 

 猫被って上級生に協調性アピールをしまくるRTA、はーじまーるよー。

 

 

 

 今回はいよいよ雷門中サッカー部への入部が決まった所から。

 今日も今日とて狩屋を起こすところからスタートです。バァン!(引き出しを勢い良く閉める音)

 

「ううううおああああああああ!!」

 

 はいおはよう。ほらさっさといくどー。

 

「おッ前! …………はぁ」

 

 着替えたら朝食です。今日も特に話すようなことはないので雑談だけしておきましょう。

 ホモくんだけ話してるのもアレですし、狩屋の学校生活について聞いたりするのもいいかもしれません。まあ聞いたところでぼっち決め込んでるのがわかるだけなんですが。

 

 朝練などの朝のイベントはありませんが、経過時間等でロスにならないことを考えると今日も予習をしておきたいため、早めにお日さま園を出ることにします。

 狩屋と瞳子に挨拶をしたらさっさと出発しましょう。決して登校時に天馬や信助なんかとかち合わないように(5敗)。

 

 登校したら昨日と同じく予習をします。モブに話しかけられるのを避けるためにも飴を舐めるのを忘れずに。……残念、今日はボーナスがもらえませんでしたね。

 とはいえ、ここでボーナスが貰えずとも、予習復習をしっかりしておけば知力の値よりも少し高いくらいの成績になったりならなかったりするので、知力がギリギリの育成……つまり補習に引っかかりかねないような育成状況ならやらないよりかはマシだと思います。まずRTAでそんな博打をするのは良くない気もしますが。

 剣城が登校してきても安定の無視でいきましょう。今日は昼間にイベントがあったりはしないため、このまま放課後まで倍速にします。

 

 放課後になりました。入部してから初めての練習の日ということもあるため、先輩方に悪いイメージを植え付けないためにも今日は早めに向かうことにします。走る必要性はありませんが、寄り道をしていると二・三年よりも遅くなってしまうため、真っ直ぐ部室へ向かいましょう。あとモタモタしてると剣城に呼び止められたりしかねません。おのれ剣城……。

 ある程度ステータスが高くなるとね、前々回みたいに必殺技を使わなくても教室の窓から飛び降りて無事着地かーらーの部室までの道のりをショートカットとかもできるんだけどね。それをやるにはかなりレベルを上げておかないといけないし、何より教師や知人に見られたら色々と言われてしまうので結果的にロスになりかねません(1敗)。良い子はちゃーんと歩いて部室に向かいましょう。

 

 はい、部室へ到着しました。万が一先に先輩方が来ていたらいけないので、一応入る時には失礼しますと一言声を出しておきましょう。中には……お、まだ天馬と信助と葵の三人だけですね。よしよし。

 

「あ、素羽!」

 

 やほやほ~。まっちゃん、西くん、改めて今日からヨロシクゥ!

 

「うん! 頑張ろうね!」

 

 葵とはまだ話してすらいないので軽く手を振る程度で大丈夫です。さて、そろそろ先輩方が来るはずなんですが……。

 

「おう、早いな!」

 

 噂をすれば何とやら、車田の声と共に先輩方が入ってきました。神童はいませんが、それ以外のメンバーは示し合わせたかのように並んで入ってきます。

 ホモくんはまだ入部したばかりのぺーぺーの身、いくら実力があったとしても彼らが先輩であることに変わりはありません。しっかりと頭を下げて、悪い印象を持たれないようにしましょう。あまり生意気なムーヴをすると好感度が下がります。

 

 そして、あと少ししたら神童が部室にやってくるため、神童が入ってくるまではその場で待機します。天馬は早速やることはないかとか聞いたりしていますが、こ↑こ↓で意欲的な姿を示しても今の雷門イレブンには大して効果はないため、ホモくんは特に何もしないでおきましょう。

 あ、神童が来ました。オッスお願いしま~す。

 

「……ああ」

 

 顔も声色も暗すぎるッピ! いや、マジこれ今日かられ、練習なんですけど、それは大丈夫なんですかね……。

 まあ言及したらロスになるので放置一択なんですが。今の神童には時間をかけるだけ無駄なので、今は天馬とあーだこーだやって精神的にマシになるのを待ちましょう。

 

 そうこうしている内に音無顧問と久遠監督もやって来て、その後に剣城が重役出勤をかましてきました。

 全員が揃ったところで、着替える前に改めて新入部員の自己紹介です。なんかマネージャーやるつもりはない上に天馬の私設応援団を名乗っている謎の先輩がいますが、とりあえずはスルーで大丈夫です。というか下手につっつくとロスになります。ましてうっかり気に入られたりした日にはロスがえらいことに!(8敗)

 

 天馬、信助が先に自己紹介して……天馬が慌てふためくシーンもありましたが、そこらへんは信助に丸投げをしておきましょう。そして信助が小学校でDFをやっていたという衝撃の事実も発覚します。お前それであの実力だったの?(辛辣)

 

 二人が終わったらホモくんの番です。とはいえ、何か特別なことを言う必要性はありません。

 宝里素羽、一年です。ポジションは皆さんご存じの通りDFでーす。オナシャス!

 

「……次」

 

 さて、ホモくんが終わったとなれば当然次は剣城なんですが……当然ながら、今の剣城が大人しく挨拶をしたりするはずもなく。

 ここで放っておくとま~たギスって車田がキレたり速水がネガったりで散々な状態になるため、神童が「次」と言った瞬間にホモくんが動きましょう。

 

「っおい!」

 

 具体的に言うと、はい、剣城を手前に引っ張ってきてぐいぐいと頭を下げさせます。このように。

 

 はーい、ちなみにコイツはホモくんと同クラの剣城京介、ポジションはFWです。

 色々と思うところはあると思いますがここはホモくんの顔に免じて怒りを抑えていただけたらと! この通り!

 

「あ、ああ……」

 

 先輩方にはドン引きされますが、これで剣城↔部員の好感度の低下が多少はカットされる他、諸々のぼそぼそした会話もカットされるため練習時間が少しではあれど増えるという、序盤では中々に有難いうま味が発生します。

 元々二・三年の好感度を積極的に稼ぐつもりはありませんし、剣城の好感度も同様なのでこういう動きをしても問題ありません。……つまりこういうことをすれば当然剣城の好感度は下がります。

 

 ほら、思いっきり手を振り払われて睨まれました。え~ん、ホモくん悲しみでどうにかなっちゃいそう(棒読み)。

 

「……次、マネージャー」

 

 さて、気を取り直して。

 

 マネージャー(自称天馬の私設応援団含む)は計三人です。前にいたマネージャーは黒の騎士団の襲来を受けて全員トンズラしたため、今後はこの三人だけでマネージャー業を回していくことになります。

 まずは天馬の幼馴染の空野葵。二年で常に持ち歩いているカメラが特徴的な神童のstk、もといファンの山菜茜。同じく二年で天馬の私設応援団を自称する瀬戸水鳥。

 全員積極的に関わることはないため、とりあえずは名前と顔を覚えておけば大丈夫です。というか、RTA的には関わったところでロスでしかないんですよね、マネージャー……。

 

 それが終わったら今度は部員の紹介です。もうご存じの方も多いかと思いますが、今一度おさらいしておきましょう。

 三年はGKの三国太一、FWの南沢篤志、DFの車田剛一、同じくDFの天城大地。二年はFWの倉間典人、DFの霧野蘭丸、MFの速水鶴正、同じくMFの浜野海士、キャプテンかつMFの神童拓人です。それ以外のいたはずの部員はマネージャーと同じく逃げ出したため、これで全員となります。つまりホモくん達一年がいなければ試合への出場すらできないってワケです。

 顧問には前作でマネージャーだった音無春奈が、そして監督にはイナズマジャパンの監督だった久遠道也が就いています。

 

 それぞれの紹介に一区切りがつくごとに挨拶をすることになるため、しっかりと大きな声でよろしくお願いしますと言っておきましょう。ついでに剣城の頭も(無理矢理)下げさせます。

 あまり剣城の好感度を下げ過ぎるとマズいのでは?と思う視聴者兄貴もいるかと思いますが、こうやってホモくんが橋渡しできそうな動きを見せておけば、いざ剣城が改心した時にギスらなくて済む確率が格段に上がるというメリットがあったりします。後はゴッドエデン関係者ということもあって初期好感度がイマイチ読めないため、わかりやすく嫌ってくれればその分好感度の調整がしやすいという思惑があったりなかったりラジバンダリ。

 

「それから、これが貴方たちのユニフォームね」

 

 そして、挨拶が終わると音無顧問から雷門イレブンのユニフォームが渡されます。なんとファーストチームのものです。

 それも当然。先程も言ったとおり、現状において残留部員だけでは試合に出ることができない人数なので、初心者の一年生だろうとファーストチームに加えざるを得ないのです。車田のようにファーストとして認めたわけではないという部員が大半ですが、そこは今後の働きで見返していくことにしましょう。

 

 ……いや、ホモくんは十分ファーストで通用する実力なんですけどね。そこ触れてたらロスになっちゃうからね、しょうがないね。

 出来るだけ会話に口を挟まず、ユニフォームを受け取ったら聞き役に徹しましょう。ちなみに剣城が渡されていないのに関してはスルーしておきます。そこ突っ込むと剣城入部時のギスギスを聞かされたりしてこれまたロスになりかねません。

 

 では、着替えてすぐに練習に向かいましょう。剣城は練習に混ざらないのでそのままの服ですが、流石にそこらへんまで世話を焼いていられない……というかむしろ混ざられた方が空気がギスギスしてまともに練習になんないよ~、となるので放置します。

 ユニフォームの背番号はホモくんはこの間の黒の騎士団戦と同じく19番、天馬は8番、信助は5番です。着替えたら外のグラウンドに向かいましょう。

 

 

 

 まずは軽いストレッチをこなして、いよいよ今日の練習です。今の雷門中サッカー部の人数が少ないこともあり、練習内容は紅白戦のみとなります。

 GKの三国をはじめとした守備側のチーム、そして攻撃側のチームに別れて試合形式での練習を行います。ユニフォームは同じ、かつビブス等での識別もしないため、うっかり敵チームにボールを渡してしまわないよう注意しましょう。

 

 今日の組み合わせはというと、攻撃側には神童・霧野・南沢・倉間・速水・信助、守備側には三国・浜野・天城・車田・天馬・ホモくんとなります。この組み合わせは久遠監督が決めるため、シュートブロックのできるDFであるホモくんはほぼ確実に守備側に回されます。初期ポジションでFWだったなら攻撃側、MFはランダムです。

 ただしGKの場合のみ、ステータスがそれなりにあれば変則的に本格的な紅白戦が行われることもあります。ステータスが足りなければDF扱いになるため、GK志望の場合はここで少しでも経験値を稼ぐために頑張って初期ポインヨが高めになるまでリセマラしましょう。

 そして当然ながら原作とは少し違う組み合わせのチームになったりもしますが、これが好感度に影響したりとかは余程のことが無い限りはないため、久遠監督の采配には大人しく従っておきます。

 

 守備ということでDFのホモくんとしては大暴れしたいところですが、この練習からは雷門イレブンの面々にも経験値が入るようになるため、あまり活躍しすぎると他のメンバーに経験値が行き渡らず実際の試合でボロボロに……なんてことになりかねません。そのため、適度に活躍しつつ、連携をするような形で他のメンバーの出番も用意するようにしましょう。

 また、この練習においては初日ということもあって南沢と三国以外は必殺技を使わないため、それも踏まえた経験値配分をチャートで組んでおくことをお勧めします。

 

 

 では、早速スタートです。剣城は横の方で見ているだけなため、いないものとして扱います。

 まずは三国が浜野にパスをするため、守備側はいかに攻撃側にボールを渡さないか、そのパス能力とドリブル能力が問われる形となります。え、それだとホモくんが【ポッピングバブル】を使わない限りクソ雑魚と化すって?

 

 yeah, yeah……(肯定)。

 

 というわけで、基本的にはボールを受け取ったら【ポッピングバブル】を使い、相手に隙が出来たら速攻で他のメンバーにボールを渡すという戦法で行きます。長くドリブルをするのではなく、パスにメインを置く感じです。ただし毎度毎度【ポッピングバブル】を使うと早々にガス欠になるため、使わずに突破できそうなら使わないようにしておきましょう。この練習でTPを使いきっちゃうとね、後で狩屋と練習する時にまともに経験値貰えなくなっちゃうからね。

 まあ、初日はそこまでボールを回されることはないので安心していいです。先輩方としては、新入部員に急に色々やれっていうのもアレだし、まずは手本を見せないとだしっていう意図があるそうな。というわけで、守備側にボールがある時はボールが回ってきたら頑張るくらいの気持ちで大丈夫です。攻撃側にボールを取られたらホモくんの本領発揮ってことで。

 

 おっと、早速ボールが回ってきましたね。今の状況なら必殺技なしでも何とかなりそうです。マークの薄い天城にパスを回し、出来るだけ早くボールを手放します。

 天馬にパスをしてもいいのですが、初心者なだけあってパスを取りこぼすこともあるため、経験値配分で問題ない程度には他のメンバーにパスを回しておいた方がいいです。天馬は黒の騎士団戦と昨日の入部テストでそれなりの経験値が入っているため、今日の練習での経験値が少なくても問題はありません。

 というか、天馬にだけパスを出すというのも中々に悪印象を持たれがちなので(1敗)。協調性があることをちゃーんとアピールしておきましょう。

 

 って、そんなこと言ってる間にボールが神童に取られてるやんけ!

 神童はキャプテンなだけあって他のメンバーより少し能力が高いため、浜野をはじめとした守備側のメンバーが彼を止められる可能性は低めです。そのため、神童にボールが渡ってしまえば、神童がシュートを打つか、神童が南沢にパスを出して南沢がシュートを打つか、南沢の代わりに倉間になるかの三択です。ただし倉間がシュートを打つ可能性は他二人と比べると低めなので、神童と南沢を警戒するのに集中した方がミスは少ないかと思われます。

 一応、神童がパスを出す場合であればパスカットをしてボールを守備側に戻すことも可能と言えば可能なのですが、そんなことするよりもシュート技を打たせてホモくんでブロックするなり三国にゴールを守らせるなりした方が双方に経験値が入ってwin-winです。無理に妨害に走るよりはゴールまで行かせた方がうま味ってわけですね。

 

 よし、南沢の方にパスが回りました。ではゴール前、シュートの軌道上に移動します。

 

ソニック──ショット!」

 

 南沢が持つ唯一の必殺技、【ソニックショット】は風属性のシュート技です。ぶっちゃけ作中でも最低クラスの威力のため、剣城の【デスソード】が防げるだけのステータスさえあれば、例え属性不利の山属性を引いていたとしても十分防げる範疇です。クリティカルを出されたとしてもほぼ防げるあたりとんでもない噛ませ臭がして、な、なんか……(こいつ)駄目だな……。

 ま、まあステータスさえ上がればそれなりの威力にはなります。ステータスさえ上がれば。現状では三国の【バーニングキャッチ】でもそれなりの確率で止められるくらいの威力ですが。

 

 というわけで、早速経験値を貰うとしましょう。【キャンディレイン】! ほい止められました。ボールは車田に渡します。

 

「くそっ、止められたか……」

「流石だな、その調子だ!」

 

 こうしてると三国が本当に良い先輩してますね。まあその印象が長続きするかと言われると、この後フィフスセクターのあれそれとか、前作と異なりGKの悲しいまでの噛ませ化もあるので……。

 

 と、とりあえず練習の続きですよ、練習の続き。

 車田から浜野にパスが渡り、そして天馬に……って見とれてる場合じゃないんですよ! オイコラァまっちゃん集中!

 

「へ? あ、うわあああっ!」

 

 よし、ギリギリで間に合いました。何とか天馬がボールを拾ったため、ボールは守備側のまま続行です。……水鳥の天馬への声援がバンバン飛んできてうるさいことこの上ないですが、一々反応していたらキリがないのでBGMだと思っておきましょう。

 天馬は早速得意のドリブルでフィールドを駆け抜けますが……まあ神童に取られます。まだ天馬への複雑な感情が解消されていないので、天馬のドリブルへの妨害率は神童がダントツです。つまり成功度が高いため、天馬がパスではなくドリブルを選んだらほぼ確実に神童に取られると思った方がいいでしょう。

 

 今度は神童が打ってくるのか、あるいは……おや、倉間にパスを出しましたね。場所も近いし、折角なのでカットしてしまいましょう。

 じゃあ次は浜野に……っと、霧野が突っ込んできたので【ポッピングバブル】でかわしておきます。

 

「うあぁッ!」

 

 よし、では今度こそ浜野にパスを出します。……と思ったら南沢に取られました。ということはまたシュートが飛んできますね。

 ですがあまりシュートブロックをしすぎると今度は三国の経験値が危ういことになってしまうため、ここは三国に出番を譲っておきましょう。ただでさえホモくんがDFなこともあって試合で三国に経験値が入りにくいため、こうして通常の練習の中で可能な限り経験値を回しておきたいところ。

 

ソニックショット!」

バーニング──キャッチ!」

 

 はい、止められました。属性相性は影響なしかつ【バーニングキャッチ】の方が少しだけ威力が上に設定されていることを踏まえれば当然ですが。

 え、なんで南沢はそんなに不遇なのかって? ………………ナオキです。

 

 さて、大体の流れは把握できたでしょうし、後は変わり映えのない練習風景になるので、ちょっと速くしていいですか~?

 イイヨー(裏声)。というわけで練習終了まで倍速にします。

 

 

 終わりました。

 経験値の方はというと……三国・神童・南沢・ホモくんが多め、他の二・三年は満遍なく、天馬と信助が少なめといった感じですね。一年コンビについては、まああえて回されでもしない限りほとんどボールに触れていなかったのでチカタナイネ。初心者とレベル低めの経験者である以上序盤は避けられないため、そういうものとしてチャートを組んであります。どうせ第一部の中盤~終盤で一気に経験値入るようになってくるので(問題)ないです。

 そしてさらっとホモくんがまたレベルを上げたため、ポインヨを耐久、器用、精神に入れておきます。それが終わったらリザルト画面を閉じましょう。

 

 練習が終わったら今日は特にイベントもなくすぐに解散となるため、パッと着替えたらパッと去ります。しつこいようですが、モタモタしていると天馬に一緒に帰らないかと誘いをかけられたりしてしまうので。

 お日さま園に着いたらすぐに荷物を置いて、部屋に狩屋がいないのでグラウンドに向かいます。……いつも通りこちらにいましたね。では早速練習に移りましょう。

 

 Here we go!(焦燥) 練習始めるぞ、あくしろよ。

 

「…………もうツッコまないからな」

 

 ネタをスルーするのはやめちくり~(挑発)。

 というのは冗談で、早く練習を始められるならそれに越したことはありません。この調子で狩屋のスルースキルを鍛えていけば後々雷門での会話もいくつかカットできる可能性が……ないです。何せ狩屋はどちらかというと弄られる側なので。悲しいなぁ。

 

 練習はいつも通りなので特に解説することはありません。瞳子が迎えに来るまでひたすらにボールの奪い合いです。

 瞳子が来たら夕飯を食べて風呂でほかり(死語)、今日は宿題が出ていたのでそれをこなした後に就寝しましょう。

 

 

 今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

 

 

「──以上が、剣城京介からの報告にあった、宝里素羽の行動記録です」

「……そうか」

 

 薄暗い、どこか不気味さすら漂わせる一室。サッカー管理組織・フィフスセクターの施設にあるその部屋は、フィフスセクターの頂点に立つ聖帝イシドシュウジのために誂えられた部屋だ。

 そして今、その室内には聖帝の他に一人の男の姿があった。

 

 数日前に黒の騎士団の監督として雷門を訪れたその男──黒木は、雷門に派遣したシード・剣城から送られてきた記録を淡々と読み上げる。しかし、その顔には隠しきれない困惑が浮かんでいた。

 

 雷門イレブンとの試合以降の、あの宝里素羽という少年の行動記録。それを逐一伝えるようにというのが、イシドシュウジから黒木に、ひいては剣城に与えられた命令の一つだった。……だが、その命令の真意がわからない。

 何故、聖帝は新たな能力者である神童拓人ではなく、この宝里素羽という少年を重視するのか。そもそも、黒木の知る情報の中に、この宝里素羽という少年に関する情報は()()()()()()()()。化身使いでありながらフィフスセクターに所属しておらず、ましてや把握すらされていない者など、本来あり得るはずがないにも関わらず、だ。

 

「聖帝、本当にこのまま監視するのみで良いのですか? いくら能力者とはいえ、明確に叛逆の意志がある以上、このまま放置するのは危険かと」

「問題ない。“あれ”にはまだ利用価値がある」

「……かしこまりました。聖帝の御意志のままに」

 

 発した問いに、しかし明確な答えは返らない。だが、これ以上踏み込んで聖帝に異を唱えるのは黒木の本意ではない。聖帝の腹心であることこそが黒木の誇りなのだ。

 きっと聖帝にはお考えがあるのだろう──そう判断してその場を去ることが、今の黒木にできる唯一のことだった。

 

 

 

 ……やがて黒木の足音が聞こえなくなり、イシドシュウジ以外の気配がなくなった部屋に静寂が満ちる。

 しかしその静寂は、他ならぬイシドシュウジが重いため息を吐いたことによって打ち破られた。

 

「…………情報操作は上手くいっている、か」

 

 何故黒木が宝里素羽を認識していなかったのか。

 その答えは単純だ。そもそも、黒木という男はフェイクの腹心でしかない。本当に重要な情報は与えられていない、いわば駒でしかない存在。そんな男がフィフスセクターの機密に触れられるはずもない。

 そしてそれは、宝里素羽という少年が、フィフスセクターにおける最重要機密であることを示していた。

 

 ──宝里素羽。かつて、フィフスセクターの中でもごく僅かな人間が存在を知る孤島、ゴッドエデンにいたシード。

 彼はフィフスセクターの“本当の”トップである千宮路大悟の養子であることもあり、ゴッドエデンに深く関わる者以外には決して知られることのない存在だった。

 

 脱走した今も尚、その生い立ちや、かつてゴッドエデンにいたことが他の者に明かされることはない。追手をかけられるでもなく、潰されるでもなく、同じくゴッドエデンにいたことでその存在を知っていた剣城に緘口令を敷いた上で行動を報告させ、把握するのみ。

 そして、その全ては千宮路大悟の命令によるもの。イシドシュウジにとってもまた、宝里素羽という少年は得体の知れない存在だった。

 

 何故脱走という形で島を離れたのか。フィフスセクターへの叛意があるのか、あるいは養父である千宮路大悟から何かしらの密命を受けた上での行動なのか。──何故、雷門イレブンの一員となることを選んだのか。

 彼の監視と緘口令を命じた千宮路大悟は、彼について何も語ることはなかった。ならば偽りの玉座に座るのみのイシドシュウジにそれを問う資格はなく、こうして状況から推理する以外に出来ることはない。

 

 少なくとも、ゴッドエデンにいた頃の宝里素羽にフィフスセクターへの叛意は見受けられなかった。教官が気に食わないという旨の発言をしていたことこそあったが、実際の訓練においての成績は極めて良好、指示にも特に反発なく従っていた。時折訓練をサボることもあったが、その場合でもゴッドエデン内の森で独自の特訓をしていたとの記録が残っている。

 記録を見れば見るほど彼がフィフスセクター側の人間である──雷門へのスパイの類いである可能性が高まるが、しかしそれにしてはバックアップが粗雑すぎる。現状、ゴッドエデン外で彼を知るシードが剣城一人である以上、他のシードに潰される可能性も無いわけではないのだ。いくら彼が優れた化身使いとはいえ、万が一が無いとは限らないのだから。

 

「……やはり意図が読めないな」

 

 元々そこまでの関係を築いていなかった以上、彼の叛意を見落としていただけだと言われればそれまでだが……本来の目的を果たすためには、最悪の想定もしておくべきなのだろうか。

 今はただ、剣城の報告を元に思考を巡らすことしかできない。霞を掴むかのような感覚に、人目がないことも相まって思わず歯噛みする。

 

「宝里素羽────一体何を考えている?」

 

 答える者のいない問いは、一人きりの部屋に反響し、そのまま空気に溶けて消えていった。

 




 
・ホモくん

 フィフスセクター内でも極秘扱いだった。ドウイウコトナノ。
 しかも養父は真意は兎も角明らかにコイツを放任しているし、マジでコイツは何なのか。


・剣城

 何度も無理矢理頭を押さえつけられた。首を痛めないといいね。
 ホモくん自身には散々な扱いをされるし、それらの行動全てを上司に報告しないといけないし、剣城が一体何をしたというのか。したな……。


・聖帝(笑)

 は……? こいつ何を考えて何を目的に動いてるんだ? 怖…………
 
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